みなさんこんにちは! わたかわです。
今回は、2020年9月18日(金)~21日(月)で出かけた京都旅行の第7弾記事となります。
いよいよ2日目に突入し、京都市中心部を抜けだして京都府北部方面へと向かっていきますが、その道中も詳しくご紹介していきます!
1日目の夜は烏丸五条にある新感覚のホテル「THE POCKET HOTEL 京都烏丸五条」に宿泊しました。その様子は以下のリンクから是非ご覧ください!
2日目 2020年9月19日(土)①
烏丸五条の交差点から、この日まずは路線バスに乗車していきます。
京都市内では鉄道やバスが縦横無尽に張り巡らされており、地名が少々難解なこともあって個人的には慣れるまで少々大変という感じがするのですが、裏を返せば使いこなせるととっても便利ということです。これから京都府北部、丹後エリアへと向かっていきますが、ただ京都駅からJRの特急で一本で向かっても面白くないので、いろいろと寄り道をしながら、まずはその玄関口である福知山を目指します。
烏丸五条から乗車するのは、京都市営バス26系統。30分ほど揺られ、京都市内を北西方向に移動して「等持院南町」というバス停で下車しました。
このバス停から閑静な住宅街を少し歩くと、京福電気鉄道の「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」という駅があります。何とこの駅名、「日本で一番長い駅名」なのです。
こんな閑静な住宅街に何が…という感じですが、「とうじいんりつめいかんだいがくきぬがさきゃんぱすまえ」と数えてみると、確かに26文字あり日本一であることがわかります。
「日本一長い駅名」というと、これまでは、茨城県の鹿島臨海鉄道「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前」駅と熊本県の南阿蘇鉄道「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅が同率22文字で最長でした。しかし2020年3月に、この京福電気鉄道の「等持院駅」が駅名を改称し、駅の北側にある立命館大学のキャンパス名をそのままくっつけてこのような駅名になり、こちらが日本一となりました。
近年、全国各地で「大学名」を駅名にしたり駅名に含めたりするのが流行っているようで、首都圏では数年前に東武スカイツリーラインの「松原団地」駅が「獨協大学前」駅へと改称されました。関西ではその傾向がさらに強いようで、今回の等持院駅の改称もその流れに乗ったということのようです。
京福電気鉄道は、四条大宮~嵐山駅間を結ぶ本線と北野白梅町~帷子ノ辻駅間を結ぶ北野線により構成される路面電車です。とはいってもその大部分の区間には専用軌道があり、自動車と並んで走る区間は本線のごく一部に過ぎないのですが、京都で路面電車といえばこの京福電気鉄道(通称”嵐電”)を思い浮かべる方も多いでしょう。社名からもわかる通り、自治体が運営しているのではなく民間による運営ということで、この点は東急世田谷線や長崎電気軌道と似ているところかもしれません。
今回のこの「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」は、北野線の始発駅・北野白梅町駅から1駅進んだところにあり、観光スポットで言うと金閣寺や龍安寺などがあるエリアにあたります。まぁこの駅にわざわざ訪問する観光客はそう多くないと思いますが、観光で嵐電に乗る方は多いと思いますから、きっと一度はその駅名の長さにも驚くことでしょう。
ちなみに、長い駅名は往々にしてその一部分を切り取ったり、略したりして呼ばれることが少なくありません。
長者ヶ浜潮騒はまなす公園前→はまなす公園前
南阿蘇水の生まれる里白水高原→白水高原
高輪ゲートウェイ→高輪/高ゲ/ゲートウェイ など
同じように、この「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」についても旧駅名の「等持院」駅として呼ばれることが多いのでしょう。
そうこうしているうちに、北野白梅町方面から列車がやってきたので、これに乗り込み帷子ノ辻へと向かいます。
何と線路は単線ということにも驚きですが、路面電車ですので駅には改札口はなく、降車時に前方ドアにて支払います。運賃は220円均一ということで、短区間の利用だと少し割高な印象ですが長距離利用であれば比較的安く京都市内を移動できそうです。
北野線の途中には「龍安寺」「妙心寺」「御室仁和寺」といったお寺の名前の駅がいくつも連なり京都らしさを感じるほか、「撮影所前」で下車すればあの有名観光地「東映太秦映画村」へもアクセスできます。しかしいちいち降りていては行程が崩壊するので、今回は一気に終点の帷子ノ辻まで乗り通しました(笑)。
等持院から10分ほどの乗車で、9:22に帷子ノ辻駅へと到着。北野線はここまでなので、これより先は四条大宮方面から来て嵐山方面へと向かう本線の列車に乗車していきます。
帷子ノ辻駅は主要駅ということで立派なホームがあり、駅員が配置されている有人駅のようです。すなわちこの駅で下車する際は列車内ではなく改札口で運賃を支払うということになっているようです。本線の列車と北野線の列車を乗り継ぐ場合は通しの運賃が適用されるため、列車を降りたらそのまま改札内で待てばOKです。
「帷子ノ辻」というのもなかなかの難読駅名ですが、よく考えれば横浜に「帷子川」(かたびらがわ)という川がありますから、それを知っていればすんなり読めそうです。
そしてやってきたのは、本線の嵐山行。車両は何と江ノ電カラーです。どうやらこちら、「江ノ電号」として公式にコラボした車両のようで、京都にいながら湘南気分を味わえます。しかし神奈川県民の私が、はるばる京都までやってきて江ノ電に乗っているというのも何だか不思議な気持ちです。
本線の列車内は多くの観光客で賑わっており、帷子ノ辻からは6分ほどの乗車で「嵐電嵯峨駅」に到着。終点の嵐山の一つ手前の駅ですが、JR嵯峨野線の「嵯峨嵐山駅」や嵯峨野観光鉄道の「トロッコ嵯峨駅」に乗り換えるにはこの駅が便利です。天龍寺や渡月橋など、嵐山の主要な観光スポットへは、終点の嵐山駅まで乗車する方がいいでしょう。ちなみに阪急の嵐山駅とはかなり離れていますのでご注意ください。
嵐山周辺にはJR・阪急・京福・嵯峨野観光の4事業者が乗り入れていますが、それぞれ似たような名前の駅が離れて存在しています。スムーズに乗り換えられるのはJRの「嵯峨嵐山駅」と嵯峨野観光鉄道の「トロッコ嵯峨駅」くらいのもので、あとの各駅間乗り継ぎには街中を歩く必要がでてきます。「嵐山に行きたい」と一口に言っても、具体的にその中でどこに行きたいのか、またどこから嵐山へと出かけるのか(京都?大阪?など)によって利用する路線や駅は様々ですので、よく確認してからご利用ください。
嵐山にせっかくやってきたのなら観光でも…とも思いましたが、以前にも嵐山観光はしたことがあるので今回は割愛します。そしていよいよ、嵯峨野観光鉄道へと乗り換えていきますが、その様子はまた次回ご紹介します!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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