わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

【お手軽北海道気分】東京から最も近い「セイコーマート」ってどこ?

 

2023年4月4日(火)

突然ですが皆さん「セイコーマート」はご存じでしょうか。

セイコーマート」は北海道を中心に展開するローカルチェーンのコンビニエンスストアで、一度でも北海道へ旅行したことがある方なら目にした機会があるという方も多いのではないでしょうか。

特にクオリティの高いお弁当やお惣菜は道外からの旅行客の人気も高く、ともすると海鮮づくしになりがちな北海道旅行での食に彩りを添えてくれる大変重要な役割を果たすコンビニといえることでしょう。

そんな「セイコーマート」、実は店舗があるのは北海道内だけではありません

北海道内のほか、何と首都圏の一部地域でも店舗展開をしているのです

最近忙しいこともあり、なかなか北海道へ旅行できていない筆者は「何とかして北海道へ行くことなくセイコーマートのご飯をゲットし、手軽に北海道旅行気分を味わえないものか…」と考えました。

というわけで今回は「東京から最も近いセイコーマートを目指して移動していきたいと思います。

首都圏において「セイコーマート」の店舗があるのは、埼玉県内と茨城県内のみ。ですから東京駅から徒歩圏内にあるかというとそうではないのですが、Googleマップで検索してみると埼玉県内にある「セイコーマート ほしの店」という店舗が東京駅から最も近そうです。今回はここへ向かうことにします。

では丸の内駅舎を入り改札口へ…と思いきや、いきなり丸の内駅舎を背にして皇居方面へ歩いていきます。

もちろん東京駅から電車に乗っても行けるのですが、それよりも乗り換えの少ないルートをご紹介したいので、今回は別の駅から電車へ乗り込むことにします。

東京駅丸の内駅舎からまっすぐ皇居方面にのびる「行幸通り」を歩くこと約5分。見えてきたのは東京メトロ千代田線の「二重橋前駅」です。

東京駅丸の内駅舎もはっきりと見えるくらいの至近距離ですが、あくまでも「別の駅」。駅名も異なり、他の路線と改札内で乗り換えたり運賃を通算したりすることはできません。ただし見ての通り、副駅名として「丸の内」が付されています。

今回は地上を歩いてきましたが、両者は地下通路でも繋がっており、雨の日でも濡れることなく乗り換えが可能です。

ホームは1面2線の、ごく一般的な地下鉄駅。ただ他の都市の地下鉄駅と比べると東京メトロの駅はかなり綺麗な気がします。

乗車するのは、二重橋前10時53分発の東京メトロ千代田線 綾瀬行。「綾瀬」と聞くと神奈川県民は大和市の近くにある「綾瀬市」を思い浮かべてしまいますが、それとは全く異なります。

列車がやってきました。この列車は千代田線内で完結する列車ですが、東京メトロの車両ではなくJRの車両が充当されているようです。

さっそく乗り込み、二重橋前駅を発車。

列車はすぐに次の大手町駅へと停車します。千代田線における東京駅への最寄り駅は先ほどの二重橋前駅ですが、他の地下鉄路線との接続を多くもつ駅としてはこちらの大手町駅の方が便利です。

湯島駅湯島天満宮への最寄り駅のほか、近くには東京大学上野恩賜公園もあり歴史と文化の息づく街です。

西日暮里駅では山手線等との乗り換えができます。ここを過ぎると、いよいよ山手線の外側へ出ることになります。

北千住駅を発車しますと、列車は地下から地上へと出ます。まもなく荒川を渡りますが、この荒川を渡ってもまだ東京23区から出るわけではありません。

11時15分、列車は終点の綾瀬駅へと到着。ここで列車を降ります。

繰り返しにはなりますが、ここは神奈川県綾瀬市ではありません。東京都足立区です。

綾瀬駅には東京メトロ千代田線のほか、JR常磐線各駅停車も停車します。綾瀬より先の松戸・我孫子方面へは千代田線の列車がJR常磐線各駅停車へと直通運転をするかたちになりますが、今回そちらへは行きません。

