わたかわ 鉄道&旅行ブログ

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【相鉄いずみ野線】真っ暗な夜の秘境駅に訪問したらヤバすぎました…

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は相鉄で最も乗降客数の少ない「ゆめが丘駅」を夕暮れ時に訪問してきましたので、その様子をご紹介していきます。

 

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二俣川から相鉄いずみ野線に乗車

というわけで、まずは二俣川駅にやってきました。当ブログでもこれまで度々相鉄について取り上げていますが、ご存じの通り主に神奈川県東部で路線ネットワークを展開する大手私鉄です。

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相鉄路線図(公式HPより引用)

相鉄はその路線の総延長の短さゆえ、沿線は総じて人口が多く、日々の通勤通学路線としての側面が非常に強い路線です。沿線に主要な観光地もあまりなく、観光の目的で使われることはあまりない路線ですが、だからこそ「どこまで乗っても住宅地」とも言えます。少なくとも沿線に”田舎”や”秘境”のようなイメージはまず持たないことでしょう。

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快速 湘南台行に乗車

しかしそんな相鉄にも、どうやら秘境駅があるらしいということで、今回は二俣川からいずみ野線の快速 湘南台行に乗り込みその駅を目指すことにします。快速とはいってもいずみ野線内は各駅に停車するため、特に快くも速くもありません。

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目的地が近づいてきた

夕方の帰宅時間帯にあたり、車内はそこそこの混雑でしたが、各駅で少しずつお客さんが降りていきます。そして二俣川を出てから約12分で、今回の目的地である「ゆめが丘駅」が近づいてきました。

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島式1面2線のホーム

というわけで、ゆめが丘駅に到着です。島式1面2線のホームに降り立ったのは自分以外にも何名かおり、これだけ見ると秘境駅という雰囲気はあまりありません。

列車はドアが閉まり、湘南台へ向けて発車していきました。

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幻想的な夕焼け

横浜市泉区にある相鉄のゆめが丘駅は1999年にいずみ野線湘南台延伸に際して開業した比較的新しい駅で、新路線らしい高架駅となっています。実はこのゆめが丘駅相鉄で最も乗降客数の少ない駅として知られています。

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公式HPのデータを元に作成

こちらは相鉄公式HPにて公開されている情報を元に作成した、2018年度の駅別乗降客数ランキング。断トツ1位の横浜は相鉄だけで驚愕の1日42万人超という桁違いの乗降客数を誇りますが、次いで2位の海老名と3位の大和も10万人超というなかなかの数字を叩き出しています。

一方でランキングの下の方を見てみると、1万人台は23位の南万騎が原までで、1万人を割るのは平沼橋とゆめが丘のみ。平沼橋は横浜駅から徒歩圏内ということもありわざわざ使う人は少ないのかなと考えれば妥当な数字かもしれませんが、その平沼橋の4分の1程度にとどまるのがこのゆめが丘なのです。

ちなみにこのデータは2018年度ということで相鉄・JR直通線開業前のものになりますが、2019年11月に開業した羽沢横浜国大駅は何と1日約2.5万人の乗降客数を誇ると言われています。羽沢横浜国大はJRとの共同使用駅のため、相鉄を利用してこの駅にやってきた正確な人数は何とも言えませんが、陸の孤島とも揶揄されるハザコクでさえ2万人超ですから、いかにこのゆめが丘駅の乗降客数が少ないかがよくわかると思います。

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楕円型の大きな屋根

ホームを覆う屋根は特徴的な楕円状の鉄骨(?)が組まれており、一見未来的なデザインであるようにも思えます。しかしよく見てみると、アクリル板には汚れが目立ち、全体的に古さは否めません。新しいようで「ピッカピカの新駅」というわけではないのです。

ただこの特徴的なホームを見て、何かを思い出す方もいるのではないでしょうか。そう、このゆめが丘駅は以前人気アイドルグループ・嵐の櫻井翔さんが出演された「ウィダーinゼリー」のCMロケ地としても有名です。ただし作中にはキオスクのような売店が映っていますが、実際にはそのような売店はホーム上にありません。

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改札口は1ヵ所のみ

ホームを降りて地上に向かうと、改札口があります。改札口は1ヵ所のみで、改札機もわずか3台だけですが、これで事足りるということなのでしょう。駅の間口の広さを見るに、需要さえあればもっとたくさんの自動改札機を並べられるのでしょうが…。

しかし凄いのは、こんな駅でも(と言っては失礼ですが)駅員さんがしっかり配置されています。JRでこれくらい閑散とした駅なら無人化されていてもおかしくない気はしますが、そこは私鉄らしさを感じました。

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発車標は最新鋭

また、改札口の上の発車標は最新鋭のモニターが設置されていました。おおむね運行本数は10分間隔で、何と上下それぞれ3本ずつも表示されています。行先や方面が何通りもあるわけではなく、またいずみ野線内は列車種別による停車駅の違いがあまりないので、そこまで必要あるのか…?というのが気になりました(笑)。

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駅前一等地すら何もない

駅前には何もありません。普通首都圏の大手私鉄の駅前といったら、例え各駅停車しか停まらないような小駅であっても駅前に学習塾やコンビニや牛丼チェーンくらいはあるものですが、このゆめが丘駅には本当に何もありません。駅前一等地が更地なのです。

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向こうには住宅地も

遠く彼方には住宅の明かりも見えますので、おそらくその辺りに住む人にとっては便利な駅なのでしょう。しかし駅から徒歩圏内に住む人とはいっても決して多くはなさそうで、乗降客数最下位なのも頷けます。

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県道18号線

駅を出て真っ暗な道なき道を少し歩くと、幹線道路に出てきます。ここは横浜市西部を縦に貫く県道18号線という道路のようで、この道路沿いには多少ですがコンビニや飲食店等もあるようです。車通りはそこそこありますが、歩行者の姿はあまりありません。

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ブルーライン下飯田駅

ゆめが丘駅から徒歩数分のところには、横浜市営地下鉄ブルーライン下飯田駅もあります。駅前のロータリーはこちらの駅の方が立派で、乗降客数は1日約6,500人とゆめが丘駅の3倍もあります。実はこの駅が開業したのもゆめが丘駅と同じ1999年で、タイミングとしてはゆめが丘駅よりも半年ほど遅い時期の開業だったようですが、現在はこちらの駅の方がより多くの人に利用されているということのようです。横浜駅へ出る際の所要時間や列車本数はゆめが丘駅下飯田駅もあまり大差ないように感じますが…なぜなのでしょうか。

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建設時は「下飯田(仮)」だった

実は相鉄のゆめが丘駅も、建設当時の仮称は「下飯田」でした。しかし正式に駅名を決めるにあたり「今後の夢を抱ける街に」との願いからこのような駅名になったそうです。当然ですがこのゆめが丘という駅名は古くからの地名には全く由来しないということですね。

開業当時と比べれば乗降客数は増加しているものの、直近10年は横ばいで推移するゆめが丘駅。今後大きな動きがあれば注目したいですね。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。