わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

人生初の「こだま」で東京から熱海へ! 在来線に乗り換えて三嶋大社をスピード参詣する旅【2020-07JR東海最長片道切符1】

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みなさんこんにちは! わたかわです。

いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回から「2020JR東海最長片道切符の旅」の様子をお届けしていきます!

実をいうと、このブログがアップロードされるまさにこの瞬間もまだJR東海最長片道切符の旅はゴールにたどり着いていないという状況で、旅行をしながらいつもの更新日時で少しずつ旅の様子を旅行記形式にしてブログでご紹介していきます! 出来立てほやほやのブログ記事を、どうぞご覧あれ~!

 

1日目 2020年7月22日(水)①

いよいよ迎えた1日目の朝。4ヵ月ぶりの県境跨ぎ鉄道旅行ということで、少々緊張すらしております(笑)。

朝の出発が早いということで、前の日の晩は秋葉原駅からほど近い「ファーストキャビン秋葉原昭和通り」に宿泊しておりました。清潔感のあるイマドキのキャビンホテルで、学生プランにて1泊何と2,500円で泊まれたのでコスパ最強でした!!

また機会があったらここの宿泊ルポも書いてみたいと思います~。

朝6時過ぎの山手線で、秋葉原から東京へと移動。いったん八重洲口に出てきて、グランルーフをバックに記念撮影です。

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いざ、800km超の旅のスタート!

改めて、今回実施する「JR東海最長片道切符の旅」について簡単にご紹介します。

まず、みなさんは「最長片道切符の旅」というのをご存じでしょうか。日本全国各地に網の目のようにJRの旅客鉄道路線が張り巡らされていますが、「最長片道切符の旅」というのは、同じ駅や線区を二度通らずに日本全国のJR線の一筆書き最長ルートで旅をするというもので、2020年現在の最長ルートは宗谷本線の稚内駅から長崎本線肥前山口駅までを結ぶ1万km以上のルートとなっています。乗車券の有効日数は2ヵ月近くにも及び、決して楽な旅とはいえないわけですが、現にこれを完遂した方が世の中にたくさんいらっしゃいます。鉄道系YouTuberではスーツさん西園寺さんを始め何人かの方が実際の旅の様子を動画としてYouTubeにアップロードされているのでそちらを是非参照してみてください(スーツさんは最長「往復」切符を実施されています)。

さてそんな中私はというと、「JR東海」最長片道切符です。すなわち、上の写真を見ていただければわかる通り、JR東海管内限定での最長片道ルートを旅していくというのが今回の企画になっております。

ルートは以下の通り。

JR東海最長片道切符ルート】総距離810.3km

東京→(東海道新幹線)→熱海→(東海道本線)→金山→(中央本線)→多治見→(太多線)→美濃太田→(高山本線)→岐阜→(東海道本線)→米原→(東海道新幹線)→名古屋→(関西本線)→亀山→(紀勢本線)→新宮

JR東海管内に限定してみれば、それほど無謀な行程というわけでもありません。実はこのルート、その気になれば東京駅をスタートしてその日の夜に新宮駅でゴールできるくらいあっという間のルートなのです(笑)。

しかしせっかく旅をするのにそれではもったいないと思い、今回は東京駅から新宮駅まで丸々3日間かけて旅をしていきます。その道中で途中下車をしながら、沿線の美味しいものを食べたり、有名な観光地に行ったりということをしていき、東海地方の魅力がたっぷり詰まった旅をしていこう! というのが今回のテーマになっております。

新型コロナウイルスの影響でみなさんも思うように旅のできない日々が続いたと思います。日本中が元気や活力を大きく失っている今、”CENTRAL JAPAN”=「ニッポンの中心」とも訳されるJR東海を舞台に、「新たな日常」での鉄道旅行にしていきたいと思います。

なお、言うまでもありませんが、新型コロナウイルス感染症は決して終息した段階ではありません。どのような対策をしながら今回の旅を送っているのかについては、以下の記事の中で詳しく書いておりますので、まだご覧になっていない方は是非ご覧ください。

watakawa.hatenablog.com

 

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あんまり使わない東海道新幹線の東京駅

記念すべき1本目は、東京6:33発の〔こだま701号〕です。これでまずは、東京から熱海まで移動していきます。在来線だと東京から熱海まではJR東日本ですが、新幹線ならばこの区間JR東海となります。

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〔こだま701号〕は朝の東京発こだま一番列車

普段新横浜から新幹線が乗ることがほとんどの自分にとっては、東海道新幹線を東京駅から乗る機会はめったにないので、これだけでも非日常感があってテンションが上がっています!

