わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの現役男子大学生が全国を巡る!

驚愕のノンストップ運行! 成田山初詣むさしの号に乗ってきた【府中本町→成田】

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は1日限定で運行された超貴重な臨時列車についてご紹介していきます。

 

2022年1月10日(月)

さて、今回は府中本町駅へとやってきました。南武線武蔵野線が接続する主要駅で、南武線では快速も停車します。

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今回乗車する超貴重な臨時列車、それがこちら。府中本町9:45発の快速〔成田山初詣むさしの号〕成田行です。列車名から分かる通り、成田山新勝寺への初詣客を輸送する目的で運行されます。

JR東日本では、毎年1月の初詣シーズンに首都圏各地から成田へ直通する臨時快速列車を運行するのが恒例となっています。2022年はこの府中本町のほかに小淵沢、前橋、宇都宮、青梅を発着するものが運行されました。それぞれの運行日数は1~2日程度と少な目なので予定を合わせる必要があります。数年前まではこのほか横須賀や伊東、果ては福島県の富岡を発着するものまで運行されていたような記憶があります。

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ホームへ降りると、ちょうど列車が入線してきていました。波動用のE257系5500番台(5両編成)です。かつては房総半島を中心に運行されていましたが、最近は塗装を少し変えてこのように臨時列車の運用に就くことも増えてきました。波動用としての185系を置き換えた形で、この成田山初詣臨にもかつては185系が多く使われていました。

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府中本町駅武蔵野線ホームは1面2線の島式であまり余裕がなく、しかもそのうち2番線は降車専用ホームということで列車は全て3番線から発車することになっています。今回この成田山初詣むさしの号の1本前に9:40発の定期列車があったため、成田山初詣むさしの号はその直後に慌ただしく入線し短い時間で発車していくこととなりました。

通常特急車両が入線することのない府中本町駅にE257系がいるのは何とも不思議な光景です。

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無事に乗り込み、列車は定刻通り9:45に府中本町駅を発車。全ての座席が普通車指定席となっており、特急運用ではないため座席のヘッドカバーは外されています。

まず列車は武蔵野線を走っていきます。もちろん普段武蔵野線内から成田へ直通する列車はないので、どのようなルートを辿るのかにも注目です。

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乗車にあたっては、乗車券のほかに指定席券(530円)が必要です。特急車両にこの530円の追加料金だけで乗れると思うと乗り得ですが、春以降の各方面への臨時列車ではこのE257系も特急としての運用が多いようですので、もしかすると2023年以降は成田山への初詣臨も特急化されるかもしれませんね。

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列車はまず最初の途中停車駅、西国分寺に停車。中央線と交差する、需要の高い駅です。府中本町を出発した時点で車内はかなり満席に近い状態でしたが、ここ西国分寺からも少し乗車がありました。

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続いては新秋津に停車。ここは西武池袋線との乗換駅です。武蔵野線はこんな具合で都心方面から放射状にのびる他の路線との乗換駅を多くもつため「東京メガループ」路線の一つに数えられています。

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そして新秋津のお隣、東所沢にも停車します。ここは他路線との乗換駅というわけではありませんが、2面4線でそれなりの規模がある駅です。ここまででわずかにあった空席も全て埋まり、いよいよ車内は本格的に満席状態となりました。

列車内は鉄道ファンも多い一方で、そうではない一般の初詣客の方も多数いらっしゃいました。ちびっ子たちの声も聞こえてきて、いかにも週末の行楽列車といった雰囲気です。

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そして何とこの列車、東所沢を出ると終点の成田までドアが開きません東所沢駅の発車時刻は10:01、終点成田駅の到着時刻は11:38ですので何と1時間30分以上も客扱いを行わないことになります。

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列車名にもある通り、この列車はあくまでも武蔵野エリアの人を成田山新勝寺まで乗り換えなしで結ぶのが主な目的になっています。この先武蔵野線内でも武蔵浦和南浦和など主要駅がいくつもありますが、あまり細かく停車していると本来の意図と異なる形での短区間利用が増えるため、このように長時間ノンストップで運行しているものと思われます。まさに特急のような走りです。

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しばらくすると埼京線や新幹線が走る高架の下をくぐって武蔵浦和へ。ややスピードを緩めながらも停車することなく通過していきます。

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その次の南浦和ではわずかな時間ですが停車しました。ドアは開かない運転停車だったようです。ホーム上で次の列車を待つお客さんも「何だこれは」と言わんばかりに目を丸くしてこちらを見ていました。

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越谷レイクタウン吉川美南、新三郷付近ではイオンモールIKEAコストコといった大型商業施設が多数並びます。多くはかつて武蔵野線の操車場として使われていた土地を再開発して造られたもので、かつて鉄道用地であったことは車窓からでは想像もつきません。

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南流山駅を通過した後、列車は次第に減速をはじめます。そして武蔵野線の新松戸方面へと向かう線路と分かれポイントを左に進んでいきます。

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武蔵野線は、上の図のように新松戸駅常磐線と交差しています。ただし互いのホームが上下でクロスしているため、武蔵野線から常磐線へと入る短絡線が用意されています(図の赤い実線)。今回の成田山初詣むさしの号は赤い点線のルートで進んでおり、写真にある新松戸総合病院もこの短絡線の線路のすぐそばにあります。

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北小金の手前で常磐線と合流。常磐線複々線になっており、成田山初詣むさしの号は快速線の方を走ります。

それにしても驚くことに、常磐線に入ると列車のスピードがかなり上がりました。武蔵野線は全列車が各駅停車であまり待避設備のある駅もないので表定速度が普通列車とあまり変わらない印象でしたが、常磐線では特急や快速が高頻度で走る快速線を走行しているためか、手元のスピードメーターは何と100km/h前後を示していました。臨時列車だからと言ってゆっくり走っても後ろが詰まってしまうからかもしれません。

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快速線の方は限られた駅にしかホームがありませんが、隣を走る緩行線はこまめにホームが設置されています。まるで関西の新快速に乗っているような気分です(常磐線は路線別複々線なので厳密には異なりますが)。

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10:58頃に列車は我孫子駅へと到着。ここから先は常磐線を離れ、いよいよ成田線へと入っていきます。

ここでも客扱いは行いませんが、わずかな時間の運転停車がありました。唐揚げそば食べたいですね。

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成田線に入ると、車窓にはだいぶ雪が溶け残っている様子が窺えます。乗車日の4日前(1月6日)に関東の広い範囲で降雪があったのでそれが原因かと思いますが、都市部では既にほぼ溶けきっていたので少し驚きました。

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複々線になっている常磐線とは異なり、こちら成田線は単線になっています。そのため途中の布佐駅安食駅ではそれぞれ列車行き違いのための運転停車がありました。

単線とは言っても10両編成の通勤列車も行き交い、上野・東京方面への直通列車も設定されているくらいなのであまりローカル線の駅といった雰囲気はありません。都心へ通勤される方もそれなりにお住まいなのではないでしょうか。

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一方で駅間ではのどかな雰囲気もあり、だいぶ遠くまでやってきたことを感じます。

そしてまもなく終点が近づいてきました。行楽客が多いということもあってか、車内ではだいぶ早くから降りる支度を始める人もいます。車内アナウンスにて、自動改札機には乗車券のみを投入する旨や、一葉券になっている場合はそれをそのまま自動改札機に投入するよう詳しい案内がなされていました。

また、帰りにこの列車を利用する乗客もいったん全ての荷物を持って降りるように案内されていたのはとても面白かったです。もしかすると団体列車やツアーバスの感覚で、「帰りも同じ席に座るから」と荷物を置いていってしまうパターンもあったりするのでしょうか。

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府中本町駅を出てから約2時間、11:38に列車は定刻通り終点の成田駅へと到着!

