わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの現役男子大学生が全国を巡る!

ハローキティ新幹線&レールスターで博多南線を往復! その知られざる歴史とは【2019-02九州2】

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は、2019年2月に出かけた3泊4日九州旅行の第2弾記事です。

前回は1日目、東京から東海道・山陽新幹線を乗り継いで博多へとやってきました。

今回はその続き、博多駅からスタートとなります。

まだ前回の様子をご覧になっていない方は、是非以下のリンクからご覧ください!

watakawa.hatenablog.com

 

1日目 2019年2月17日(日)②

山陽新幹線の臨時「ひかりレールスター」にて、終点の博多には15:27に到着。

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近未来的な博多駅構内

博多駅は、もはや説明不要レベルの九州最大のターミナル駅です。新幹線は山陽新幹線九州新幹線の2路線で、この博多駅を跨いだ相互直通運転も行っています。また東京から乗り換えなしで来ることのできる最も遠い駅でもあり、東京~博多駅間で約5時間を要する〔のぞみ〕が高頻度で運行されています。

在来線はというと、佐賀・長崎・佐世保ハウステンボス方面や小倉・大分・宮崎方面へと向かう特急列車が頻繁に発着します。また福岡市営地下鉄空港線博多駅へと乗り入れており、福岡空港までは博多駅から地下鉄でわずか5分という抜群のアクセスを誇ります。

まだ15時台ということで、ホテルにチェックインするにはまだ早いので、今回は「博多南線」に乗車してみることにしました。

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Wikipediaより引用

みなさんは、「博多南線」という路線をご存じでしょうか。鉄道ファンの方であれば知っている、あるいは乗ったことがあるという方も少なくないと思います。これはJR西日本が運行する在来線で、博多~博多南駅間8.5kmを結ぶ1駅だけの路線です。

この路線の最大の特徴は、何といっても在来線でありながら新幹線の線路を使い、新幹線の車両を使って運行されているという点にあります。

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博多駅の新幹線ホームから発車!

博多南線は、在来線扱いで運行されているものの、実質的には新幹線であり、そして多くの列車が山陽新幹線と直通運転をしています。博多駅での博多南線の発着ホームは新幹線ホームで、乗車の際には乗車券200円の他に特定特急券100円が必要です。車両はれっきとした現役の新幹線車両ですが、運行上は在来線特急としての扱いになるので、青春18きっぷでは乗車できません。ただし特急といいながら、列車名も号数もありません。

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贅沢なスペースの使い方をする博多南線発車標

ホーム上の発車標には、時刻、行先、両数の表示に加え、「741」という謎の数字があります。博多南線には列車名も号数もありませんが、列車番号は振られているので、それを形式的にここに表示しているのです。741という数字は、新大阪発博多行で運行された〔こだま741号〕が博多駅よりそのまま博多南行へと化けることを示しています。

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ハローキティ新幹線!?!?

そして、この日の博多南線741列車は何と500系ハローキティ新幹線」での運行でした! 山陽新幹線内で「こだま」として活躍する500系新幹線の特別塗装ですが、何とこの列車も博多南線への運用に就きます。

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めっちゃピンク

博多南線内では全車普通車自由席での運行となるため、どの車両に乗ってもOKです。丸みを帯びた独特の形状の500系の側面には、ハローキティのデザインがふんだんにあしらわれています。方向幕にも列車名などはなく「博多南」と行先だけ表示してあります。

それではさっそく車内へ入っていきます!

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華やかすぎる車内

車内はというと…こちらもハローキティ一色! 窓の部分やヘッドレストの部分、また床や扉に装飾が施されています。JR西日本がかなり本気でラッピングをしたことが窺えます。号車によって装飾の程度には差があった記憶があり、これよりももう少し落ち着いた装飾の号車もあったと思います。

それでは16:11、定刻通り博多駅を出発です!

列車は高架線をゆっくりと進み、しばらく九州新幹線と同じ線路を利用して走っていきます。博多~博多南駅間の所要時間は8~10分程度で、この区間では新幹線としてのトップスピードは出しません。

車内の混雑率はというと、上の写真からもわかる通りかなり空いています。ただこれは後で気づいたのですが、博多南駅の改札口はホームの博多寄りに1ヵ所のみのため、博多南行に乗車する際は最後尾の車両が混雑します。博多南線では全列車が8両編成での運転となりますので、混雑を避けたければ博多南行は進行方向前寄りの車両へ移動するとよいでしょう。

程なくして、九州新幹線と分岐し、博多南駅に入線していきます。16:21に到着。

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博多南駅JR西日本の駅

博多南駅は1面1線の棒線駅となっていて、ホームの幅はかなり狭くなっています。一見小さい駅なのかな…? と思いがちですが、隣を見渡すとこんな光景が!

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新幹線がずら~っと並ぶ!

そこには大量の新幹線が並んでいました! ほとんどがN700Aですが、しれっと今はなき700系も混じっています。

なぜ、こんな1駅だけの中途半端な新幹線もどきがあるのか、そしてなぜ博多南駅の目の前にはこんな大量に新幹線が留置されているのか。

それには、博多南駅設置の経緯が深く関わっています。

この博多南駅のすぐ南側には、博多総合車両所という新幹線の基地があります。1975年の山陽新幹線全線開業時、博多駅から博多総合車両所までの間は旅客営業を行わない回送線として整備されました。博多駅で終点となった東海道・山陽新幹線の列車は、お客さんをすべて降ろした後、この博多総合車両所へと回送され、車両の整備を受けるという流れです。

博多駅から博多総合車両所までの9.2kmの区間は、回送とはいえ新幹線の線路もあり新幹線の車両が走っていながら、旅客営業は行っていなかったというわけです。それを見た地元住民が「回送する新幹線にのせて旅客営業をしてほしい」とJRにお願いし、博多総合車両所の近くに「博多南駅」という新駅を設置してこの博多~博多南駅間の回送線を旅客化することになったのです。

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博多南駅周辺地図(Googleマップ

博多南駅がある福岡県那珂川市(当時は那珂川町)は福岡市のベッドタウンとして急激に人口が増加していました。しかし当時のこの付近は鉄道がない陸の孤島で、路線バスで西鉄線の大橋駅などまで出てそこから列車へ乗り継ぐか、自家用車を利用するかしかありませんでした。直線距離で10kmもない移動ですが、どちらも所要時間は1時間程度を要し、とても交通の便が悪い場所だったのです。

1990年に「博多南線」として旅客営業を開始するとたちまち多くの人に利用されるようになり、博多駅までの所要時間は10分程度へと大幅に短縮。福岡市内への利便性が飛躍的に向上しました。

2011年には九州新幹線の博多~新八代駅間が開業することになります。九州新幹線の高架は博多南駅のすぐ脇も通るようになり、博多南線博多駅を出ると博多南駅到着直前まで九州新幹線と線路を共有するようになりました。

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博多南駅改札口

山陽新幹線の延長上にあることから博多南線の運行はJR西日本でしたが、「九州内の駅はJR九州が管理する」という国鉄分割民営化時の取り決めに基づき、博多南駅の管理はJR九州が行っていました。しかし2010年以降は駅の管理も含めてJR西日本が行っています。

改札口には自動改札機も設置されていますが、新幹線の駅には必ずある「発車標」が設置されていません。その代わり改札口の横にアナログなプラカードで次の列車の発車時刻が掲げられています。博多南駅を発車する列車は1日30本弱程度とそこまで多くなく、日中はおおむね1時間に1本程度なので、これで事足りるということでしょう。

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博多南駅の駅舎は結構きれいめ

駅の外に出てみると、なかなか立派な駅舎でした。駅舎というか駅ビルですかね。駅前にはバスロータリーも整備され、しっかりとターミナル駅的な様相を呈しています。

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何系のイスだろう?

