わたかわ 鉄道&旅行ブログ

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次から次へとやってくる! 4連休初日の「のぞみ12本ダイヤ」を新横浜駅で見物

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みなさんこんにちは! わたかわです。

本日は、東海道新幹線で繁忙期に実施される驚異の「のぞみ12本ダイヤ」についてご紹介します。

 

2021年7月22日(木)

東京2020オリンピック大会の開会式を控えた4連休の初日、今回は東海道新幹線横浜駅にやってきました。2008年のダイヤ改正より最速達の〔のぞみ〕を含む全列車が停車するようになり、駅は今なお発展し続けています。

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全列車が停車する主要駅

今回はこの新横浜駅で、繁忙期に実施される「のぞみ12本ダイヤ」を見ていきたいと思います。

これは2020年のダイヤ改正以降行われているもので、行楽や帰省等につき膨大な需要が見込まれる繁忙期の一部時間帯においてのぞみを通常ダイヤよりも大幅に増発し、のぞみを1時間あたり12本運行するというものです。このほかに定期列車で〔ひかり〕と〔こだま〕がそれぞれ1時間あたり2本ずつ運行されていますから、(のぞみ)12本+(ひかり)2本+(こだま)2本で1時間あたり合計16本もの新幹線が次々に発車していくということになります。

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基本は交互に入線

ちょうど11時を過ぎたところなので、これから新横浜駅の新幹線下りホーム(3・4番線)に約1時間張り込み、次々に新幹線が発車していく様子をご覧にいれようと思います。

発車標を見ると、11:07発ののぞみ号を皮切りに、おおむね2~3分間隔で次々に列車が入線してくることが分かります。

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11:07発〔のぞみ325号〕新大阪行

まずは4番線に11:07発〔のぞみ325号〕新大阪行が入線。新大阪行ののぞみの場合、200号台ならば定期列車、300号台ならば臨時列車ということで、この325号については臨時列車ということになります。

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自由席にも次々に人が乗車していく

臨時列車といっても東海道新幹線の場合には特に定期列車と何か設備上の違いがあるわけではなく、全列車がN700AまたはN700Sで運行されます。のぞみ号の場合には定期・臨時を問わず前寄り1~3号車が自由席となります。

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既に次の列車の接近放送が!!

そして「♪乙女の祈り」を奏でホームドアが閉まったのもつかの間、列車が動き出すかどうかくらいの時には既に次の列車の接近放送が流れ始め、ホーム上の電光掲示板にも「列車がきます。ご注意ください」との表示が。

そう、これこそが「のぞみ12本ダイヤ」の恐ろしさであり、面白さでもあります。

すなわち、新幹線は在来線の列車と比べても編成が長く入線に時間を要するということもあって、2~3分間隔の運行を維持するためには否応なしに3・4番線の両方のホームを使って交互に発着させるしかないのです。

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11:10発〔のぞみ87号〕広島行

瞬く間に3番線に11:10発〔のぞみ87号〕広島行が入線。つい3分前にのぞみ号が1本行ったばかりなのに、既にこちらののぞみ号の自由席乗車整列位置にもかなりの人が並んでいます。こののぞみ87号は毎日広島まで運行されている定期列車です。

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5分後には同じホームに列車が入線する

各乗車口の頭上にも列車の発車標のようなものが付いているのですが、見てみるとこの3番線には10分発の広島行が発車した5分後に次の新大阪行のこだま号が同じホームに入線してくるということになっています。新幹線の編成の長さと入線にかかる時間を考えれば、何だかこれだけでも本当に凄いことですよね。

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4番線には既に次の列車が停車目前

3番線でのぞみ87号のドアが閉まり、いざ発車…と思いながらふと4番線に目をやると、既に目の前に次の11:13発〔のぞみ327号〕新大阪行が入線。いやいや間隔詰まりすぎですって。よく線路上でぶつからないよなとつくづく思います。前の列車がホームから姿を消す前に、接近放送どころか既に列車本体が入線してきてますからね。

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上は臨時列車、下は定期列車

この13分発ののぞみ号も300号台の新大阪行ということで臨時列車。ちなみに5分後に同じ4番線のホームにやってくるのぞみ号も同じく新大阪行ですが、こちらは200号台ということで定期列車です。もっとも繰り返しになりますが、定期列車であるか臨時列車であるかは利用者にとっては何ら関係ありません。

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張り込み開始後初の〔こだま〕が入線

そしてその2本ののぞみ号に挟まれて運行されているのが、11:15発〔こだま719号〕新大阪行です。言わずもがな各駅に停車するタイプの新幹線ということで、新横浜から乗車するお客さんは静岡県内までの比較的短区間での利用が多いものと思われます。東海道新幹線の下りこだま号は、日中には名古屋行と新大阪行が30分おきに交互に運行されていますが、号数は全て700号台で、臨時列車が設定されることはほとんどありません。

