わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

駿河エリアのご当地グルメ&世界遺産と遺跡を巡る! 清水・静岡で途中下車【2020-07JR東海最長片道切符2】

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みなさんこんにちは! わたかわです。

いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は旅したてほやほやの「JR東海最長片道切符の旅」第2弾記事となります!

旅は1日目の午前中、三島8:27発の東海道本線普通列車に乗車した後からの続きとなります。

前回の記事をまだご覧になっていない方は、先にそちらをご覧ください!

watakawa.hatenablog.com

 

1日目 2020年7月22日(水)②

三島8:27発の東海道本線普通列車豊橋行に乗車し、ひたすら西に進んでいきます。

次に途中下車したのは「清水駅」。

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昔は清水市だった

かつてこの地は「静岡県清水市」でしたが、いつからか「静岡県静岡市清水区」になったようです。東海道本線はこれまでに何度も乗り通していますが、清水駅での途中下車は意外にも初めて。

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清水駅改札口

JR東海らしく、無駄のないスタイリッシュな改札口で下車印を貰います。

改札口の横にある「ベルマートキオスク」(JR東日本でいうNewDaysKIOSK的な?)に「まぐろメンチバーガー」なるものが売っていたので、朝ごはんでも昼ごはんでもないですが買って食べてみることにしました。1個240円とリーズナブルです。

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まぐろメンチバーガー(240円)

まぐろのメンチカツっていったいどんな味がするんだ…? と思いながら口にしてみると、とてもふわっふわで美味しい! 一般的なお肉のメンチカツとは少し異なり、食べやすくて胃がもたれないのにボリュームがあって満足感があるという新感覚のメンチカツでした。またメンチカツとバンズの間にはマーガリンも塗ってあり、まぐろメンチとの相性は抜群です。偶然見つけた「清水グルメ」ですがみなさんも清水を訪れた際は是非食べてみてください!

それでは、清水駅前を9:45に発車するしずてつジャストライン三保山の手線に乗り込み、ここからは世界遺産・三保松原へと向かいます!

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しずてつジャストライン三保山の手線

バスの乗客は数えるほどで、こちらでもソーシャルディスタンスを保つことができています。

清水駅から「三保松原入口」までは所要時間20分ちょっと。運賃は370円です。

10:08に「三保松原入口」バス停へと到着し、三保松原へ向かう…かと思いきや、少し寄り道をします。

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三保駅跡地に停車中のディーゼル機関車

それがこちら、国鉄清水港線三保駅跡地です。清水港線とは、1944年に開業し、東海道本線から枝分かれして清水~三保駅間を結んでいた路線です。まさに今私が乗車してきた「しずてつジャストライン三保山の手線」が、旧国鉄清水港線とほぼ同じルートを走ります。

この路線は、旅客輸送も一応やってはいたようなのですが、貨物輸送の需要が非常に大きい路線で、特に途中の清水港駅にて荷物の積み下ろしをしたり、終点の三保駅周辺には現在でも巨大な倉庫群が形成されていたりと、各種産業がとてもさかんな清水の街で大きな役割を担っていました。しかし時代の流れとともに1984年に廃線となり、終点だった三保駅跡地は公園として整備されています。

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三保駅ホーム跡

写真ではわかりづらいのですが、三保駅のホーム跡も残されています。周辺の草の生い茂り方を見るに、今にも自然に還りそうな様子ですが、しっかりとここに三保駅があったことを我々に知らせてくれています。

三保駅跡地はさておき、清水駅で下車した最大の目的は世界遺産です。2013年に富士山と共に信仰の対象としてUNESCOの世界文化遺産に登録された「三保松原」へは、バスを降りてから15分ほど歩きます。三保駅跡地からだとさらに歩くことになります。

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神の道

途中から、このような「神の道」と呼ばれる遊歩道が整備されています。周囲は住宅街ですが、その中でこの神の道だけは両側を松で囲まれ神秘的な雰囲気です。

その先にある坂を上ると、「羽衣伝説」で知られる「羽衣の松」があります。

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羽衣の松

羽衣伝説というのは、詳しくは割愛しますが、この周辺にある解説プレートを見た上で改めてこの羽衣の松を見上げると、伝説といえど本当にそんなことが起こったかもしれない…! と感じてしまいます。

そしてこの羽衣の松を過ぎ、海岸沿いに出ると開けた砂浜となります!

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世界遺産 三保松原

残念ながら雲が多く、背後に見えるはずの富士山は見えませんでしたが、とっても開放的で気持ちの良い空間でした! 観光客はちらほらいますが、こんなに広大な砂浜の中なので3密対策もソーシャルディスタンスも完璧です。

できることなら海岸沿いに三保松原を散策したかったのですが、バスの時間も迫っているのでダッシュでバス停へと戻ります。途中には入場無料の観光施設「みほしるべ」というのもあるみたいなので、是非みなさん立ち寄ってみてください!