約1時間半ぶりにドアが開き、ようやく下車することができました。

ホーム上はかなり多くの人で賑わっており、頭上には「謹賀新年」と書かれた横断幕も掲げられています。

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列車は到着後10分もたたないうちに、すぐに佐倉方へと回送されていきました。

 

というわけで、今回は府中本町から成田まで走る臨時快速列車〔成田山初詣むさしの号〕へ乗車してきました。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

(52)やることがないので世界遺産へおでかけ【最長片道切符の旅2021】[広島]

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は最長片道切符の旅30日目の前半の様子をお届けしていきます。

 

2021年9月4日(土)30日目①

最長片道切符の旅、30日目のスタートは広島駅から。芸備線備中神代まで乗り通し、その先は伯備線で山陰方面へと抜けるルートになります。

しかし目が覚めるやいなや、とんでもないハプニングに直面しました。何とまさにこれから乗車しようとしていた芸備線前日の大雨の影響で少なくとも昼頃まで運休のようなんです。

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芸備線は広島~備中神代駅間159.1キロを結ぶローカル線。しかしその運行本数は広島から遠ざかるほど減っていきます。原則として三次と備後落合で運行系統が区切られており、特に少ない備後落合~新見駅間は1日わずか3往復だけ。備後落合からの新見行は6:41発14:38発20:12発の3本となりますが、お昼の12時頃まで広島~備後落合駅間で運転見合わせとのことなので6:41発と14:38発には間に合わないことが確定しました。残る20:12発に間に合うように広島駅を出発するしかありません。

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半日以上時間が空いてしまったのでカフェにこもってブログ進めようかとも思いましたが、せっかくなので広島観光でもしていくことにしました。この最長片道切符の旅では毎日かなり体力を消耗するため観光はあまりしないようにしていたんですが、今回は時間を有意義に使っていきます。

まずは平和記念公園原爆ドーム周辺を歩いていきます。残念ながら平和記念資料館は臨時休館中でしたが、原爆ドームを間近で見るとやはり胸にぐっとくるものがありました。

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さて、原爆ドーム前からは路面電車に乗り、続いて宮島へと向かいます。広島市内および近郊では「広島電鉄」が網の目のように張り巡らされており、観光にもとっても便利です。紙屋町の方を見渡していると、ちょうど宮島口行の列車がやってきました。

途中の広電西広島からは路面ではなく線路の上を走ることになります。

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小一時間乗車し、終点の広電宮島口駅へと到着。土曜日ということもあってか列車内や駅周辺もそれなりに賑わっています。

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ちょうどお昼時ということでお腹も空いてきたので、宮島口駅の目の前にある「うえの」の本店へとやってきました。

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広島は美味しいものがいろいろありますが、やはりあなごめし(「日本の食」121品目)は外せませんよねぇ! 駅弁としても有名ですが、本店ではできたてをいただくことができます。

外はぱりっと、中はふっくらとしたあなごはほっぺたが落ちる絶品の一品。お値段は2,250円ということでこの旅の中では決して安くありませんが、確実にそれ以上の価値があります。お店の方もとっても優しく、私がサコッシュに付けていた赤い「ありがとう」の缶バッジを見て去り際に「いい言葉だねぇ」と褒めていただきました。

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お腹も心も満たされたところで、いよいよ船に乗って宮島へと渡ります。宮島口~宮島間は「JR西日本宮島フェリー」と「宮島松大汽船」の2社が就航しており、運賃・所要時間・運行本数はどちらも同じ。ただ出港時刻はそれぞれ異なるので、タイミングの良い方に乗るのがよさそうです。乗船口もそれぞれ設けられています。

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ちょうどJRの方がやってきたので、こちらに乗船していきます。運賃は180円で、Suicaでも払えるようで、下船時にタッチするだけなので簡単です。

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13:10に出港。所要時間は10分程度です。船室内には3人がけの転換クロスシートが並んでいましたが、船は列車と違い基本的に常に同じ方向を向いて進むものなので、背もたれを動かす機会があるのかは気になりました。

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瀬戸内海は依然として雲が多いものの、昨日よりは晴れていました。芸備線も予定通り運転を再開したとのことで、何とか今日中に備中神代方面へと抜けられそうです。

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しばらくすると前方に厳島神社が見えてきます! シンボルの大鳥居は改修工事中につきあいにく見えませんが、これはこれで貴重な瞬間かもしれません。

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そして宮島へと上陸!

しばらくうろうろしていきます。

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島内ではあちこちで鹿さんもうろうろしています。割とでかいので近くまでやってくると怖いです(笑)。

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世界遺産厳島神社は拝観料300円。柱や梁までも美しい朱塗りで、これはなかなか感動します。境内の順路通りに進んでいきますが、かなりたくさん歩くので時間に余裕をもって入るのがよさそうです。

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その後も島をぶらぶらしつつ、フェリー乗り場へと戻ってきました。島内には旅館もたくさんあるみたいなので、次に来た時は是非とも泊まってみたいです。

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帰りは宮島松大汽船へと乗り込みます。こちらは転クロではなくバスのような座席でした。

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船室内にはこんなサロン席のような区画もあり、空いていたので遠慮なく使わせていただきました。わずか10分の乗船時間にも関わらずこれは豪華すぎます。特別料金等は必要ありません。

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宮島口にて下船し、今度はJRの方の宮島口駅から一気に広島へと帰ります。スピード的にはやはり広電よりもJRの方が速いのです。

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列車に乗る前に、名物のもみじまんじゅう(「日本の食」122品目)をいただきます。生地がもっちりとしていてとっても美味しいです!

1個100円前後なので、何個でもぱくぱくいけちゃいます。

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14:49発の白市行がやってきたので、これに乗車していきます。もちろん最長片道切符の経路には含まれていないので、手持ちのSuicaで乗車しています。

JRでは宮島口~広島駅間わずか30分程度。途中には広電と線路がぴったり並走する区間もありますが、広電よりもだいぶ駅間が長いこともあり所要時間は半分程度で済みます。ただ運賃は広電の方が安いので、状況次第で使い分けるのがよさそうです。

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広島駅へと戻ってきました。何だか午前中からずっとのんびり遊んでいるだけという感じでしたが、これからいよいよ芸備線の旅が始まります。

その様子はまた次回お届けしていきます。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

(51)区間運休、バス代行、徐行運転…突破レベルが高すぎる瀬戸内海沿岸ルート【最長片道切符の旅2021】[倉敷→広島]

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は最長片道切符の旅29日目の後半の様子をお届けしていきます。

 

2021年9月3日(金)29日目②

新見から乗車した伯備線普通列車にて、倉敷駅には13:08頃に到着。これより山陽本線に乗り換え西を目指します。本日の目的地は広島です。

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しかし発車標を見てみると、何やら様子がおかしいです。本来この倉敷駅からの山陽本線下り方面の発車標には主に「福山」「糸崎」「三原」といった行先が並ぶはずですが、揃いも揃って全部笠岡行

そう、何と大雨の影響で山陽本線の笠岡~福山駅間で運転を見合わせてしまっているようなのです。下りの列車については笠岡駅での折り返し運転を行っているため、これでは福山・三原方面へ抜けることができません。

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運転再開を待っていてはいつまでも倉敷から動けない可能性があるので、とりあえず13:46発の山陽本線 笠岡行(通常は福山行)へと乗り込み先へと進みます。

黄色い車両かと思いきや、水色のラッピング車両「せとうちラッピングトレイン」がやってきました。

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2駅乗車し、13:54に新倉敷駅へと到着。すぐに運転再開する気配もないので、急ですが予定を変更しここで新幹線へと乗り換えて不通区間を飛び越えるようにワープしていくことにしました。

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幸いにも新幹線は平常通りの運行。新倉敷駅には基本的に山陽新幹線「こだま」のみが停車し、その運行本数は1時間に1本程度となっています。隣の岡山駅と比べるとものすごく多いとは言えませんが、最低限の利便性は確保されているといったところでしょうか。