「1時間あたりのぞみ号が12本も運行されているというのにこだま号はわずか2本しかないのか!? 少ないだろ!と感じるかもしれません。確かにいつでも待たずにすぐ乗れるというわけではありませんが、しかしあまりにものぞみ号が多過ぎるために相対的にこだま号の本数が少ないように見えるというだけの話で、よく考えれば東京~静岡・浜松方面の各駅に停車する新幹線が30分に1本の間隔で運行されているのならばそれで十分なのではという見方もできます。

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もう何も驚かない

そしてこだま号が発車したと思ったら、すぐさま4番線には11:18発の〔のぞみ225号〕新大阪行が入線。前を走るこだま号を次の小田原で追い越すものと思われます。

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静岡県内停車タイプの〔ひかり509号〕

続いて3番線側に入線してきたのは11:21発〔ひかり509号〕岡山行。もはや3分間隔に慣れてしまって驚きが薄れつつありますが、ひかり号もこだま号と同じく1時間に2本しか運行されておらず、のぞみ号と比べると圧倒的に本数が少ないです。また臨時列車が運行されることもめったにありません。

ひかり号の場合は大きく分けて「静岡県内にこまめに停車する代わりに名古屋~京都駅間ノンストップ」か「新横浜~名古屋駅間で小田原or豊橋のみに停車する代わりに名古屋以遠各駅停車」のどちらかとなっており、いずれにしてものぞみ号より少し停車駅は多いですがある程度の通過駅が設定されているという運行形態です。行先については、東京からの場合はほとんどが新大阪行または岡山行となっています。

この〔ひかり509号〕の場合は静岡県内で三島・静岡・浜松の3駅に停車し、その後京都~岡山駅間で各駅に停車していきます。

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この後はのぞみ5連発

21分発のひかり号が出発すると、その後はしばらく列車の間隔が開くことになります。とはいってもわずか8分間ではありますが…。

いったん改札階に降り、フルカラーLCDの発車標を見てみると、この後は何と5本連続でのぞみ号が発車していく模様。行先は新大阪、広島、博多と多種多様です。

しばらく列車の発車がないこの隙に、ホーム上では駅員さんによりアナウンスがなされています。

「本日、大変多くの列車が運行されております。およそ3分間隔で列車がやってきます。お手持ちの切符をお確かめの上、お乗り間違えのないようご注意ください」

「のぞみ号の新大阪行」だけでも短い時間にかなりの本数が発車していきますから、「余裕をもって早めに駅に着いたはいいけど間違って予約していた列車よりも早い列車に乗ってしまった」なんてことがあると、名古屋までは止まりませんから大惨事です。

「列車の出発後、車内で通り抜けができます。お近くの空いているドアよりご乗車ください。」

これも東海道新幹線ならではと言えるかもしれません。東海道新幹線は全て16両固定編成での運行ですから、先頭車両どうしの併結面というものは存在しません。これが例えば東北新幹線の場合、E5系E6系の連結やE2系E3系の連結ということになると車内での通り抜けができない箇所が出てきますので、「どこから乗ってもいい」とは言い切れないわけです。

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11:29発

再びホームに戻ると、4番線には11:29発〔のぞみ27号〕博多行が入線。首都圏と九州を結ぶ1000km超のロングラン運用です。「のぞみと言えば東京~博多直通」というイメージの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそのような列車は意外に多くなく、新大阪での乗り換えが必要となる場合も少なくありません。今回の張り込みにおいても、実は博多直通の新幹線はこれが1本目だったりします。

ホーム上はかなりの混雑。実際首都圏から九州へ行く人の多くが飛行機を利用しますから、この中に終点の博多まで乗車する人がそこまでたくさんいるとは思えませんが、しかし岡山や広島といった山陽の主要都市まで高速で移動できるということでこの辺りは飛行機と新幹線が良い勝負をしているのではないでしょうか。

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2分後にもう1本博多行が…!

29分発の博多行が発車したのもつかの間、お隣3番線のホームに目をやると何とこちらにも博多行ののぞみ号が入線しているではありませんか!

こちらは11:31発〔のぞみ147号〕博多行。100号台なので臨時列車です。ちなみに号数が1桁・2桁の博多行なので、2分前に発車していった方は定期列車です。

ついさっき博多行が1本発車していったばかりなのに、こちらの31分発博多行にも大勢の人が乗り込んでいきます。おそらく29分発で運びきれない需要を拾う目的で定期列車の直後に続行するスジが設定されているものと思われますが、その目論見は確かなようです。

なお臨時の博多行については、運行日によっては広島どまりとなっている場合もあるため注意が必要です。

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N700S!

