わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

会津鉄道「お座トロ展望列車」で湯野上温泉・大内宿へ! 名物のねぎ1本そばを食べる旅【2019夏の新潟&南東北6】

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は、2019年8月11日~13日に出かけた新潟&南東北の旅の第6弾記事となります。

旅はいよいよ3日目へと突入、朝は福島県の郡山からスタートしていきます。

 

2019年8月13日(火)①

3日目の朝は、郡山駅近くの「CABINET HOTEL WOW!S」からスタート。

朝はまず、郡山から磐越西線に乗って会津若松へと移動します。今では指定席車両を連結した快速〔あいづ〕が運行されていますが、2019年夏の時点ではまだそれがなかったので、基本的に鈍行での移動となります。この区間には団体専用の観光列車「フルーティアふくしま」も運行されているので、またタイミングがあえば乗ってみたいところです。

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郡山6:52発 磐越西線 会津若松

3日目は青春18きっぷは使用しないので、普通乗車券を買って乗り込みます。おなじみE721系2両編成のワンマン列車で、お盆の早朝ということもあってか車内はかなりガラガラでした。

空いていたので車内でコンビニのパンを食べ、仮眠を取りつつ…と過ごしていると、あっという間に会津若松へと到着します。郡山から1時間ちょっとです。

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8:08 会津若松駅に到着!

会津若松に来るのって、私はこの時でもう3回目くらいだったんですが、未だに一度も鶴ヶ城には行ったことがありません(会津のみなさんごめんなさい)。

さて、この会津若松からは、進路を南に変えます。最終日のこの日は、会津若松から東京方面へ、会津鉄道野岩鉄道東武鉄道経由で帰りたいと思います!

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「あいLove会津」(https://www.aiaiaizu.com/)より引用

会津若松から東京方面へ向かうには、

会津若松→(JR磐越西線)→郡山→(JR東北本線)→東京

というルートが一般的ですが、今回は

会津若松→(JR只見線)→西若松→(会津鉄道会津線)→会津高原尾瀬口→(野岩鉄道会津鬼怒川線)→新藤原→(東武鬼怒川線)→下今市→(東武日光線)→東武動物公園→(東武スカイツリーライン)→浅草

で進んでいきたいと思います!

会津若松から浅草まで、JR・会津鉄道野岩鉄道東武鉄道の4社を跨いで移動するわけですが、実はそのスタートとなる会津若松駅では「4社連絡片道乗車券」なるものが発売されています。これはつまり会津若松から浅草までの通しの乗車券が買えるのですが、何と3日間有効で、途中下車も自由にできるのです! ちなみに価格は消費税8%の当時で4,680円となり、特に割引が効いているわけではありません。消費税10%の今もギリギリ5,000円でおつりが来るくらいの価格だったと思います。会津若松駅みどりの窓口で購入しました。

さて、この乗車券を使用し、まず会津若松駅から乗車するのはこちら!

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只見線会津鉄道は同じホームから発車

会津若松9:30発の〔お座トロ展望列車会津浪漫花号〕会津田島です!

会津鉄道を代表する観光列車である「お座トロ展望列車」は、「お座敷車両」「トロッコ車両」「展望車両」の3つを1つの編成に詰め込んだ”ザ・観光列車”ともいうべき列車です。乗車の際には乗車券のほかに310円(当時)の整理券が必要となりますが、購入する際に「お座敷」「トロッコ」「展望」のどれに座るかを決めます。我々は今回、お座敷車両をチョイスしました。

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(右)会津若松9:30発 お座トロ展望列車会津浪漫花号 会津田島

ドアが開くや否や乗車していきますが、会津若松を出発する段階でお座敷車両の乗客は何と自分たちだけでした! トロッコはそれなりに人が乗っていたようなんですが、お座敷と展望はガラガラです。定刻通り9:30に発車。

会津若松会津田島駅間の途中停車駅は、七日町、西若松芦ノ牧温泉湯野上温泉塔のへつり会津下郷です。我々は途中の湯野上温泉まで乗車します。

列車はまずJR只見線内の七日町、西若松と連続して停車していき、西若松で分岐する会津鉄道へと入っていきます。会津鉄道は、元々国鉄会津線という路線でしたが、JR発足後の1987年7月に第三セクターへと転換されました。約3ヵ月間だけ「JR会津線」だったということになります。

会津鉄道に入ると、いよいよトロッコ車両は満席近くに、そして展望車両も席数が少ないのでかなり乗車率が高まってきました。しかしお座敷車両は依然として我々のみ。実質貸切車両みたいな感じになってとても快適でした。

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気分最高

お座トロ展望列車には、何と車内に売店まで備えています。名物の「ほおずきアイス」(350円)を購入し、会津若松駅で購入した福島県の銘菓「ままどおる」(5本入540円)でしばしのティータイム。