駅ビルの1階には、新幹線のイスらしきものが置いてありました。既に引退した何系かの新幹線のグリーン車のイスっぽい気がしますが、何系でしょうか…? ちょっと私にはわかりませんでした。

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古くからの駅入り口はこっちかな

駅周辺をしばらくぶらぶらしながら、そろそろ時間も時間なので博多駅へと戻ることにします。帰りの列車は博多南駅17:17発の博多南線756列車。何かこんな言い方をすると戦前の長距離列車や海外の列車のような雰囲気ですが、わずか8分間の乗車です(笑)。

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本日2回目のレールスター

ホームに入ると、入線していたのは700系レールスター。図らずも本日2度目の乗車となりました。前回の記事でもご紹介した通り、先ほどは個室に乗っていましたが、今度は普通車自由席での移動となります。博多南線内でも個室は締切扱いとなり利用できません。

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ロゴかっこいい

「Rail Star」のロゴは博多南駅でも映えます。

方向幕には「博多」という表示ですが、この列車は博多駅到着後、そのまま〔こだま756号〕岡山行となります。博多南線山陽新幹線を通しで乗車することも可能だと思います。

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前方には個室も

今回は先頭車両8号車に乗車し、17:17に定刻通り博多南駅を出発。改札口から近い号車なのでそこそこ乗車率は高いですが、この車両は2+2列で、山陽新幹線内では指定席として運用されるのでとても快適です。また車両の前方には普通個室のあるゾーンが見えています。窓枠の上に空調設備があるので、かつてこの車両は喫煙車両として運用されていたのかもしれません。

快適な車内でくつろいでいると、17:25に博多駅へと到着です。300円で乗れる新幹線の旅は本当にあっという間。急いで荷物をまとめ、下車します。

こだま756号の場合、博多駅での停車時間はわずか2分間しかないため、急いで降りないとあっという間に小倉方面へ連れていかれることになります。

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無事帰還

無事、博多駅へと戻ってくることができました。

ということで今回は博多南線のご紹介でしたが、いかがだったでしょうか!

博多南線は手軽に乗れて面白い発見もある路線ですので、福岡へ行かれた際は是非チェックしてみてください~!

現在はダイヤ改正により、訪問当時と大きくダイヤが異なるようですので、みなさんも訪問される際は最新の情報にご注意ください。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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姫路始発「ひかりレールスター」の個室に乗車! 東海道・山陽新幹線を乗り継いで東京→博多の旅【2019-02九州1】

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回からは、過去の旅行を振り返るシリーズということで、2019年2月に出かけた3泊4日の九州旅行の様子を複数回に分けてお届けしていきたいと思います!

なかなか最近忙しくて旅行にも行けず、また新型コロナウイルスの影響もあってなかなか動きづらい状況が続いているので、過去の旅行記を放出するばかりになってしまって恐縮です…。

今回からのこの九州旅行のシリーズは、もう1年半ほど前のものを思い出しながら書くことになるので、正直かなり記憶が曖昧な部分もありますが、大目に見ていただければと思います!

この旅行は、大学1年生が終わる春休みに、大学の友人3人と一緒に計4人で出かけたものです!

4人のうち自分ともう一人の計2人は鉄道好きなのですが、もう2人は鉄道には全然興味がないということでしたが、半ば強制的に鉄道移動多めの旅行となりましたのでこの記事をご覧の鉄道ファンの皆様にもお楽しみいただけると思います。

旅は1日目、東京駅からスタートです!

 

1日目 2019年2月17日(日)①

1日目の朝、旅のスタートは朝の東京駅から。

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圧倒的スケールの東京駅丸の内駅舎

自分以外の3人は全員東京都民ということで、神奈川県民の私が合わせる形で東京駅に集まりました。

1日目は、まず東海道・山陽新幹線で東京から博多まで向かいます!

普通、首都圏から九州へ向かうといったらほとんどの人は飛行機を選ぶと思います。しかし今回は新幹線をチョイス。というのも、実はメンバーの中に事情があって飛行機に乗れない友人がいたのでこのような形になりました。

東京駅の丸の内駅舎内で合流し、いざ新幹線ホームへ。ちなみにJRで首都圏から九州方面に旅行する際に便利な企画乗車券はほとんどないので、今回の旅行は全行程普通乗車券で組み立てました。高くつきましたが、しかし学割が使えるので2割引でそれなりにお得にはなります。

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東京駅から東海道新幹線に乗るのは初めて

まず乗車するのは、東京8:50発の〔のぞみ103号〕広島行。乗車区間は東京から姫路まで、所要時間は約3時間となります。

東海道新幹線は今まで何度も乗ってきましたが、横浜市民である私は、いつも新横浜駅を利用するため、実は東京~新横浜駅間は今回初乗車となるのです。少しでも旅費を抑えるため、自由席を利用。始発駅なのでもちろん座れました。

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のぞみの自由席は1~3号車

8:50、定刻通り東京駅を発車。姫路までの途中停車駅は、品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪、新神戸です。

2月といえば旅行業界はオフシーズンですが、流石は日本一の大動脈東海道新幹線です。自由席は東京駅を出発した段階でかなりの乗車率で、東京駅をギリギリで乗り込んだ人はあまり席を選べないくらいの混雑。新横浜を発車すると車内はほぼ満席になりました。

列車は颯爽と静岡県を通過し(静岡県の皆様ごめんなさい)、名古屋、京都、新大阪、新神戸にいつもの通り停車。天候があまり優れず、ずっと小雨状態が続いていました。

そして、11:53に姫路駅へと到着。今日の目的地は博多ですが、まずはここで途中下車をします。

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安定のカッコよさ、N700A

姫路では「アノ」列車に乗り換えますが、それまで少し時間があるので、空き時間で姫路城へ行ってみることに。

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雨がなかなかに強い姫路

駅の外に出てみると、そこそこしっかりと雨が降っていたのですが、下手にバスを待つよりも歩いた方が早いのでは?と思い、姫路駅から姫路城までざっと1km程度歩くことに。道中は美味しそうなご飯屋さんなどもあり興味をそそられましたが、欲望に打ち勝ち歩いていきます。

そして姫路城がある姫路公園へと到着。この中には世界遺産・姫路城を始め、好古園や姫路市立動物園等見どころが満載のようで、時間があったら是非ともたっぷり見ていきたかったところです。

姫路城の入城料は大人1,000円。うーんちょっと高いですが、しかし世界遺産保護のためを思えば仕方ありません。

園内に入ると、まだ姫路城まではかなり歩きますが、しかし麓から高くそびえる天守を望むことができました!

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これがあの有名な姫路城か~

晴れていればより綺麗に見えたかもしれませんが、まぁこれでも十分立派です。教科書にも載るあの有名な姫路城を生で見ることができました。残念ながら時間の関係であまり奥へは進めなかったのですが、また時間のある時に是非訪れたいと思います。

姫路駅まで駆け足で戻り、改札内へ。姫路から博多まで、本日乗車する2本目の新幹線はこちら!

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700系ひかりレールスター

そう、本日の目玉、700系ひかりレールスターです! 山陽新幹線内のみで運行されているグレーの新幹線で、首都圏では決してお目にかかることができないため、今回博多まで新幹線で行くにあたり、あえて時間をあわせて乗ることにしました。

この新幹線は運行本数も決して多くなく、山陽新幹線内でもちゃんと運行時刻を調べてそれに合わせないとなかなか乗ることができません。しかもその運用のほとんどが各駅停車タイプの「こだま」のため、なかなか長距離乗車には向かないのです。「ひかりレールスター」という愛称で呼ばれることが多いのですが、「ひかり」の運用に入るのは朝の上りと夜遅くの下りの1日1往復程度だったかと思います(それも停車駅が多く、ほとんどこだま状態)。

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ちゃんとレールスターって表示されている!

ではなぜ、こんな明るい時間帯に博多方面へ向かう列車があるの!? と疑問に思いますよね。実は、今回乗車する姫路13:14発の〔ひかりレールスター577号〕は臨時列車なのです。しかも何と姫路始発で運行される速達タイプのひかりで、臨時〔のぞみ〕が運行されない日にほぼ同じスジで運行されていました。そのためのぞみとほぼ同じ停車駅で、岡山、広島、新下関、小倉にしか停車しません。そもそも姫路始発博多行の新幹線というのがかなり珍しいのですが、レールスターがひかり運用に入る点、さらにのぞみと遜色ないスピードで運行される点など、興味深いポイントがたくさんあります。

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方向幕は「ひかり」

現在は新型コロナウイルスの影響であまり臨時の新幹線というのは設定されない傾向にあると思いますし、そうでなくてもこの臨時ひかりレールスターは1年半も前の話なので、今後はコロナ云々関係なしに設定されることがないかもしれない、今となっては貴重な列車です(レールスターの車両自体は毎日運行されています)。

姫路始発の新幹線ということで、普段はあまり使われることのない13番線からの発車となります。ホーム上で駅弁を購入し、いざ乗り込みます!

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4人用個室!

