わたかわ 鉄道&旅行ブログ

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(31)少しややこしいけどめちゃくちゃ楽しい静岡縦断【最長片道切符の旅2021】[新横浜→豊橋]

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は最長片道切符の旅18日目の様子をお届けします。

 

2021年8月23日(月)18日目

この日は横浜駅より旅がスタート。いよいよ後半戦へと突入していきます。

21日・22日の土日2日間は私用につき旅を中断しておりましたので、3日ぶりとなります。ここからゴールの肥前山口までは一度も帰宅することなく最後まで一気に駆け抜けていきます!

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稚内からここ新横浜までの移動距離は合計5884.7キロ。東京からジャカルタインドネシア)やデリー(インド)までの直線距離と同じくらいです。と言ってもなかなか想像がつきませんよね(笑)。山手線に換算すると170周分くらいだそうです。

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18日目は新横浜から豊橋まで進みます。特に列車本数の少ない区間などもなく、移動距離としても短めなので後半戦のスタートは足慣らしといったところでしょうか。

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まず乗車するのは、新横浜7:51発の東海道新幹線〔ひかり633号〕新大阪行です。隣の小田原まで1駅だけ移動していきます。

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奥の方から見えてきたのは最新鋭の新幹線N700Sです! ホームドアがあって分かりにくいですが、ツノのような青い帯が車体前方にまで伸びていることからしっかりN700Sであると分かります。

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デビュー当時は日によって運用が異なったために公式SNSアカウントで運用が発表されるなどしていましたが、現在では固定運用となっているため、市販の時刻表でもN700Sを使用して運行される列車がどれであるか確認できます。今回も偶然ではなく狙ってこの列車に乗ると決めていました。

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列車は定刻で新横浜を発車。鮮やかな青色のモケットに大きな車内ディスプレイ等、従来のN700Aと比べて似ているようで違うところがいくつも見つかります。

watakawa.hatenablog.com

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車内では「日本の食」63品目として朝の茶事(140円)をいただきます。「どこがご当地グルメなの…?」と思うかもしれませんが、実はこれJR東日本系列のお茶ということで、全国どこででも買えるわけではないのです。

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あっという間に神奈川県を横断し、8:06に小田原駅へと到着。ちなみにこの列車は小田原で降り遅れると次の停車駅が名古屋となるため、自動的に行程が大崩壊します。くれぐれもご注意ください(笑)。

ところでなぜ、この日の目的地である豊橋へは東海道新幹線1本で行けてしまうのに小田原で途中下車するのかというのが気になるところだと思います。もちろん各地で美味しいものを味わっていきたいからというのもあるのですが、それ以前に「前回の行程と重複しないようにするため」というのがあります。

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前回の記事をご覧いただければ分かる通り、実は静岡県東部は既に一度最長片道切符の経路に組み込まれています。その際のルートは上図の青い線の通りで、国府津沼津駅間で御殿場線を通り、沼津~富士駅間では在来線の東海道本線を経由するというものでした。

最長片道切符の旅では同じ駅・同じ線区は2度通ることができないため、2度目の通過となるこの日は前回通った駅や線区をうまく避けて豊橋方面へと抜けなければなりません。そのため、上図の赤い線のルートでうまいこと新幹線を使いながら静岡県を横断していくことになります。

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東海道新幹線東海道本線は、一見同じようなルートで並行するように走っていますが、細かく見てみると「新幹線だけしか通らない駅」が存在します。例えば小田原駅熱海駅はどちらも新幹線と在来線の両方が乗り入れる駅のため、新幹線と在来線が同一路線扱いとなり両駅間を移動する際は同じ営業キロ・同じ運賃となっていますが、上の図の通り新幹線の三島~静岡駅間では途中に新富士という新幹線単独駅があり、これによってこの区間の新幹線と在来線は別路線扱いとなるため、区間の重複にはあたりません。したがってこのような経路での乗車が認められるということになります。

