2023年8月10日(木)
今回は東京・羽田空港へとやってきました。いよいよ世間はお盆休み、夏の旅行・帰省シーズンへと突入します。
お盆休みといえば、私も例年様々な場所へ出かけています。昨年・一昨年以上に移動への制約もなくなったこの夏、私は2泊3日の長崎旅行へ出かけてまいりました。
複数回に分けての記事となると思いますが、宜しくお願いします。
さて、長崎といえば昨年は大きな話題がありました。西九州新幹線の開業です。
2022年9月23日、武雄温泉~長崎駅間69.6キロで始まった新たなる物語。博多方面への直通運転に関してはまだ様々な課題を残しつつも、西九州エリアの街と街の距離を大いに近づけ、今や地域の観光振興に欠かせない存在です。
開業からまもなく1年の節目を迎えますが、実は9月の開業ということで西九州新幹線にとっては「はじめての夏」を迎えたことになります。これまで私も何度か長崎へは足を運んでおりますが、今回改めてしっかりと観光をし、その魅力を皆様にお届けできればと思います。
まずは空路で九州へと向かいます。今回利用するのは羽田9時20分発のスターフライヤー43便 福岡行。本当ならば羽田~長崎間を直行便で移動したかったところですが、長崎空港は就航する航空会社や便数が限られるということで、まずは福岡空港へと向かい、その先は陸路で移動することにしたいと思います。
今回も例に洩れず、スターフライヤーのお得な若者限定運賃「スターユース」にて予約。思い返せばちょうど1年前のこの日、初めて「スターユース」で北九州へと飛び立ったのでした。お盆休みに九州方面へと旅行するのは2年連続になります。
羽田~福岡間は、スターユースにて1名片道20,680円。お盆にしてはなかなか安く押さえることができたと思います。ちなみに予約したのは5月頃でしたが、既にこの便のスターユースの残席は片手で数えられるほどしかありませんでした。前後の時間帯の便では既にスターユース完売となっていたものも多数あります。
この日は使用機到着遅れの影響で、所定よりも15分ほど遅れての離陸になる見込みであると案内されました。というのも、ちょうど8月9日~10日にかけて九州を直撃した台風6号の影響で各社ともフライトスケジュールに大きな乱れが発生していたようです。私の乗るこの43便の1本前にあたる「羽田6時40分発の41便 福岡行」は台風の影響で欠航となっており、むしろ少しの遅れに留まったのは奇跡ともいえるでしょう。
スターフライヤーの機体は、ご覧いただくと分かる通り一面真っ黒なのがその最大の特徴です。JALやANAといった国内最大手の航空会社と比べると知名度はやや劣る部分がありますが、決してLCCというわけではなく、羽田~関西・山口宇部・北九州・福岡/中部~福岡の空路に限定して就航しています。
ようやく機内へと案内され、無事に着席。3+3列の革張りシートで、予想通りほぼ満席です。何と各座席前方にはモニターも完備しており、かなり贅沢な設備が整っています。
結局のところ定刻よりも30分以上遅れ、9時54分頃に機体が動き出しました。そこからものの数分でようやく離陸。しかも台風の影響で、最悪の場合は羽田へ引き返す可能性もある「条件付き運航」となる旨のアナウンスもありました。首都圏はこのように晴れておりますが、果たして福岡へは無事に着陸できるのでしょうか。
離陸直後数分の最大の見どころは、やはり東京湾周辺の街の様子です。航路により神奈川方面が見える場合や千葉方面が見える場合など様々ですが、今回はちょうど横浜みなとみらい地区の様子を空から一望することができました。ランドマークタワーやパシフィコ横浜など、主要な建物はしっかりと上空からも確認できます。また、この飛行機が雲よりも高い位置を飛んでいることも実感できます。
また、何とも運の良いことに進行方向左側では富士山を眺めることができました!
雲は若干出ているものの、これほどまでに上空からはっきりと富士山の山頂付近を確認することができた経験はあまりありません。
機内ではドリンクサービスがありますので、今回はオニオンスープを注文。
各座席にはモニターのみならず、背面テーブル・充電用USBポート・フットレストまであり、直近で利用してきた機材の中では最も贅沢かもしれません。フリーWi-Fiもあります。
眼下に見えているのは瀬戸内海、そして目の前の大きな島はおそらく淡路島でしょうか。依然として雲は出ているものの、天候としては晴れており、安定したフライトになっています。
しかしこの後、広島上空付近から次第に雲が多くなってきました。台風6号の強風域に入ったものと思われます。視界は一面真っ白となり、九州を目前にして機体の揺れも少しずつ激しくなっていきます。
雲間を抜け、やがて機体はどんどん降下をしていきます。雲の下に来てみますと、羽田周辺とはまるっきり異なる一面の曇り空となっています。見えている島は観光地としても人気の高い「相島」かと思われます。
やがて福岡市沿岸部の工場地帯を眼下に望みながら着陸へ。高度を下げる間にも期待は上下左右に激しく揺れ、ふらふらと安定しない状態であることは素人目にもはっきりと分かりました。これまで様々な飛行機を利用してきた中で最もスリリングな着陸であったことは間違いありません。
11時44分頃、ようやくターミナルビルへと到着。定刻よりも29分遅れとなりましたが、安全第一でフライトにあたってくださった機長さんをはじめ客室乗務員の皆様に感謝です。
地下鉄空港線に乗車し、博多駅へと移動してきました。小雨は降っているものの、青空も見えています。まだ台風の影響はわずかにありますが、やはり峠は越えたようです。
博多駅から徒歩10分、まずはキャナルシティ博多へとやってきました。せっかく福岡に来たので、まずはラーメンをいただこうと思います。
キャナルシティ博多の5階には「ラーメンスタジアム」というゾーンがあり、ラーメン激戦区である九州・福岡の名店を中心に7店が出店しています。ちょうどお昼時ということで、どのお店も行列ができるほどの盛況ぶりです。
王道の博多ラーメンを味わうべく、今回は「初代 秀ちゃん」さんの玉子入りラーメンを注文。こってりとしたとんこつスープは麺との相性抜群で、期待を裏切らない美味しさです。
さて、この後は陸路にていよいよ長崎方面へと移動していきますが、思いがけない展開が待ち受けておりました…!
その様子はまた次回お届けします。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。