今回乗車するのは、4人用のコンパートメント(個室)です! ひかりレールスターには現在日本の新幹線で唯一の個室が4部屋備わっており、4人で利用する際は普通車指定席×4人分と同じ価格で利用できます。つまり「個室料金」のようなものは必要ありません

個室は完全密室ではないので騒ぎすぎると外に音が漏れてしまう可能性がありますが、今回のグループ旅行のような際に知り合いどうしでおしゃべりしながら旅していくのには絶好の設備となっています。なお、このレールスター車両が「こだま」として運用される際は個室は締切となり発売されません。そのため、「ひかり」での運用が少ない現在はこの個室自体がかなり貴重なものといえます。

中央には折り畳み式の大きなテーブルがあり、照明も置いてあります。また、数は少ないですがコンセントも個室内に完備されています。形式としては「700系新幹線」なので、最近の新幹線にはあまり見ない大きな窓があるのも特徴です。

列車は定刻通り13:14に姫路駅を出発。まずは昼食とします。

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あなごめし(1,000円)

姫路駅で購入した「あなごめし」(1,000円)。有名かどうかはわかりませんが、とっても美味しく、あっという間に完食してしまいました。

食後は、友人とともにおしゃべりを楽しみます。個室といっても部屋の中に歩けるフリースペースがあるわけではないので、4人で利用すると若干窮屈な感じはありますが、しかしテーブルもあって居住性は高いです。少ない人数でも利用できるのかどうかはわかりませんが、3~4人で旅行する際は是非ともオススメしたい設備です。

岡山、広島の順で西日本の主要都市に停車していきます。あまりにも快適すぎるので途中完全に爆睡していましたが、次に気づいた時には列車は関門トンネルの中を走行していました。

そしてトンネルをでると、ついに九州へと上陸! 人生初の九州への上陸手段が、まさか新幹線の個室になるとは思ってもいませんでした。

小倉~博多駅間は思いのほか長いですが、それでも気づけば終点の博多へと到着です。姫路から2時間ちょっとで、15:27に到着。姫路から2時間ちょっとということで、所要時間・停車駅ともにほとんどのぞみと変わりません。

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博多に到着!

ということで、今回は東京から博多まで新幹線で移動、その途中に姫路から博多まではひかりレールスターの個室を利用してきましたが、いかがでしたでしょうか。

ひかりレールスターで使用されている700系新幹線は、白地に青という原色の車体はもう完全に引退してしまいましたので、現在残るのはもうこのレールスター塗装のもののみとなっています。レールスターのデビューも2000年ということでもう20年が経過しているため、そう遠くないうちに引退してしまう可能性が非常に高くなっています。

姫路始発の臨時列車として運行されることが今後あるかはわかりませんが、みなさんも機会があれば是非乗ってみてください!

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博多駅もでっかい

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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485系お座敷列車「華」が白昼の東海道を駆け抜ける! 名古屋→東京間在来線直通列車の旅

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は、2019年9月7日(土)に参加した「東海道本線485系が駆け抜ける!お座敷列車『華』で行く昼行の旅」というツアーの様子をご紹介します!

これはその名の通り、485系お座敷列車『華』を使用した団体臨時列車東海道本線の名古屋~東京駅間を1日限定で運行するというもので、クラブツーリズム主催で行われました。

もう半年以上前のことですが、当時の記憶は鮮明に残っているので、その一部始終をお届けします!

 

2019年9月7日(土)

土曜日のお昼、12:30過ぎの名古屋駅にやってきました。今回は大学の友人と2人でツアーに参加していきます。

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直前までキハ75に乗ってました

この日、実は午前中にもクラツーの別のツアーに参加しておりまして。「キハ75形で行く東海地区貨物線ツアー」というやつなんですが、これもまた機会があればいつか記事にするかもしれませんのでお楽しみに。

この貨物線ツアーのゴールが、12:30頃の名古屋駅だったのです。

名古屋駅キハ75形を降り、一度名古屋駅の外に出ます。そして、駅弁や食料を買い込み、再び名古屋駅のコンコースへ向かいます。

13:00の集合時間に合わせてコンコースの中央部分でクラツーの受付を済ませ、いったん解散した後ほどなくして再集合をし、一斉に名古屋駅有人改札からホームへと上がっていきます。

今回「華」は何と名古屋駅の1番線からの発車となります。発車予定時刻は13:52なのですが、その直前の13:46に1番線を発車していく新快速の豊橋行があるため、華の入線時刻は発車間際になりそうです。

そして、発車のわずか2~3分前に大垣方面から入線してきました!

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名古屋13:52発 団体臨時列車「華」東京行

こちらが夢にまで見たお座敷列車「華」です! JR東日本が所有する車両で、国鉄特急車両485系を改造し1997年より団体列車や臨時列車を中心に運用されています。基本的にJR東日本の運行エリアから出ることはまずないのですが、今回は何とJR東海名古屋駅からのスタートとなります!

私も以前からずっと乗りたいと思っていたのですが、それほど毎日のように頻繁に走っているわけでもなく、また季節臨時列車として一般発売される場合も全車グリーン車指定席としての発売のため、短距離でも高額なグリーン料金が設定されていてなかなか手の出ない代物でした。しかし今回は名古屋から東京までということで、ツアー料金は1人18,000円です。まぁ新幹線よりは高いわけですが、昼行の在来線で名古屋から東京まで移動できると考えれば大きな価値がありますし、決して高くは感じません。

前面だけ撮影し、急いで乗り込みます。乗り遅れたらシャレにならないですからね(笑)。

ギリギリで乗り込み、定刻通り13:52に名古屋を出発! これから7時間かけて東京へと向かうことになります。

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座席はグループ向き

車内はこのようになっていて、6人がけの掘りごたつがいくつか並んでいます。団体仕様ということで、複数の人が向い合せになって座るので、基本的に大人数で乗れば乗るほど楽しい列車です。逆に1人で乗るとかだとちょっと肩身は狭いかも…? わかりませんが。

車内は決して満席ということはなく、乗車率は半分もあったかどうかくらいだったので、広々と使えました。

写真右側の窓の下にある木の蓋のボックスは荷物がしまえるようになっています。椅子は固定されていない座椅子で、座り心地はまずまず。「グリーン車指定席の座り心地」としては特段快適なわけではないですが、どちらかというと「非日常体験をするために高額なグリーン車としての料金設定になっている」という考え方の方がわかりやすいと思います。

旅客列車・貨物列車を問わずに1日を通して非常に多くの本数が運行されている東海道本線の名古屋~東京駅間ですから、観光列車のように途中徐行運転などはなかなかできません。名古屋~東京駅間で途中ドアを開いて停車するのは東田子の浦のみ。その他は、笠寺、安城西小坂井豊橋、浜松、静岡、沼津、熱海、根府川運転停車をします。

名古屋を出ると、まず車内放送がかかります。しかしその内容は国鉄時代に運行されていた急行〔東海3号〕東京行の再現放送でした。停車駅、時刻、編成について等、まずは今回の「華」ツアーのものではなく急行東海3号のものが流れました。決して今回のツアー列車と同じスジで走っているわけではないのですが、「名古屋を出て東京に向かう在来線列車」の雰囲気を醸し出すためのサプライズ企画だったというわけです! 485系の心地よいモーター音が、急行列車の車内放送とよく合います♪(急行東海が485系で運行されたことがあるかはわかりませんが)。

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前面展望も楽しめる

列車の最前部に行ってみると、前面展望が楽しめるようになっています。ニッポンの大動脈をひた走る485系車両の前面の景色、いや~たまらんです!

少し遅めのお昼ご飯はコンビニ飯で簡単に済ませ、その後は車内でのんびりゆったり過ごします。

豊橋の手前にある西小坂井駅では、何と1番線に入線! これ、珍しいことみたいです。

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浜名湖を渡る

列車は豊橋を通り過ぎ、静岡県へと突入。車窓左側には浜名湖が見えてきました。在来線からも新幹線からも、幾度となく見ている景色ですが、お座敷列車の大きめの窓から見るのはとても新鮮です。

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でっかい茶畑が広がる菊川市を通過

静岡県菊川市付近では、車窓の両側に巨大な茶畑が広がります。いかにも静岡といった風景で、牧之原台地を駆け抜けていることを実感させてくれます。

少しウトウトしつつ、しかし快適に過ごしながら、列車はまもなく静岡駅へと到着します。座椅子なので全体重を委ねると背もたれが折れてしまいそうになりますが、掘りごたつなので程よくリラックスしながら、車内放送に耳を傾けると、鉄道唱歌のチャイムが流れてきました。そして続けて、1964年まで運行されていた特急〔第1こだま〕東京行の静岡駅到着時の再現アナウンスが!!

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隣を爆走するN700Aの姿!

