わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

【速報】横須賀線武蔵小杉駅新3番線ホーム使用開始! 新旧画像で比較

 

2022年12月18日(日)

おはようございます。本日は朝早くから武蔵小杉駅にやって来ております。

本日いよいよ、横須賀線武蔵小杉駅の下り新3番線ホームが使用開始されました。昨日深夜まで使用されてきた旧3番線ホームとも比較しつつ、その様子をお届けしてまいります。

2010年に開業した横須賀線武蔵小杉駅。島式ホーム1面2線を構える高架駅で、南武線東急東横線東急目黒線のホームからは大きく離れた位置にあることでも知られています。横須賀線湘南新宿ラインのみならず、成田エクスプレススーパービュー踊り子といった各方面への特急列車も含め、ほぼ全ての定期旅客列車が停車するようになり、周辺の再開発はより一層加速しました。さらに2019年には相鉄・JR直通線も開業し、ヨコハマネイビーブルーを全身に纏った相鉄線直通列車までも停車するようになっています。

しかし当初の想定以上の利用者数の多さのあまり、ラッシュ時間帯を中心に1面2線の島式ホームのみでは乗客を捌ききれないほどの混雑も日常茶飯事となりました。そこで従来の上下線共用ホームを上り専用ホームへと変更し、新たに東側に下り専用ホームを建設して2面2線構造へとすべく、数年かけて工事が行われてきました。

まずは新南改札付近に設置された発車標から見ていくことにします。一見すると大きな違いはないように思えますが、よく見ると3番線の方向を示す矢印の向きが「↖」から「↗」へと変わっています。

これまでは3番線・4番線とも同一ホームでしたので同じ方向を指し示していればよく、階段やエスカレーター等も上下線で分かれているということはありませんでした。しかしこれからはそうはいきませんので、細かい部分ですがしっかりと修正されていることが分かります。

新南改札を入り最初に現れる「3番線へ続く階段」は、化粧室よりも少し手前の位置にあります。改札口の目の前にエスカレーターがある4番線と比べると若干不便な印象がありますが、この箇所の階段は前後2ヵ所に分かれているので混雑緩和には貢献しそうです。

化粧室付近から新南改札方面を向くと、ご覧の通り。3番線・4番線それぞれ左右に分かれていく光景が広がっており、かつての横須賀線武蔵小杉駅を知る私としては非常に新鮮です。

ではここから、いよいよ出来立てほやほやの新3番線ホームへと上がってみます!

新3番線ホームは下りのため、発着する路線と方面は以下の通り。

今回の新3番線ホーム使用開始に伴う時刻の変更や発着本数の変更等はなく、ホームに設置された駅名標もこれまで通りのデザインが踏襲されています。

広さに関しては、特別広くも狭くもなくといった様子。ドア数の異なる有料特急が発着するため、現時点でホームドアの設置はなされていません。まだ夜明け前ということで外が暗い中、新3番線は4番線と比べ白色を基調としており明るく清潔感のある印象を受けます。

ホーム上に設置された発車標はこれまで通り3行が表示できるものとなっており、一見するとそれほど大きな違いはなさそうです。昨日まで使用されていたものに関しても、2019年の相鉄・JR直通線開業時に新しく設置されたものでしたので、今回のものとそれほど時代の違いはないとみてよいでしょう。ただし両数と時刻の位置が逆転しているほか、新しい方が文字が明るく、遠くからでも見やすいように思います(撮影環境の問題かもしれませんが…)。

ホーム上の乗車位置案内ステッカーに関しても概ね従来と同じデザインです。まだほとんど誰にも踏まれておらず、雨風にもさらされていないためとても綺麗な状態です。

ちょうど東京方面から、横須賀線の下り列車が入線してきました。この角度から下り列車を眺めるのはかなり強烈な違和感です(笑)。グリーン車乗車位置案内やその他各種案内サイン類も、少しずつ従来のものからデザインが変わっているように思われます。

2つのホームに挟まれた線路に列車が入線してきますが、開くドアは進行方向左側のみ横須賀線武蔵小杉駅においてはこれまで上り・下りとも必ず進行方向右側のドアを開けていましたので、乗客の皆さんにとってもこれはしばらく慣れないものでしょう。

有名な話として、神奈川県内の横須賀線の駅は1面2線の島式ホームが多く、下り列車は運が良ければ西大井駅を出ると次は北鎌倉駅まで左側のドアに寄りかかり続けることができる、というものがありました。しかしそんな逸話も今日から過去のものとなります。

新しいホームへと降り立つ乗客は、まず左右を確認し階段やエスカレーターを探すところから始まります。旧3番線ホームで「〇号車〇番ドアがエスカレーターに最も近い」と覚えて利用していた乗客もいたことでしょうが、また一から覚え直しになります。頑張りましょう。

さて、再びコンコース階へと降りてきました。先ほどご紹介した「化粧室前の階段」に続き、南武線ホーム方面へと歩いていくと次に「3番線方面へのエレベーター」が現れます。

エスカレーターはどこだ…?」と思いながら歩いていくと、ようやく見つけました。新3番線へと続くエスカレーターはこの1機だけのようで、南武線ホームからの乗り換えに最も近い位置です。この角度から見ると天井が少し高く、まるで完全なる新駅のようです。

逆に4番線へと続くエスカレーターはというと、ご覧の通り綺麗さっぱり「3番線」の文字が消えています。また頭上の案内サインは光るタイプのものから光らないタイプへと変更されたようです。

さて、今度は従来からあるホームへと上がってきました。昨晩までこのホームの両側にそれぞれ乗客の方が列をなしていましたが、旧3番線には柵が設置され誰一人として乗客は並んでいません。

旧3番線の発車標については、一晩のうちに撤去するわけではなく、取り急ぎ白いシールで覆うことで混乱防止を図っているようです。

旧3番線には、一晩のうちにロープ柵が設置されました。足元を見てみるとつい数時間前まで使用していた乗車位置案内のステッカーがそのまま残されており、もうこれが使われることはないと思うと不思議な気持ちです。

現時点ではまだ細いロープ柵ですが、今後改めて京急横浜駅のような頑丈な柵が設置されることでしょう。旧3番線ホームの残り香を感じることができるのも、今のうちです。

なお、新3番線ホームは従来のホームよりもやや南方にずれた位置にあります。8両編成(サフィール踊り子)や12両編成(成田エクスプレス)用に停車位置の目印が新たに設置されており、頭上はともかくとしてホーム上の背丈よりも低い位置にこれが設置されているのも面白いところです。

これからはこの新3番線ホームから横浜・三浦半島・県央・湘南・伊豆方面へ向かう列車が発車していきます。私自身も利用する機会が多々あると思いますので、また今後何か変化があれば注目して見ていきたいと思います。

新南改札を出てNEC側へ歩いていくと、まだまだ駅周辺は改良工事の真っただ中の様子。来年度には東急の新丸子駅方面へと出る改札口も設置される予定で、今後も目が離せません。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

【参考URL】

https://www.jreast.co.jp/press/2022/yokohama/20220916_y1.pdf