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そんなわけで、新倉敷14:32発の〔こだま855号〕博多行へと乗車していきます。東海道新幹線では既に引退した500系ですが、山陽新幹線ではまだまだ活躍しています。

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車内へと入り、列車は定刻通りに新倉敷駅を発車。1駅先の福山まで乗車すればとりあえずその先は在来線も動いているはずですが、新倉敷での乗り換えで生まれたロスタイムを取り戻さなければならないので三原まで乗車していきます。

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ここでようやく一息つけたのでお昼ご飯に。たくあんサラダロール(「日本の食」116品目)をいただきます。

これは岡山に本拠地を構えるパン屋「キムラヤ」が製造・販売するご当地ソウルフードで、中にはマヨネーズで和えられた刻みたくあんがたっぷり入っています。たくあんがとってもシャキシャキしていて美味しく、食感は思いのほか葉物野菜を食べているのとそんなに変わらない気がしました。

ちなみにこのパン、何と昨晩岡山駅にてお会いしたアラレさんが様子を見かねて倉敷駅に駆けつけ差し入れてくださいました(もちろんこれ1つだけではなく他にもパンやお菓子などたくさん持ってきてくださいました)!! 本当にありがとうございます!!

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新倉敷から三原までは新幹線で3駅、自由席特急料金は1,760円です。最長片道切符の券面上は在来線経由となっているのですが、倉敷駅で駅員さんに尋ねて確認したところその経路で新幹線に乗ることも可能ということだったので、乗車券を新幹線経由で改めて買い直す必要はなく、何とか最長片道切符の一部区間の経路を放棄する形にならずに済みました。

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列車は15:06に定刻通り三原駅へと到着。新倉敷駅からはわずか30分程度で移動することができました。普通列車では1時間以上かかる距離なので「ヤッパシンカンセンダッタンジャナイスカネー」となるのも頷けます。

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三原より先、広島方面へは山陽本線ではなく呉線を利用していきます。瀬戸内海に近い場所を走る呉線山陽本線よりも距離が長いものの、三原~海田市駅間の全区間を乗り通す場合は山陽本線営業キロが適用され運賃が計算されます。

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しかしそんな呉線も、7月から8月にかけての度重なる大雨の影響で三原~竹原駅間が不通の状態となっています。一時はどうなることかと思いましたが、8月19日からは同区間で列車代行バスの運行が始まり、今回は何とか最長距離になるルート通りに旅を進めることができそうです。

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駅を出てすぐの壁沿いには「呉線代行バス待機場所」と書かれた黄色い看板があったので、ここで待つことにします。

発車時刻までには10名ほどがここに並ぶ形となりましたが、係員の方から「竹原より先で列車に乗り継がれる予定の方はいますか」と尋ねられたので挙手したところ、何と私一人だけでした。列車が動いている竹原以西の区間でも、ちょうど今日の大雨の影響で列車が徐行運転を行っているため遅れが発生している旨の連絡がありました。

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まもなくすると大型バスがやってきました。ピンク色のドット模様が描かれた、何とも派手な代行バスです。

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車内にはこれまた華やかな2+2列のリクライニングシートが並びます。まぁ柄はさておき、これは呉線普通列車よりも快適そうです。

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最終的には15名ほどの乗客が乗り込み、代行バスは15:40に三原駅前を発車。三原の市街地を抜け、国道185号線を進んでいきます。

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バスは瀬戸内海の見える区間をずっと進んでいきます。あいにく”雲一つしかない空”ではありますが、目の前にはいくつもの島々が見え、瀬戸内海らしいオーシャンビューが広がります。

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また途中には造船工場も見え、ちょうど船が造りかけになっている様子が確認できました! これはなかなか面白かったです。他にもこの先の安芸長浜駅近くには火力発電所もあり、工業が盛んな様子を垣間見ることができます。

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途中の忠海駅からはかなりの数の高校生が乗車し、比較的空いていたバスの車内は一気に満席になりました。どうやら近くに高校があるようです。

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そして三原駅前を出てから約50分、代行バスは16:29頃にようやく竹原駅前へと到着。発表されていた時刻表よりも約7分遅れでの到着となりました。

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竹原市呉線沿線ではそれなりの規模のある街のようで、周辺の島々へと向かう航路も出ています。竹原よりも西から通学する高校生も多数いるようで、とりあえずホームで列車を待つことにします。

定刻であれば16:35発の広行があるはずですが、三原駅でも伝えられた通りダイヤの乱れが発生しているため列車はいつやってくるか分かりません。特に案内の放送や発車標等の設備がないため、ひたすらにホームで待ち続けるしかないのです(笑)。

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待つこと約30分、16:59頃にようやく列車がやってきました! この駅で折り返しとなる列車ですが、行先表示は「竹原」ではなくいつもの「三原」となっていました。もちろん三原~竹原駅間は不通となっているのでこの列車は実際は三原へは行きません。

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まもなくすると側面の行先表示器が「普通 広」へと変わり、折り返しの準備が整いました。

17:12頃に竹原駅を発車。定刻よりも何と37分遅れでの発車です。一応直後の17:13発に後続の広行というのがあるのですが、それよりは早く発車したので「大幅に遅延した16:35発の列車」という扱いで良いのでしょうか。もうしっちゃかめっちゃかすぎてどれがどれだかさっぱり分かりません。

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竹原駅を発車したは良いものの、徐行運転が続いているため列車はあまりスピードを出しません。メーターを見るとだいたい20km/hほどです。ちなみに呉線沿線では三原からずっと雨は全く降っていません。

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ここらでおやつに調布(「日本の食」117品目)をいただきます。はるばる広島まで来て京王線かと思われるかもしれませんがそうではなく、これはそういう名前の岡山県伝統の和菓子なのだそうです。カステラ生地で求肥を包んでいて、思いのほか甘さは控えめでした。

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しばらくすると大雨による徐行区間も終わり、列車は本来のスピードで走りだしました。とはいえ通常でも25km/h制限のかかっている区間があるため、もはやどこで大雨による徐行区間が終わったのか正直よく分かりませんでした(笑)。

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そして18:12頃、列車はようやく終点の広駅に到着。徐行もあって遅延は増大し、定刻より47分遅れでの到着となりました。もはや定刻とは。

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広駅は途中駅ですが、ここを境に呉線は運行系統が分かれており、大半の列車はここで乗り換えが必要となります。これより広島方面は列車の運行本数が一気に増えます。

ちょうど18:16発で広島方面へと抜ける列車があったため、これに乗り継ぎます。こちらは定刻通りの運行のようです。

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10分ほど乗車し、18:25に呉駅へと到着。本日の最終目的地は広島ですが、そこまで行ってしまうと20時が近くなり夕食難民になってしまう恐れがあったのでここで夕食とすることにしました。

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広島に来たらやっぱり食べておきたいのがお好み焼(「日本の食」118品目)。呉駅の駅ビル内にお好み焼き屋さんがあり、そちらへ入りました。どれにしようか迷いましたが、オーソドックスな豚肉玉子(860円)をチョイス。

広島のお好み焼きの特徴は、中華麺(もしくはうどん麺)を使っていること。お肉も野菜もたっぷり入っていてとってもボリュームがあり、美味しくないはずがありません!

