わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

横浜駅に行ったら是非見てみてほしい! 面白ポイントを次々ご紹介

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は私の地元の一大ターミナル「横浜駅」の面白ポイントを10個ご紹介していこうと思います。

今後横浜へお越しになる方は、是非注目していただけると嬉しいです!

 

①日本で最も多くの鉄道事業者が乗り入れる

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路線数ではなく「会社数」が日本一

横浜駅にはJR東日本」「京急」「東急」「相鉄」「横浜高速鉄道」「横浜市交通局横浜市営地下鉄)」の合計6社局が乗り入れており、これは単一の駅としては日本一の多さを誇ります。

首都圏の他の主要駅で比べてみると、例えば東京駅は「JR東日本」「JR東海」「東京メトロ」の3社のみ、新宿駅でも「JR東日本」「小田急」「京王」「東京メトロ」「東京都交通局都営地下鉄)」の5社局で、横浜駅の6つにはわずかに及びません。横浜駅の中央通路の頭上を見上げてみますと、実に様々な鉄道会社名が並んでおり、だいたいそのそれぞれに改札口がしっかりと設けられているため(東急と横浜高速鉄道は共同)、そもそも乗車する鉄道会社の改札口までたどり着けるかがまず最初の分かれ目と言えそうです(何の)。

 

②東口に残る国鉄時代の遺産(?)

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古い書体

横浜駅には大きく分けて「東口」と「西口」があり、商業的に発展しているのは西口の方です。一方で東口には高速バス・夜行バスのターミナルや高速道路の出入口等が至近にあり、鉄道とバスを乗り継ぐお客さんで日々賑わいます。

そんな横浜駅東口を出てすぐの場所に、何やら気になる看板が。中央通路へ降りる階段のところに、古めかしい書体で「JR横浜駅」と書かれています。正確にいつ頃設置されたものかは不明ですが、恐らく30年以上前から取り替えられることなくここに設置され続けている貴重な代物ではないでしょうか。

その証拠に、「JR」の文字が何やら上から切り貼りされているように見えます。これを剥がすと、その下にはかつて「国鉄」「国電」「E電」等の文字が書かれていたものと思われます。駅構内の案内サイン類は時代の移り変わりとともにどんどん新しいものに更新され続けていますが、こんなところに今でも長く使われ続けるサインがあるというのは何とも面白い話です。

 

横須賀線を下から覗く!? 最近誕生した新たな鉄道スポット

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週末の西口は多くの人で賑わう

2020年夏にNEWoManやJR横浜タワーが開業し、今なお発展を続ける横浜駅西口。その際にできた、中央通路へとつながるこの出入口からは何と「横須賀線を下から覗く」ことができます。

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横須賀線上り列車が見える

それがこちら。中央通路へと降りる階段の真上に横須賀線の線路とホームがあり、ガラス張りの部分から横須賀線の上り列車を見上げることができます。10番線には他にも湘南新宿ライン成田エクスプレス等が入線してきますので、眺めているだけでも飽きないスポットです。

なお10番線に列車が停車していない時はホーム上の人と目が合いそうになります。少し気まずいです(笑)。

 

④自動改札機がずらり並ぶ「相鉄1階改札」

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ずらりと並ぶ自動改札機

横浜駅は神奈川県内に路線ネットワークを広げる「相鉄」の運行拠点となるターミナルでもあります。

相鉄の横浜駅には、主に「1階改札」と「2階改札」がありますが、何といっても注目すべきは1階改札の自動改札機の数。ずらりと横一列に並び、その数何と驚愕の23台。柱を挟まずひと続きに並ぶ自動改札機の台数としては、阪急の大阪梅田駅(24台)に続き日本で2番目に多いのだとか。ちなみに相鉄1階改札では、かつてご案内カウンターが設置される前まではもう2台多く25台の自動改札機が並んでいたとのことで、もしかするとここが日本一だった時代もあるのかもしれません。

ひとたび列車が到着すると、この1階改札にも人がどっと押し寄せてきます。過酷な朝のラッシュ客をすさまじい勢いで捌く光景も一度見てみたいものです。

 

⑤無料の鉄道博物館!? コンコース上のギャラリーが面白い

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「南」と「中央」をつなぐ通路

JR線南改札・相鉄1階改札があるエリアと中央通路をつなぐ湾曲したコンコースも、日々多くの人が行き交います。主にJR・京急・東急・みなとみらい線⇔相鉄を乗り換える人が多く利用する通路です。

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なかなか興味深いギャラリー

その壁を見てみると、「記憶の散歩道」として横浜周辺の鉄道史が往年の貴重な画像とともに紹介されたギャラリーが展開されています。各時代ごとの横浜市中心部の路線図のようなものもあり、さながら「ミニ鉄道博物館」状態。もちろん通りすがりに無料で見ていくことができます。

 

⑥東急ホームの真上にある謎の広大なスペース

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横浜駅構内とは思えない人通りの少なさ

2004年に東急東横線横浜駅が地下化され、同時に横浜高速鉄道みなとみらい線が開業して東急東横線との相互直通運転が開始されました。しかしそのホームの真上に、何やら巨大な地下空間が広がっています。

