わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

(43)いろんな時代の車両を乗り継ぎながら近畿を(ほぼ)横断【最長片道切符の旅2021】[大阪→草津]

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は最長片道切符の旅25日目の前半の様子をお届けします。

 

2021年8月30日(月)25日目①

最長片道切符の旅25日目のスタートは大阪駅から。この日の目的地は岐阜駅です。

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月曜日の朝、一週間の始まりです。無数の商業施設やオフィスビルが立ち並び、通勤ラッシュ真っただ中の大阪駅からこの日も元気に日本一周を続けていきます。

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まずは大阪環状線で京橋へと向かっていきます。外回りにさえ乗れれば正直どれでも行けるのですが、今回は9:10発の天王寺へと乗車していきます。

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天王寺行ということなので大和路快速からの列車かなと思っていましたが、意外にも大阪環状線323系でした。ホームドアのついた大阪駅2番線ホームに入線してくる都会的な光景がたまりません。

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7分ほどで列車は京橋駅に到着。ここで乗り換えます。

「京橋」という駅名は東京メトロ銀座線にもありますが、大阪の京橋の方が乗り入れ路線も多く立派な造りをしています。

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京橋からは9:24発の学研都市線 快速 木津行に乗車し、一気に終点の木津まで抜けていきます。

この路線、正式名称は「片町線」ですが、現在ではJR東西線との直通運転も始まり、片町駅は廃止されていますので「学研都市線」と呼ぶことの方が圧倒的に多いようです。

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207系がやってきました。通勤ラッシュのピークは過ぎている時間帯ですが、やはり都心部の駅らしく利用者はいつの時間帯も多いです。

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定刻通りに京橋駅を発車。大阪市中心部から離れていくにつれ、だんだんと車内がすいていきます。関西では珍しくこの207系もオールロングシートの通勤車両で、しかも7両編成というのは関東ではなかなか聞かない気がします。

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途中の松井山手駅付近には、北陸新幹線の新駅が設置される予定もあるというのを耳にしたことがあるのですが、あれは結局どうなっているのでしょうか。是非とも関西~北陸が新幹線で結ばれる日がやってきてほしいですね。

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京橋を出て約1時間、10:22に終点の木津駅へと到着。ここで関西本線へと乗り換え、さらに東を目指します。

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木津駅は奈良・大阪方面(大和路線)、北新地・尼崎方面(学研都市線)、京都方面(奈良線)、加茂方面(大和路線)の4方向に線路が延びる一大ターミナル駅となっています。しかしその割にはホームはわずか2面4線しかなく、ラッシュ時などかなり慌ただしい運用になっているのではないでしょうか。知らんけど。

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木津駅ではわずか5分の接続で、10:27発の大和路快速 加茂行へと乗り換えます。正式な路線名で言えば大和路線の方面へと進んでいくのですが、勘の良い方なら分かる通り。そう、木津を出た次の駅がもうあっという間に終点の加茂なのです。

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腰を休める暇もなく、わずか6分の乗車であっという間に終点の加茂駅へと到着。ここで再び乗り換えとなります。

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加茂駅はあくまでも「関西本線の途中駅」にすぎません。しかしこの駅は、大阪市内から続く路線愛称「大和路線区間の終端部となる駅であり、大和路快速の直通区間もここまでとなります。

加茂駅よりも名古屋側には特に路線愛称はなく、単に「関西本線」「関西線」等と呼ばれるだけです。加茂駅を跨いでも旅客鉄道会社の境界を跨ぐわけではなく、引き続きJR西日本のままです。

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最も大きく変わるのは、運行方式と両数です。大和路線は基本的に221系8両編成で運用される電化区間ですが、これから進む加茂以東の関西本線ではキハ120形1~2両で運用される非電化区間となります。列車本数も一気に減少し、加茂~亀山駅間では基本的に1時間に1本程度の運行本数しかありません。

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10:41に定刻通り加茂を発車。列車は木津川に沿ってエンジン音をまき散らしながら進んでいきます。わずか1両のキハ120ですが、18きっぷシーズンにも関わらず平日だからか車内はそれほど混んでおらず、問題なく着席することができました。

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決して沿線人口の多い区間ではないと思いますが、沿線にはゴルフ場やキャンプ場等のレジャー施設が多数あるようです。以前別の機会にこの区間を乗車した際も、バーベキュー道具を抱えた同世代ぐらいの学生グループが途中駅で一斉に降りていったのを覚えています(陽キャ羨ましい)。

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途中の伊賀上野駅からは伊賀鉄道が分岐しており、近鉄伊賀神戸駅までを結んでいます。使ったことがないので分かりませんが、伊賀上野駅周辺よりも伊賀鉄道に乗り換えた先の伊賀市内中心部の方が街として栄えてそうです。

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11:36に柘植駅へと到着。「つげ」と読みます。この先終点の亀山まで乗ってしまうと、数日前に通った区間と重複してしまうのでここで乗り換えます。

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柘植駅の駅舎は見たところかなり古いようです。手前の植木が盆栽のような雰囲気を醸し出していて古風な風貌をしています。すぐ近くには名阪国道の伊賀ICも位置しており、そちらの方がドライブインや道の駅等もあって栄えていそうです。

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柘植駅からは草津線へと乗り換えます。乗車するのは12:01発の草津です。何と国鉄車両113系が充当されていました!

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号車によって「昔ながらのボックスシート」と「リニューアルされた転換クロスシート」があるようでした。後者は223系等に備わっているものとほぼ同じもののようでしたので、ボックスシートで行きたいと思います。

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列車は定刻通りに柘植駅を発車。窓枠の部分に小さなテーブルが設置されているので便利です。ただし窓は開かないようにツマミが取り外されていました。

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草津線は基本単線ですが、線形がよく、開けた車窓を楽しむことができます。乗車中の列車は草津線内で完結する列車ですが、中には草津より先で琵琶湖線JR京都線へと乗り入れ大阪方面まで直通する列車も設定されているようです。

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12:47に終点の草津駅へと到着。もちろん群馬県草津温泉…ではなく滋賀県草津市です。群馬の草津よりも遥かに大きな都市です。

これより先は琵琶湖線へと乗り換え、大津方面を目指します。その様子はまた次回お届けします。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。