どうにも一人ではなかなかこの手のお店は入りにくいことが多いですが、こちらのお店はおひとりさま客の私でも快く対応してくださいました。

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お腹も満たされたところで、広島へのラストスパート。呉19:47発の呉線 広島行へと乗り込みます。

この辺りまで来ると呉線も完全に都心と郊外を結ぶ通勤通学路線の様相を呈しますが、それに反して単線なのがなかなか面白いところ。海田市より先は山陽本線へと入ります。

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そして20:34にようやく終点の広島駅へと到着! 最長片道切符の旅29日目の移動はここまでとします。

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私が広島に来るのは実は7年ぶり2度目となります。前回来たのは中学生の時なのであまり当時の記憶もなく、四捨五入して初来訪みたいな感覚です。

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宿泊先までは広島駅から少し距離があるため、路面電車で移動していきます。広島電鉄ご自慢の連接車に乗り込みます。

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今夜の宿はWeBase広島。かなり新しめのドミトリーで、今回はじゃらんクーポンを利用し1泊1,200円で泊まることができました。

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夜食には稲野笹原(「日本の食」119品目)と岡山海苔天(同120品目)をいただきます。

稲野笹原は兵庫県伊丹のご当地和菓子で、うしろまえさんよりいただきました。ご紹介が遅れてしまいここ広島でようやく食べられることになったわけですが、パイ生地の中に金柑の甘露煮が入った贅沢な食感の和菓子になっています。包装も丁寧で高級感があります。

岡山海苔天はその名の通り”海苔の天ぷら”で、サクサクとした食感が楽しめます。海苔というと立体物ではなくて平面のイメージがあるので衣が多くて油っこいのかなと思っていましたがそんなことはなく、軽いのでおやつにもおつまみにもぴったりです。

 

というわけで29日目はここまで。

明日は芸備線で三次方面へと進んでいきます。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

(50)岡山県をぐるっと一周しながら陰陽連絡のターミナルを比較【最長片道切符の旅2021】[岡山→倉敷]

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は最長片道切符の旅29日目の前半の様子をお届けしていきます。

 

2021年9月3日(金)29日目①

8月3日に稚内駅を出発してから今日でちょうど1ヵ月がたちました。肥前山口までの残りの行程がだんだんと短くなってきたことを実感します。

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というわけで、29日目のスタートは岡山駅から。昨夜に引き続き、今日も朝から雨が降っています。宿泊していたホテルから岡山駅まで1kmほどの道のりを歩いてきましたが、大人しく路面電車を使えばよかったなと後で反省しました。

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さて本日まず乗車していくのは、岡山8:07発の津山線 津山行です。かつては急行「つやま」が運行されていましたが、2009年に廃止となってしまい現在津山線では特急・急行の運行はありません。快速「ことぶき」は今でも運行されていますが、今回は時間が合わなさそうなので普通列車で津山へと向かいます。

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車両は朱色のキハ40系が充当されています。ここでフォロワーの南北海道てつどーさん@S_H_Railway)、そして昨日に引き続きよしさんもお越しくださいました。ありがとうございます!

列車は定刻通りに岡山駅を出発。朝とはいえ下り列車なので空いているかと思っていましたが、車内は大混雑でした。数駅進むうちに空席が出始めたので、3人でボックスシートに腰掛けます。

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それにしても本当に雨の弱まる気配すら見せず、車窓も曇ってあまり見えません。列車にただ乗っている分には外の天候がどうであれあまり問題はないのですが、あまり大雨が続くと先が思いやられます。

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1時間半ほど乗車し、9:42に終点の津山駅へと到着。昨日因美線から姫新線に乗り換えた際に利用した東津山駅はこの一つ隣です。

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前回も少し触れましたが、この津山駅からは岡山・姫路・鳥取・新見の4方向に線路が伸びており、中国地方の主要都市どうしを結ぶ重要な結節点になっています。かつては陰陽連絡ルート上の重要な中継地点としても機能していましたが、現在鉄道での陰陽連絡ルートは主に伯備線智頭急行線が担っており、いずれもこの津山駅は経由しないため津山駅にやってくるのは普通・快速列車のみとなっています。

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長編成の列車が入線することはありませんが、ノスタルジックな国鉄気動車が何本も発着するためレトロなホームの雰囲気とマッチしていてまるでタイムスリップしたかのようです。

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改札口付近には各方面への乗り場案内もなされています。こうした地方のターミナル駅では方面に関係なくランダムで列車が発車していくということもあったりするのですが、津山駅ではそのようなこともないみたいです。

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埼玉県の大宮駅や新潟県の新津駅のように、複数の鉄道路線が乗り入れる街は「鉄道のまち」と評されることも多いですが、ここ津山もその一つ。駅の裏側には「津山まなびの鉄道館」があるようで、時間があれば行ってみたかったですが今回は断念します。

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続いて乗車するのは津山10:07発の姫新線 新見行です。昨日東津山から姫路まで姫新線の列車を3本乗り継ぎましたが、この津山から西へ向かう線路も同じく姫新線です。津山駅で運行系統が分かれているので認識としては別の路線のような感じがしますが、「路と見を結ぶ路線」=姫新線となるので納得です。

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列車は定刻通りに津山駅を発車。この辺りでは「美作(みまさか)」とつく駅がいくつも存在します。姫新線も含め、中国地方では初めて乗車する路線が大変多く、途中の駅名も聞き慣れないものが多いのでとても新鮮です。

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やむ気配もない雨の中で、列車は時折必殺徐行をかましながらゆっくりと進んでいきます。途中での乗り降りもあまり多くなくほとんどが津山から新見まで全区間乗車されており、乗客の多くは私のような遠方からの旅行客や鉄道ファンのようでした。

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この姫新線は「中国縦貫自動車道」が並走しており、おそらく今ではそちらの方が中国地方内陸部を走る交通としては主要なものになっているのだと思われます。姫新線の駅よりも中国縦貫道のインターチェンジ付近の方が栄えているということも多いのではないでしょうか。

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そんなわけで、11:48に終点の新見駅へと到着! ここで伯備線へと乗り換えます。

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新見駅津山駅と同様に、線路が4方向にのびる中国地方内陸部のターミナル駅です。しかし津山駅と大きく異なるのは、陰陽連絡の役割を果たす特急列車が多数運行されているという点にあります。倉敷~米子(伯耆大山)駅間を結ぶ伯備線で特急〔やくも〕が1時間に1本程度運行されており、新見駅はその途中停車駅として長編成の列車が頻繁に停車します。

また東京~出雲市駅間を結ぶ寝台特急サンライズ出雲〕も毎日運行されており、津山駅や他の中国地方内陸部のターミナル駅とは実態が大きく異なっているのがこの新見駅なのです。

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そんな新見駅から続いて乗車する列車は、11:55発の伯備線 西大寺です。伯備線を倉敷まで南下した後、山陽本線に乗り入れて岡山方面へと向かい、最終的には赤穂線西大寺まで向かうという最高にロックな列車です。

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列車は定刻通りに新見駅を発車。短い乗り換え時間でしたので駅の外に出たり観光したりということはできませんでしたが、また場を改めてしっかり時間を取れればと思います。

車両形式は213系と呼ぶそうで、伯備線の中でもこの新見より南側の区間で運用されているようです。車内にはずらっと転換クロスシートが並んでおり、1両につき2ドアしかないので急行型車両のような感じもします。

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2両編成でそれほど長編成ではないものの、車内はガラガラだったのでここで少しご当地グルメをつまむことに。昨日姫路でフォロワーさんからいただいたきびだんご(「日本の食」115品目)をいただきます。岡山の定番土産だそうで、私がいただいたものは串刺しになっていて手を汚さずに食べられるのでとてもありがたかったです!

