2024年4月29日(月)1日目
おはようございます。本日は朝の羽田空港第1ターミナルへとやってきました。
いよいよ始まった、2024年のゴールデンウィーク。
当ブログでは2022年に「特急リレー最長片道切符の旅」、2023年に「政令指定都市を通らずに日本縦断の旅」をそれぞれ行ってきましたが、2024年は「5泊6日の北海道旅行」に出かけたいと思います!
当ブログではここ2年ほど、鉄道や公共交通機関を用いた企画の実施に力を注いできました。これらも大変好評をいただいているところではあるのですが、ここで忘れてはならないのは私が「鉄道好き」のみならず「旅行好き」でもあるということ。
今年は昨年・一昨年とは少し角度を変えて、観光をしつつ時間をたっぷりと贅沢に使う北海道内周遊の一人旅の様子をお届けしてまいります。期間は4月29日(月)~5月4日(土)ということでゴールデンウィーク真っただ中ですが、物価の高騰が叫ばれる中で一体どのくらいの費用がかかったのか等も参考までに公開しながらお届けしていけたらと思います。
まず利用するのは羽田空港8時20分発のスカイマーク705便 新千歳空港行。北海道は大きいので多数の空港がありますが、今回は行きも帰りも新千歳です。
スカイマークの航空券には様々な運賃種別がありますが、今回は「いま得」という運賃を利用。予約変更不可である代わりに「たす得」よりもさらに割安で購入することができ、今回は14,340円でした。ゴールデンウィークの日の朝の便でこの金額はかなり安い方ではないでしょうか。
ゴールデンウィークなので空港内は混雑していると踏んでだいぶ早く行ったのですが、思いのほかいつも通りといった様子で若干搭乗口前で時間を持て余しつつも、いよいよご案内が始まったのでいざ機内へ。
シートは薄いベージュ色の革張りでなめらかな触り心地です。3列掛け×2のB737-800が使用されます。
しかし案の定、やはりゴールデンウィーク。全員の搭乗が完了するとたちまち機内はほぼ満席となりました。いかにもゴールデンウィークらしい盛況ぶりです。
機体はちょうど定刻通り、8時20分に動き出し滑走路へ。
北の大地へ向け、いざ離陸!
まずは東京湾の方角に向けて高度を上げていきます。
まず眼下には、東京湾アクアラインを望みます。ちょうど道路が終わっているように見える場所が海ほたるPAで、その先川崎方面へは海底トンネルで繋がっています。
千葉市街を望みつつ、気づけばあっという間に機体は雲の上へ。ところどころ雲の隙間から地上が見える瞬間もありますが、北上していくにつれ見える陸地は山や畑ばかりで、どの辺りを飛んでいるのか目視で判断するのは困難です。
ドリンクサービスでは、茨城県産の「さしま茶」(ホット)をいただきました(蓋付きで提供されます)。一般的な緑茶と比べて香りが高く、色味も少し明るい気がします。
なおスカイマークといえば、キットカットがもらえることで有名でしたが、2024年2月限りでサービスを終了してしまったそうです。
離陸から約50分後、雲がほとんどなくなってきたので見下ろしてみると特徴的な半島の形が見えてきました。皆さんこれ分かりますか…? そう、「下北半島」です。まもなく本州を脱出…!!
そしていよいよ…北海道に突入です!!
私個人としては昨年のゴールデンウィーク以来1年ぶり、通算10回目となる渡道になります。
高度を下げる途中、やや浮遊感のようなものがありましたが総じて安定したフライトでした。
定刻よりも少し早く、9時40分頃に新千歳空港へ着陸。
今回はそこまでタイトなスケジュールでもないので、焦らずに降りていきます。
新千歳空港にやってくるとまず出迎えられるのが、このサッポロビールの広告。私はあまりビールが得意ではないので、今回の旅行中に飲む機会が果たしてあるか…と言われると微妙なところですが。
さて、いつもなら地下のJR線ホームへと向かい「快速エアポート」に乗り換えるところですが、今回はバス乗り場へとやってきました。たまには空港連絡バスで札幌市内へ出てみることにします。
北海道中央バスの運行する「エアポートライナー」です。新千歳空港内の3つの乗り場から乗車することができ、札幌市内までの途中の停留場もこまめに設置されています。
始発となるANA前(22番乗り場)を10時10分に出発し、同じ並びにあるJAL前(14番乗り場)は10時12分発。私は14番乗り場が近かったので、ここから乗車することにします。
列に並ぶ人のほとんどが訪日外国人で、日本人の姿はまばらです。
14番乗り場の次は、国際線ターミナル(84番乗り場)に停車。そこからの停留場が大変多く、一応ベタ打ちで順に羅列しておくと…南千歳駅前、高速恵庭、高速輪厚、三井アウトレットパーク入口、三里塚小学校、里塚南、清田真栄、清田団地入口、月寒東1条19丁目、札幌ドーム、地下鉄福住駅前、月寒中央通10丁目、月寒中央駅前、月寒中央通2丁目、豊平郵便局前、豊平3条10丁目、プレミアホテルTSUBAKI、南3条すすきの、大通公園、エーデルホフ札幌、ANAクラウンプラザホテル札幌、札幌駅前、道庁正門前、札幌グランドホテル、ホテルリソルトリニティ、札幌ビューホテル大通公園、札幌プリンスホテル、終点グランドメルキュール札幌大通公園の順となっています。