それと同時に、何と東海道新幹線「こだま」が隣を爆速で通過して、静岡駅へと入線していきました! こちらではお座敷列車の車内で第1こだまのアナウンスを聞きながら、隣を新幹線こだま号が通過していく。もうカオスとしか言いようがない状況です(笑)。時空が歪んでおります。

列車は静岡駅の運転停車の後、ぐんぐんと東京駅を目指してさらに東へと進んでいきます。あいにくの曇り空だったので抜群の車窓が広がるというわけではありませんでしたが、名古屋からずっとここまでお座敷列車に乗り続けているというのは何とも不思議な感覚がしました。

長時間の乗車でも特に疲れを感じることはなく、18:02に東田子の浦駅へと到着。ここでは約15分間の停車があり、名古屋~東京駅間の行程の中で唯一ドアが開きホームに出ることができます。

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211系と211系に挟まれる485系

東田子の浦駅は2面3線の駅なので、ここで後続の熱海行を先に通すということのようです。偶然にも上下の普通列車がタイミングよく顔を揃え、JR東海の211系とJR東日本485系「華」が顔を揃えるという奇跡の光景を眺めることができました。

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「ひがしたごのうら」と485系「華」が奇跡のコラボ

もちろん団体列車なのでここでツアーを離脱するということはなく、発車前にまた車内へと戻ります。18:17に定刻通り東田子の浦駅を出発し、引き続き東京駅を目指して上っていきます。車窓がだんだんと薄暗くなってきました。

次なる運転停車は、沼津駅です。沼津駅停車中に披露された3種類目の再現アナウンスは、特急あさぎり8号新宿行でした! あさぎりといえば、現在は「特急ふじさん」に名を改めて(小田急)新宿~御殿場駅間を小田急線経由で運行されていますが、2012年までは(小田急)新宿~沼津駅間で運行されていました。今回の再現アナウンスはすべてクラブツーリズムの担当者の方が行っており、JRのライバルともいえる小田急の車内アナウンスをJRの車内で再現してしまうのは何とも驚きです(笑)。

沼津駅で「ホームライナー浜松3号」ともすれ違い、列車は丹那トンネルを抜けて熱海へと到着。ここから先はいよいよJR東日本区間となり、東京がいよいよ近づいてきたことを実感させられます。それと同時に隣のホームには上野東京ラインの黒磯行が停車しており、名古屋からここまでかなりの距離を走ってきた我々の485系とこれから何時間もかけて終点まで走る東海道線が並んでいるのを実感し、線路はどこまでも続いているんだなぁ…と実感します。

熱海駅出発後、クラブツーリズムの鉄道ツアーの仕掛人・大塚雅士氏より、今回のこのツアーの実現までの経緯のお話がありました。なんでも最初は、東京~大垣駅間を485系「華」で、大垣~米原駅間を313系の臨時列車で、そして米原から四国方面へは「サロンカーなにわ」でつなぐ、東京~四国の壮大な鉄道ツアーを計画していたのだそう。しかし複数の会社を跨ぎ、いくつもの貴重な臨時列車を仕立てるという難題は実現しえず、結果的には東京→大垣駅間のお座敷夜行と、その復路で名古屋→東京駅間のお座敷昼行列車となったのだそう。いやぁこれだけでも本当に凄い事ですよ、485系「華」に名古屋から乗る経験なんて二度とできないでしょうからね。

列車は最後の運転停車となる根府川駅へ到着。ここでは20~30分程度の少し長めの運転停車だったように記憶しています。後続の普通列車を先に通すとともに、ここでは「真っ暗ショー」なるものが行われました。根府川駅に停車している途中1分間だけ、車内の照明を完全に落として非日常感を味わうというものです。

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車内が真っ暗に!?

辺りも真っ暗で、微かに差し込むのはホームの明かりだけ。本来営業列車の車内照明を落とすということは停電でもない限りまずないので、真っ暗な車内の中に留まるというとても貴重な経験ができました。

そして根府川駅停車中には、「団体旅客乗車票」なるものも配られました。これはパッと見た感じは近距離きっぷのようなエド券なのですが、長距離の乗車券を発券した際に「東京(都区内)まで」と書かれている時の”都区内”の役割を果たしてくれるきっぷです。今回は団体旅行ということで乗客一人ひとりに「名古屋(市内)→東京(都区内)」の乗車券が発券されているわけではないので、東京駅でツアーが解散した後も、「東京都区内の任意の駅まで引き続き乗車できる」という本来保持している権利を行使できるように、このきっぷが配られます。東京駅で解散した後、この団体旅客乗車票を持っていれば東京都区内の任意の駅まで引き続き乗車できるというわけです。

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なごや満載弁当(1,080円)

すっかり夜になってしまったので、車内で夕食とします。名古屋駅でツアー開始前に購入した「なごや満載弁当」(1,080円)です。みそかつ、エビフライ、天むすなど名古屋のご当地グルメを一度に味わえる贅沢な駅弁です。いやぁとにかくすごいボリュームでしたが、どれも本当に絶品でした! 東京を目前にして、列車は神奈川県の湘南エリアでラストスパートを迎える中、改めてこの列車の始発駅である名古屋に思いを馳せることができました。

最後の運転停車となった根府川駅を出ると、終点の東京駅まで一切停車しません。サンライズ瀬戸・出雲だって横浜駅には停車しますし、湘南ライナーだって茅ヶ崎や藤沢には停車しますから、今回のような「根府川~東京駅間ノンストップ」の旅客列車は本当に貴重です。外は雨が降ってきていましたが、名古屋からはるばるやってきた我々を出迎えるかのような祝いの雨にすら見えてきます。

見慣れた街の景色を横目に、列車はいよいよ東京都へと突入。新橋駅を通過してから最後の再現アナウンスがかかり、ここでは1991年の急行東海4号東京行が新橋を通過するとかかり始める終着駅へのアナウンスでした。当時と同じタイミングで、さながら長距離急行列車の雰囲気を存分に感じながら、20:43に終着・東京駅へと到着です!

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名古屋から7時間かけて首都東京へ

東京駅では、東海道線上野東京ラインが発着する8番線に到着。ホームで列車を待つ人は珍しそうに「華」の車体を見つめます。7時間乗車し続けたお座敷列車ともここでお別れ。かなり長時間の乗車でしたが、そこまでどっとくるような疲れはありませんでした。まぁこの前日に飯田線上諏訪豊橋行に7時間乗り続けているので、それと比べたらどう考えてもこのお座敷列車の方が断然快適です。

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7時間お疲れ様でした!

485系ということで、もう床下機器は製造からかなりの年月が経っているはずです。同形式の他の車両はほとんど引退をしていますから、もうこの「華」の引退もそう遠くはないはずです。これが最初で最後の乗車となるかもしれませんが、そんな貴重な乗車機会が今回の「名古屋→東京の旅」で本当に良かったなと思います。そして何よりも、今回のツアーの実現のために動いてくださったクラブツーリズムの皆様、JR東日本JR東海の皆様、本当にありがとうございました!!

列車は到着から16分後の20:59に回送列車として品川方面に回送されていきました。

私はこの後自宅へ…帰るのではなく、ここから京急大鳥居駅へと向かいます。そして駅前の「ビーグル東京ホステル&アパートメンツ」に1泊して、翌朝一番のANAで北海道へと渡ったのでした…。

記事の時系列が前後してしまいましたが、北海道4泊5日の旅の模様は全15回のシリーズとして既に投稿しておりますので、まだご覧になっていない方は是非ご覧ください!

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話題の「Go To Travelキャンペーン」徹底解説! この夏は超お得に旅行ができる!?

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みなさんこんにちは! わたかわです。

2020年もそろそろ折り返しが近づいていますが、いかがお過ごしでしょうか。

今回は旅行記の記事ではないのですが、最近世間で話題の「Go To Travelキャンペーン」について解説していきたいと思います!

観光庁主導で行われるこの施策とは、いったいどのようなものなのでしょうか?

【注意】
本記事については、観光庁が公表した資料を元にかみ砕いて執筆しており、詳解する過程で誤った内容を含んでいる場合があります。またキャンペーン内容は変更となる場合もありますので、実際にキャンペーンを利用される際は、ご自身でも最新の情報にご注意ください。本記事は責任を負いません。

 

 

1.Go To Travelキャンペーンの基本情報

国内旅行が対象
・宿泊・日帰り旅行の2分の1を国が支援
・支援額の上限は1人1泊あたり2万円(日帰り旅行は1万円
・連泊回数の制限や利用回数の制限はなし
・支援額のうち7割旅行代金の割引に、残り3割地域共通クーポンとして付与
・開始時期は新型コロナウイルス感染拡大状況を見ながら今後決定(8月頃か?)

