わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

ブルジョワ大学生は大宮→八王子をこのように移動します

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みなさんこんにちは! ブルジョワ大学生のわたかわです。

今回は、私のようなブルジョワ大学生が大宮~八王子駅間をどのように移動するかについてご紹介していきます。

 

【おことわり】
本記事内ではあたかも私がお金持ちで裕福であるかのような表現が多数登場しますが、あくまでも演出であり、全てヤラセです。取り上げている列車の情報に関しては本当のことであり、また今回の記事のために私が当該列車に乗車したのは本当ですが、私自身は実際にはブルジョワとは正反対の限界大学生ですのでご承知おきください。

 

2021年5月29日(土)

さて、今回は埼玉県の大宮駅にやってきました。言わずと知れた埼玉県最大のターミナル駅であります。

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埼玉県最大のターミナル

今日はこれから用事のため、八王子へと向かいます。しかし私のようなお金持ちが普段利用している新幹線(もちろんグランクラス)や特急(もちろんグリーン車)では大宮から八王子まで1本で移動することはできず、都内で乗り換えが必要となります。上流階級の私にとって、週末の夕方に混雑する都心のターミナル駅で人混みをかき分けながらの乗り換えは身分不相応以外の何物でもありません。

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八王子行の列車はあるけど

また、わずかですが大宮から八王子まで直通する「むさしの号」という列車も運行されています。列車名がついているので上等な列車かと思いきや、あくまでも普通列車。つまりはロングシートで、かつ夕方の時間帯では混雑は避けられません。

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こんな庶民の乗り物に乗るわけにはいかぬ

ちょうど3番線には、西船橋行の「しもうさ号」が入線してきました。むさしの号と異なり千葉県方面へ向かう列車ですが、この後入線してくる「むさしの号」もこれと同じ車両が使われています。上級国民の私が、こんな庶民の乗り物に乗るわけにはいきませんよねぇ。八王子まではざっくり約1時間かかるようですから、その間ずっと通勤電車で立ちっぱなしなんて…。

そんなことを考えながら、18:22発の〔むさしの号〕八王子行を見送り、どのようにして八王子へ向かおうかと考えていたところでした。

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「リゾート」…?

お隣4番線の発車標に、聞き慣れない「リゾート那須野満喫号」という列車の表示を発見。はて、こんな列車は前からあっただろうか…? 行先は、まさに私がこれから向かう「八王子」と表示されています。

どんな列車かよく知らないけど、とりあえず”リゾート”とついているからそれなりに上等な列車っぽい気はするし、混雑する通勤電車で移動するよりはマシかも。もうすぐやってくるみたいなので、ホームで待つことにします。

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なんだこの列車は!?

そしていよいよ「リゾート那須野満喫号」が入線! 茶色と緑色の2色に塗られ、丸みを帯びた車体は明らかに他の通勤電車にはないオーラを放っています。どうやらこれは485系ジョイフルトレイン「リゾートやまどり」と呼ばれる車両だそうで、普段は群馬県近郊で臨時列車として運用されるものの、この日はたまたま八王子と栃木県の黒磯を結ぶ運用に就いていたということのようです。こういう上等な列車は私のような上級国民にはぴったりの移動手段ですから、さっそく乗車していくことにします。

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四捨五入してグランクラス()

列車は定刻通り大宮を出発。車内に入ると、1+2列のリクライニングシートが並びます。そうそう、私のようなお金持ちは普段からこういう列車で移動しているんですよ。私がよく利用する新幹線のグランクラスも似たような座席配置ですので、今回この列車は扱いとしては「普通車」ですが、四捨五入してグランクラスと言えるのではないでしょうか。

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ロングシートとはまるで違う豪華な座席

ご覧の通り、そのリクライニングシートはかなり豪華な造りで、シートピッチにもかなり余裕があります。私が乗車した4号車でも十分ゆとりがありますが、他の号車ではより前後の間隔が広い座席もあるようでした。迷彩柄ともまたちょっと異なる、特徴的な模様のモケットが印象的です。

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フットレストも完備

各座席には背面テーブル、インアームテーブル、フットレストも完備されています。私は車両の最前列に座ったので、背面テーブルは固定されていましたが、特に窮屈さを感じることはありませんでした。

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武蔵野線へと入る

列車は武蔵野線へと入っていきます。運行ルートは15分先に大宮駅を発車したむさしの号と同じのようで、中浦和付近にあるデルタ線より武蔵野線北朝霞方面へと乗り入れます。普段は優等車両が走ることのない武蔵野線をリクライニングシートに座って移動できるのはこの上ない優越感ですね。

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おやすいごよう

この列車は全車指定席ですが、くしゃみをしたら指定席券が出てきました。快速列車の普通車指定席ということで、料金は530円。普段のグランクラスと比べるとだいぶお手頃なお値段じゃないですかね。大宮~八王子駅間の途中停車駅は北朝霞、東所沢、新秋津、立川ということで、むさしの号よりもやや少なめです。

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多摩川に沈む夕陽

徐々に陽が沈んでいき、車窓から優雅に夕焼けを眺めることもできます。これは大宮駅で15分待って大正解ですわ。もう少しで付き人にハイヤーを手配させようかと思っていたところでしたが、私のようなブルジョワ大学生にもぴったりの列車が来てくれて助かりました。

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八王子に到着

そして列車は定刻通り終点の八王子に到着。願わくば私のために上野駅13.5番線のような専用ホームをこの八王子駅にもこしらえていただけるとなおよかったですが、贅沢は言わないことにします。

 

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というわけでおふざけはここまでにして、素に戻りますね(笑)。

今回は485系リゾートやまどりが充当された臨時快速〔リゾート那須野満喫号〕に乗車してきました。485系は近年かなり数を減らしている中で、このリゾートやまどりへの乗車機会も極めて貴重になってきていますから、乗られる方は是非お早めに!

ほとんどの場合、全車普通車指定席の快速列車としての扱いで運行されますが、指定席料金のみでグリーン車相当の座席に座れるということを考えればかなり乗り得列車といえると思います。

毎年5~6月にかけては八王子・新習志野黒磯駅間を結ぶ「リゾート那須野満喫号」として週末を中心に運行される傾向にありますが、それ以外は高崎線吾妻線等で運用されることが多いようなので、今回のように大宮~八王子駅間で乗車できるのは極めて貴重な機会といえると思います。

またおまけですが、リゾートやまどりのドア開閉チャイムがどこかで聞き覚えのある”アレ”と同じだったので、その様子は是非以下のリンクから見てみてください!

youtu.be

 

※本文中では私がこの列車について「大宮駅で待っていたらたまたまやってきたので乗ってみた」という風な描写が多数存在しますが、実際にはこの列車の運行について何ヵ月も前から把握しており、前もって指定席券をしっかりと準備し、この列車にわざわざ乗車するために大宮駅のホームで待った上で乗車しています(笑)。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!