わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

【2020春の関西旅3】関西最長大回りスタート! ①山あり谷あり福知山線&電化ローカル加古川線の旅

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みなさんこんにちは。わたかわです。

さて、今回の記事からいよいよ「関西最長大回り」の旅の様子をお伝えしていきます!

「関西最長大回りって何?」という方は、以下のリンクから企画概要の説明をご覧ください。

watakawa.hatenablog.com

 

2020年3月28日(土)

野田駅の目の前にある「ROTA HOSTEL」で朝を迎えた私は、そそくさと荷物を取りまとめ、早朝5時すぎにチェックアウト。というか、早朝の場合はフロントでの受付などはなく無断で出て行っていいそうなので、忘れ物が無いことを確認し、ROTA HOSTELを後にしました。野田駅の駅前ということで、大阪市内の各方面に出かけるのにすごく便利な立地だと思うので、次回以降も大阪で宿泊する際には是非利用させていただきたいと思います!

いよいよ関西最長大回り開催当日になりました。これから18時間、改札の外に出れない悪夢のはじまりです。まずはこの野田駅から、関西最長大回りのスタート駅である福知山線塚口駅まで向かいます。しかし野田駅からだと塚口駅までは大阪と尼崎で2回乗り換えなければならないことがわかり、野田駅から歩いて10分ほどのところにある「海老江駅」から塚口駅へと向かうことにしました。海老江駅はJR東西線の駅で、福知山線と直通運転をしているので、海老江から塚口は乗り換えなしで行くことができます。

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JR東西線海老江駅は野田阪神駅との乗換駅

早朝5時台のまだ真っ暗な大阪市内を歩きます。野田駅から海老江駅までの道は幹線道路なので迷うことはありませんが、土曜日の早朝とあって人通りはほとんどありません。

海老江駅から塚口駅までの移動は、関西最長大回りのルートとは関係ないので、ふつーにSuicaをタッチして乗車します。

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福知山線JR宝塚線) 塚口駅

5:55に塚口駅に到着。10分間の乗り継ぎ時間の間に券売機で200円の近距離きっぷを購入し、いざ塚口駅からスタートです!

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関西最長大回り、いよいよスタート!

まずは塚口6:05発の福知山行に乗車し、谷川駅という駅まで乗車していきます。

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塚口6:05発 福知山線 普通 福知山行

福知山線は、尼崎から福知山までを結ぶJR西日本の主要路線の一つで、尼崎から先はJR神戸線JR京都線に直通して大阪・高槻方面に直通したりJR東西線学研都市線に直通して京橋・四条畷方面まで運行されています。大阪~篠山口駅間は「JR宝塚線」という愛称があり、現地ではこちらが多様されているように見えます。

実は福知山線は、その長大な路線ゆえ、全線を走破する普通列車は1日数本程度しかありません。大阪方面から城崎温泉へ直通する特急列車はもちろんたくさんありますが、普通・快速の類ではごくわずかに限られ、大阪方面からの列車の大半は途中の宝塚、新三田篠山口どまりとなります。また大阪から福知山まで1本で行ける列車も、その多くが「丹波路快速」となります。

その中にあって、この塚口6:05発の福知山行は正真正銘の「普通列車」。塚口駅から谷川駅までの乗車時間は実に1時間半です。大阪から福知山までは約2時間半を要しますから、福知山線の中ではかなりのロングラン鈍行となります。

車内では仮眠をとったり、あとは三田を過ぎるとかなり車内が閑散としてきたので朝食のコンビニおにぎりを食べたりして過ごします。福知山線の車窓は見ていてとても興味深く、建物が立ち並ぶベッドタウンがきたかと思えば、次の区間は渓谷や田園地帯等の大自然、そしてまたベッドタウンの建物密集地…というように、めまぐるしく景色が移り変わります。

新三田まではドアが自動で開きますが、それより先はボタン式の半自動ドアのようです。しかし今回は、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として車内の換気を促すため、自動ドア扱いの区間篠山口までに拡大されていました。

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谷川駅に到着!

そして谷川駅に到着! 時刻は7:32、大阪市内や塚口と比べるといかにも山の中の駅といった装いで、気温も低いように感じます。

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辺りは多少の民家と田園風景

この谷川駅から乗り換えるのは、「加古川線」というローカル線です。JR神戸線加古川駅とこの谷川駅を結ぶバイパス路線で、本数も両数も非常に少ないのですが全線電化されています。

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谷川7:42発 加古川線 西脇市

まずは途中の西脇市という駅まで向かうワンマン列車に乗車。衝撃の「1両編成」です(言い方違う気がする…)。

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1両でも車内はガラガラ…

125系という電車のようで、関東に住む私は全く見たことも聞いたこともありません。関西ではお約束の転換クロスシートは、こんなローカル線にも完備されていました。7:42に谷川駅を発車。

途中駅はどこも無人駅のようで、半自動のボタン式となります。「日本へそ公園駅」というとても奇妙な名前の駅があり、気になりましたが、降りてしまうと企画崩壊するのでまた今度の機会にしたいと思います。

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西脇市駅に到着!

30分ほど乗車し、西脇市駅に8:12に到着。

12分後の接続で、引き続き加古川線に乗り続け、加古川を目指していくことになります。

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西脇市8:24発 加古川線 加古川

西脇市から乗車する加古川行は、103系というこれまたなじみのない車両。こちらは2両編成とやっぱり短く、しかし電車での運行です。先ほどの125系よりも古そうに見えますがどうなんでしょうか。

こちらはうってかわってロングシートの車両でした。西脇市の時点で既にそれなりの乗車率があり、うたた寝をしている間に車内はどんどん満員電車の様相を呈してきました。途中の粟生駅からは北条鉄道という路線に乗り換えられるようで、沿線人口もどんどん多い区間に差し掛かってきたのだと実感します。

9:09に、終点の加古川駅に到着。ここからは、JR神戸線の新快速に乗り換え一気に東へと向かいます! しかしここで思わぬ罠が…!

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加古川駅には中間改札が!

何と加古川駅には、JR神戸線加古川線の間に乗り換え用の中間改札があるのです! 加古川線の駅の多くが無人駅ということで、不正乗車を防ぐためでしょう。私が持っている塚口駅からの200円の近距離きっぷを投入しても改札は閉まってしまいますから、左側の有人改札に回り「大回り乗車です」と話します。すると快く通してくださいました。この「大回り乗車」という乗車方法は、JRの駅員のみなさんのご理解があるからこそできていることを実感します。本当に感謝です。

 

 今回はここまで。次回は、新快速やJR東西線等に乗車していきます!

ご覧いただきありがとうございました。