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概要イメージ図(観光庁資料を基に作成)

つまり一言でまとめると、「期間中何度でも国内旅行が1泊最大2万円引きになるキャンペーン」ということになります。

次以降の項目で詳しいルールを解説した後、それらをすべて踏まえて利用例をいくつかご紹介していきます。

 

2.地域共通クーポンとは

支援額の3割相当分で付与される「地域共通クーポン」とは、1枚1,000円単位で発行される商品券です。1,000円未満の端数については四捨五入となります。

利用する際はお釣りが出ない点に注意が必要です。1枚使う時は1,000円以上の買い物をすることが必須となるので、結果的には国がこの事業のために割いた予算以上のお金が観光地に落とされることになります。旅行者と観光地の双方がWIN-WINの関係になれる仕組みというわけです。

地域共通クーポンは、紙媒体電子媒体の2通りでの発行が検討されているようです。どのような場合にどちらの形式で旅行者に発行・付与されるのか、旅行者が旅行を予約する際に選択できるのか等については明らかになっていません。

なおこの地域共通クーポンは、事務局にて一括で発行し、旅行代理店等に配布されることになります。全国各地の観光地で使えるようにするため、各地域の観光協会や観光地域づくり法人(DMO)、商工会等を通じて、多くの施設・店舗の参加および登録を呼びかけるということです。

 

3.割引対象となる旅行商品

ここからは、具体的にどのような旅行の場合にGo To Travelキャンペーンの対象となるのかを見ていきます。パターンが何通りもあるので、ここでは観光庁の資料をそのまま引用して解説させていただきます。

①宿泊旅行の場合

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観光庁の資料より引用

宿泊旅行の場合は、上の写真の通りとなります。

まず、個人旅行の場合は、「旅行代理店・予約サイト経由で申込」と「宿泊施設等に直接申込」の大きく2通りがあります。つまり、「最大1人1回2万円相当の支援が受けられるのは宿泊を伴う場合のみ」ということになります。宿泊と交通機関がセットになったパックツアー等であれば、交通機関を含めツアー代金全額がキャンペーンの対象となりますが、宿泊と交通機関を個別に手配する場合、交通機関はキャンペーンの対象外となりますので注意してください。

要は、単にみどりの窓口や駅の券売機で新幹線や特急の乗車券類を購入する場合等はこのキャンペーンの対象外となります。

また、「宿泊に準ずるもの」もキャンペーンの対象となるようです。注目すべきは、この項目に「寝台列車」の文字があること。つまり、寝台特急サンライズ瀬戸・出雲〕の寝台券を旅行代理店で発券する場合は、Go To Travelキャンペーンの対象になると思われます。これに付随する乗車券の扱いについてはここではわかりかねますが、座席夜行扱いとならない夜行移動手段については原則としてこのキャンペーンの対象となると考えるとわかりやすいと思います。日本国内において夜行バスはフルフラットでの運行が法律で禁じられているため、夜行バスは例外なくすべてキャンペーンの対象外ということだと思います。またサンライズ瀬戸・出雲であっても、ノビノビ座席は普通車指定席扱いですから、旅行代理店で発券したとしてもキャンペーンの対象外でしょう。

それから、団体旅行も旅行代理店等を通して予約することで、キャンペーンの対象となります。今年は修学旅行をとりやめた学校も少なくないようですが、この恩恵に被れる学校はラッキーですね。

②日帰り旅行の場合

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観光庁の資料より引用

先ほども述べたように、日帰り旅行でも最大1人1回1万円相当の支援が受けられます。ただしこちらも旅行代理店や予約サイトを通すことが必須となり、また往復交通機関だけでなくそこに旅行先でのアクティビティや観光等がセットになったものでないとキャンペーンの対象となりません。宿泊旅行と同様、日帰り旅行でも交通機関のみの予約は原則としてキャンペーンの対象外となります。

 

4.利用例

(例1)1人1泊2食付2万円の温泉旅館に宿泊する場合
支援額→2万円×0.5=1万円(<上限2万円×1泊=2万円)…
 支援額内訳:
  
旅行代金割引×0.7=7,000円相当
  地域共通クーポン×0.3=3,000円相当
自己負担額→2万円-1万円

(例2)1人2泊3日10万円のツアーに参加する場合(往復交通費・宿泊込)
支援額→10万円×0.5=5万円だが上限は2万円×2泊=4万円のため上限分で4万円
 支援額内訳:
  旅行代金割引×0.7=2万8,000円相当
  地域共通クーポン×0.3=1万2,000円相当
自己負担額→10万円-6万円

(例3)1人日帰りで6,000円のいちご狩りバスツアーに参加する場合
支援額→6,000円×0.5=3,000円(<上限1万円)…
 支援額内訳:
  旅行代金割引×0.7=2,100円相当
  地域共通クーポン×0.3=900円→四捨五入して1,000円相当
自己負担額→6,000円-3,000円

 

 

ということで、なるべく自分なりに詳しくわかりやすく解説してみましたがいかがだったでしょうか。

実際に条件を満たした旅行商品のうち、どの程度がこのキャンペーンの対象となるのか(もしかして全部? そこまで国は予算割いていないはず)等々、まだまだわからないこともありますので、続報を待ちたいところです。

鉄道ファンの方だと、パックツアー等に参加するよりは、列車と宿をゼロベースで組み合わせて旅行の行程を作るという人の方が多いかなと思うのですが(自分もそう)、そうした方であっても、宿泊施設を前もって予約すればキャンペーンの対象となることもありそうですから、旅行好きの方なら目が離せないのでは!

私はというと、リクルート会員でIDを持っているので、じゃらんスマホアプリから宿の予約をすることが多いのですが、これもおそらくキャンペーンの対象となると思いますから、使うとしたらそういう使い方になるかなと思います。キャンペーンにより宿泊費が安くなって、なおかつリクルートポイントもたまりますからかなりお得です。

まだまだ安心して大きな旅行に出ることは難しい今日この頃ですが、いつか心置きなく旅行ができるようになる日のことを妄想してみてはいかがでしょうか!

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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予約済みのロマンスカーに乗り遅れた! 一体どうなる!? ドタバタの箱根旅最終章【2020-06箱根4】

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は、先日出かけた箱根1人旅の第4弾記事、早くも最終回となります!

旅は2日目、前回は箱根ロープウェイで終点の桃源台駅に到着していますので、今回はその続きからとなります。

↓↓↓前回の旅の様子はこちらからご覧ください!

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2020年6月17日(水)③

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湖畔の駅・桃源台に到着

大涌谷駅から乗車した箱根ロープウェイは、11:44頃に終点の桃源台駅へと到着しました。

ここまでの空の旅から一転、続いては海の旅となります! 箱根ロープウェイ桃源台駅と一体になっているのが、箱根海賊船桃源台港です。

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箱根海賊船公式HPの画像を元に作成

箱根海賊船は、箱根を象徴する大きな湖「芦ノ湖」を一周する観光遊覧船です。桃源台港から箱根町港元箱根港という2つの港に寄港してまた桃源台港まで戻ってきますが、途中の港での乗下船も可能となっています。

今回は、桃源台港から箱根町港まで乗船していきます。

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箱根ロープウェイの「桃源台駅」と一体化

箱根ロープウェイを降り、階段をいくつか下って行くと、そのまま箱根海賊船の乗り場へと到着します。もちろんこの箱根海賊船も「箱根フリーパス」のフリーエリアに含まれていますから、乗船口で券面に入鋏してもらい、いざ乗船します!

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いかついフォルム

今回私が乗船したのは、桃源台11:50発です。訪問時、新型コロナウイルスの影響で臨時ダイヤでの運航となっていましたので、みなさんも行かれる際は最新の情報にご注意ください(という盛大なフラグをたててみる)。

乗り場には、2種類の船が停泊していましたが、左側の「ビクトリー号」が11:50発となりますのでこちらに乗り込みます。

桃源台駅に到着したのがギリギリだったので若干駆け込み乗車っぽくなってしまいましたが、何とか間に合い、桃源台港を出港です!

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桃源台港を出港!

箱根町港までの所要時間は約25分。出港するとまもなく、桃源台港が遠ざかっていきます。

船内は3階建てになっており、1階と2階は窓のついた船室でゆったりと船の旅が楽しめます。3階はデッキになっており、風を浴びながら船旅を楽しめます。

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これから桃源台港に向かう船とすれ違う

たかが湖と侮るなかれ、船上からは抜群の景色を楽しめます。険しい山々に囲まれた芦ノ湖の湖上からの景色は、これが本当に神奈川県なのかと目を疑うほど。現在神奈川県内に限定しての旅行再開ということでこのように県内の魅力的なスポットを訪問していますが、自分の地元である神奈川県内にもまだ見たことのない景色があったのだと思うととても感動します。

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ホテル・別荘等がみえる

湖岸にはところどころ、リゾートホテルや別荘等が見えてきます。山がちな地形の中にあっても立派なリゾート地であるなぁと思います。

この箱根海賊船は、観光案内の放送等は行いません。船内には売店もあるようですが、基本的にはイスに座ったり景色を眺めてのんびりと過ごすような感じです。観光遊覧船ですが、芦ノ湖の南北の移動手段としても十分活用できそうです。

快適な船旅もあっという間に、箱根町港に入港していきます。

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箱根町港に到着!

