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2024年4月29日(月)1日目
学園都市線(札沼線)への往復乗車を終え、桑園駅へと戻ってきました。
本日の宿泊地は札幌市内ですので早々に投宿してもよいのですが、今回の旅では長期企画「#目指せ中央駅全駅踏破」を並行して実施しており、札幌市内では月寒中央駅以外にも対象駅があと3駅ありますので地道に巡っていこうと思います。
桑園17時57分発の函館本線 ほしみ行に乗車。夕方の帰宅時間帯のため昼間より乗車率は高いものの、祝日ということもあってかぎゅうぎゅうとはいきませんでした。
乗車すること約5分、到着したのは発寒中央駅。中央駅ですが残念ながら快速・特別快速は全て通過します。この時間帯にもかかわらず下車客は僅少で、すぐにホーム上は私一人だけになってしまいました。
#目指せ中央駅全駅踏破
— わたかわ (@e235yokoso) 2024年4月29日
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発寒中央
(JR函館本線)
札幌市内にある駅で、2面2線の地上ホーム。
「中央」とつくものの、快速等は全て通過…。
1つ隣には発寒駅がありますが、そちらも同様です。
みどりの窓口は7:00〜18:00。 pic.twitter.com/VPf8YsDM48
来た道を戻るのもつまらないので、少し歩いて地下鉄の発寒南駅へ移動することにします。約1.2kmですが、札幌市街地につき道路は碁盤の目のようになっているのでほぼ最短ルートで向かうことができます。
20分ほど歩いて地下鉄東西線の発寒南駅に到着。地下鉄駅ですが地上に立派なバスロータリーがあり、一目見てこちらが発寒地域のターミナルであることが分かります。
実際に発寒中央駅よりもこちらの方が乗降客数は多いらしく、大通へ直通する地下鉄の需要は侮れません。
昼間に買ったドニチカキップがあるので地下鉄は乗り放題。発寒南18時36分発の地下鉄東西線 新さっぽろ行に乗り込みます。「札幌」「新札幌」はいずれもJRとの乗換駅ですが、地下鉄では「さっぽろ」「新さっぽろ」が正しい表記だそうです。
13分ほど乗車し、大通駅で下車。地上へ上がるとちょうど目の前が大通公園で、ライトアップされたさっぽろテレビ塔も目の前で見ることができました。
まだ本日はあちこち動きますが、いったん荷物を宿に置きたいので大通駅から歩いて向かいます。途中には「ガッカリ観光スポット」(?)としても有名な札幌市時計台がありました。どこにガッカリの要素があるのか詳細は不明ですが、もしかすると「北海道の観光地」と聞くだけで雄大な自然の中にある巨大な建造物を勝手にイメージしてしまう人が多いのかもしれません。
本日の宿は「アパホテルTKP札幌駅前」。1階がエントランス・飲食店、2~5階がTKP、6~10階がアパホテルという何とも不思議な構造です。この日の宿泊料金は大人1人5,300円、そこからじゃらんのクーポン適用で何と4,800円で泊まることができました。
チェックインを済ませ、身軽な状態で改めて札幌市街地へ。ここからは札幌市電に乗車し、夜の札幌の街へ繰り出します。
西4丁目19時27分発の内回り電車に乗車し、1つ目の目的地へ。運賃は200円均一で、交通系ICカードも利用できます。均一料金なので乗車時の整理券やカードリーダー等はなく、降車時に支払い・タッチするのみで分かりやすく便利です。
4分ほど乗車し、中央区役所前で下車。今回の企画には路面電車の電停も含まれます。
#目指せ中央駅全駅踏破
— わたかわ (@e235yokoso) 2024年4月29日
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中央区役所前
(札幌市電)
名前の通り、電停の南側に中央区役所があります。
地下鉄東西線西11丁目駅との乗り換えも可能ですが、市電の方にも「西8丁目」「西15丁目」など紛らわしい電停がいくつもあるのでややこしや… pic.twitter.com/qWaWiyUUCM
実は大通公園は大通駅周辺のみならずこの辺りまでも続いているようです。また駅名は異なりますが、歩いてすぐのところに地下鉄東西線「西11丁目駅」があり、乗換駅として機能しています。
中央区役所前19時39分発の後続電車にて、引き続き内回り方面に移動。14分ほどの乗車にて「ロープウェイ入口」に到着。
ロープウェイとは「札幌もいわ山ロープウェイ」のこと。スキー場でも知られる藻岩山をロープウェイで上り、山頂からの夜景を楽しみたいと思います。
料金は大人1名往復で2,100円。なかなかのお値段ですが、それもそのはず藻岩山の山頂へは「ロープウェイ」だけでなくその先の「ミニケーブルカー」も乗り継ぐ必要があるのです。
ロープウェイ・ミニケーブルカーとも一応の時刻表はあるようですが、ゴールデンウィークのためかロープウェイは満員になり次第どんどん出発している様子。乗車時間はロープウェイ5分、ミニケーブルカー2分ほどです。
そして藻岩山山頂に到着!
