わたかわ 鉄道&旅行ブログ

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【2020春の関西旅4】関西最長大回り②130km/h新快速&地下鉄と見紛うJR東西線&201系おおさか東線の旅

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みなさんこんにちは。わたかわです。

今回は、関西最長大回りの旅の第2弾記事となります!

前回は福知山線加古川線に乗車していますので、まだご覧になっていない方は以下のリンクからお願いします!↓↓↓

watakawa.hatenablog.com

 

加古川駅の中間改札を無事に通り抜け、ここからは関西が誇るハイスピード列車・新快速に乗車していきます!

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「新快速」はもはや列車名!?

関西のJRでは、首都圏の「上野東京ライン」のように、都市部を貫いて走る長距離の普通・快速列車が多数存在します。上野東京ラインが大宮・東京・横浜といった大都市を貫いて北関東から神奈川県・静岡県まで走るように、関西のJRでも京都・大阪・神戸といった大都市を貫いて福井県滋賀県方面から兵庫県内までを走る、その地方の軸となる長距離路線が存在するのです。首都圏では、速達列車を「上野東京ライン」、各駅停車タイプを「京浜東北線」というように、異なる路線名で呼びますが、関西では「新快速」「快速」「普通」というように、あくまでも列車種別で区別しています。

路線名称上はこのすべての種別が「東海道本線山陽本線」を中心とする運行区間となりますが、この路線名を現地で聞くことはまずありません。また、「琵琶湖線(長浜~京都)」「JR京都線(京都~大阪)」「JR神戸線(大阪~姫路)」という路線愛称がそれぞれついていますが、新快速に乗る場合はわざわざ「JR神戸線の新快速に乗る」というよりも単に「新快速に乗る」とだけ言う人が多いようです。料金不要の最上位種別がこの「新快速」となり、京阪神地区を15分間隔で運行しています。感覚としては、1駅停車したら次の5駅くらいを飛ばすようなイメージで、最高時速は驚異の130km/h。京急快特よりも速いのです。

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加古川9:22発 JR神戸線 新快速 敦賀行(湖西線経由)

加古川9:22発の新快速は、湖西線経由で福井県敦賀まで走る超ロングラン新快速。これに乗車し、大阪の一歩手前である尼崎まで向かいます。

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車窓には明石海峡大橋&瀬戸内海が!

加古川を出ると、西明石、明石、神戸、三ノ宮、芦屋の順に停車して尼崎までは45分程度。普通列車だと18駅に停車して1時間以上かかる距離なので、いかに早いかがおわかりいただけるかと思います。

明石~神戸駅間では、車窓右側に明石海峡大橋と瀬戸内海が見えてきます! この日はあいにくの曇天ということでイマイチな感じはしましたが、それでも一目見ると「おお~」となりますよ。幸運にも海側に座れていたのがよかったです。

新快速に使われる223系・225系電車は、関西でおなじみの転換クロスシートなので、長距離の乗車もラクラクです。今回は223系だったようですが、12両編成は関西でもトップクラスの長編成。いかにも主要路線という感じがして、先ほどまでの加古川線とはかなり見た目が異なります。

神戸・三ノ宮を過ぎると車窓には住宅や都市が連続して映るようになりますから、ぼーっと眺めているだけでもその速さを感じられます。あっという間に、尼崎駅に到着。時刻は10:07です。

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尼崎駅にずらり並ぶ207系

関西最長大回りスタートから3時間が経過しましたが、ここまで特に疲れを感じることはありません。ここからは、JR東西線に乗車していきます!

乗り換え時間がわずか2分間ということで、大急ぎで階段を渡って乗り換え。10:09に無事、発車しました。これで鴫野という駅まで向かいます。

JR東西線は、尼崎~京橋駅間を結ぶ路線で、京橋から先は学研都市線という路線に直通しています。東西線という路線名が地下鉄でよく使われがちだからか、頭に「JR」をつけて呼ぶことが多いです。

この路線はほぼ全区間が地下で、尼崎駅は他の路線と同じ地上ホームですが尼崎駅を出るとすぐに地下に入ります。

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ほぼ全駅が地下駅のJR東西線

というのも、このJR東西線は比較的新しい路線で、1997年に開業しました。それまで学研都市線京橋駅の西側に「片町駅」というターミナル駅を持っており、ここから四条畷・木津方面へのびる路線(正式には「片町線」)でした。しかしこの学研都市線福知山線大阪市中心部に建設する地下の新線でつなぎ直通運転をさせようという構想が持ち上がり、片町~京橋駅間は廃止となります。そして尼崎~京橋駅間を結び福知山線JR宝塚線)~JR東西線学研都市線で直通する新たな路線ネットワークが完成したのです。

JR東西線大阪市中心部を走る路線ですが、大阪駅は通りません。その代わり、近接する駅である北新地駅とは地下道でつながっています。

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「鴫野」はなかなかの難読駅

大阪環状線との乗換駅でもある京橋駅からはそのまま学研都市線に直通し、10:31に鴫野駅に到着です。

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今や一大ターミナルとなった鴫野駅

この「鴫野駅」には、JRで学研都市線おおさか東線が通り、その他にOsaka Metro今里筋線が通ります。東京で言うと、環状線を抜けてすぐのJRと地下鉄のターミナルということで、錦糸町駅に近いイメージですかね。

ここから乗車していくのは、おおさか東線です。2008年に放出~久宝寺駅間が先行開業し、2019年に新大阪~放出駅間が開業して話題になりました。鴫野駅は、この2019年の新規開業区間に含まれるのですが、鴫野~放出駅間は学研都市線との複々線区間となります。おおさか東線に乗り換えて、新大阪方面へと向かいます。

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鴫野10:38発 おおさか東線 新大阪行

やってきたのは、何と201系! 首都圏でもかつて中央線等で使用されていた国鉄時代の普通列車で、首都圏からは既に引退しましたが関西では令和の今も現役です。全部かどうかはわかりませんが現状この201系がおおさか東線では主力車両のようで、新路線にこんな古めかしい車両が充当されているのは何だかギャップがあって面白いです!

鴫野駅を10:38に発車し、列車は新大阪方面へと走っていきます。旅客路線としては新路線ですが、途中の淀川にかかる橋を見ているとかなり古いようにも見えたので、もしかしたら古くからある貨物線を使用して旅客化した区間もあるのかもしれません。

そして終点の新大阪駅には10:52に到着。

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ずらっと並ぶ発車標は圧巻!

新大阪駅は云わずと知れたターミナルですね。新幹線・在来線問わずこの駅を始発・終着とする列車もたくさん存在します。

新大阪駅エキナカも発達していて、改札内に土産物屋や駅弁屋、飲食店等がかなり充実しているので、大回り乗車で小休止を取るなら新大阪駅がオススメです! 私もここでお弁当を購入しておき、この後の行程で食べることにします。

 

今回の記事はここまで。次回はいよいよ新快速を2本乗り継いで琵琶湖を一周していきます! お楽しみに!