今回は、少なくとも新横浜~小田原駅間および三島~静岡駅間の2区間で新幹線を利用することによって経路として成立します。これ以外の区間(小田原~三島駅間・静岡~豊橋駅間)については途中の新幹線駅に全て在来線の乗り入れがあるため同一路線扱いになり、新幹線に乗っても在来線に乗っても良いのですが、今回は時間があるのでルートに忠実に在来線で行けるところは在来線で行こうと思います。

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小田原から乗車するのは、8:17発の東海道本線 熱海行。表示にもある通り、東日本管内では珍しく5両という短い編成で、グリーン車は連結されていません。

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この列車は湘南新宿ラインからの接続を取って平塚始発で運行され、さらにここ小田原ではしばらく停車してもう2本後の上野東京ラインからの接続を取ります。無事に接続を取って定刻通りに小田原を発車しました。

編成が短いため車内はかなり混雑。平日の朝にも関わらず、途中なぜか湯河原ではかなりの降車がありました。近くに大学か大きな会社でもあるのでしょうか。

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8:40に終点の熱海駅へと到着。引き続き在来線で三島駅まで向かうため、階段を渡って隣のホームへと移動します。

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熱海駅から乗車するのは、8:47発の東海道本線 沼津行です。電光掲示板を見ると「6両」は分かるにしても「2ドア」の文字が気になります…。静岡地区の在来線普通列車は211系・313系とも3ドアですので、2ドアで運用される普通列車というのはあまり聞き慣れません。

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それがこちら。何と特急車両373系を使用して運行される普通列車が存在するのです。編成内にグリーン車はなく、もちろん全車自由席で運行されます。373系は特急ふじかわ号・伊那路号のほかにライナー列車として運用される場合もありますが、いずれにしても沼津駅までの運行が基本となるため、熱海駅373系が乗り入れる光景自体がそもそも珍しい光景と言えます(といっても今回のこの列車に関しては定期運用なのですが)。

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列車は定刻通りに熱海を発車。車内は通勤客と思しき人でそこそこ乗車率は高く、窓側の大半の席が埋まっています。

なおこの列車は上りのホームライナーとして運用された後、座席の転換がされることなく熱海で折り返し運転を行っているので、座席が逆向きのまま走ります。終点の沼津までは大した距離でもないので、わざわざ座席を進行方向に転換しようとする人も特に見られませんでした。

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列車は丹那トンネルを抜けて函南へと到着します。車内のディスプレイもご覧の通り稼働していて、特急や快速はまず停車することのない「函南」の文字が表示される光景はとても新鮮です。

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列車は9:00に三島駅へと到着。もう1駅進むと、前回通った沼津駅をもう一回通ってしまうことになるのでここで新幹線へと乗り換えます。

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三島駅の新幹線乗り換え改札では、「日本の食」64品目となるのっぽパン」(154円)をゲット。その名の通りとっても細長いコッペパンで、中にクリームがたくさん詰まっています。カバンに入れて新幹線の車内で食べようかとも思ったのですが、あまりにも長すぎてカバンに入らなかったので三島駅の待合室で美味しくいただきました。

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三島駅からは、早くもこの日2回目となる新幹線への乗車になります。三島9:25発の東海道新幹線〔こだま709号〕名古屋行へと乗り込み、静岡を目指します。

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今度は見慣れたN700Aでの運用に当たりました。三島駅ではのぞみ号の待避があるため、発車時刻より少し前に新幹線が入りますが余裕をもって乗車することができます。

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列車は定刻で三島駅を発車。最新型の新幹線ももちろん良いですが、やはり私としてはこのN700Aの少し薄暗い青色のシートモケットの方がなじみ深いです。