箱根町港」と「元箱根港」の22つが紛らわしいですが、箱根町港元箱根港の順で寄港します。

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茶屋本陣「畔屋」

箱根町港で海賊船を下船するとすぐに見えてくるのが、茶屋本陣「畔屋」です。ここは箱根町港周辺の観光拠点となっていて、土産物屋やカフェが併設されています。箱根町港周辺の滞在時間は1時間弱の予定でしたのであまり周辺観光等はできないというつもりで、ここの2階にあるカフェ「湖紋」でお昼ご飯とします。

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本陣ハンバーグ(1,485円)

注文したのはこちらの「本陣ハンバーグ」(1,485円)。いかにもオシャレなカフェ飯って感じですよね。私はハンバーグが大好きなのですぐこれに決めました。いやぁそれにしても絶品ですよ、トロトロアツアツのハンバーグと、たっぷりかかったデミグラスソースがとってもよく合います。野菜も豊富なので健康的です。写真だと少し量が少ないようにも見えるかもしれませんが、実際はかなりボリュームのあるジューシーなハンバーグなのでお腹いっぱいになりました。(今回は食リポ頑張った)

なお、このカフェ湖紋では、箱根フリーパスで優待が受けられる施設となっていて、会計の際に提示するとお代から5%引きとなります。定価税込み1,485円の本陣ハンバーグですが、実際は1,411円で食べられました! そんなに大きな値引きではないですが、使える優待制度は使って損はないと思います。

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穏やかな芦ノ湖の湖畔

お腹も満たされたところで、箱根町港周辺を散策。芦ノ湖といえば、箱根駅伝が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。港のすぐそばには「箱根駅伝ミュージアム」がありますが、新型コロナウイルスの影響で休館していました。またそのミュージアムのすぐそばには、芦ノ湖の往路ゴール地点&復路スタート地点を示す碑が立てられています。

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箱根駅伝の往路ゴール地点

普段は何ということもない道ですが、毎年お正月にはここに大勢の人が集まり、自分と同世代のランナーが次々にゴールをし、そしてスタートしていくのです。コロナ禍ということもあって観光客は皆無でしたが、何となく一人で感動していました。

これから先はバスで箱根湯本駅に戻り、そこからロマンスカーで帰るだけです。箱根湯本駅14:07発のロマンスカー特急券は既に購入済み。

箱根町港から箱根湯本駅に戻るには、大きく2つのルートがあります。Rルートは、箱根新道を経由してほぼノンストップで箱根湯本駅へ向かう急行バスで、所要時間は約25分。それに対して、Hルート元箱根港小涌園・宮ノ下経由で箱根湯本駅方面へと向かう各停のバスで、所要時間は約45分。今回特に箱根町港から箱根湯本駅までの間で観光する予定も特になかったので、まっすぐRルートの急行バスで駅まで戻ることにしていました。

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箱根登山バス公式HPの路線図を元に作成

事前に立てた計画では、箱根町港13:13発のRルートのバスがあるということで、これなら箱根湯本駅には13:39に着けます。全く問題なく、14:07発のロマンスカーに間に合う…はずでした。

箱根町港」バス停の乗り場は大きく2つに分かれており、RルートとHルートのバスは異なる乗り場から発車していきます。余裕をもって箱根町港バス停に戻ってきたので、急行バスの乗り場へ行きました。

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あれ…? バスが無い…?

しかしここで異変に気づきます。時刻表には、13:13発の急行バスなどないのです。急行バスは直近でも15:33発。「あれぇ~おかしいぞ…?」と思いながら、隣の乗り場にはバスが停車していたので、運転手さんに聞いてみました。

私「13:13発の急行バスに乗りたいんですが、これって急行バスですか?」

運「違いますよ~急行の乗り場はあっち(自分がさっきまでいた方を指さしながら)」

私「そうですよね~ありがとうございます」

そうして自分の目の前で、13:10発の各停バスが発車していったのです。

自分でもよく意味がわからず混乱し、とっさに畔屋の1階に併設されたバスの案内所に向かい、確認を取ることに。

私「13:13の湯本駅行急行バスに乗りたいんですけど…」

案「あーそれちょっと古い時刻ですね。6月1日から時刻が変わってるんですよ。急行バスは15:33までないですね。」

私「湯本駅から14:07発のロマンスカーに乗りたいんですけど、一番早く湯本駅まで行けるバスって何時のバスですかね?」

案「この、15:35ってやつですね。順調にいけば45分くらい。14:07発には間に合わないと思いますよ。1本前の13:10ってやつなら間に合ったかもしれませんが」

なにいいいいいぃぃぃぃ!?!?!?!?!?!?

急行バスがないだとぉぉぉぉぉぉ!?!?!?!?

私の頭の中は真っ白になりました。どうやら、新型コロナウイルスの影響で、6月1日より箱根登山バスの時刻が変更になっていたようなんです。しかし、私がいつも使用しているYahoo!の乗り換え検索アプリではこの6月1日以降の変更後のダイヤが反映されていなかったため、実現不可能な行程を組んでしまったというわけです。

この時点で、箱根湯本14:07発のロマンスカーに間に合わないことが確定。事前に購入しておいた箱根湯本から海老名までの720円の特急券は紙くずになりました箱根海賊船でのフラグ回収完了です。

とりあえず、次に箱根湯本駅まで最も早く行けるバスが、13:35発のHルートのバスとのことなので、箱根町港バス停でそれを待つことにします。急に20分ほどの時間が空いたのでもう少し周辺を散策することもできるのですが、絶対に乗り遅れたくないという思いから、頑なにバスの乗り場から動きませんでした。屋根があるとはいえ、晴れていて暑かったです(そりゃそう)。

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とんでもないことになってしまった

ほどなくして、13:35発のHルート小田原駅行のバスがやってきたので、これに乗り込みます。車内はなかなかの乗車率。

バスは定刻通り発車し、芦ノ湖の湖岸に沿って走っていきます。元箱根港小涌園、宮ノ下等、この辺りに集結する観光地も本当は立ち寄りたかったですが無慈悲にも通過していきます。せめて急行バスに乗れていたならこの景色を見ることはなかったのに…。

まさかこんなことになるとは…と思いながら、この後の行程を考えます。14:07発のロマンスカー特急券が紙くずになってしまったのはもう仕方がないとして、後続の普通列車で小田原まで出て、そこから小田急小田原線快速急行を利用するか。はたまた、後続のロマンスカー特急券を新たに買い直すか。結論が出ないまま、14:20頃に箱根湯本駅へと到着しました。

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先発は14:26発のロマンスカーだがさてどうする?

箱根湯本駅の発車標を見ると、先発は14:26発のロマンスカーがあるようでした。そしてその後で14:34発の普通列車となっているようです。

これほど急いで帰宅しようとしているのには実はわけがあって、夕方から夜にかけてZoomを利用した大学のオンラインゼミやその下準備があるのです。なので時間に遅れることはできません。

14:26発のロマンスカーは、どうやら海老名には停車しないようでした。私が所持している箱根フリーパスは海老名で相鉄線に乗り換え横浜へと向かうルートなので、これに乗車する場合は本厚木までの特急券を買い、本厚木~海老名駅間は普通列車での移動となります(たいした距離じゃありませんが)。

当然ですが、箱根湯本駅特急券窓口の方に確認したところ、14:07発の特急券は発車後なので払い戻しや乗車変更はできず。そして14:26の特急券を買う場合でも、発車5分前を切ったので窓口での発売は終了し、あとはホーム上の券売機のみでの発売とのこと。

どのようにして帰ろうか迷いましたが、ここまでのドタバタ劇の疲れがどっと襲ってきて、720円の追加投資など惜しくもなくなり、後続の特急券を改めて購入して14:26発のロマンスカーに乗車することにしました

急いで箱根フリーパスを改札に通し、ホームへ向かうとそこには既にEXEが停車中。ホーム上の特急券券売機で慌てながら特急券を購入し、近くの乗車口から乗り込みました。

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箱根湯本14:26発 特急〔はこね22号〕新宿行

箱根湯本14:26発の特急〔はこね22号〕新宿行は、定刻通り箱根湯本駅を発車。6両編成のEXEが使用されています。先頭6号車の乗客は、箱根湯本駅を出発した時点で自分一人だけでした。

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ソーシャルディスタンスの極み

「EXE」の愛称で親しまれる30000形特急車両は、1996年にデビューした、現在運行されているロマンスカーで最も古い車両です。最近ではリニューアルされた「EXEα」というのもありますが、今回はオリジナルの方に当たりました。