標高531メートルの山頂からは札幌市街を一望することができます。北九州・長崎と並び「新日本三大夜景」に選出されているのも納得です。
特に夜景が美しいのは展望台から北東方向で、ちょうど画面中央付近の特に明るくなっている付近が大通・すすきの周辺であるとみられます。
展望台ですからカップル多めなのはずっしりと心に重くのしかかるところですが、致し方ありません。むしろ独身男性1人でこんなところに来ている方がよほど不審者です(笑)。
帰りはミニケーブルカーの乗車に10分ほど並びましたが、何とか山麓まで降りてくることができました。実はロープウェイ入口電停~ロープウェイ乗り場を結ぶ無料シャトルバスもあるそうで、帰りはこれに乗ることに。ただし歩いても5分ほどの距離で、案の定発車時刻まで待っていると結局歩いたほうが早い感じにはなってしまいました。
ロープウェイ入口21時11分発の内回りで引き続き進みます。
8分ほどの乗車で、中央図書館前に到着。名前の通り、電停前には札幌市中央図書館があります。
#目指せ中央駅全駅踏破
— わたかわ (@e235yokoso) 2024年4月29日
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中央図書館前
(札幌市電)
名前の通り、目の前に中央図書館があります。
一つ時計回りに進むと市電の事業所があるため、夜は外回りの一部の電車が当電停止まりになるようです。乗客を降ろした後、そのまま外回りの軌道を走行して回送されます。 pic.twitter.com/Z3wo7GMvPL
特に何の変哲もない電停…かと思いきや、外回り電車の一部に「中央図書館前止まり」が設定されています。札幌市電を外回りの線路から車両基地へ入線させる場合は「電車事業所前」の手前で分岐するようで、そのためには「中央図書館前」止まりにして車両基地まで回送する必要があるようです。
夜も更けて、だんだんと運行本数が少なくなるこの時間帯。まだ循環運転の電車も多数ある一方で、少しずつ少しずつ「中央図書館前止まり」が出てくる時間帯でもあります。
さらに乗車し、すすきのへとやってきました。札幌市電をほぼ一周した形です。
昼食(回転寿しトリトン)が少し遅かったので忘れていましたが、そういえば夕食がまだでした。札幌といえば…やはりラーメンですよね!
今回はどうしても一度食べてみたいと思っていた、名店「すみれ」へ。22時過ぎから並び始め、待ち時間は1時間にも上りました。凍える寒さに何とか耐え、23時過ぎにようやく店内へ…。
こちらが看板メニュー、味噌ラーメン(1,100円)です!
豚骨のだしがきいたスープは、私の苦手とする味噌ラーメン特有のくどさが一切なく、しかし濃厚な味わいで骨の髄までしっかり染みわたります。麺、チャーシュー、もやし、ネギ、メンマ…その全てがスープと完璧にマッチし、大満足の味でした。
日付が変わる頃、ようやく宿へ戻りました。初日からなかなか夜更かしをしてしまったものです。
しょっぱいものの後にはどうしても甘いものが食べたくなり…ということで、夕方のロイズタウンで仕入れてきたチョコレートを開封。とりあえず個包装で便利な左の「おつまみチョコ」からいくつかつまみました。
そんなわけで、1日目は終了。2日目からは札幌を離れ、道内各地を移動していきます!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。