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序盤でもご説明した通り、三島~静岡駅間には途中に新富士駅があります。しかしこの区間の自由席の特急料金は、本来隣駅にのみ設定される「特定特急料金」が適用されたったの990円。これは新富士駅が開業当時はまだなかったためで、かつては三島と静岡が隣駅だったことの名残で今も安く乗れるのです。今回は利用しませんが他に静岡~浜松駅間や豊橋名古屋駅間も開業当時はそれぞれ掛川三河安城がなかったため今でも特定特急券で乗車することができます。

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進行方向右側に座っていますが、今回はなかなか雲が厚く、残念ながら富士山は見えません。ただまぁ晴れて日射しがあると暑いというのもあるので、気候的にはこれくらいの方がちょうど良いものです。

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9:47に静岡駅へと到着。ここで在来線に乗り換えがてら、静岡のご当地グルメも味わっていきたいと思います。

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静岡県と言えば一番の大都会は浜松なのかもしれませんが、県庁所在地の静岡も浜松ほどではないにしろ個人的にはかなり立派な街だと思います。ちょうど小雨が降っていたこともあり、すぐに駅の中に戻りました。

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静岡駅構内で購入した「日本の食」65品目は安倍川もち(280円)です。あんこが2つ、きなこが3つ入っていて、このように1セットでバラ売りをしているのでとてもありがたいです。きなこは既にまぶしてありますが、さらに上からかけることができてとっても美味しかったです!

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さて、静岡駅からは10:21発の東海道本線 浜松行に乗り込み移動していきます。この区間サンライズを除き特急がなく、またライナーも朝晩のみの運用のためそれ以外は普通列車か新幹線しか選択肢がありません。

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静岡地区の主力車両、313系3両編成での運行です。興津始発のオールロングシートの列車ですが、ここ静岡でお客さんの入れ替わりがあり無事座ることができました。

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静岡駅を出発するとすぐに新幹線と並走します。あちらは静岡駅を同じ時刻に出発した〔こだま711号〕新大阪行ということで、初めのうちは新幹線も徐行しているのでいい勝負ですがすぐに物凄い勢いで私の乗る普通列車を抜いていきます。

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静岡地区の東海道本線には快速がなく、列車もほとんど全てロングシートなので18きっぱーからは「地獄」と称されることがあります。確かに静岡県普通列車で横断するには3時間ほどかかるため決して楽ではないでしょうが、しかし普通列車といえどやはり本線ですから線形は良く、普通列車にしては表定速度もかなり速いはずです。また沿線には主要都市が多く、快速運行をしようとしても実質的に「アクティー」のようにほとんどの駅に停車するような形になってしまっては速達効果も見込めないでしょう。

区間にもよりますが、静岡地区は3大都市圏でもないのに日中でもおおむね10~15分に1本の間隔で普通列車がやってくるわけですから、少なくとも旅行でこの地を訪れる上ではあまり不自由はしないはずです。静岡地区が全く苦痛でないとは言いませんが、もっと苦しく感じる路線は全国に山のようにある気がします。

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そんなわけで11:33に浜松駅へと到着。

ここ浜松では、日頃から大変お世話になっているだめがねさん@Damegane_travel)にお出迎えいただき、浜松の街をご案内していただくことに。平日の日中にも関わらず本当にありがとうございます!!

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まずは腹ごしらえ。「日本の食」66品目は炭焼きレストランさわやかのげんこつハンバーグです。

浜松と言えばうなぎや餃子など美味しいものが本当にたくさんありますが、やはりハンバーグ好きの私としてはこれを食べないわけにはいきません。静岡県内に複数の店舗を構える言わずと知れたご当地ハンバーグレストランのチェーンで、だめがねさんに空いている店舗へお連れいただきました。

肉汁たっぷりに焼かれたハンバーグに、デミグラスソースとオニオンソースをかけていただきます。平日の昼間から底知れぬ背徳感を味わうことができました(笑)。

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食後は中田島砂丘へ。日本国内の砂丘と言えば鳥取砂丘が圧倒的に有名ですが、実はこの浜松にも砂丘があります。