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びっくりするくらい倒れないシート

最も驚いたのは、座席のリクライニング角度。写真の窓側の、ちょうどきっぷが窓枠に置いてある席が私の席なのでここだけ座席を倒しているのですが、ほとんど傾きません。5cmも変わらないくらいなんですよ。これはリクライニングの機能がないも同然でびっくりしました。EXEは個人的に、休みの日の箱根旅というよりも平日の通勤客を運ぶホームウェイ号としての印象が強いです。

小田原までの20分弱くらいは空気輸送でしたが、小田原からは徐々に人が増えてきました。この列車は小田原を出ると、秦野、本厚木…と停車していきます。快速急行や急行だとこの区間はほとんど各駅停車になってしまうので、この県西の区間で飛ばしてくれるのはありがたいです。

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共存しえない2枚の特急券

箱根湯本を出てから1時間弱で、定刻通り15:17に本厚木に到着。スマホの充電もほぼゼロパーセントになったので、まっすぐ各駅停車に乗り換え海老名へ、そして相鉄の急行で横浜へと戻り、今回の旅は終了です。

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本厚木で下車

 

改めて、いろいろとハプニングのあった箱根1泊2日1人旅でしたが、お楽しみいただけたでしょうか。

新型コロナウイルスの影響で県境を跨ぐ移動の自粛が促されている中で、例え県内であってもこのように観光地へ行って旅行をするということに対しては、あまり好ましくないと考える方もいらっしゃることでしょう。そうしたご批判は真摯に受け止めます(今のところいただいていないですが)。

しかし、5月25日をもって緊急事態宣言が解除され、県内に制限して観光を徐々に再開していきましょうという日本政府の方針も示されている以上、「県境を跨ぐことができない」ことを「移動の制限」と捉えるのではなく、逆に「自分の地元の都道府県の魅力を再発見するチャンス」だと思っています。コロナ禍前は日本全国あちらこちらへ出かけていて、自分の地元である神奈川県の旅行をする機会というのは今までなかなかありませんでしたが、これを機に、今世の中でも叫ばれている「マイクロツーリズム」を実践してみてはいかがでしょうか!

なお繰り返しのお知らせになりますが、私の旅行再開方針としては、6月1日~7月9日の間は神奈川県内に限定して旅行を再開させていただいております。政府の発表にて、6月19日より県境を跨ぐ移動の制限が緩和されてはいますが、私の方針としては少し厳しめにして趣味目的での県境越えの解禁日を7月10日とさせていただいております。詳しくはこちらをご覧ください。

長くなりましたが、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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スリル満点! 箱根ロープウェイで大涌谷・桃源台への空の旅【2020-06箱根3】

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は、先日出かけた箱根1人旅の第3弾記事となります。

箱根旅は2日目、前回は箱根登山ケーブルカーに乗車して強羅から早雲山へと移動してきましたので、今回はその続きとなります。

↓↓↓前回の記事は、こちらからもご覧いただけます!

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2020年6月17日(水)②

早雲山駅から続いて乗車するのは、箱根ロープウェイです。

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箱根ロープウェイ公式HPより引用

箱根ロープウェイは、早雲山~桃源台駅間を結んでいて、途中の大涌谷駅で必ず乗り換えが必要になります。もちろん箱根フリーパスで乗車可能で、小田急小田原線新宿駅から通しでの駅ナンバリングが振られています。地図で見ると、前回ご紹介した「箱根登山ケーブルカー」からそのまま延長線上にあるように見えますが、ケーブルカーとロープウェイは全く異なる乗り物ですので線路は繋がっていません。というかロープウェイに線路はありません。

それではまず、早雲山駅から1本目のロープウェイに乗車していきます!

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次々にゴンドラがやってくる

改札口で箱根フリーパスに入鋏してもらい、その先へ進むと、箱根ロープウェイの乗り場となります。定員18名のゴンドラが次々にやってくるので、前の人から順に乗り込んでいきます。鉄道やケーブルカーと異なりロープウェイに運行ダイヤはありません。ただ乗り換え検索アプリや公式HPを見ると、便宜上「1分間隔での運転」となっています。

現在は新型コロナウイルスの影響で、18人乗りのゴンドラを満員にして運ぶのではなく、1台あたり最大10人程度で稼働させているという張り紙がしてありました。ただ、私が行った時は平日ということもあり空いていたので、何と1グループで1台貸切サービス中でした! つまり、私は1人旅なので1人でゴンドラ1台を貸し切らせてもらえたのです!(これは私がお願いしてそうしてもらったとかではなく、ロープウェイの係員さんの指示でそうしているだけなので悪しからず)

また、観覧車等とは異なり、乗車する際にはゴンドラがいったん完全に停止するようになっていますので、落ち着いて乗り込むことができます。

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貸切ゴンドラからの贅沢な眺め

早雲山駅を出発すると、ゴンドラはぐんぐんと高度を上げていきます。早雲山駅から大涌谷駅までは所要時間約8分、ほとんどずっと上りの区間が続きます。自分一人だけとはいえあまりゴンドラの中でバタバタと動き回るのはよくないと思いますが、前を見て後ろも見て横も見て、と360度の贅沢な大パノラマの景色を独り占めすることができてとっても楽しいです! 特に観光シーズンなど、こんな贅沢はまずできることではないでしょう。

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観光ポスターになりそうな景色

前方に目をやると、深い緑色の山の際をなめらかに進んでいく様子がよくわかります。スキー場のリフトやゴンドラ等と同じように、この箱根ロープウェイ早雲山駅大涌谷駅の間をひたすら反時計回りで往復するようになっています。

楽しかった空中散歩もつかの間、もうすぐ大涌谷駅に到着していきます。

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噴火口スレスレを通る!

大涌谷駅到着直前、眼下に大涌谷の噴火口が広がります! 溢れんばかりの硫黄の臭いとともに、辺りにはモクモクと煙が立ち込めています。「こんな噴火口のすぐ真上を通るのか!」と驚きました。これは見ていて圧巻です!

そうして大涌谷駅に到着です。

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駅を出るとすぐ大パノラマ

大涌谷駅は、この先の桃源台方面へ向かうロープウェイへの乗り継ぎ駅であると同時に、駅舎内にはおみやげ物屋さんなんかも併設されています。

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むき出しの山肌

改めて、ロープウェイの中から見た景色を実際にじっくり見てみます。柵の前まで来て眺めてみると、より硫黄の臭いが強く、むき出しの山肌から勢いよく煙が立ち上っている様がよくわかります。

この大涌谷の独特の地形は、約3000年前から繰り返し発生してきた噴火により形づくられました。最近では2015年にも新たな噴火口ができたようで、活発な火山活動が繰り返されています。

19世紀末に明治天皇がこの地を訪ねて以降、この周辺一帯が「大涌谷」と名付けられ、箱根の一大観光スポットとして発展してきました。

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大涌谷周辺

噴火口付近には、いくつか見どころも。「大涌谷くろたまご館&箱根ジオミュージアム」に行ってみました。新型コロナ対策として、建物内に入る際は入口に置いてあるアルコールで手の消毒を欠かしません。

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情報量の暴力

箱根ジオミュージアム」は、箱根エリア一帯の火山活動やそこから誕生した温泉・観光産業等について紹介している展示施設です。入館料は何と100円と激安なのですが、限られたスペースに所狭しと解説文や展示物が並びます。あまり時間がなかったのでじっくりとは見れませんでしたが、確実に入館料以上の価値がある施設だと思います。今度また時間のある時にじっくり見てみようと思います。

大涌谷くろたまご館」には、お土産物屋さんの他、レストラン等も入っているようですが、現在は新型コロナの影響で規模を縮小して営業しているようでした。

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「黒チョコソフト」(400円)

大涌谷といえば名物の「くろたまご」ですが、5個セットでのみ販売しているということで、1人旅の私にはちょっと向かないなと思い断念。代わりに黒い玉子ではなく黒いソフトクリームを買いました。

溶岩をイメージしたと思われる黒いブロックチョコが2つ載っていて、とても甘くて美味しいです! まぁまぁ値段は張りますが、これからの季節は屋外でソフトクリームを食べることほど幸せなことはないでしょう。

このソフトクリームが思いのほかビッグサイズで、食べるのに苦戦しているうちに時間がなくなってしまい、惜しくもこの先の「自然遊歩道」的なのを見に行く時間がなくなってしまいましたがまぁそれはまたの機会の楽しみにとっておきます。

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大涌谷から桃源台方面へ

大涌谷駅に戻り、続いては桃源台方面に向かう箱根ロープウェイに乗車していきます。こちらも乗車の流れは基本的に先ほどの1本目のロープウェイと同じで、またも私一人でゴンドラを貸し切ることができました。

大涌谷駅を出ると、このロープウェイは途中姥子駅を経由して、終点の桃源台駅までは約16分間で到着します。大涌谷→桃源台は山を下る区間が大部分を占めますので、先ほどとは異なる前面展望を楽しむことができます。まぁ貸し切りなので前面も後面も気兼ねなく楽しめるんですけどね!(笑)

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芦ノ湖が見えてきた!

