わたかわ 鉄道&旅行ブログ

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[#12]ソラシドエア最終便ではじまりの地・羽田空港へ…【政令指定都市を通らずに日本縦断】

 

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watakawa.hatenablog.com

 

2023年5月4日(木)

16時25分、ゴール地点の鹿児島中央駅に到着。97時間25分で「政令指定都市を通らずに日本縦断」を無事完遂することができました。

そもそもなぜタイムリミットを「19時」に定めていたのかと言えば、この鹿児島中央駅から鹿児島空港へと向かうバスの最終便発車時刻が19時ちょうど発だからでした。

結果的には2時間半ほど余らせる形でゴールすることができましたので、少し時間を潰しつつ余裕をもって鹿児島空港へ向かうことにしようと思います。

まずは完遂を祝い、駅から徒歩数分のところにある銭湯「みょうばんの湯」へ。これまでも鹿児島へ来た際に何度か訪れており、今回も熱めのお湯に浸かってしっかりと疲れを癒すことができました。

また、とあるインタビュー映像が大きな話題を呼んだことでも知られる靴屋さんを”聖地巡礼”。こちらも駅から徒歩数分で、高い建物と建物の間にひっそりと佇んでいます。

さて、そんな暇つぶしはさておき、いよいよ鹿児島中央駅を離れることにしましょう。

鹿児島空港行のバスは、駅を出て反対側の「鹿児島中央ターミナルビル」1階から発車します。

乗車前に、自動券売機できっぷを購入しておきましょう。事前の予約等は不要で、運賃は大人1,400円です。市街地からはかなり離れている(というか鹿児島市内ですらない)ことを考えれば妥当な価格でしょうか。

運行間隔は10~15分に1本程度で、1番乗り場からの発車となります。画面に表示されている中で最下段にある「19:00発」が最終便となります。今回私は18時15分発の便に乗車しようと思います。

私がこの乗り場にやってきた頃には、既に長い列ができていました。鉄道と違い立席乗車はできませんので、満席になれば次のバスを待つほかありません。混雑する時間帯には増便されることもありますが、時間には余裕をもって到着するようにしましょう。

バスがやってきましたので、早速乗り込みます。大きな荷物は荷物入れに預けることができます。先ほど購入したきっぷを乗車時に運賃箱へ投入し、空いている席に座ります。

鹿児島交通と南国交通の2社が運行していますが、特に区別はなされていません。調べてみるとこの便は鹿児島交通の便のようです。

そして発車時刻となり、バスは鹿児島中央駅を発車。窓側座席は全て埋まり、通路側の一部に空きがある程度で乗車率は高めです。車内にはフリーWi-Fiもあります。

実は鹿児島中央駅から鹿児島空港までは35kmほど離れており、途中このバスは高速道路を通ります。新幹線でもあれば嬉しいのですが、地理的にも空港方面への延伸は難しそうです。

市街地を抜けて、鹿児島ICより九州縦貫自動車道へ。少しずつ辺りが暗くなっていきます。

日豊本線錦江湾近くを走行するのに対し、こちらは内陸部を通ります。残念ながら海の景色などは見えません。

溝辺鹿児島空港ICで高速道路を降りると、空港は目の前です。

なお降車場所は3つほどあり、「国際線ターミナル」→「国内線第1降車場」→「国内線第2降車場」の順に停車します。国内線の内訳ですが、第1からはANA/ソラシド/ピーチ/IBEXへのチェックインが近く、第2からはJALスカイマークジェットスターFDAへのチェックインが近いようです。航空会社に関しては到着前に繰り返しアナウンスがなされますが、万が一間違えてもターミナルビル自体は同じですので大した問題ではありません。

今回私はソラシドエアを利用しますので、第1降車場にて降車。鹿児島中央駅からの所要時間は40分ほどで、ほぼ定刻通りでした。

時刻は19時を過ぎたところですが、九州南部最大の玄関口である鹿児島空港からはまだ東京・名古屋・大阪の各方面へと向かう便があります。その中でも今回私が利用するのは、20時40分発のソラシドエア80便 羽田空港です。ご覧の通り、本日鹿児島から東京へと向かう最終便にあたります。

飛行機へと乗る前に、夕食を済ませておこうと思います。空港内にある飲食店で「黒豚わっぜえか丼」(1,200円)を注文。「わっぜえか」とは鹿児島弁で「凄い」という意味だそうで、その名の通りご飯の上に黒豚とんかつやエビフライが豪快にのった贅沢などんぶりでした。

お腹も満たされたところで、保安検査をくぐり7番搭乗口へ。この便はANAとの共同運航便で、今回私はソラシドエアの公式サイトより25,970円で予約・購入しました。かなりの金額だな…とは思いますが、これも大型連休ですので仕方ありません。

ガラス窓の向こうを見てみますと、ちょうどボーディングブリッジを連結させているところでした。

「ソラシドエア」は主に九州と全国各地を結ぶリージョナル航空で、JALANAといった国内最大手の航空会社と比較すると運賃は若干安めに設定されている場合が多いです。その代わり便数や航路は限られますので、予約の際には様々比較してみるとよいでしょう。

機内に入り、座席に腰掛けます。外装・内装とも緑とグレーを基調としたデザインで、統一性があります。

少し早く乗客全員の搭乗が完了したとのことで、定刻よりも早くドアクローズ。本日の搭乗率は「8割程度」とアナウンスされておりました。

20時44分頃、いよいよ離陸! さらば九州!!

辺りは街明かりもほとんど見えず、肉眼では何とか辛うじて陸地が遠ざかっていくのを確認できるかどうかといったところです。

飛行機は宮崎市付近より太平洋へと出て、四国・紀伊半島の南側を飛行し東京へと向かっていきます。気流の乱れにより離陸後しばらくと浜松沖を飛行中にベルト着用サインが点灯しました。

ソラシドエアの機内では、大手航空会社と同様に飲み物のサービスがあります。せっかくなので今回は「アゴユズスープ」なるものをいただきます。こちらは長崎県産のあごだしと大分県産の柚子を贅沢に使用したオリジナルスープで、つけ麺のつけ汁にしたいくらい美味しかったです!

夜間のため上空飛行中はなかなか外の景色も見えませんが、いよいよ首都圏が近づいてまいりますと窓の外から存分に明かりが差し込んできます。こちらは22時過ぎの千葉県幕張上空です。

東京湾を反時計回りにぐるっと旋回するように、機体は少しずつ高度を下げていきます。浦安市沿岸にある有名テーマパーク付近では、その賑わいを上空からもしっかりと確認することができました。

そして22時14分頃、いよいよ東京・羽田空港へと着陸!!

4日前にここ羽田から旭川行の便に搭乗したのが懐かしく思えてきます。

沖止めということで、着陸後はバスでターミナルビルまで移動し、京急線へ乗り換え。急いでおり画像等も特にないですが、悪しからず…。

 

というわけで「政令指定都市を通らずに日本縦断」これにて完結です。

久しぶりの大がかりな旅を完遂してみて、また感じるところもさまざま…ではありましたが、これからも引き続き旅行者の端くれとして、経験や知識を積み重ねてまいります。

長いシリーズにはなりましたが、「政令指定都市を通らずに日本縦断」をここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

これから夏にかけても、皆様にお楽しみいただける記事を多数ご用意してまいりたいと考えております。皆様のお力添えを賜りながら、少しでも「読んでよかった」「面白かった」と思っていただける記事を目指してまいります。

今後とも当ブログを何卒宜しくお願い致します。

 

最後に、今企画にかかった費用を一覧にしてまとめましたので、どうぞご覧ください。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。