わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

若者限定運賃を事前に予約できる! 「スターフライヤー」で北九州へ

 

2022年8月10日(水)

今回は早朝の羽田空港へとやってきました。これから久しぶりの空の旅が始まります。

今回利用する航空会社は「スターフライヤー」。羽田空港では第1ターミナル(JALの方)からの出発となります。福岡県の北九州を拠点としており、羽田発着では北九州、福岡、関西、山口宇部を結ぶ便が就航しています。

今回は羽田7:40発のSFJ73便 北九州行を利用していきます。ANAとの共同運航便だそうで、第1ターミナルでANAの文字を見るのは何だか不思議な感じがします。お盆のシーズンに差し掛かってきているということで、空席については各便とも△あるいは×の表示となっています。

スターフライヤーのチェックインカウンターは、第1ターミナル南ウイングの一番奥にあります。京急東京モノレールの駅からはやや歩きますが、スターフライヤーの便であればチェックインカウンター・手荷物預かり・保安検査場が全て1ヵ所にまとまっているので分かりやすいです。

通常であれば自動チェックイン機にてチェックインできますが、今回私は「スターユース」と呼ばれる特殊な運賃で利用するため、有人のカウンターへと向かう必要がありました。

スターユースは満12歳以上26歳未満に限り適用可能な運賃で、ANAの「スマートU25」やJALの「スカイメイト」と似ています。ただしそれらとの大きな違いとして「事前にインターネットで予約できる」という大きなメリットがあり、当日の朝にインターネット上あるいは空港で博打をする必要がありません。

お盆ということでスターフライヤーに限らずどこの航空会社も運賃は高め。私が様々な航空会社を見比べた際は、羽田→九州各地への便は概ね3万円前後が相場でした。

「いくら何でも3万はキツいな…」と思っていたところ、スターフライヤーの「スターユース」を発見。羽田~北九州便に残席があり、20,270円にて購入することができました。普段ならば2万でも悲鳴を上げるところですが、お盆でこれならば及第点といったところでしょう。

無事に保安検査を済ませ、搭乗口へ。既にこれから乗る飛行機が待機しておりました。ボーディングブリッジが繋がれているので分かりにくいですが、機体はとにかく真っ黒な塗装なのが特徴。様々な航空会社の飛行機が行き交う羽田空港においても、ひときわ異彩を放っています。

ANAとの共同運航便ということで、搭乗口のモニターには「SFJスターフライヤー)」と「ANA」のそれぞれの文字が。スターフライヤーANAどちらの公式サイトからでも予約可能ですが、タイミングや路線によってどちらから予約した方が安いかは異なるようですので注意が必要です。もちろん「スターユース」はスターフライヤーからしか購入できません。

案内が開始され、早速機内へ。3+3列の真っ黒な革張りシートで、若干の空席はあるもののかなり満席に近い状態でのフライトとなります。

各座席にはモニター、リモコン、フック、背面テーブル、USB充電ポート、ドリンクホルダー、さらに足元にフットレストが完備されています。航空機に関してはあまり明るくないので何とも言えませんが、国内線で各座席にモニターがついているのはなかなか見たことがありません。

無事に全員の搭乗が完了し、定刻よりも少し早い7:38頃に機体がゆっくりと動き出します。滑走路内を移動している間は東京の街並みが見える場面もあり、東京スカイツリーの姿がはっきりと確認できました。

7:52頃、無事に離陸! 京浜工業地帯を眼下に眺めながら、まずは東京湾へと出ていきます。

遠くの方に目をやると、富士山の頂上付近がしっかりと確認できました。遠近法を考慮してもこのスケールですから、いかに大きいかを感じずにはいられません。

しばらくすると西向きに進路を変え、横浜市内上空へと進んでいきます。眼下には先ほど離陸した羽田空港の方から、浮島・扇島・大黒ふ頭の辺りまでを一望できます。

上空からは、横浜駅周辺や日産スタジアムがはっきりと確認できます。改めて見てみても、日産スタジアムの周辺ってこんなに緑が多いんですね…。

神奈川県西部へ差し掛かると建造物は大きく減り、絵に描いたような山々に囲まれた宮ヶ瀬ダムや相模湖等を確認することができます。

険しい山脈に挟まれ、突如現れた街は恐らく長野県の飯田・伊那の辺りでしょう。この辺りでベルト着用サインが消灯されました。

スターフライヤーLCCではないので、しっかりと機内でのドリンクサービスもあります。種類はかなり豊富で、その全てを一度にして聞き取ることはできませんでしたが、無難にりんごジュースをチョイス。

しかしこれが信じられないくらい美味しかったのです…! いわゆる市販の飲料メーカーのものとは明らかに別物で、後に機内の放送で「青森県産のふじを中心に複数の品種をブレンドしたもの」と知り、思わず感動してしまいました。JR東日本の駅の自販機で取り扱っている、小さいペットボトルで1本170円するあの味だと思っていただけると分かりやすいと思います。

しばらくすると、琵琶湖の上空へとやってきました。あまりにも広いので一瞬伊勢湾かと思いましたが、それよりもさらに西まで進んできています。

やがて山陽上空へと進み、機体は陸と瀬戸内海の海岸沿い上空を飛行していきます。時速にして800kmほど出ていますので、大都会岡山も一瞬で通り過ぎてしまいます。

山口県上空を飛行していると、ベルト着用サインが再点灯。まもなく機体が降下を開始します。途中激しい揺れはほとんどなく、ベルト着用サインがついたり消えたりすることもありませんでした。

かなり高度を下げ、陸地がはっきりと見えるところまできました。おそらく見えている部分はもう北九州市門司区の辺りでしょう。

北九州市の鉄道のターミナル駅である「小倉」とは山を挟んで反対側に「北九州空港」やフェリーの「新門司港」があります。新門司港は首都圏や関西等からいくつもの航路が乗り入れており、ちょうど上空からも阪九フェリー等が確認できました。

9:10頃、無事に北九州空港へ着陸!

関西空港長崎空港のように海の上に浮かぶ空港なので、着陸直前まで眼下には海しか見えていません。「えっ海の上に不時着するの…!?」とか思っていると、着陸寸前に陸地が現れます。

というわけで、今回はスターフライヤーの羽田~北九州便をご紹介しました。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。