この区間の楽しみといえば、何といっても芦ノ湖の景色。終点の桃源台駅芦ノ湖のすぐほとりにあるので、前面展望では山々に囲まれた芦ノ湖雄大な眺めを楽しむことができます。1本目のロープウェイよりも窓のくすみが少し激しいですがまぁよしとします。

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姥子駅に到着

大涌谷駅を出てから約8分で、姥子駅へと入線(?)します。ゴンドラのドアは一度開きますが、ここで降りない場合はそのまま乗り続けることができます。しばらくするとまたドアが閉まります。

姥子駅を出発した後は、下り坂も緩やかになってきます。

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桃源台駅に到着!

そうして、姥子駅からさらに8分で終点の桃源台駅に到着です!

早雲山駅からここまで合計約24分間の空の旅でしたが、もしロープウェイの乗車券を大涌谷駅で分割して買うと早雲山→大涌谷→桃源台で何と2,060円もするのです!( ゚Д゚) これは箱根フリーパスを買った方が断然お得。前回ご紹介したケーブルカーや、今回のロープウェイは、適宜途中下車しながら観光しつつ…というのもとても楽しい使い方だと思います!

 

次回は、ここ桃源台から箱根海賊船に乗った様子をご紹介します!

ケーブルカーで陸の旅、ロープウェイで空の旅ときたら、あと1つやっぱり海の旅も欠かせないですよね。(芦ノなので海ではないですが。)

箱根の陸海空を効率よく制覇してきましたので、次回の記事も是非ご期待ください!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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面白すぎる! 「箱根登山ケーブルカー」で10分間の山登りの旅【2020-06箱根2】

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は、先日出かけた箱根1泊2日1人旅の第2弾記事となります!

まだ前回の記事をご覧になっていない方は、そちらもご覧ください!

watakawa.hatenablog.com

 

2020年6月17日(水)①

川涌の湯 マウントビュー箱根」にて迎えた2日目の朝。

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朝食もこれまた贅沢の極み

宿での朝食も、これまた大変豪華です。信じられないような品数で、これでお腹が満たされないわけがありません。しかもその一つひとつがとっても美味しい~! 普段の食パンをかじるだけの朝とはわけがちがいます(食パンはとても美味しいです)。

食後は部屋で荷物をまとめ、チェックアウト。内湯が故障していたお詫びとして、フロントで桐の箱に入ったお菓子までいただいてしまいました。いやぁ何から何まで本当にありがとうございます。また是非泊まりに来たいと思います。

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仙石バス停から乗車

さて、箱根旅2日目のスタートです。今回はかなり時間が限られているのですが、箱根フリーパスで楽しめる様々な乗り物を次々に乗り継ぎながら、箱根エリアをぐるっと一周していきます!

まずは、「仙石」バス停から9:37発の箱根登山バス・天悠行に乗り込み、強羅駅へ。仙石方面から強羅駅へは2通りのルートがあるようですが、短いルートの方に乗れたので強羅駅まではわずか13分の距離です。

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明るい天窓

バスの乗客は自分1人だけでしたが、天窓のついた明るいバスでとても楽しめました。

強羅駅は幹線道路から1本脇道に逸れた先にあるようなのですが、これが驚くべき急坂でして。歩くのも大変そうな壁のように立ちはだかる急な登り坂を、バスはスイスイ登っていきます。これは本当に驚きました。

そうして、9:50に強羅駅へと到着。箱根登山バスはここで下車します。

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大きな三角屋根がトレードマークの強羅駅

小田原から箱根湯本を経由してのびる箱根登山鉄道の終点でもあるこの強羅駅ですが、前回のブログでも少し述べた通り、箱根湯本~強羅駅間は現在昨年の台風19号の影響で不通となっており、バスによる代行輸送が行われています。今度の7月をめどに運転再開をする予定のようですので、復旧したらまた乗ってみたいです!

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強羅駅構内の仮設歩行者通路からは箱根登山鉄道の車両をいくつも見渡せる

そして、箱根登山鉄道と並んでこの強羅駅にもう一つ乗り入れる鉄道が、箱根登山ケーブルカーです。強羅~早雲山駅間を結ぶ全長わずか1.2kmのケーブルカーで、まぁこれを鉄道と呼ぶのかどうかは人によって定義が分かれるところですが、ともかくこの箱根登山ケーブルカーは通常通りの運行ということで、強羅駅からはこれに乗っていきたいと思います!

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ちゃんと発車標もある

強羅駅有人改札をくぐり、目の前のホームから乗車します。箱根登山鉄道箱根登山ケーブルカーは全く運行方式の異なる乗り物なので、この強羅駅を跨いで直通運転はできず、線路は繋がっていません。

ホームで待っていると、山の上の方から車両が駆け下りてきました!

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強羅10:06発 箱根登山ケーブルカー 早雲山行

ホームや線路の角度がえげつないレベルで急なので、車両もそれに合わせて、横から見ると平行四辺形になるように線路を走ります。これがケーブルカーの醍醐味です。入線してきた列車はかなり新しく、「2020.3 DEBUT!」と書かれたヘッドマークを掲げていました。きっとデビュー直後からコロナ禍で、今までほとんど観光客を載せずにひたすら強羅と早雲山の間を往復しているのでしょう。何と悲しいことか…。

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車内は階段状

線路がデフォルトでかなり急斜面なので、車内は階段状の造りになっています。車両の先頭部分と最後尾で既にそこそこの標高差があります(笑)。

10:06、定刻通り強羅を出発! わりかし乗り心地の良い加速度で、強羅駅を出発しナナメ上にある終点の早雲山駅までを目指します。

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LCDまで完備。流石としか言いようがない

ケーブルカーといっても全国いろいろありますが、箱根登山ケーブルカーの場合には強羅駅早雲山駅の間に途中駅が4つあります。公園下、公園上、中強羅、上強羅です。もう覚えましたね?(笑)この一つひとつにも駅ナンバリングが振られており、これ実は小田急小田原線新宿駅からずっと通算で振られている番号なのです。新宿駅が【OH01】から始まり、箱根登山ケーブルカーの終点の早雲山駅は【OH62】となっています。

途中駅が4駅もあるのに、全長は1.2km…ということで、次から次へと駅がやってきます。しかし面白いのが、この前面展望!

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線路沿いに咲くあじさいがまた綺麗なこと

まっすぐ上へとのびる線路は見ていてとっても気持ちがいいです! 今回は、コロナ禍ということと、平日ということもあって、乗客は片手で数えられるほどでしたので、私は前面展望を勝ち取ることができましたが、きっと観光シーズンに突入したら前面展望どころではないでしょうね…。

線路はひたすら単線で、各駅には両側にホームがあります。面白いことに、各駅到着時には車両両側のドアが開くのです。各観光施設等、自分が行きたい場所に合わせて、ケーブルカーのどちら側のドアから降りた方が近いのか、途中駅を利用される際はしっかりチェックしておきましょう。

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中強羅駅には対向列車が停車中

途中、何カ所か行き違いのために部分的に複線になっている区間があります。公園上~中強羅駅間もその一つ。ちょうど山を下りてくる強羅行の列車が中強羅駅に停車中ですので、一度私の乗っている早雲山行は行き違い区間で右側に入ります。左側通行かと思ったらまさかの右側通行でした。

そうして急斜面での列車交換も難なくこなし、10:16に終点の早雲山駅へと到着。

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早雲山駅は立派な駅舎

強羅からこの早雲山駅までは約10分、普通にきっぷを買って乗ると430円の区間です。

早雲山駅は現在改修工事中のようで、通路は一時的なものとなっていますが、ケーブルカーを降りてから駅を出るまでかなりの距離を歩きました。

箱根登山ケーブルカーの終点・早雲山駅から続いては何を乗り継ぐのか…というと、そう! 箱根ロープウェイです! が、箱根登山ケーブルカーの面白さをアツく語りすぎて既にかなりの長編記事になってしまったので、今回の記事はここまでとさせていただきます。

次回の記事では、箱根ロープウェイの様子をお届けしていきます! これもいろいろと面白いポイントがたくさんあったので、次回もお楽しみに!

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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