わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

【眠れるの?】ネットカフェ「快活CLUB」をホテル代わりに使ってみた!

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は珍しく鉄道の話題から少し離れますが、「快活CLUB」をホテル代わりにして1泊してみたので、その様子をご紹介していこうと思います。

ネットカフェというと、何となく「治安が悪い」「不潔」というイメージをお思いの方もいらっしゃることでしょう。しかし一度使ってみるとそんなイメージは見事に覆される場所です。

「旅行中の宿泊費用を安く抑えたい」という方や「ネットカフェってどんな空間なんだろう?」と気になる方の参考になれば幸いです。

 ちなみに先日Twitter上で取ったアンケートによれば、快活CLUBを利用したことが「ある」と答えた人が約6割、「ない」が4割という結果になりました。鉄道系・旅行系の方を中心とした投票なので、これまでに宿代わりとして利用したことがある方が世間一般よりは多い可能性もありますが、一方で中高生のフォロワーさんですとなかなかネットカフェというのは身近でない場合もありそうですので、まぁアンケートの結果は参考程度と思っていただければと思います。

 

2021年1月25日(月)

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夜の小田原駅

さて、今回はすっかり日が沈んだ夜の小田原駅にやってきました。これから「快活CLUB 小田原鴨宮店」へと向かって歩いていきます。

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店舗検索が可能(公式アプリより)

「快活CLUB」とは、北海道から沖縄まで全国に約400店舗を展開するネットカフェのチェーンです。店舗の所在地は快活CLUBの公式アプリや公式HPから確認することができます。

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小田原駅から3.4kmも離れている

今回利用する「小田原鴨宮店」はJR東海道本線鴨宮駅から歩いて約1.1kmの距離にあり、おそらくここが最寄り駅かと思われますが、今回はスケジュールの都合上小田原駅から3.4km歩いて向かうことにしました。正直かなりの距離ではありますが、他に伊豆箱根鉄道大雄山線井細田駅五百羅漢駅小田急小田原線足柄駅から歩く等いろいろな方法がありそうですので、その時のスケジュールに合わせて便利な駅から向かってみてください。

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小田原鴨宮店は「ロードサイド型店舗」

40分ほど歩き、ようやく店舗に到着です。オレンジ色の看板が目印となっています。

ちなみに全国にある快活CLUBの店舗は「駅前型」と「ロードサイド型」の2通りに分かれ、必ずしも全ての店舗が駅から遠いというわけではありません。駅前型はその名の通り駅前一等地に店舗を構え、多くの場合は複合ビルの一部のフロアを占有して店舗運営がなされています。一方のロードサイド型は幹線道路に面し、自動車でのアクセスを想定して造られた店舗で、お城のような大きな独立型の店舗を構えています。小田原鴨宮店の場合はあいにく後者ということになりますが、神奈川県内においても関内、東戸塚、大船、磯子、横須賀中央、海老名、藤沢、相模大野等には駅前型の店舗がありますので、鉄道利用の場合はそのような店舗を選ぶことをオススメします。

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フロントのイメージ(公式HPより引用)

店舗に到着したら、まずはフロントにて受付を行います。初めて利用する場合は会員登録が必要となるため、時間に余裕をもって入店しましょう。入会金は370円(税込)かかりますが、店舗によっては期間限定やキャンペーン等で0円となる場合もあるのでそのタイミングを狙うといいかもしれません。

会員登録が済んだら、次に座席の種類を選びます。ネットカフェと一口に言っても、その座席タイプには大きく3種類あり、価格の安い順に「オープンシート」「ブース」「鍵付完全個室」と分かれています。最もリーズナブルな「オープンシート」は予備校の自習室のような机と椅子だけがある空間で、日中の利用ならばまだしも宿泊には不向きですのでオススメはできません。また「ブース」と「鍵付完全個室」はそれぞれ「フラット」「多機能」とタイプが分かれており、寝転がって休みたい場合は「フラット」がオススメです。必ずしも全ての店舗に上記3種類全ての座席タイプがあるとは限りませんので、事前に公式HPやアプリでよく調べてから向かいましょう。

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小田原鴨宮店の料金表(公式アプリより引用)

なお、価格は時間制となっていますが、カラオケ等と異なり入店時に「○時間使います」と申告する必要はありません。最初の30分でいくら、その後10分ごとにいくら…と料金が決まっていますが、その後は3時間、6時間、9時間…と概ね3時間刻みでパック料金が設定されており、退店の会計時に最も安い料金で計算されます。

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アプリの予約画面

また、一部の店舗の鍵付完全個室に限り公式アプリからの事前予約が可能となっています。3日前までという点は注意しなければなりませんが、混雑が予想される週末等には予約システムを利用してみるのも良いかもしれません。

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ブース(フラット)

今回は「ブース(フラット)」を利用します。一見個室のようにも見えますが、背丈より少し高いくらいの位置で壁が切れており、上部は開いています。またドア部分にも鍵はありません。足元には黒いマットレスが敷かれ、靴を脱いで上がります。ちなみに同じ「ブース」でも、多機能タイプの場合には土足で入れる代わりにマットレスではなくオフィスチェアが置かれており、寝るにはややしんどい体勢かもしれません。

ブース内には大きなパソコン(ラップトップ)が設置されています。またその脇には充電用のコンセントとUSBポートが設置されているほか、館内にはWi-Fiも完備されているので個人のノートパソコンを持ち込んで作業を行うのにも便利です。