見たところ特にコンビニや売店等があるわけでもなく、2020年に開業した駅ビル「シァル」への連絡口のみが設置されています。さらに奥へ進むと「ザ・ロイヤルラウンジ横浜」というカフェがあるものの、その他のほとんどのスペースを余らせているように見えます。あまり人通りも多くなく、中央にはテーブルと椅子が4組ほど置かれているのみ。長居すると迷惑になってしまうかもしれませんが、人を待つ間のわずかな時間など利用してみるのもいいかもしれません。

 

⑦2004年に廃止! 東急東横線高架橋の跡

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緑が生い茂る東横線高架跡

先ほど述べた通り東急東横線は2004年に地下化されましたが、それまでは地上にホームがあり、横浜駅のさらに南側にある桜木町駅まで線路がのびていました。廃線から17年が経過した今も、随所にその遺構が残っています。

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右下にまっすぐ走るのが旧東横線

駅の南側には、桜木町駅方面へとのびる高架橋が途中で切れた状態で今も残っています。JR東海道線のホームからでも確認はできますが、西口にあるジョイナスの駐車場から見下ろすとよりはっきりと確認できます。線路こそ剥がされているものの、確かにここにかつて2本の線路が走っていたことがわかります。

この他にも駅の北側には地上に線路があった頃の線路の位置とほぼ同じ場所が「JR横浜鶴屋町ビル」へ続く連絡通路として使われていて、廃線探訪も楽しめますので是非注目してみてください。

 

⑧広くなった横須賀線ホーム

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ヨーロッパの駅のように広いホーム

横浜駅9・10番線は横須賀線湘南新宿ラインが発着するホームで、一日を通じ多くの列車の発着があります。

このホームに一度降り立つとわかるのですが、他の路線のホームと比べ異様に広いのです。まるで西欧のターミナル駅のように広く、また屋根も高いのが特徴的です。

実はこのホーム、かつてはもっと狭かったのですが、2004年の東急東横線地下化に伴い駅西側のスペースに余裕ができたことで10番線側に大きく拡幅されたという歴史を持ちます。それまではもっと狭いホームだったのですが、混雑緩和を目的として2010年まで工事がなされ、現在のような広いホームとなりました。

増設された部分は既存のホームと繋がれており、足元には金属のつなぎ目の線が入っています。また屋根の構造が9番線側と10番線側では大きく異なり、古い9番線側の屋根に対して白くカーブを描いたやや新しめの10番線側の屋根が後から増設されたものだということがわかります。

今でこそ横浜駅の9・10番線ホームの広さは当たり前になりましたが、かつてこのおよそ半分の幅しかなかったと考えると危険もあり恐ろしいです。

 

エキュートエディションのベンチに”ひと工夫”

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本格的な改札内エリアがオープン

2020年にJRの中央南改札と南改札をつなぐ改札内エリアとして「エキュートエディション」がオープン。それまでJR横浜駅には乏しかった「エキナカ」の商業施設ゾーンですが、今ではすっかり定着しました。

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エキュートエディションのフリースペース

そのエキナカエリアの途中には、ベンチの並ぶフリースペースもあります。フリーピアノも置かれていて、たまに誰かが演奏しているのを見たりしますが…今回はそこではないんです。ベンチによ~く注目してみてください…。

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レールの形!

そう、何とベンチの足がレールの形をしているのです! いやこれはもはや形というか恐らく実際にどこかで使われていたレールなのでは…という気もするのですが、正確なところどうなのか気になります。

至近距離で見てみるとレールって大きいですよねぇ。かなり安定感もありそうです。

 

赤羽駅でおなじみのモニターが横浜にも登場

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大宮駅先着列車の案内

横浜から大宮までは、大きく分けて上野東京ライン湘南新宿ラインの2通りのルートがあります。どちらも所要時間としては大差ないのですが「大宮駅に一番早く着く列車に乗りたい!」という人のために、先着列車を表示するモニターが2015年に設置されました。ちょうど上野東京ライン開業のタイミングです。

この「大宮駅先着列車のご案内」に関しては、以前から赤羽駅に設置されているものが有名です。赤羽~大宮駅間は宇都宮線高崎線上野東京ライン)・湘南新宿ライン埼京線の3ルートがあり、どの列車が最も早く大宮に到着するかは素人には判断がつかないのでこうした案内がなされていますが、ついに6年前に横浜駅にも同様のものが設置されたのです。

しかし赤羽からならまだしも、横浜~大宮駅間は60kmほど離れています。どちらのルートでも1時間程度かかり、この区間を日常的に移動している人がどれほどいるのかは疑問が残ります。また、後発の上野東京ラインが先発の湘南新宿ラインを途中で追い越し大宮駅に先着するという事例もあることにはあるのですが、おおむね発車順序通りで大宮に先着するということも多く、また先着するにしても1~2分の違いということも多いので、そこまで厳密さを求める人でなければあまり意識して使うことはないかもしれません。

 

というわけで、今回は横浜駅の面白ポイントを10個ご紹介してきました。

この他にも駅構内を歩き回ってみると様々な発見があると思いますので、横浜駅にお越しの際は是非見つけてみてください!

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。