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途中の備中川面駅では対向列車との行き違いのためしばらく停車。先日四国の行程を共にした大学の友人がちょうどたまたま同じ日に伯備線で倉敷から米子方面へと向かっていたようで、ここですれ違いました。

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列車は高梁川に沿って進んでいきます。姫新線津山線と同じく自然豊かな区間もある一方で、やはり特急が停車するような街はそれなりに立派で、鈍行列車のみの路線との違いを感じます。

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東京からサンライズ出雲に乗車すると朝方にこの伯備線の景色を眺めることができ、だいぶ遠くまでやってきたなぁと思わされるものです。今回はあいにくの雨でしたが、また天気の良い日に乗ってみたいものです。

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そして13:08頃に倉敷駅へと到着。対向列車の遅れの影響で、定刻よりも約4分遅れでの到着となりました。

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これより山陽本線に乗り換え西に進んでいく…のですが、その山陽本線ではとんでもないことが起こっていました…その様子はまた次回とします。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

(49)高校生気分ですし詰めになりながら陰陽連絡ルートで山陽へ抜ける【最長片道切符の旅2021】[鳥取→岡山]

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は最長片道切符の旅28日目の様子をお届けしていきます。

 

2021年9月2日(木)28日目

というわけで28日目のスタートは鳥取から。宿泊していた快活CLUB鳥取吉成店をチェックアウトし、駅前までやってきました。

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今日の目的地は岡山。鳥取岡山駅間というと智頭急行線経由の特急〔スーパーいなば〕号が運行されていますが、途中に智頭急行線を挟むため今回の最長片道切符の旅では通ることができません。

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鳥取岡山駅間の移動方法としてはいくつかありますが、今回はなるべく遠回りをしながら肥前山口を目指す旅なので、上図の赤い線で描かれた「因美線姫新線経由」のルートを進んでいきます。最も一般的なルートである青色の「智頭急行線経由のルート」や紫色で描かれた「かつての急行砂丘号のルート」と比べるといかに頭のおかしい移動をしているかが一目瞭然です(笑)。こんな常軌を逸した移動を繰り返しながらもうすぐ1ヵ月が経とうとしています。

f:id:watakawa:20220109094151p:plain鳥取駅前にはおなじみの地名モニュメントのほか、二十世紀梨が栽培されていました。いくら名産品とはいえ、駅前で梨を栽培しているのは鳥取くらいなのではないでしょうか。

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ここで朝食代わりに、鳥取ご当地グルメを2品いただきます。とうふちくわ(195円/「日本の食」109品目)と二十世紀梨ジュース(162円/同110品目)です。どちらも駅舎内にあるお土産物屋さんで売っていました。

とうふちくわというのは初めて聞いたんですが、木綿豆腐と魚のすり身を7:3で配合しているそうです。豆腐の割合が多いのでもろいのかなと思ったんですがしっかりちくわらしい弾力もあり、そこに豆腐の香りがよくマッチしていて新感覚の味わいでした!

二十世紀梨ジュースはあっさりとしたさわやかな甘みがとても美味しかったです。

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今日のルートは列車本数がかなり少なく、早くに出発してもあまり接続が良くないので、午前中は鳥取駅近くにあるスタバで時間を潰すことにしました。長らくスタバのない都道府県だった鳥取ですが、2015年に県内1号店としてこのシャミネ鳥取店がオープンしたようです。

ちょうど先日知人からもらったLINEギフト700円分があったので、ここで有難く使わせてもらいました。お陰様で記事の執筆も捗りました。

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さて、改めて鳥取駅へと戻り、ようやく28日目の移動がスタートしていきます。

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まず乗車するのは、鳥取11:58発の因美線 智頭行。ホームへ上がってみると見慣れない車両が入線していましたが、これはおそらく智頭急行線の車両でしょうか。鳥取智頭駅間は全区間がJRなので、智頭急行線車両のJR線内完結運用ということのようです。

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列車は定刻通りに鳥取駅を発車。2両編成ですがワンマン運転のためドアは1両目しか開いていなかったので、2両目に行くとかなり空いていました。

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車内には、JRの各種フリーパスで智頭急行線には乗車できない旨の貼り紙が至る所に貼られていました。一方で昨秋発売された「どこでもきっぷ」では智頭急行線もフリーエリアに含まれていたので、こうした他社線がフリーエリアに含まれるか否かはフリーパスを使用する前に確認しておきたいところです。

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途中の郡家駅からは若桜鉄道が分岐しています。かつてはこの路線も国鉄線でしたが、JR化後の1987年10月に転換されました。

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今日は朝から雨が降ったりやんだりで、遠くの方を見渡しても山に雲がかかっています。あまり安定しない天気のようです。

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12:48に終点の智頭駅へと到着。ここがJRから智頭急行線が分岐する地点となります…がもちろんそちらへは進めません。線形の良い智頭急行線という新線があるにも関わらず、敢えて線形の悪い昔ながらのローカル線を進んでいきます。

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続いて乗車するのは智頭12:54発の因美線 津山行。こちらはJR西日本おなじみのキハ120形です。

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列車は定刻通りに智頭駅を発車。すぐに智頭急行線の線路と分かれていきます。あちらは無機質な高規格の新線で高速走行が可能ですが、こちらは軌道の緑地化が熱心に行われており高速走行はできません(笑)。

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キハ120形は数日前に関西本線でも乗車しましたが、あちらはオールロングシートだったのに対し今回はロングシートボックスシートが混在しています。

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線路沿いを見ていると、「25」と書かれた看板があちこちに見えます。これは文字通り25km/hまでしか出せない区間を意味しており、JR西日本おなじみの”必殺徐行”と呼ばれたりします。スピードを犠牲にする代わりに軌道の保守・整備にかけるコストを削減しているというわけです。

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特にあまりこれといって注目されることは多くない因美線ですが、途中にはなかなか眺めのよい区間もあり、ゆっくり走る分景色を存分に楽しめる路線でもあります。

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13:57に終点津山の一つ手前、東津山駅へと到着。私はここで下車します。津山~東津山駅間は因美線とこの後乗車する姫新線の両方が運行されているため、東津山で乗り換えないと乗車区間が重複してしまうのです(正式には津山~東津山駅間は姫新線のみ)。

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駅前には幹線道路が走り、周辺には大型商業施設やチェーン店もある一方で、東津山駅自体は普通列車がぽつぽつと停車するだけの無人駅。クルマ社会の縮図のような街です。

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ここでようやくお昼ご飯。鳥取駅で購入しておいた駅弁「元祖かに寿し」(1,280円/「日本の食」111品目)を東津山駅の待合室でいただきます。長万部の「かなやのかにめし」、福井の「越前かにめし」に続き3回目となるかにの駅弁ですが、先に紹介した2つと異なりこちらは「寿し」なのでご飯が寿司飯になっています。これがかにとの相性抜群で、かなりボリュームもあり3つの中では個人的に一番好きなかにの駅弁です!

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さておなかも満たされたところで、今度は姫路方面へと向かっていきます。乗車するのは東津山14:35発の姫新線 佐用です。一つ手前の津山駅からやってきているので車内は高校生でそれなりに混雑していますが、何とか乗り込むことができました。

一駅、また一駅と進むごとに高校生は少しずつ降りていくので車内は空いていきます。美作江見までで車内は一転してガラガラになりました。

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15:28に終点の佐用駅へと到着。再び兵庫県に入りました。

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佐用駅はJR姫新線智頭急行線が交差する駅で、駅舎や改札口は共同で使用しています。細かい駅の構造等は異なるものの、JR飯山線北越急行ほくほく線が交差する十日町駅に似たような関係性で、JRの特急〔スーパーはくと〕〔スーパーいなば〕が智頭急行線のホームに停車します。

コンクリートの打ちっぱなしのような無機質な駅舎ですが、機能面重視といったところでしょうか。

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時刻表を見てみると、やはり特急の停車がある分だけ智頭急行線の方が列車本数も多いようです。両路線とも普通列車の本数は1日を通じて1時間に1本あるかないかですが、これに加えて智頭急行線では〔スーパーはくと〕〔スーパーいなば〕の少なくともどちらか1本が停車する時間帯が多いようで、山陽・山陰方面のいずれにも出やすそうです。明らかに姫新線よりも智頭急行線の方が陰陽連絡ルートの役割を担っています。

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佐用では1時間弱の待ち時間の後、16:22発の姫新線 播磨新宮行へと乗り込みます。先ほどよりも新しいキハ127という気動車で、1両での運行のようです。

しかしこれが想像を絶するほどの混雑でした…。ちょうど駅の近くにある佐用高校の下校時刻と重なり、発車の約30分前には既にすし詰めの超満員状態。そのほとんどが高校生で、私のような高校生以外の乗客は見たところ2~3名程度しかいないようです。