路線バスほどではないにしろバス停の間隔は大変短く、また札幌市内では大きなホテルを順に巡っていくことで旅行客の利便を図るようです。ただし降車ボタンが押されない場合は通過するため、そこまでのわずらわしさはありません。実際にほとんどの乗客は札幌市内中心部を目指すため、南千歳、恵庭、輪厚などでの降車は一切ありませんでした。
1時間弱の乗車にて、私は「月寒中央駅前」で降車。国道36号線上に設けられたバス停です。
#目指せ中央駅全駅踏破
— わたかわ @4/29-5/4北海道 (@e235yokoso) 2024年4月29日
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月寒中央
(札幌市営地下鉄東豊線)
札幌ドームからも程近く、国道36号線の真下にあり新千歳空港方面とも高速バスで1本です。 pic.twitter.com/IOZAk8tnxQ
こんな中途半端な(といっては失礼ですが)場所で降車した理由は、もちろん中央駅踏破のため。X(旧Twitter)にて2024年1月より実施している「#目指せ中央駅全駅踏破」もどうぞご期待ください。
月寒中央駅にて、札幌市営地下鉄が1日乗り放題になる「ドニチカキップ」(520円)を購入。土日祝および年末年始の期間のみ利用可能な1日乗車券で、平日利用可能な「地下鉄専用1日乗車券」は830円なのと比べるとだいぶ安くなっています。
一つ手前の福住駅からやってきた地下鉄東豊線に乗り込み移動していきます。
札幌の地下鉄は「ゴムタイヤ」で運行されていることでも有名で、先日はゴムタイヤのパンクの影響で運転を見合わせたことが大きなニュースとなりました。
3駅乗車し、学園前駅で下車。名前の通り駅周辺には北海学園大学や北海商科大学など学校がいくつもあります。
札幌市内および近郊で複数店舗を展開する回転寿司チェーンで、実はいくつか東京都内にも店舗を持つようではありますが、せっかくなら本場北海道で! ということで豊平店に来てみたのですが…。
何と入店時2時間待ちとのこと。時刻は11時40分頃なので、順当に行けば13時40分頃になるでしょうか。
まあゴールデンウィークの旅行というのは、往々にしてこのようなことが起こるものです。とにかくどこへ行くにも行列と待ちの時間が発生します。数年前はこれが嫌で観光に時間を割かない鉄道企画に走っていた側面もありましたが、今年はこうした待ち時間も織り込み済みで観光メインの旅行にすると決めたのですから甘んじて受け入れます(もちろん程度はありますが)。
番号札を受け取り、LINE上で順番を確認できるシステムで随時確認しつついったん店外へ。2時間もあるので、店舗周辺を散策します。
トリトン豊平店から市内中心部方面に1キロほど歩くと、豊平川に架かる豊平橋が見えてきます。橋の向こうはすすきのや大通公園などがある市内中心部です。
いきなり謎の市内散策から始まった今回の北海道旅行ですが、穏やかな川の流れに目をやるのもよいものです。
豊平橋からさらにもう1キロほど歩くと、大通公園にたどり着きました。おなじみの「さっぽろテレビ塔」はデジタル時計よりも上の部分が工事中のようですが、それ以外の塔の大部分は見えています。
上ろうかとも考えましたが、万が一自分の番号が呼ばれるまでに店舗へ戻れないと本末転倒なのでここで戻ることにしました。
ドニチカキップを持っているのですから、何も来た道を歩いて戻る必要はありません。大通駅より地下鉄東豊線の福住行に乗り込み、再び学園前駅に降り立ちます。
店舗に到着、そこからさらに待ち、受付からちょうど2時間が経過した13時40分頃…ようやく呼ばれました!!
店内はカウンター形式の席が多く、1人客は多少順番を前後して優先される場合もあるようです。
回転寿司とはいっても、昨今の社会情勢を鑑みてかレーンにお寿司が回るわけではなく、タッチパネルで注文して板前さんから直接渡してもらうシステムです。お皿の色ごとに税込で143円、187円、242円、286円、330円、385円、473円、583円…と金額が分かれており、100円寿司ではない回転寿司チェーンとしてはとりわけ高くもなく相場といったところです。
メニューには北海道産のネタが豊富で、ホッキ貝・花咲がになど普段なかなか味わえないネタも味わうことができました。総じて握りはネタが大きく、かつ厚みがあるので一口で頬張るのが難しいほどです。軍艦もたっぷりとのっていて、これは2時間待ったかいがあるというものです。
全9皿(1皿だけ写真撮り忘れました)で合計税込3,003円、ごちそうさまでした。
この後も引き続き札幌近郊観光を続けていきますが、その様子はまた次回に続きます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。