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ほおずきアイスとままどおる

ほおずきアイスというのは初めて食べましたが、とても香りがよくて美味しいアイスでした。そしてままどおるは、口の中の水分がもってかれる系のお菓子でしたが、優しい甘さでとても美味しかったです。

芦ノ牧温泉駅からは少しお座敷車両に乗車する人も増え、ここから湯野上温泉までの間にある絶景ポイントで何度か停車してくれます。

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日本の夏って感じ

ちなみに、気づけばトロッコ車両は満員の状態だったようで、10:22に湯野上温泉駅へと到着です。1時間弱の乗車でしたが、とても楽しめました。

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湯野上温泉駅の駅舎は茅葺屋根!

さて、この湯野上温泉で降りたのには、もちろん理由があります。温泉もいいですが、今回はちょっと時間がないので温泉はパスして、その代わりに今話題の観光スポット「大内宿」へと向かいます!

大内宿というのは、かつて江戸時代に会津西街道の宿場として栄えた地で、伝統的な茅葺屋根の建物が今も数多く残されています。その美しい景観から、1981年には国指定の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されていますが、近年特に観光スポットとして広く知られ、注目されるようになりました。

大内宿までの行き方はいくつかありますが、今回は湯野上温泉駅と大内宿を結ぶシャトルバス「猿游号」を利用していきます。大人1,000円湯野上温泉⇔大内宿間が1日乗り放題(大内宿で宿泊する場合は2日間乗り放題)となります。まぁ乗り放題といっても途中どこかに停車するわけではなく、駅と宿場の間はノンストップですから実質往復運賃が1,000円という感じです。

猿游号のHPをみると、レトロな車体のバスだったのですが、実際駅前に停車していたのはただのマイクロバスでした。まぁ正直行ければなんでもいいです(笑)。事前の予約をしておけば確実に乗れるようですが、予約していない人が大半でした。

マイクロバスはほぼ満員の状態で、10:40に駅前を出発。大内宿までは所定20分の距離ですが、実際は13分くらいで着きました。

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タイムスリップしたかのよう

道の両側に、ずら~っと茅葺屋根の建物が並ぶ姿は圧巻です。食べ物屋さんだったりお土産屋さんだったり、その使われ方は様々ですが、どこも観光客で大変賑わっています。我々のようにバスや鉄道を利用して来ることももちろんできるのですが、最もメジャーなアクセス方法はマイカーなのかなと思います。

今後の行程の関係で、この大内宿には1時間しか居れないので、急いで名物のアレを食べることに!

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山形屋へ!

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山形屋「街道おろしそば(ねぎそば)」(1,100円)

山形屋の「街道おろしそば(ねぎそば)」(1,100円)です! 大内宿に来たら絶対に欠かせない名物で、ネギを箸の代わりにして食べるお蕎麦です。ネギはときどきかじりながら、薬味としても使っていきます。箸で食べる時は2本ですが、ネギは1本なのでなかなか食べるのに苦労しました。また、ネギはかなりフレッシュなので辛みがありますが、夏バテ防止にもちょうどいいかもしれません。とっても美味しくいただきました。

また、先ほど乗車していた「猿游号」の運転手の方からいただいた「栃の実もち無料サービス券」をここで利用。通常300円する絶品スイーツ「栃の実もち」を無料で食べることができます。

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栃の実もち、旨し

できたてでほんのりあたたかいお餅は、ほんのり甘くとっても美味しかったです!

お店を後にし、続いては宿場のビュースポットへ。大内宿を一望できる高台があるのです。

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とんでもない数の人が歩いてらぁ

よく観光パンフレット等にも使用される光景ですね~。大内宿のメインストリートを一望できます。江戸時代もきっとこのように、多くの旅人で賑わっていたのかもしれません。

さて、そろそろ帰りのバスの時間が迫ってきましたので、再び宿場を出てバス停へと向かいます。11:50発の湯野上温泉駅行バスに乗り込み、大内宿を後にしました。帰りも20分はかからないかな~くらいで駅まで戻ることができましたが、反対車線を見るとこれから大内宿に向かうおびただしい数のマイカーの列が。

それを見た運転手さんが、一言。

「この道渋滞してると上に着くまで2時間かかりますよ~」

絶句。よかったぁ~、午前中に宿場を訪問しておいて。20分で着くところを2時間もかかったら行程大崩壊しますからね。

次は是非宿場内で宿泊なんかもしてみたいなと思いました。

 

今回の記事はここまで。

次回は引き続き湯野上温泉駅から会津鉄道を利用し、野岩鉄道東武鉄道方面へと進んでいきます!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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