そしてなお発車まで時間があるため、もう乗り切れないだろというレベルまで車内が混雑しているにも関わらずまだまだ高校生がホームへと上がってきます。高校の先生らしき方や地域の地域の方々により「もっと中へ詰めて~~~」という声かけが何度も繰り返しなされています。またホームで友達を待っていたと思われる子に対しては「乗れなくなっちゃうから早く乗りな!」と促していました。発車間際に乗ろうと思っても確かにこれでは乗れる保証がありません。

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特段高校生の子たちのマナーが悪いとかそういうことはなかったので不快な思いをすることはありませんでしたが、それにしても大変だなーと同情せずにはいられません。あいにく雨模様だったこともあり「普段は自転車で通学するが今日は姫新線を利用した」という子もそれなりにいるのかもしれません。コロナの影響で部活動が制限されているので、普段はもっと遅い時間に帰る子でも乗り合わせていたという事情もあるようです。

首都圏の通勤ラッシュの最混雑区間と肩を並べるほどぎっしり人が乗り込んだ状態で、何とか定刻通りに列車は佐用駅を出発。手を振る高校の先生方の顔には「やっと一仕事終えた」という達成感と疲れが見えていたような気がしました。

佐用から播磨新宮までは約30分。恐らく途中駅で降りたかった子もいたでしょうが、ちゃんと降りられたのは運よくドアの近くに居れた子だけだったようです。なので車内は終点までほとんど空くこともなく、ずっと満員状態でした。途中で降りたい子はいったん播磨新宮まで行ってからの折り返し乗車が黙認されているようでした。

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16:50に終点の播磨新宮駅へと到着。乗っていた高校生の子たちが一気にホームへ放出されます。

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播磨新宮駅ではちょうど向かいのホームに乗り換え列車がやってくるので、これに乗車していきます。17:06発の姫新線 姫路行です。何度も何度も乗り換えを繰り返してきましたが、これでようやく山陽へと出られるようです。

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先ほどと同じキハ127系ですが、1両ではなく2両編成のため車内の混雑は先ほどに比べれば相当マシです。定刻通りに播磨新宮駅を発車していきました。

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この播磨新宮~姫路駅間に関してはたつの市姫路市の市街地を走る区間も多く、久しぶりに山がちな車窓から人口の多い都市郊外へと進んでいくのが分かります。先ほどの佐用からの高校生で引き続きこちらを利用している子も多いようですが、本竜野でかなり一気にごっそり降りていきました。

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17:37に列車は終点の姫路駅へと到着。東津山から続いてきた姫新線の移動はここで(いったん)終わりです。明日また別の区間を乗車します。

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姫路駅といえば食べておきたいのがまねきのえきそば(「日本の食」112品目)です。日本で一番有名な駅そばと言っても過言ではありません。そば粉を使った麺ではなく中華麺が使用されており、これが関西のつゆによく合います。

ここ姫路駅でも同世代のフォロワーさんにお出迎え頂き、お茶ときびだんごの差し入れをいただいてしまいました…! お忙しいところありがとうございました!

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姫路駅からは山陽本線に乗り換え、本日の目的地である岡山を目指します。新幹線と同一路線扱いなので課金して一気に岡山まで行くこともできるのですが、料金節約のために普通列車で行くことにします。

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乗車するのは姫路18:06発の山陽本線 三原行。近代的な高架ホームに国鉄型の車両がやってくる光景は何とも違和感があります。岡山地区で活躍する113系4両編成です。

列車は定刻で姫路駅を発車。当駅どまりの新快速からの乗り換え客も多く、初めのうちはかなり車内が混んでいましたが数駅進むうちにどんどん降りていきました。

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道中の画像がなくて一気にワープしたみたいになっていますが、1時間半ほど列車に揺られ19:31に岡山駅へと到着。28日目の移動はここまでとします。

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こちら大都会岡山では、お世話になっているアラレ500系さん@alale500_perc)にお出迎えいただきました! 食料等いろいろ差し入れしていただき大変感謝です。

また、最長片道切符1日目の夜に北海道旭川市郊外でお会いしたパスケースさんと約1ヵ月ぶりにお会いし、少しの時間ですが立ち話をさせていただきました! 普通列車で延々西へと移動をされている道中にちょうど時間が重なったようで、お会いしたのは8月3日以来となります。

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今夜は岡山駅から歩いて約1kmほどのところにあるザ・ワンファイブ岡山に泊まります。直前の予約でしたが2,204円とかなりリーズナブルに泊まれました。路面電車もあるので乗ろうかと思いましたが、待っている間に歩いた方が早い可能性もあるのとお金を節約する意味も込めて雨の中を歩いてきました。

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夕食は岡山のご当地B級グルメであるえびめし(「日本の食」113品目)をいただきます。岡山駅周辺でこの夜遅い時間帯にえびめしを食べられるお店がなくどうしようかと困っていましたが、テイクアウトのえびめしをアラレさんから差し入れでいただいてしまいました…! 本当にありがとうございます。

えびめしというのはその名の通り中にぷりぷりのえびがたくさん入っているのですが、それよりも驚くのはこの真っ黒な見ためをしたご飯です。これは焦げているとかではなくてターメリックライスみたいなやつで、しっかり味がついていてとっても美味しかったです!

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また、先ほどの姫路から岡山へと向かう普通列車の車内でよしさんに再びお会いし、伊勢名物の赤福(「日本の食」114品目)を差し入れしていただきました! 三重県を通ったのはもう何日も前ですが、三重県ご当地グルメを食べ損ねていたのでこれはカウントさせていただきます。本当にありがとうございます!

 

今回はここまで。

次回は29日目、津山線へとルートを進めていきます。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

(48)大雨で列車が先に進めない!? 行程が大崩壊した北近畿綱渡り【最長片道切符の旅2021】[三ノ宮→鳥取]

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は最長片道切符の旅27日目の後半の様子をお届けしていきます。

 

2021年9月1日(水)27日目②

三ノ宮駅からは引き続き新快速で東へと向かっていきます。

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乗車するのは三ノ宮14:52発の新快速 敦賀。その前後にも列車が多数運行されており、流石は全国一の複々線区間であることを実感します。「JR神戸線」と一括りに呼ぶものの、実質的には首都圏で言うところの東海道線京浜東北線の違いのようなものなので、新快速と快速・普通はそれぞれ別の線路をずっと走ります。

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阪急ホーム越しに入線する223系。たくさんの線路が並ぶ光景はいかにも三ノ宮らしさを感じます。

列車は定刻通りに三ノ宮駅を発車。大阪駅まで乗車してしまうと数日前の行程に重なってしまうので、その一つ手前の尼崎駅まで乗車していきます。

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外側線をトップスピード近くで走る新快速は、内側線を走る普通列車をものすごい勢いで追い抜いていきます。ここ数日間はずっと関西地区を出たり入ったりするルートでしたが、もうまもなく関西地区ともお別れかと思うと寂しさがこみ上げてきます。

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15:07に尼崎駅へと到着。こちらでは何と貧乏鉄くん@JHS_Poortravel)が駆けつけてくれました! 平日の忙しい中にも関わらず、本当にありがとうございます!!