全身びっしょり汗だくで、マスクはもう蒸れるどころの騒ぎではないくらい本当に息苦しいですが、何とかギリギリでバス停へと戻ってくることができました。11:01発のバスに乗り込み、若干の遅れをもって11:25過ぎに清水駅へと到着です。

清水駅からは、11:35発の島田行に乗り込みます。普段ただ18きっぷなどで静岡県を通過するだけの時には鉄道ファンから避けられがちな「島田行」ですが、今日は途中下車しながらなのでガンガン使っていきます~。

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またまた211系

11:47、あっという間に静岡県の県庁所在地・静岡駅に到着です! ここで後方3両は切り離すようなのでしばらく停車時間があります。

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静岡駅南口

静岡市というとみなさんは何を思い浮かべるでしょうか。美味しいものもたくさんあります。観光地もたくさんあります。しかし今回はそのすべてを味わい尽くすことはできないので、厳選してこの2ヵ所を巡りました!

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まるしまのおにぎり

まずはこちら! 静岡駅南口から歩いて数分のところにある「まるしまのおにぎり」です。店名の通りおにぎりを売っているお店なのですが、ここのウリは何といっても「静岡おでん」を味わえるということです!

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安い!うまい!静岡おでん

何もこんな暑い日におでんを食べなくても…と思うかもしれませんが、どうしても食べたいので食べました(笑)。店内に入ると、食事スペースが10人分程度用意されていて、食べたいおでんの串を自由に取って食べるというスタイル。値段はどれでも1本60円と破格の安さで、最後に串の本数を数えておばちゃんにお金を渡します。

私がチョイスしたのは「玉子」「厚揚げ」「大根」「ちくわ」です。味が染みててどれも美味しい! はす向かいの席にいらっしゃった地元の方との会話も弾みます。曰く、いつもはお昼時になると座れないくらい混んでいるようで、軒先で買って自宅で食べるそうなんですが、今日は空いていたのでお店で食べていたとのこと。人との出会いもあり、楽しい旅だなぁと実感しております。

4本なのでお会計は240円。お金を渡して、お店を後にします。

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またまたしずてつジャストライン

それでは静岡駅南口に戻り、12:22発のバスに乗り込みます。そして向かうは、登呂遺跡です!

みなさんも小学生の頃に教科書で一度は目にしたことがあると思いますが、静岡駅から登呂遺跡行のバスが結構な本数出ています。しずてつジャストラインの「石田街道線」です。静岡駅から登呂遺跡までは、所要時間約10分。運賃は190円です。

あっという間の乗車で、12:31に登呂遺跡へと到着すると、バスロータリーの目の前にはまさに弥生時代の集落が広がっていました!

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一瞬でタイムスリップ!

公園の中に、竪穴住居や高床式倉庫が点在していますが、まずはこの遺跡群を突っ切って、その向こうにある「登呂博物館」へと向かいます。入館料は大学生200円とかなりリーズナブル。なお新型コロナ対策として、入館の際は入口で消毒とサーモグラフィでの検温、そして代表者氏名と緊急連絡先の提出が義務付けられています。

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結構面白い!

館内には、弥生時代の人々がどのような暮らしを送っていたのか、そこでの衣食住についてリアルな人形等も用いて詳しく解説されています。数えきれないくらいの土器や石器等、とにかく展示物が多いな~という印象で、小学生時代の歴史の学び直しにも最適です。私が行った際も地元の小学生たちが社会科見学(?)で来館していました。

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街の中に竪穴住居(笑)

屋上から見下ろすと、景色がなかなかカオスです(笑)。周辺は住宅などが立ち並ぶ地方都市らしい街の景色ですが、その中に突如ここだけ時空が歪んでいるようなたたずまい。近代的な住居の中に竪穴住居が溶け込んでいます(笑)。

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古代米アイス(200円)

また、ミュージアムショップでは古代米アイス」(200円)を販売しています。上の写真だと撮り方が下手過ぎてただのアイスにしか見えないと思うのですが、食べ進めていくとお米のプチプチ感がとてもよくわかります。「黒米」という古代米を使っているようなので、黒いツブツブがとてもはっきりと見て取れます。

そんなこんなで、登呂博物館を後にし、再び園内へ。小学生の社会科見学の邪魔になってしまうといけませんし、特に小学生の顔が映ってしまうと問題になりそうだったので写真はあまり取れませんでしたが、復元された遺跡を間近で見ることができるのはとってもテンションが上がりました。公園内は24時間いつでも入れるので、みなさんも好きな時間に是非行ってみてください!

この後は登呂遺跡13:31発のバスで静岡駅南口へと戻りました。何と全区間で乗客は自分一人だけ! 感染リスクの低い移動ができて安心です。

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静岡駅は北口の方が都会

この後は引き続き東海道本線で西へと向かっていきますが、その様子はまた次回お届けします。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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