さらにティッシュ、ハンガー、座椅子、金庫もブース内に備わっており、狭い空間ながら様々な機能が集約されています。

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ハンバーグ&唐揚げカレー(760円)

そして”カフェ”と名乗るからには飲食物について気になるところですよね。一部店舗を除き、多くの場合は充実したフードメニューが用意されています。「ブース」「鍵付完全個室」の場合は自席のパソコンに表示されている注文画面から注文することができ、「オープンシート」の場合はフロントで注文(もしくは館内のインターホンでフロントに連絡して注文)という形式になっています。「オープンシート」「ブース」の場合は注文後に自席まで運んでもらえるというサービスぶり。「鍵付完全個室」の場合は店内で提供される飲食物の持ち込みが法令により禁止されているので、注文した食事は「鍵付完全個室利用者専用飲食スペース」へと運ばれます。

今回は「ハンバーグ&唐揚げカレー」(760円)を注文しました。アツアツとろとろでとっても美味しく、遅い時間の夕食だったこともありペロリと平らげてしまいました。メニューは総じてやや割高な点が欠点といえば欠点ですが、一般的なレストランやカフェと異なりコンビニ等で購入した飲食物も館内に自由に持ち込めるので、その時の状況に合わせて使い分けてみてください。

またドリンクバーは座席タイプに関わらず全ての利用者が滞在中自由に利用でき、座席の利用料金に含まれているのも大きな特徴です。各種ソフトドリンクのほか、スープやソフトクリームも用意されています。またこれはごく一部の店舗に限定されるようですが、時間限定でおにぎりが無料で食べ放題となっている太っ腹な店舗もあるようです。

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シャワーも無料で利用できる

食後はシャワーを浴びていくことにします。快活CLUBの多くの店舗では館内にシャワーブースまで完備しており、こちらは滞在中いつでも無料で利用できます。バスタオル、フェイスタオル、ボディーソープ、シャンプー、ドライヤーが無料で利用できるので、手ぶらで利用できるようになっています。

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ランドリー(有料)

また、こちらは別途有料ですがコインランドリーも備わっています。その他アメニティに関してはフロントで有料にて販売していますが、水回りに関しては一般的なビジネスホテルに準ずる設備が整っているといって差し支えないのではないでしょうか。

シャワーを浴び終え、ようやく就寝体制に入ります。フラットタイプで横になれ、また弾力のあるマットレスなのでフェリーの雑魚寝やサンライズノビノビ座席よりは遥かに寝心地が良いと言えるでしょう。

一方で「ブース」の場合は完全な個室ではないため、天井の明かりとフロア内のBGMで多少寝付きにくいということがあるかもしれません。また運悪く隣の人のいびきや寝言がうるさく、気になってしまうということもあり得ます。「鍵付完全個室」の場合はその名の通り鍵のある完全な個室ですので、完全なプライベート空間として室内を消灯でき、フロア内のBGMや近くの人の音もシャットアウトできます。ゲストハウスやドミトリーに慣れている方であればブースタイプでも良いかもしれませんが、「まともなホテル・旅館しか泊まったことない」という場合はまずは鍵付完全個室での宿泊をオススメします。

 

2021年1月26日(火)

さて、朝を迎えました。夜中にも何度か物音で目覚めることはありましたが、だいたいぐっすり寝れたという感じです。

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盛り方が雑でほんとすみません

快活CLUBでは「無料モーニング」というサービスがあり、朝6:00~10:30限定でフライドポテトと食パンが食べ放題になっています。これも「鍵付完全個室」の場合は自席へ持ち込むことはできませんが、「オープンシート」「ブース」の場合は自席で食べることができます。通称”快活ポテト”と呼ばれるこのフライドポテトは今や快活CLUBの名物となっておりますので、是非一度味わってみていただきたいです!

その後は荷物をまとめ、退店します。今回は「ナイト8時間パック」と呼ばれる夜限定のお得なパック料金が適用され、さらにそこから学割で20%OFFとなるため1,408円(税込)で寝泊まりすることができました(現在は価格が改訂されており少し異なるようです)。フードメニューや館内で販売されるアメニティ類等は学割の対象外ではありますが、初回利用時の会計で学割証を提示した後は年度が変わるまで学割が自動で適用されるため、中学生~大学生ならかなりお得に利用できます。

8時間しか滞在できないということは、つまり22時に入店しても翌朝6時には退店しなければならないと考えると、かなり慌ただしい気はしてしまいます。ただ、別に必ず8時間で退店しなければならないというわけではなく、8時間までの利用がお得というだけに過ぎないですから、そこは各々の体力やスケジュールと相談してみてください。ちなみに店舗によっては「ナイト12時間パック」を設定しているところもあります。

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朝もやの小田原城

というわけで、今回は快活CLUBをホテル代わりに使ってみた様子をご紹介してまいりました。

「旅先での宿泊費用を少しでも抑えたい」と考えている方や、「使ってみたいけど何となく勇気がいるなぁ」と思っていた方の参考になれば幸いです。

なお実際のサービス内容や価格は店舗によって細かく異なりますので、今回お示しした内容はあくまでも参考程度でお願いします。

この夏もGoToトラベルは再開されなさそうですし、少しでも安く旅行する際には是非快活CLUBの利用も検討してみてはいかがでしょうか!

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。