今回利用するのは自由席。東京から熱海までの自由席特急料金は1,760円ということで、安くはないですが完遂のためには絶対必要な課金ですので渋らず課金します(笑)。

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N700Aの並びはやっぱりカッコいい!

N700Aはもう今までに何度も乗っていますが、やっぱりいつ見てもカッコいいものです。そのうちN700Sが増備されていくと貴重な存在になるのでしょうか…俄かには信じられませんが。

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人生初のこだま

そしてもう一つ、実は私今回が人生初の「こだま」乗車なのです! 今までに乗ってきた東海道新幹線は、そのほとんどが「のぞみ」で、2~3回程度「ひかり」にも乗ったことがあるという感じでした。のぞみに慣れていると、こだまの自由席の多さはとても新鮮です!

ホーム上で朝食を買い込み、さっそく乗り込みます。

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東京発車時の自由席の様子

6:33、列車は定刻通り東京駅を発車。いよいよJR東海最長片道切符の旅のスタートです!

東京駅を出発した時点では、自由席の乗車率はかなり低め。窓際の席でもまだかなり空きがあるといった感じです。外は曇り、時折小雨がぱらついているようですがこの先の天気がちょっと不安です。何せまだ梅雨明けしていないらしいですからね。

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カツサンド(650円)

本日の朝食は、カツサンド(650円)。ソースのしみこんだ分厚いカツがとってもボリューミーで美味しいです! 食前食後はもちろん手指のアルコール消毒を怠りません。

東京出発時点ではしっかりソーシャルディスタンスを保って着席することができていましたが、品川・新横浜でかなり多くの乗車があり、新横浜を出ると車内はほぼ満席に。デッキでは立ち客も相当数発生していたものと思われます。やはり東海道新幹線ということでビジネスマンが多いですが、私のような私服の人も一定数いました。ただコロナ禍前にはよく見られた「大荷物を持ったグループ旅行客」はほぼ見かけませんでしたね…。平日だからということもあると思いますが。

列車は多摩川を越えて神奈川県へ。新横浜と小田原に停車したら、熱海はすぐです。相変わらずのトップスピードにいつも驚かされます。

東京を出てから40分余り、列車は熱海駅に到着。在来線なら何時間もかかる距離ですが、流石は新幹線と思わずにはいられません。

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新幹線の熱海駅は初

在来線の熱海駅は幾度となく利用してきていますが、新幹線の熱海駅はこれが初めて。カーブしたホーム上に2面2線の対向式にホームが設けられていて、ホームドアは実際のホームの淵よりもかなり内側にあります。「のぞみ」の全列車と「ひかり」のほとんどの列車が通過するので、停車列車よりも通過列車の方が圧倒的に多いわけですが、新幹線の熱海駅には待避線が設けられていないため、東海道新幹線で最も早くホーム柵が設置された駅が熱海駅だという話を聞いたことがあります。

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ホーム柵の元祖?(現在はホームドア)

そんなことはさておき、熱海駅で新幹線から在来線に乗り換えていきます。東海道本線も熱海以西はJR東海区間となるため、ここから先はより距離の長い在来線経由で西に進んでいくことになります。

新幹線の熱海駅到着が7:15でしたが、乗り換える在来線は7:22発ということであまり時間もないので急いで改札口へと向かいます。熱海駅には駅の外から直接新幹線の駅構内に入れる改札口はなく、必ず在来線のコンコース内に入ることになります。

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餃子をめぐる仁義なき戦いが繰り広げられる熱海駅

熱海駅から続いて乗車するのは、7:22発の浜松行。運用の関係か、通常あまり東海区間の列車は入線しない4番線に入線していました。

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熱海7:22発 東海道本線 浜松行

車両はおなじみのJR東海211系。群馬方面でも活躍していますが、静岡地区でも見慣れた顔です。かつては東京駅や上野駅にも頻繁に乗り入れていましたが、いつからか見なくなりましたね…。