また、綾瀬駅から1駅北へ向かう千代田線の支線「北綾瀬行」もありますが、そちらへも乗車しません。

では何に乗るかというと…そう、路線バスです。

綾瀬駅では、高架下のスペースを活用してバスロータリーが設けられています。

乗車するのは、綾瀬駅11時25分発の東武バス[綾61]系統 八潮駅北口行です。綾瀬駅自体は東京都内ですが、少し進むとすぐに埼玉県ですのでその方面へのバスが多数発着しています。[綾61]系統は1時間に2~3本程度の運行で、確実に時間を合わせて乗りたいという場合であれば時刻表を確認されるとよろしいでしょう。

このバスに乗車して、今回のお目当て「セイコーマート ほしの店」を目指すことになります。コンビニエンスストアに行くためだけにはるばる地下鉄と路線バスを乗り継いで行く…というのは普段ならまずしないことですが(笑)。

バスは定刻通りに綾瀬駅を発車。乗客の数は10名程度で、平日昼間にしてはしっかりとお客さんが乗っている印象です。

バスはしばらく「綾瀬川通り」に沿って北上していきます。近くでぼや騒ぎか何かでもあったようで緊急車両が複数出動しており、道が狭く路線バスも徐行を余儀なくされました。

駅周辺は住宅が多く、また交通量も多くなっています。

首都高速6号三郷線の真下に入ってまもなく、バスはいよいよ東京都足立区を脱出し埼玉県八潮市! 一瞬でしたが道路看板を捉えることができました。

バスに揺られること約20分、11時47分頃に「西田」というバス停へ到着。定刻よりは5分ほど遅くなりました。

バス停のちょうど目の前にはホームセンターがあり、綾瀬駅前と比べると高い建物もほとんどなく開けた印象。道幅は狭いですが、ロードサイド型の店舗がいくつか集まっています。

この道を八潮駅のある方向に歩くこと数分…。

北海道で見覚えのあるオレンジ色の看板が…見えてきました!!

というわけで、ついに到着!

埼玉県八潮市にある「セイコーマート ほしの店」です。

東京から最も近い店舗であるだけでなく、セイコーマート全店舗の中で最南端に位置します。今回のように綾瀬駅からバスで行くだけでなく、同様につくばエクスプレス八潮駅からのアクセスも可能です。ただし残念ながら徒歩圏内に鉄道の駅はなさそうです。

ここでお買い物をしていきます。ただし店内の様子を撮影することは難しいので、文字で説明します。

店内は北海道で見るものと基本的に大きくは変わりません。ただしこれまでに私が北海道内で利用した店舗と比べると、比較的狭めかなという気はしました。

品揃えは申し分なく、北海道産の食材を使用したPB商品やおなじみのお惣菜等も十分に揃っています。また看板にもある通り「ホットシェフ」の取り扱いがある店舗なのも嬉しいところです。

合計940円分をお買い上げ。「セイコーマートのロゴ」と「埼玉県」の文字が共存しているのは何とも不思議な感覚です。

お腹もすいているのですぐにでも食べたいところですが、駐車場や路上で広げて食べるのは迷惑かつ危険ですので、しっかり落ち着いて広げられるところまで移動していきます。

来た道を辿り、綾瀬駅まで戻ってきました。千代田線に乗り込み、北千住駅前にある快活CLUBまで移動します。

今回購入したのはこちら。

まずは大人気シリーズ「ホットシェフ」のカツ丼(572円)。やわらかいロースカツをとろとろの玉子でとじており、あまりの美味しさに思わず感動してしまいました。コンビニ弁当のクオリティを凌駕しています。

続いて、チキンたっぷりペペロンチーノ(138円)。セコマの激安パスタシリーズの中でも人気の高い商品の一つで、大きなチキンがごろごろと入っています。最長片道切符の旅の道中では、岩見沢駅前のベンチに腰かけてこのペペロンチーノを食べた思い出が蘇ります…!

そのほかにもとよとみミルクコーヒー(105円)とガラナ(124円)はいずれも北海道ならではの商品。埼玉県内のコンビニでありながらしっかりと北海道内の店舗と遜色ない北海道グルメを取り揃えているところに感動してしまいました。

 

というわけで、今回は「東京から最も近いセイコーマート」を訪れることで手軽に北海道気分を味わい満足することができました。

埼玉県・茨城県で展開されている「セイコーマート」は多くがロードサイド型店舗のため、遠方からの鉄道でのアクセスはやや大変と感じる部分もあるかもしれません。セイコーマートの店舗が近所にある方、羨ましいなーと感じるばかりです。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。