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尼崎から続いて乗車するのは、15:18発の特急〔こうのとり15号〕福知山行福知山線はそれなりに距離があるため特急で一気に抜けていきたいと思います。

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列車は定刻通りに尼崎駅を発車。JR神戸線の線路を一気に跨ぎ、大きく右へカーブを描いて宝塚・福知山方面へと向かっていきます。

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大阪~北近畿方面を結ぶこうのとり号は自由席が少なめで、今回乗車しているこの列車も4両編成のうち自由席は最後部の4号車ただ1両のみでした。今度のダイヤ改正では全車指定席となる予定のようで、観光客輸送も大きな役割の一つであることから自由席よりも指定席の需要が高い列車なのかもしれません。

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福知山線のうち、途中の篠山口までの区間につけられている路線愛称が「JR宝塚線」です。阪急でも似たような区間を走る「阪急宝塚線」があり、区別するために「JR」を冠して案内されることが多いようです。宝塚周辺までは住宅街が続く車窓でしたが、その先はだんだんと緑も多くなってきました。

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篠山口駅を過ぎると、車窓右手には篠山川が見えてきます。この辺りまで来るともう宝塚市街地の賑わいとはうって変わって大自然の中を走るローカル線という趣が強くなってきます。

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列車は16:46に終点の福知山駅へと到着。この先は山陰本線へと進むルートになっていますが、こうのとり15号は福知山どまりなので向かいのホームに待ち構える特急へとすぐに乗り換えます。こちらは京都からやってきた16:48発の特急〔きのさき9号〕城崎温泉です。ちょうど同じような編成なので自由席車両の向かいに自由席車両が到着しており、わずか2分の乗り換え時間でしたが何とか乗り換えることができました。

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なお2本の列車を乗り継いでいますが、特急券は通しで発券することができ、料金も通算されるという特例があるため尼崎から城崎温泉まで1枚の自由席特急券になっています。1枚の特急券に2つの入鋏印が押されるというのは何とも面白い光景です。

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午後のおやつに、車内では貧乏鉄くんからいただいた御座候(「日本の食」108品目)をいただきます!

これは…そう、何と呼ぶかでSNSが大盛り上がり(大騒ぎ)することでおなじみだったりします。一応当地に配慮して御座候と書きましたが、私に言わせればこれは紛れもなく「今川焼」ですからね!!!! 関東の方は分かってくださる方多いんじゃないかなと思います。

だいたいこの手の議論は「今川焼」「大判焼」「回転焼」「御座候」あたりで意見が分かれるところでしょうか。御座候は商品名なので、御座候ブランドのものを買った場合はそう呼ぶのが一番平和なのかもしれませんね。

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17:19には途中の和田山駅へ到着。しかしここで緊急事態が発生しました。

何とこの先の和田山城崎温泉駅間は、局地的な大雨の影響で運転見合わせになってしまったのです。本来ならばすぐに発車するはずだったこのきのさき9号ですが、運転再開までしばらくここ和田山駅に停車することになりました。

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ちょうど手持ちの飲料が底をつきかけていたのでどうしようかと思いましたが、幸い和田山駅のホームに自動販売機があったのでお茶を調達することができました。

停車中は常にドアが開いた状態でしたので乗客は自由にホームへも降りれる状態のまま運転見合わせとなっていました。列車内でのアナウンスによれば、大雨が止んでから線路に異常がないことを確認しての運転再開となるため、再開までには相当な時間を要する見込みであるとのこと。ちょうど車掌さんが巡回され、お客さん一人ひとりに「今日最終的にどこまで行く予定ですか」と尋ねていらっしゃったので「鳥取です」と伝えました。おそらく他の乗客のみなさんはほとんどが豊岡や城崎温泉でしょうから「鳥取」と答えたのは私くらいかもしれません。

運転見合わせから約30分、続報が入りました。何と運転再開見込みは18:45頃とのこと。まだあと1時間ほど待たなければならないのか…と思うとどっと疲れが襲ってきます。まだ鳥取までは相当離れていますから、これでは今日中に辿り着けるかも怪しいかもしれません。

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運転見合わせから約1時間、18:20頃に隣のホームへ普通列車城崎温泉行が入線してきました。もちろんあの列車もここで抑止を喰らうことになるのですが、普通列車が前を走る特急に追いついてしまうという何とも面白い(笑えない)光景です。

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そして定刻よりも1時間12分遅れて、18:32頃にようやく運転再開しました! 辺りはだいぶ暗くなってきています。最初にアナウンスされた再開時刻よりは少し早くに動き出しました。

城崎温泉より先は普通列車を乗り継がなければならないためうまくルートを進められるか不安でしたが、何と車掌さんが城崎温泉から先の接続を個別に連絡してくださいました。どうやら普通列車が接続を取ってくれるようです。

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19:29頃にようやく終点の城崎温泉駅へと到着。辺りはすっかり真っ暗で、そこまで強くはないものの雨もまだ降り続いています。定刻であれば18:00には到着しているはずだったので、1時間29分もの遅れをもっての到着となりました。

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階段を渡って隣のホームに急いで向かいます。続いて乗車するのは18:53発の山陰本線 浜坂行。発車時刻はとっくに過ぎていますが、接続をとって待ってくれているようでした。

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本当はこの53分間の滞在時間のうちに城崎温泉でエクストリーム入浴でもしたかったのですが、残念ながらそれは叶いませんでした。特急と同じく和田山で抑止を喰らっていた後続の普通列車からの乗り換え客も待って、19:46頃に城崎温泉を発車。何と定刻よりも53分遅れでの出発です。

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キハ47形2両編成での運行で、車内には昔ながらの国鉄ボックスシートが並びます。全くの空気輸送というわけでもありませんでしたが、半分くらいの区画に人がいる程度で比較的空いてはいました。

関西~城崎温泉間はそれなりの本数で特急が運行されていますが、城崎温泉鳥取駅間はぐっと減って1日わずか数本になります。一応山陰”本線”ではあるのですが、鳥取まで走る特急は1日わずか1往復しかないので普通列車で進む方が無難です。一応城崎温泉でもうしばらく待てば大阪から播但線経由で鳥取へと乗り入れる特急はまかぜ号がやってくるはずですが、この状況ではどこかで運転打ち切りになってしまう可能性もあるため少しでも先を急ぐことにしました。

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真っ暗闇の中を進み、終点の浜坂駅には20:45頃に到着。あまり遅延時分は回復せず、定刻よりも47分遅れでの到着となりました。

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城崎温泉駅の発車標では「鳥取行連絡」との表示があったのですが、何とここ浜坂駅で接続するはずだった20:07発の普通列車は発車済みでした。まぁ40分以上も遅れての到着になったので無理もないですが…

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浜坂駅の駅前には「歓迎 湯村温泉浜坂温泉郷」の看板が煌々と光っています。しかしこの夜9時前ともなると街は真っ暗で、雨も降っているのでとても駅周辺を散策する気になどなれません。

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駅には発車標も特にないので、壁に貼られた時刻表で次の列車を確認します。乗る予定だった20:07発を逃してしまいましたが、その後は21:19発、22:00発(特急)、23:03発ということでまだ当日中に鳥取へ行ける列車が3本あるようです。何とか浜坂で野宿せずにすみそうです。

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30分ほど待ち、ようやく列車がやってきました。浜坂21:19発の山陰本線 鳥取です。先ほどと同じく朱色のキハ47形2両編成で、真っ暗な夜の浜坂駅のホームにひっそりと停車しています。辺りは依然として雨が降り続いていますが、何とか今日の目的地である鳥取へたどり着けそうです。

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無事に乗り込み、列車は定刻通りに浜坂駅を発車。車内は自分を含め3~4人程度で、ほぼ全員が私と同じように先ほどの列車から乗り継いできたお客さんのようでした。

もしかすると山陰本線ですので途中に日本海のすぐそばを走る区間もあるのかもしれませんが、とにかく真っ暗闇なので何も分かりません。特にやることもないので、ただひたすらのんびりと過ごします。

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そして22:06にようやく終点の鳥取へと到着!