その後は少し時間を置いて(笑)37分発、39分発、43分発…と続きます。11:37発〔のぞみ331号〕新大阪行は最新型車両のN700Sが充当されていました。300号台ということで臨時列車ですが、臨時列車にもN700Sが充当されることってあるんですね…。2021年春のダイヤ改正より固定運用となったため、運用は市販の時刻表等で確認することができます。

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39分発も臨時列車

続けて3番線に入線する11:39発の〔のぞみ149号〕広島行も臨時列車です。先ほどの31分発臨時博多行も100号台でしたが、広島行も臨時の場合は100号台ということで、ここは通し番号になっているようです。

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ここから怒涛のラッシュが再び

4番線には11:43発〔のぞみ335号〕新大阪行が入線。もはや定期列車よりも臨時列車の方が多いのでは…?とさえ思える本数ですが、これほど多くの本数が運行されていても各列車にたくさんのお客さんが乗っているというのが東海道新幹線のレベルの高さでもある気がします。

ちなみに連休初日のこの時間の混雑ですが、〔のぞみ〕〔ひかり〕〔こだま〕のいずれの列車とも乗車率は極めて高く、コロナ禍で2年前までより需要が少ないとはいえ各列車とも自由席の窓側はほぼ満席の状態で新横浜を発車していく様子が見て取れます。通路側や3人掛けの真ん中であれば辛うじて空席があるようですが、相席の気まずさを感じる人もいるのかデッキで立席乗車をする人の姿もちらほら見受けられました。また編成中程に自由席があるひかり号・こだま号については、やはり編成の端の自由席よりも混雑している印象があり、こだま号の編成後方(東京寄り)の自由席はかなり空いているように見えました。

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名古屋どまりのこだま号

3番線には11:45発〔こだま721号〕名古屋行が入線。東京~名古屋駅間のみで運行される比較的短区間の列車です。2分前に臨時のぞみ号の新大阪行が発車していますが、それとはどんどん差を開けながら名古屋まで走ります。もっとも、終点の名古屋までこだま号で乗り通す人はあまりいないでしょう。

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こだま号の直後ののぞみ号は定期列車

その3分後の11:48に発車する〔のぞみ29号〕博多行は定期列車。やはりこだま号の直後に続行するのぞみ号は次の小田原での追い越しがデフォルトということで、定期列車になるようですね。

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名古屋まで速達で運行されるひかり号

3番線から11:51に発車する〔ひかり641号〕新大阪行。もうお忘れかもしれませんが、30分前に発車したひかり号は509号なので号数が連番になっていないことが分かります。このひかり641号は先ほどとは異なり、小田原のみに停車した上で名古屋へ至り、その先は各駅に停車するというタイプになっています。次の小田原で後続ののぞみ号を待避することはなく、何と名古屋まで逃げ切るということで新横浜~名古屋駅間の所要時間はのぞみ号とほとんど変わりません。指定席の場合はのぞみ号とひかり号・こだま号で特急料金が異なりますので、少しでも安く、かつ早く東京方面から名古屋へ行きたい場合は600号台のひかり号を利用するのをオススメします。

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ほとんどのぞみ号

そして51分発のひかり号が発車した後は、再び約7分間に渡り列車の発車がない状態となります。間髪おかずにのぞみ号を続行させてしまうと小田原の先で列車が詰まってしまうのだろうと思います。

ホーム上では「この後のぞみ号が短い間隔で続けて到着いたします」「危険ですのでお子様を柵から話してあげてください」等の放送が続きます。連休ですから家族連れも多く、スーツケースを引いて歩く数人程度のグループが目立ち、平日のビジネス需要メインの東海道新幹線とはだいぶ様子が異なります。

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58分発と12時ちょうど発がどちらも臨時

そして11:58発〔のぞみ337号〕新大阪行12:00発〔のぞみ151号〕博多行が立て続けに発車していき、これをもって1時間に渡る張り込みは終了です。号数からもお分かりの通り、この2本はどちらも臨時列車です。

こうして無事にのぞみ12本を含む合計16本もの新幹線が、全て定刻通りこの新横浜駅を発車していきました。

これまで何度も東海道新幹線を利用してきましたが、これほどの高頻度で列車が立て続けに発車していく光景はなかなか見たことがなく、私自身童心に帰ったかのようにテンションが上がりっぱなしでした。もちろん今回見届けた列車は全て東京駅を始発として運行されている列車ですが、東京駅の東海道新幹線ホームは14~19番線の合計6線もあり、一つあたりのホームから発車していく本数の多さという意味では若干臨場感が伝わりづらいことがあると思いますから、少ないホームでこれだけの新幹線が発車していく臨場感は品川駅や新横浜駅ならではの光景と言えそうです。

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今回張り込みした1時間で発車していった列車(Yahoo!乗換案内より引用)

最後に、今回の張り込み中に発車していった16本もの列車の一覧を掲載しておきます。着時刻は名古屋駅のものですがあまり気にしないでください(笑)。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。