列車は6両編成で、前3両は211系ですが後3両は少し新しい313系です。313系の方が清潔感があるので一般の利用客には好まれると思いますが、自分はやっぱり新しい車両と古い車両だったら古い車両の方に乗りたいと思いますから、前寄りに乗車します。

7:22、列車は定刻通り熱海駅を出発。すぐに丹那トンネルへと突入し、電波が通じなくなります(笑)。

車内はほとんどが高校生といった様子。コロナ禍でも学校があるというのは、お気の毒という思いと羨ましいという思いが複雑に入り混じります。

この列車は熱海から浜松まで一気に直通するわけですから、そのまま乗車していれば静岡県を難なく縦断できます(難なくはないけど)。ただそれではもったいなすぎるので、こまめに途中下車をしていきたいと思います!

7:34、列車は三島駅に到着。ここが最初の途中下車ポイントです。

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富士山をイメージした?山なりの駅舎

三島駅は、東海道本線のほか、東海道新幹線伊豆箱根鉄道駿豆線が乗り入れる主要駅です。本数は少ないですが東京駅からの特急〔踊り子〕もこの三島駅に乗り入れており、三島駅から先はそのまま伊豆箱根鉄道駿豆線に直通して修善寺までを結びます。

三島駅で立ち寄りたい観光スポットは、三嶋大社です。駅からバスで5分前後のようなので、さっそく三島駅南口のバスロータリーを7:45に出るバスに乗り込みます。

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三島駅7:45発 東海バス 三恵台循環

バスはICカードには対応していないようなので、整理券を受け取り乗り込みます。

朝の通勤通学時間帯で道は少し混んでいましたが、あっという間に三嶋大社前に到着。

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立派な鳥居がお出迎え

バスを降りると、目の前に立派な鳥居がそびえます。この鳥居をくぐり、まっすぐ歩いていくと、舞殿・本殿が見えてきます。

三嶋大社の創建がいつかはわかっていないようですが、少なくとも鎌倉時代には存在していたとされています。境内の建造物や門はどれも貴重なもので、特に本殿は国の重要文化財に指定されています。

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本殿のサイズは出雲大社レベル

本殿は出雲大社とともに国内最大級とされており、私が訪問した朝8時頃も地元の方と思しき方が境内を散策されたり参拝をされる光景が印象的でした。

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「疫病終息祈願」の力強い文字も

なお、本殿の手前にあるはずの舞殿は現在改修工事のため外観さえも足場で覆われて見えなくなっていました。今年2月から8月頃にかけて半年ほど工事をしているようです。

他にも三嶋大社にはシカが生息しているエリアがあったり、宝物館があったりといろいろ興味深い施設がたくさんあるのですが、今回は朝早く、しかも時間がないためパスします。

三嶋大社前」バス停に急いで戻り、8:11発のバスに乗り込みます。バスは数分遅れて三島駅に到着。

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みしまコロッケ食べたかった

そして再び、三島駅南口のロータリーに戻ってきました。三島駅といえばみしまコロッケが印象的なのですが、コロッケを販売している駅前の桃中軒はまだ開いていない模様…。どうやら普段は8:00オープンのところ、コロナの影響で営業時間を短縮しているみたいです。残念ですが仕方ありません。

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JR東海では最近こんなタイプの発車標が多いらしい

三島駅から続いて乗車するのは、8:27発の豊橋。凄いですね…三島から一気に豊橋まで直通するとは。浜松を越えて運行される静岡地区の列車が数年前と比べると増えたような気がします。気のせいかもしれませんが。

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またも211系

今回もまた、6両編成で211系3両+313系3両の編成です。定刻通り三島駅を発車しました。

車内の混雑率はそこまで高くなく、ソーシャルディスタンスを気にしながら過ごせる程度でした。途中の沼津駅では何と10分間もの停車があり、その後もぐんぐん西へと進んでいきます。

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霧がすごい

天気があまり快晴とはいかず、雨こそ降らないもののずっと曇天という感じでこの先の旅が少々不安になってきました…。

 

今回はここまで! この続きはまた次回詳しくご紹介します。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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