みなさんこんにちは! わたかわです。
今回は最長片道切符の旅32日目の後半の様子をお届けしていきます。
2021年9月6日(月)32日目②
本州最後の駅、下関駅には17:25に到着。朝寝坊をかましたおかげでこの日はスケジュールに大きな狂いが生じており、下関駅の到着時刻は当初予定よりも何と4時間以上遅れてしまっていました。
続いて乗車するのは、下関17:51発の山陽本線 小倉行です。西園寺さんの鬼ごっこ企画でおなじみの博多の内通者さん(@naitsu_hakata)も駆けつけてくださいました。
現在関門トンネルを通る在来線の特急はなく、全て普通列車による運行となっています。交流・直流の両方に対応した車両が必要であることから、年季の入った国鉄型車両415系が今でも使用されており、さながらタイムスリップしたような雰囲気を味わえます。
列車は定刻通りに下関駅を発車。すぐに地下へと潜り、関門海峡の下を進んでいきます。
海峡と聞いて津軽海峡の下をくぐる青函トンネルを思い浮かべる方も多いでしょうが、関門トンネルの場合はそれよりもだいぶ短く、下関~門司駅間は海峡を挟んで所要時間わずか7分程度の距離にあるため、周辺住民の方は買い物や通勤通学等で日常的に本州と九州を行き来されるようです。
門司を出発した後、終点の小倉駅には18:05に到着。最長片道切符の旅32日目にしていよいよ九州へと上陸しました!!
小倉駅で是非とも食べておきたいご当地グルメがこちら、ホーム上で立ち食いできるかしわうどん(「日本の食」129品目)です。「かしわ」とはお肉のことを指すようで、すなわち肉うどんということ。素朴な味わいでささっとお腹を満たすことができ、手軽に楽しめます!
福岡県第二の都市である北九州市、その中心となる小倉駅からは博多方面、大分・宮崎方面へと向かう特急が出発するほか、新幹線も全て必ず停車する主要駅となっています。首都圏民にとっては「おぐら」と読んでしまいそうで一見するとあまり馴染みのない駅名にも思えますが、そんな首都圏からも高頻度で新幹線が小倉方面へと直通しており、逆にここ小倉駅からは「東京行」の列車が毎時間多数発車していきます。
そんな小倉駅から乗車するのは、18:41発の特急〔ソニック45号〕大分行です。本日の目的地である大分まで一気に向かってしまいたいと思います。発車標の列車名の部分には小さく「にちりん」という文字が併記されていますが、これは終点の大分より先で宮崎方面へと向かう特急にちりん号(大分始発)に接続する意味であり、決して小倉駅の時点でにちりん号が併結されているわけではありません。
ホームで待っていると、向こう側から青い車体が見えてきました。ソニック号は青い「883系」と白い「885系」が使われており、今回は883系での運用のようです。
博多からやってきたこの列車は、ここ小倉で鹿児島本線から日豊本線へと入るため進行方向が変わります。とはいえ停車時間はあまり長くないので注意が必要です。
列車は定刻通りに小倉駅を発車。この先行橋、中津、杵築、別府へと停車した後、終点の大分へと到着します。
自由席の7号車へと乗車しましたが、座席の形が何とも特徴的です。1995年に運行開始された車両なので決して新しくはありませんが、九州に入るなりいきなり水戸岡デザインの洗礼を受けています。
途中の行橋や中津あたりまでは通勤利用がかなり多く、停車するごとにどんどんお客さんが減っていきます。例えば小倉~行橋駅間だと普通列車では35分程度、特急なら17分程度なので短区間でもしっかり時短効果があり、普通列車の混雑を避けて特急に乗る人も少なくないようです。
列車はかなりのハイスピードで日豊本線を駆け抜けていきます。残念ながらすっかり日も暮れてしまったので別府湾の景色などは見えませんでしたが、120km/hほどで爆走してくれるのでめちゃくちゃ快適です。
20:03に終点の大分駅へと到着。普通列車だと本数が少ないこともあって大分への到着は22時を過ぎてしまうところだったので、とても有益な課金となりました。
とはいえ宇部新川の快活CLUBで寝坊してしまった代償は大きく、本来ならばこの大分には16時台には到着しているはずでした。幸い行程に余裕をもたせて宮崎まで抜けようとしていなかったので何とかなりましたが、ここから宮崎までは特急でも3時間ほどかかるのでもし移動しなければならない場合は終電近くとなってしまっていたことでしょう。
今夜は岡山以来4日ぶりのちゃんとしたホテルに泊まります。駅から少し歩いたところにある「ニューグロリア大分ホテル」、1泊4,000円でした。部屋自体は特段広くも狭くもないといったところですが、大浴場付きなのが有難いところです。
夕食は済んでいますが、ここで数日前によしさんからいただいたうまいか(「日本の食」130品目)をつまみながら作業します。ご紹介遅くなってホントすみません、、、、。
兵庫県播磨地域限定の商品で、さきいかを揚げたスナック菓子です。シンプルですがこれがやみつきになるうまさでした!
ということで、32日目の移動はここまで。いよいよ九州へ突入し、ゴールの肥前山口まではあとわずかになってきました。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。