わたかわ 鉄道&旅行ブログ

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リゾートみのり号でのんびりゆったり陸羽東線の旅! 東北本線普通列車大遅延でどうなる!?【2019夏の新潟&南東北5】

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は、2019年8月11日~13日に出かけた新潟&南東北の旅の第5弾記事となります。

旅は2日目、新潟から酒田まで快速〔きらきらうえつ〕に乗車し、酒田から陸羽西線の快速〔最上川〕に乗車して終点の新庄にやってきました。今回はその続きとなります。

 

2019年8月12日(月)②

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新庄駅山形新幹線の終点でもある

山形県北部に位置する新庄駅は、県内を南北に縦貫する「奥羽本線」に、東側にのびる「陸羽東線」と西側にのびる「陸羽西線」の計3路線が乗り入れています。また、在来線の線路を使用して山形新幹線の列車が乗り入れているので、実質的に4路線と見ることもできます。県内屈指の交通の要衝といえるでしょう。

山形新幹線は、1992年に東京~山形駅間で開業した後、1999年にこの新庄駅まで延伸されました。在来線の線路に新幹線車両が乗り入れる「ミニ新幹線」方式のため、奥羽本線の線路幅が在来線用の「狭軌」から新幹線用の「標準軌」に付け替えられました。これによって在来線の普通列車山形新幹線が走行する福島・米沢・山形方面から新庄駅を跨いで各方面へ直通することはできなくなりました。奥羽本線の大曲・秋田方面、陸羽東線陸羽西線は現在も狭軌のままとなっています。

ここまでは陸羽西線を利用してきましたので、ここから先は陸羽東線に乗って古川・小牛田方面へと抜けていきたいと思います! 乗車するのはこちら!

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無機質な発車標(笑)

新庄15:01発の快速〔リゾートみのり〕仙台行です! 陸羽東線鳴子温泉・古川・小牛田を経由し、その先は東北本線に直通して仙台までを結ぶ、宮城県でおなじみの観光列車です。乗車当時は知る由もありませんでしたが、今年に入ってから、リゾートみのり号は2020年6月いっぱいで定期運用を終了すると報じられていました。しかし新型コロナの影響で4月中旬を最後に運転しておらず、もう今後定期的な運行は行わずに廃止されるものと思われます(コロナが落ち着いてからラストランイベントはするかもですが)。

今回は青春18きっぷを利用しているので、指定席券520円(当時)を追加購入して乗車していきます。

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新庄15:01発 快速〔リゾートみのり〕仙台行

列車は3両編成で、全車指定席になっています。事前に購入しておいた指定席券の券面に書かれた座席に向かい、列車はすぐに新庄駅を発車。仙台まで2時間半の旅の始まりです。

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JR東日本「のってたのしい列車ポータル」より引用

新庄~仙台駅間の途中停車駅は、瀬見温泉、最上、赤倉温泉中山平温泉鳴子温泉鳴子御殿湯川渡温泉有備館岩出山、古川、小牛田、松島となります。ここからわかる通り、「温泉」とつく駅にたくさん停車していくのがこのリゾートみのり号の大きな特徴で、陸羽東線は「奥の細道 湯けむりライン」という路線愛称までついています。

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シートピッチが広い!(わかりづらいけど💦)

座席はもちろんリクライニングシートで、この前日に乗車した「柳都Shu*Kura」のように座席の前後間隔がとても広いのが大きな特徴です。足をピーンと伸ばすこともできます(私が短足だからという説もありますが)。

列車は新庄駅を発車してすぐに、検札タイムへと突入します。検札は車掌さんが行いますが、それとは別にアテンダントの方が乗り込んでおり、アテンダントさんから改めて乗車記念証をもらうことができます。このアテンダントの方は乗車中何度も車内販売を行っているので、午後のおやつに「#シンカンセンスゴイカタイアイス」で話題のスジャータバニラアイス」(290円)を購入。

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午後のおやつターイム

案の定固かったですね(笑)。ただ真夏ということで、冷房の効いた車内であってもしばらくするとすぐに食べれるようになりました。

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鳴子峡で減速!

中山平温泉鳴子温泉駅間にある「鳴子峡」に差し掛かると、列車は減速します。視界を遮る柱や鉄骨等もないので、大きな窓からめいっぱいの大自然を楽しむことができました。

線内一の途中停車駅である鳴子温泉駅を過ぎ、列車は引き続き仙台へ向けて走っていきます。東北新幹線と接続する古川駅では指定席券をもっていないと思われる家族連れがわけもわからず乗車してきたようで、アテンダントの方が対応に追われていました。

小牛田から先は、東北本線を南下していきます。そして終点の仙台には17:39に到着です! ほぼ定刻通りの到着となりました。

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杜の都・仙台に到着!

しかし、仙台ではとんでもないことが起きていたのです…。

この日の最終目的地は福島県郡山駅青春18きっぷでの移動なので、本来の予定では、この後18:05発の福島行に乗車して終点の福島へ(19:28着)、そこから福島19:45発の新白河行に乗り換えて郡山には20:33に到着する予定でした。

しかし、東北本線大幅なダイヤ乱れが起こっていたのです。原因は何だったかよくわかりませんが、何と我々が乗車するよりも約1時間前に仙台を発車しているはずの17:01発の福島行がまだ発車していない状況でした。

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何があったし

我々はリゾートみのり号で17:39にほぼ定刻通り仙台に到着しているので、本来はこの列車に乗り継げるはずもないんですが、ふとホームを見てみるとまだこの17:01発は入線すらしておらず、乗車整列位置に人が並んでいる状況だったので、とりあえず並んで待つことに。

そしてまもなく、列車が入線してきましたので即座に乗り込みます。何とか座ることができ、列車は17:51に仙台を発車。ちょうど50分遅れでの出発です。

我々は何とか座れましたが、終点の福島まで列車はずっと混雑した状態が続きます。もちろん地元の方が大半ですが、中には安く移動したいがために新幹線を選ばず大きな荷物を抱えて乗り込んでいる人も見かけました。

列車の遅れは拡大することも縮むこともなく、ちょうど50分遅れで19:12に終点の福島駅へと到着。本来ならば18:22に到着しているはずの列車です。

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福島駅で並ぶ701系E721系

しかしここで我々は気づきました。仙台17:01発の福島行は50分遅れで17:51に仙台を発車しましたが、本来は定刻18:05発で仙台を離れる予定でしたから、これはそもそも当初我々が組んでいた行程よりも早く仙台を出れています。我々の乗ってきた50分遅れの列車は、そのままの遅延時分で19:12に福島に到着しましたが、ここ福島からは当初予定していた19:45発の新白河行よりも1本前の19:20発郡山行に乗り継げば、より早く郡山へと行けるのです!

仙台から福島まで乗車してきた701系から、福島19:20発郡山行のE721系へと乗り換えます。仙台地区では主力車両となりつつあるこの車両も、首都圏のE233系などと基本的に内装はさほど変わらないように思います。福島駅にて8分の乗り換え時間の後、こちらは定刻通り福島を発車。はじめはそこそこ混んでいた車内も、福島から遠ざかるにつれてだんだんと空いていきました。

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郡山駅福島県最大の主要駅!?

そしてこの列車は完全に定刻通りの運行で20:08に郡山へと到着。

2日目の夜は郡山の「キャビネットホテル WOW!S」に宿泊します。

かなり新しめのカプセルホテルで、大浴場も完備された、これ以上ないくらい最高の条件が揃ったカプセルホテルでした!

 

いよいよ次回からは3日目に突入していきます。

3日目は、興味深い乗車券を購入して福島県・栃木県の山間部を進んでいきます!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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