みなさんこんにちは。わたかわです。
今回の記事から、【2020春の関西】と題しまして、2020年3月27日(金)~29日(日)にかけて出かけた関西旅行の様子を複数回に分けてお届けしてまいります!
今回の旅のテーマはズバリ「関西最長大回り」。JR西日本の大阪近郊区間のエリア内で実現する最長ルートの大回り乗車の旅をするのが最大の目的です。行程は次回の記事で詳しく説明します。
なお3月下旬というと新型コロナウイルスの感染拡大が顕著に現れ始めた時期ではありますが、緊急事態宣言発令前であったため旅を決行しましたことをご理解ください。今回は、3密空間を避けて行動すること、人との間隔を空けて列車を利用すること等を常に意識しながら旅行を実施いたしました。この旅行を最後に、現在鉄道旅行は自粛しております。
2020年3月27日(金)
「大回り乗車って何ぞ?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、その説明は次回させていただくとして、今回はその決戦の舞台・大阪に向かうまでの様子をお届けいたします。
「関西最長大回り」を決行するのは2020年3月28日(土)ですが、横浜在住の私は前泊が必要なため27日のうちから関西に移動しておきます。お昼に自宅にて大学関連のリモートミーティングを済ませ、昼過ぎに自宅を出発しいざ横浜線で新横浜へ。新横浜から新大阪まで、東海道新幹線〔のぞみ〕に乗車していきます。
横浜生まれ横浜育ちの私は、東海道新幹線で西に行く時は「新横浜」から「のぞみ」に乗ることがほとんどです。東海道新幹線の東京駅は一度しか利用したことがありませんし、また新横浜にはすべての新幹線が停車するため〔ひかり〕は数回程度、〔こだま〕は全く利用したことがありません。大概の用事は〔のぞみ〕で事足りるのです。
そして今回も〔のぞみ〕に乗車していきます。ただ何時でもよかったので、自由席特急券だけ買っておいて、目の前に来たやつで行こうと考えました。
横浜線を降りて新幹線改札に向かっていると、発車標には運休状況の案内が。そう、新型コロナウイルスの感染拡大により東海道新幹線は利用者数が減少しているため、増発の〔のぞみ〕を中心に一部列車が運休となっていたのです。とはいっても発車標の右側を見る限りそれほど不便な本数ではないように見えますが、それにしても台風や大雪とは異なる理由でこれほど運休が続出するのは何だか違和感です。
直近ののぞみは〔のぞみ43号〕の博多行のようなので、これに乗車することにします。
やってきたのはN700A。東海道新幹線は現在全列車がN700Aで運転されています。16両編成のうち、自由席は1~3号車のため、今回は1号車に乗車していきます。
車内に入ると、自由席は思っていたより乗車率が高く混雑していました。窓側はすべて埋まり、B~D席がところにより空いているといった状況。まぁ今回私は一人旅なので3人がけの通路側に問題なく座れましたが、通路側にはコンセントがないため少々不自由します。
新横浜を出ると名古屋、京都の順で新大阪に到着します。新横浜~名古屋駅間は1時間以上停車しないということで有名ですが、この区間は横に長い静岡県をノンストップで横切るので何とも気持ちがいい。あいにく外は曇り空のため景色は望めませんでしたが、パソコン作業をしたりスマホをいじっていればあっという間です。
京都で窓側の方が降りたので、京都~新大阪駅間の短い区間だけ窓側に移動してコンセントを使うことに。気づけば外は雨が降り始めていました。
そして17:36、新大阪に到着です! 約3ヵ月ぶりの新大阪となります。
今回は大阪環状線の野田駅からすぐの場所にホステルを予約しているので、そこに向かいます。特に今夜のうちにやることはないので、早めにチェックインしてホステルでゆっくり過ごそうかと思います。
新大阪から大阪まではJR京都線に乗車。これは私でも何とかわかりました。
大阪から野田までは大阪環状線で2駅とのことで、大阪駅で環状線ホームに向かうのですが…。これが初見泣かせでした。
あのですねぇ本当にもう首都圏民からしたらちんぷんかんぷんなんですよ。大阪環状線って山手線みたいなものだと思ったので、ホームには環状運転の列車だけが続々やってくるのかと思ったらそうではないらしくて。同じホームに奈良だの和歌山だの関西空港だの、郊外の駅名もたくさん並んでいます。首都圏で言えば、東京駅の山手線ホームに山手線の電車だけでなく東海道線や横須賀線も交互にやってくるようなものですからね…。しかも「○○方面○○」という関西独特の行先表記で発車標の行先の欄がキチギチになり、限られたスペースで凄まじい情報量があります…。「奈良方面加茂」としなくたって「加茂」だけでいいじゃないか! とか思っちゃうんですけどね…。
とにかく、ここから2駅先の野田駅まで乗車していきます。区間快速の奈良行ってやつが先にやってきていたのですが、野田駅に停まるかどうかわからなかったので環状運転の列車を待つことにしました。
大阪からわずか4分で、野田に到着!
今晩宿泊するのは、「ROTA HOSTEL」。野田駅の駅前にあるホステルで、じゃらんから予約すると学生料金で1泊何と2,450円! 破格の安さでした。夕食を駅前のオリジン弁当で買い、さっそくチェックインして中に入ります。
部屋は半個室のような状態で、暗証番号つきの部屋1つに2つのベッドがあります。2つのベッドは壁で区切られアコーディオンカーテンで自分のベッドに出入りをするので、ホステルとはいいながらも自分のプライベートな空間がしっかり保てるようになっています。コンセントが枕元に完備されています。
リビングは共用スペースとなっており、飲食はこのスペースでのみ可能となります。清潔感のある広々としたスペースで、今回宿泊時には自分を含めて3人しかいないようだったのでかなり自由に使えました。ここでは安定で高速のフリーWI-Fiも完備されておりました。
シャワーやトイレも共用で、アメニティ類は料金に含まれないため必要な場合は別途購入かレンタルとなります。私は一通りのアメニティを持っていっていたので、追加料金なく過ごすことができました。いやぁ~本当に安い。
オリジンの弁当で夕食とし、食後は共用スペースで少し仕事をしつつ、自室に戻り早めの時間に寝ることにしました。というのもいよいよ関西最長大回りを行う翌日は朝がかなり早く、明け方5時頃にホステルをチェックアウトしないと間に合わないのです。
線路のすぐそばということで大阪環状線の駅メロやドア開閉音までクリアに聞きながら、眠りにつきました。
次回の記事では、関西最長大回りの行程についてご紹介していきます。そしていよいよ、大回りの旅のスタートです!