最長片道切符の旅27日目の行程はここまでとします。

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鳥取駅は2面4線の高架ホームで一見すると近代的に見えるかもしれませんが、やってくる普通列車国鉄型車両ばかり。このギャップがある意味鳥取らしさかもしれません。高架化は意外に古く、国鉄時代の1978年のことだそうです。

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まだ夜10時過ぎ、新宿や渋谷なら多くの人が出歩いていて駅周辺も賑わっている時間帯ですが、かたやこの鳥取駅では全く人の気配がありません。自動改札機もなく、都内とはまるで異なります。

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鳥取駅周辺にはいくつもホテルがありますが、節約のため今夜はネットカフェに泊まります。

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というわけで毎度おなじみ「快活CLUB」。今夜は鳥取吉成店です。鳥取駅から雨の中傘をさして約2km歩いてきました。道に迷うことはありませんが、かなり過酷でした…。

 

27日目はここまで。

続きは次回お届けしていきます。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

(47)京都・大阪・神戸のご当地グルメを味わい尽くす!【最長片道切符の旅2021】[京都→三ノ宮]

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は最長片道切符の旅27日目の前半の様子をお届けしていきます。

 

2021年9月1日(水)27日目①

日本全国のご当地グルメをいただきながら肥前山口を目指す「最長片道切符の旅2021」。27日目のスタートは京都駅からとなります。

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いよいよ9月に入り、8月3日に稚内駅でこの旅を始めてから1ヵ月近くが経過しました。途中中断する場面が何度かあったとはいえ、もう1ヵ月も旅を続けているのかと思うと本当に頭がおかしくなりそうです(既におかしい)。

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京都駅で朝食代わりにいただく「日本の食」102品目は生八ッ橋(250円)です。言わずと知れた京都の定番土産ですが、お土産物屋さんが開く前の朝早い時間からでも売店の片隅にこのような食べきりサイズの小さな生八ッ橋が販売されていました。もちっとした皮にたっぷりの餡が包まれていて、5枚入ってこのお値段はかなりリーズナブルだと思います。

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さて、それでは京都駅在来線ホームへと向かい、行程を進めていくことにします。まずは10:15発の新快速 姫路行で新大阪へと向かいます。

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東海道本線のうち、京都~大阪駅間は「JR京都線」の愛称がつけられています。首都圏では、例えば東京~横浜駅間で停車パターンに応じ「東海道本線」「京浜東北線」の様に異なる路線愛称をつけていますが、関西ではあまりそうした分け方はしていないようで、JR京都線では「新快速」「快速」「普通」という様に種別で分けて遠近分離を図っているようです。

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列車は定刻通りに京都駅を発車。梅小路の貨物ターミナルを横目に見ながら、徐々に速度を上げていきます。

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JR京都線は全区間に渡り方向別複々線となっており、最も速い「新快速」は外側の線路を使用して高速走行を行います。最高130km/hで駆け抜ける様は、乗っていても若干の恐怖すらも覚えるほどです。途中でバンバン内側線の列車を追い抜いていきます。

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10:38に新大阪駅へと到着。京都駅から39.0km離れていますが、わずか23分で到着することができました。途中停車した駅は高槻駅のみで、表定速度は何と驚愕の約102km/hとなるようです。どう考えても追加料金なしで乗れる列車の域を越えていますね。

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東海道新幹線山陽新幹線の結節点にあたる新大阪駅。在来線列車においても重要な運行拠点となっており、北陸・山陰・北近畿・紀南・関西空港等の各方面へと向かう特急列車も発着しています。

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そんな新大阪駅で、私が時間を取ってでも食べたかったのがこちら! 551蓬莱の豚まんです(2個入り380円/「日本の食」103品目)。今や大阪の定番土産ともなっているこの豚まん、新大阪駅エキナカにある店舗ではアツアツの状態で購入することもできます。これがもう本当にめちゃくちゃ美味しい!!! 語彙力を喪失する旨さです。もちっとした皮に包まれたジューシーなあんがたまりません。

なお、この551の豚まんは匂いがきついことでも有名なので、今回は新大阪駅の誰もいない待合室を探していただきました(笑)。

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また、新大阪駅では何と先日に引き続き旅人よっちゃんさんがお出迎えしてくださり、新幹線改札内にあるミックスジュース(「日本の食」106品目)をごちそうしてくださいました! 本当にありがとうございます。

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さて、続いて乗車するのは新大阪11:32発の山陽新幹線〔こだま851号〕博多行。途中の西明石まで移動していきます。

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使用される車両は、かつて東海道でも活躍した500系…ですが、何だか顔色がおかしいですね!? そう、このこだま851号は通称”ハローキティ新幹線”と呼ばれる特別塗装車両で運行されており、市販の時刻表にもその旨の記載があります。

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丸みを帯びた車体の側面にも、華やかなハローキティのラッピングが施されています。

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さっそく乗り込み、列車は定刻通りに新大阪駅を発車。西明石まではわずか2駅、20分ほどです。

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ここまでの最長片道切符の道中で新幹線や特急に乗る際は多くの場合自由席でしたが、何と今回はよっちゃんさんに指定席を奢っていただきました…! こだま号の指定席は4~6号車なのですが、その中でもかつてグリーン車として設計された6号車の指定席をプレゼントしてくださいました。2+2列のゆとりある座席で、モケットの色も高級感があります。20分程度の乗車にはもったいなく感じてしまうほどです(笑)。

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これは初めて知ったのですが、インターネット予約にて自由席と同じ金額で指定席を利用することのできるシステムがあるみたいです。また新幹線を利用する際に私も使ってみたいと思いました。

f:id:watakawa:20220105113110j:plainそんなわけで快適な時間はあっという間に過ぎ、11:55に西明石駅へと到着。ここで乗り換えとなります。

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西明石は、三河安城のように新幹線と在来線が斜めにクロスしている駅で、連絡通路からは駅前の様子も窺うことができます。明石市の中心は一つ隣の明石駅ですが、こちら西明石駅の駅前にもホテル等が立ち並びます。

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さて西明石駅からは、この旅でもはや何度目か分からない新快速への乗車です。西明石12:17発の新快速 長浜行は1番線からの発車ということで発車標を見てみると何と1分差で普通列車も出ていくのか…! と驚いていたところ「あれは5番のりばやで」とよっちゃんさんから冷静なツッコミをいただきました(笑)。いや~これはトラップですね(自分がよく見ていないだけ)。

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おなじみ223系がやってきましたので乗車していきます。車内は相変わらずそれなりに混雑していましたが、何とか座ることができました。

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この区間の一番の見どころといえば、車窓右側に広がる瀬戸内海と明石海峡大橋の景色。あいにく雲一つ”しか”ない眺めではありますが、辛うじで明石海峡大橋とその向こうの淡路島が見えました!

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神戸駅山陽本線の起点であり、東海道本線の終点でもあります。神戸市街地にあり、決して賑わっていないわけではないのですが、より中心市街地に近いのはこの後途中下車する三ノ宮駅の方なのでどちらかというとこの神戸駅はマイナーなようです。県庁所在地の中心駅にも関わらず多くの特急が通過していきます。

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列車は12:36に三ノ宮駅へと到着。ここで降りずともさらに先へは進めるのですが、コロナの影響でこの先乗車する予定の特急が運休になっているので、それまでここで時間を潰します。

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ここ三ノ宮では、うしろまえさん@99travelservice)とよしさん@yyoshikun)にお出迎えいただき、少しの時間ではありますが神戸の滞在をご一緒させていただきました! 本当にありがとうございます。

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まずはお昼ご飯。お二方にご案内いただいたお店で、名物の明石焼き(「日本の食」107品目)をいただきます!

一見たこ焼きにも見えますが、実際はたこ焼きよりもふわっとしていて箸でつかむとすぐ崩れてしまいそうになるほどです。現地ではこの明石焼きのことを「玉子焼き」と呼ぶのが一般的だそうで、ソースや鰹節ではなくだし汁につけていただきます。アツアツとろとろでとっても美味しかったです! たこめしもセットになって900円のセット、大満足です。

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食後はまだ時間が少しあったので、少し移動してメリケンパークへとやってきました。自分が最も神戸らしさを感じるスポットの一つです。

 

というわけで今回はここまで。

続きは次回お届けしていきます。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。