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砂丘というのは不思議なもので、見渡す限りの一面の砂浜ですがビーチともまた少し異なるような…見る角度によっては砂漠という方が近いんでしょうか。砂丘の中を歩いているとじわりじわりと靴の中に砂が入ってくるので、靴を脱ぐ場所には気をつけましょう。

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また、駅の北側へと移動し浜松城へもお連れいただきました。こちらはかつてお城のあった場所に後から天守を復元したもののようで、天守自体にそれほど長い歴史があるわけではないそうですが、野面積みと呼ばれる石垣が当時の面影を色濃く残しており、とても貴重なものを見させていただきました。

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というわけで浜松駅へと戻ってきました。短い時間でしたがいくつもの名所をご案内いただき本当にありがとうございました!!

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だめがねさんと分かれ、この日最後となる列車は15:25発の東海道本線 岐阜行です。この日の宿泊地である豊橋へと向かいます。

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車両形式自体は先ほどと同じ313系…ですが、名古屋地区へと乗り入れるためこちらは車内が転換クロスシートになっています。浜松~豊橋駅間は1時間に3本程度と本数も少ないためか車内はかなり混んでいました。

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この区間で一番の見どころといえば、やはり浜名湖でしょう。新幹線の高架橋と並んで湖の上を渡る景色は他ではなかなか見られない気がします。この景色を見るともうすぐ静岡県を抜けるのだということを実感します。

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愛知県に入り、15:57に豊橋駅へと到着。まだ明るい時間帯ですが、18日目の移動はここまでとしておきます。

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今夜の宿は「ホテルプラザイン豊橋」。豊橋駅から少し歩いたところにあり、今回は1泊3,740円にて泊まることができました。私の泊まった部屋には浴槽がなく、代わりにシャワーブースが設置されていましたがまぁどのみちシャワー浴びるだけなので全く問題ありません。

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部屋で一息つき、だめがねさんからいただいた浜松のご当地お菓子をいただきます。「日本の食」67品目はうなぎパイ、68品目はこっこです。

どちらも浜松の有名なお菓子で、うなぎパイには本物のうなぎの粉が使われているらしいです。こっこは玉子を使った蒸しパンのような甘いスフレ状のお菓子で、こちらは初めて食べましたがとても美味しかったです! 改めて本当にありがとうございました。

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そしてすっかり日も沈み、夕食をいただきます。「日本の品」69品目は名物の豊橋カレーうどん(990円)。駅前の「玉川うどん」さんでいただきました。

豊橋カレーうどんが有名で、カレー好きの私としては前から一度食べてみたいと思っていました。こちらのお店は器もお洒落で野菜が美しく盛られており、ちょっと贅沢な気分になれます。

流石はうどん屋さんのうどんというだけあって麺がとろみのあるカレーのつゆによく絡み、これだけでもとっても美味しいのですが、何と食べ進めていくと器の底の方にはご飯が入っています。器に残ったカレーつゆでご飯を最後に美味しくいただくことができ、1杯で2度楽しめるわくわく感があります!

店内は観光客が多いようでしたが、1人客~2人客くらいが大半を占めておりましたので安心して過ごすことができました。また豊橋に行く機会があれば是非味わいたい一品です(というかこれを食べるためだけに豊橋に行きたいくらい)。

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ホテルに戻り、食後のデザートをいただきます。「日本の食」70品目は豊橋名物の「ピレーネ」です。これ私も初めて聞いたのですが、豊橋駅の在来線改札の脇で販売されていました。四つ葉のクローバーのような形をしたスポンジケーキの中にたっぷりのバニラクリームが詰まっていて、とっても美味しかったです!

 

というわけで、18日目の旅はここまで。

最後は怒涛の飯テロラッシュになり、移動こそ短かったもののご当地グルメをたくさん味わえて幸先のよい後半戦のスタートを切ることができました。

次回は19日目の様子をお届けしていきます。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。