わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

大手でもLCCでもない”MCC”!? ソラシドエアでリーズナブルに鹿児島から羽田へ

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は、2020年10月に利用した「ソラシドエア」(鹿児島→羽田)の様子をお届けしてまいります。

もう半年以上前の記憶なので今と状況が変わっているかもしれませんが、是非参考にしていただければ幸いです。

 

2020年10月16日(金)

さて、今回は鹿児島空港にやってまいりました。これから地元へ帰るべく、航空機を利用していきます。

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市街地からはかなり離れているので注意

鹿児島といえば九州南部最大の都市といっても過言ではないと思いますが、本州方面から鹿児島に向かう際に最もよく利用されるのが航空機なのではないでしょうか。鹿児島の空の玄関口ともいえるこの鹿児島空港は、東京・名古屋・大阪をはじめ全国各地からの直行便が運行されています。ただしこの空港は鹿児島市から直線距離で20km以上離れた「霧島市」にあり、鹿児島市内からバスで40分ほどかかるので、利用される際は注意しましょう。

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完全なる最終便

時刻は19時を回り、鹿児島空港から飛び立つ飛行機も残り少なくなってきました。今回は「ミドル・コスト・キャリア(MCC)」の一つであるソラシドエア鹿児島20:50発 東京(羽田)行に搭乗していきます。出発便のディスプレイを見るとこの便が一番下に表示されており、どうやらこの日鹿児島空港から離陸する最後の飛行機のようです。

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人影まばら

国内線というと、多くの人が思い浮かべるのが「JAL」「ANA」の大手航空会社でしょう。この2社は全国各地の空港に就航しており、飛行機を利用するという時に最もスタンダードなイメージがあります。

あるいは、私のような学生等で「とにかく安く行きたい」という人はLCCを利用するかもしれません。「peach」「ジェットスター」等がこれにあたります。大手航空で提供されるサービスをとことんまで削り、コストカットを図ることで実現する格安航空会社です。

しかし、そんな大手とLCCの中間があるのを皆様はご存じでしょうか。その名も「MCC」と呼ばれる中堅航空会社で、今回利用するソラシドエアもここに属します。この他にはスカイマークスターフライヤー、AIRDOといった航空会社があり、一度は聞いたことがあると思います。中でもソラシドエアは九州を拠点に航路を展開しており、九州と他地域との行き来の際にとても便利かつリーズナブルな航空会社のようです。

今回はソラシドエア公式サイトから1週間前に予約したところ、鹿児島から羽田まで13,090円でした。この金額には座席指定や預け荷物等のサービスも含まれており、ANAJAL等ではもっと高値がつくと考えると、直前でもリーズナブルに予約できるのはMCCの強みかもしれません。

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もう営業していないらしい

チェックインカウンターには各航空会社のロゴが並びますが、ソラシドエアのカウンターに向かったところ何とANAのチェックイン機に向かうよう案内が。というのも今回利用する便はANAとの共同運航便のようで、ANAの方でチェックインできるとのことです。

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羽田まで100分

予約情報を元に、無事航空券の発券は完了。鹿児島から羽田までの所要時間は何とたったの1時間40分です。新幹線でも7時間ほどかかることを思えば、衝撃的なスピードですね(当たり前ですが)。

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うまそうだぜ

出発まで少し時間があるので、空港ビル内で夕食を食べることに。コロナの影響かこの夜遅い時間では営業しているお店がかなり限られていたのですが、無事に名物の「鶏飯」にありつくことができました。白いご飯に鶏肉や錦糸玉子、ネギ、きざみ海苔等をのせ、出汁(?)をかけて食べるようです(間違ってたらすみません)。めちゃんこ美味しかったです。

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そろそろ保安検査場を通ります

お腹も満たされたところで、そろそろ保安検査場を通ることにします。ここは鉄道ファンにとってある意味一番の鬼門ともいうべき場所で、私もこれまで度々飛行機を利用してきましたが永遠に慣れません。カバンの中の荷物をどこまで出せばいいのかいっつも迷うんですよね。

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6番ゲートで待機

保安検査場を無事に抜けて、今回利用する飛行機が離陸する6番ゲートへと向かいます。出発ロビー内では名古屋や神戸等の各方面への最終便が案内され、この時間帯でも空港は多くの人で賑やかです。

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モケットは灰色をベースに黄緑色の模様が描かれている

程なくして搭乗できる時刻となり、案内に従って機内へと進み指定された座席に着席します。外の景色が見たいと思って予約時に窓側の座席を指定したようですが、今思えば何でこんな日が沈みきった時間帯の便なのに窓側にこだわったのか謎で仕方ありません。

全ての乗客が着席し、シートベルトの着用や荷物棚の安全確認的なことも終わり、定刻より少し早く20:43頃に機体はゆっくりと動き出しました。小雨が降る夜の鹿児島空港をゆっくりと右へ左へ移動し、そしてまもなく離陸です!

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夜の鹿児島を離陸!

鹿児島空港の周辺は豊かな自然に囲まれており、市街地からはだいぶ離れています。そのため離陸直後に窓の外を見ても街の明かりはそれほど多くないのですが、これはこれで鹿児島らしいのかもしれません。海沿いや人工島・埋立地に空港を造ることはあっても、森の中にあるというのは案外珍しい気もします。

ソラシドエアの機内では、大手航空会社にあるようなサービスも概ね揃っています。ただしこの時はコロナ対策のため、毛布の貸し出しと機内販売を中止しているとのことでした。ジュースのサービスは従来通り行われていたので、口の中が乾きやすい機内でも喉に潤いを与えることができます。

ここまでの旅の疲れもあり、機内ではかなりウトウトしてしまっておりました。というのも、余談ですがこれは稚内駅から西大山駅まで「鉄道最速日本縦断」の企画を実施した日の夜なんですよね。約30時間ぶっ通しで鉄道に乗り続けたため、かなり疲労は溜まっており、明るい機内でありながらしまいにはぐっすりと眠ってしまいました。

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眼下に広がる東京の夜景

1時間ほど空を飛んだ後、窓の外を見ると東京の夜景が広がります。鹿児島空港周辺とは違い街の明かりが眩しいのがよくわかります(笑)。

まもなく機体は高度を下げ、22:07頃に羽田空港へと着陸。それから5分後には完全に機体が停止し、順次飛行機を降りていきます。夜遅くの到着だからなのかわかりませんが、今回は機体がターミナルビルからかなり離れた場所に到着したため、滑走路内をバスで移動することになっていました。それにしても予定より少し早くに羽田へ着陸できたことになります。

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京急まさかのダイヤ乱れ

というわけで今回は、鹿児島から羽田までソラシドエアで移動してきた様子をご紹介しました。就航エリアが限定される代わりに、直前でもリーズナブルに利用できるということで、遠方への移動の際には是非みなさんもMCCを検討してみてはいかがでしょうか。

ちなみに余談ですが、この後羽田空港から横浜市内へ帰るべく京急のホームへ向かったところ、ダイヤが大幅に乱れていてちょっと大変でしたとさ。おしまい。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!