みなさんこんにちは! わたかわです。
今回からは、過去の旅行を振り返るシリーズということで、2019年2月に出かけた3泊4日の九州旅行の様子を複数回に分けてお届けしていきたいと思います!
なかなか最近忙しくて旅行にも行けず、また新型コロナウイルスの影響もあってなかなか動きづらい状況が続いているので、過去の旅行記を放出するばかりになってしまって恐縮です…。
今回からのこの九州旅行のシリーズは、もう1年半ほど前のものを思い出しながら書くことになるので、正直かなり記憶が曖昧な部分もありますが、大目に見ていただければと思います!
この旅行は、大学1年生が終わる春休みに、大学の友人3人と一緒に計4人で出かけたものです!
4人のうち自分ともう一人の計2人は鉄道好きなのですが、もう2人は鉄道には全然興味がないということでしたが、半ば強制的に鉄道移動多めの旅行となりましたのでこの記事をご覧の鉄道ファンの皆様にもお楽しみいただけると思います。
旅は1日目、東京駅からスタートです!
1日目 2019年2月17日(日)①
1日目の朝、旅のスタートは朝の東京駅から。
自分以外の3人は全員東京都民ということで、神奈川県民の私が合わせる形で東京駅に集まりました。
1日目は、まず東海道・山陽新幹線で東京から博多まで向かいます!
普通、首都圏から九州へ向かうといったらほとんどの人は飛行機を選ぶと思います。しかし今回は新幹線をチョイス。というのも、実はメンバーの中に事情があって飛行機に乗れない友人がいたのでこのような形になりました。
東京駅の丸の内駅舎内で合流し、いざ新幹線ホームへ。ちなみにJRで首都圏から九州方面に旅行する際に便利な企画乗車券はほとんどないので、今回の旅行は全行程普通乗車券で組み立てました。高くつきましたが、しかし学割が使えるので2割引でそれなりにお得にはなります。
まず乗車するのは、東京8:50発の〔のぞみ103号〕広島行。乗車区間は東京から姫路まで、所要時間は約3時間となります。
東海道新幹線は今まで何度も乗ってきましたが、横浜市民である私は、いつも新横浜駅を利用するため、実は東京~新横浜駅間は今回初乗車となるのです。少しでも旅費を抑えるため、自由席を利用。始発駅なのでもちろん座れました。
8:50、定刻通り東京駅を発車。姫路までの途中停車駅は、品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪、新神戸です。
2月といえば旅行業界はオフシーズンですが、流石は日本一の大動脈東海道新幹線です。自由席は東京駅を出発した段階でかなりの乗車率で、東京駅をギリギリで乗り込んだ人はあまり席を選べないくらいの混雑。新横浜を発車すると車内はほぼ満席になりました。
列車は颯爽と静岡県を通過し(静岡県の皆様ごめんなさい)、名古屋、京都、新大阪、新神戸にいつもの通り停車。天候があまり優れず、ずっと小雨状態が続いていました。
そして、11:53に姫路駅へと到着。今日の目的地は博多ですが、まずはここで途中下車をします。
姫路では「アノ」列車に乗り換えますが、それまで少し時間があるので、空き時間で姫路城へ行ってみることに。
駅の外に出てみると、そこそこしっかりと雨が降っていたのですが、下手にバスを待つよりも歩いた方が早いのでは?と思い、姫路駅から姫路城までざっと1km程度歩くことに。道中は美味しそうなご飯屋さんなどもあり興味をそそられましたが、欲望に打ち勝ち歩いていきます。
そして姫路城がある姫路公園へと到着。この中には世界遺産・姫路城を始め、好古園や姫路市立動物園等見どころが満載のようで、時間があったら是非ともたっぷり見ていきたかったところです。
姫路城の入城料は大人1,000円。うーんちょっと高いですが、しかし世界遺産保護のためを思えば仕方ありません。
園内に入ると、まだ姫路城まではかなり歩きますが、しかし麓から高くそびえる天守を望むことができました!
晴れていればより綺麗に見えたかもしれませんが、まぁこれでも十分立派です。教科書にも載るあの有名な姫路城を生で見ることができました。残念ながら時間の関係であまり奥へは進めなかったのですが、また時間のある時に是非訪れたいと思います。
姫路駅まで駆け足で戻り、改札内へ。姫路から博多まで、本日乗車する2本目の新幹線はこちら!
そう、本日の目玉、700系ひかりレールスターです! 山陽新幹線内のみで運行されているグレーの新幹線で、首都圏では決してお目にかかることができないため、今回博多まで新幹線で行くにあたり、あえて時間をあわせて乗ることにしました。
この新幹線は運行本数も決して多くなく、山陽新幹線内でもちゃんと運行時刻を調べてそれに合わせないとなかなか乗ることができません。しかもその運用のほとんどが各駅停車タイプの「こだま」のため、なかなか長距離乗車には向かないのです。「ひかりレールスター」という愛称で呼ばれることが多いのですが、「ひかり」の運用に入るのは朝の上りと夜遅くの下りの1日1往復程度だったかと思います(それも停車駅が多く、ほとんどこだま状態)。
ではなぜ、こんな明るい時間帯に博多方面へ向かう列車があるの!? と疑問に思いますよね。実は、今回乗車する姫路13:14発の〔ひかりレールスター577号〕は臨時列車なのです。しかも何と姫路始発で運行される速達タイプのひかりで、臨時〔のぞみ〕が運行されない日にほぼ同じスジで運行されていました。そのためのぞみとほぼ同じ停車駅で、岡山、広島、新下関、小倉にしか停車しません。そもそも姫路始発博多行の新幹線というのがかなり珍しいのですが、レールスターがひかり運用に入る点、さらにのぞみと遜色ないスピードで運行される点など、興味深いポイントがたくさんあります。
現在は新型コロナウイルスの影響であまり臨時の新幹線というのは設定されない傾向にあると思いますし、そうでなくてもこの臨時ひかりレールスターは1年半も前の話なので、今後はコロナ云々関係なしに設定されることがないかもしれない、今となっては貴重な列車です(レールスターの車両自体は毎日運行されています)。
姫路始発の新幹線ということで、普段はあまり使われることのない13番線からの発車となります。ホーム上で駅弁を購入し、いざ乗り込みます!
今回乗車するのは、4人用のコンパートメント(個室)です! ひかりレールスターには現在日本の新幹線で唯一の個室が4部屋備わっており、4人で利用する際は普通車指定席×4人分と同じ価格で利用できます。つまり「個室料金」のようなものは必要ありません。
個室は完全密室ではないので騒ぎすぎると外に音が漏れてしまう可能性がありますが、今回のグループ旅行のような際に知り合いどうしでおしゃべりしながら旅していくのには絶好の設備となっています。なお、このレールスター車両が「こだま」として運用される際は個室は締切となり発売されません。そのため、「ひかり」での運用が少ない現在はこの個室自体がかなり貴重なものといえます。
中央には折り畳み式の大きなテーブルがあり、照明も置いてあります。また、数は少ないですがコンセントも個室内に完備されています。形式としては「700系新幹線」なので、最近の新幹線にはあまり見ない大きな窓があるのも特徴です。
列車は定刻通り13:14に姫路駅を出発。まずは昼食とします。
姫路駅で購入した「あなごめし」(1,000円)。有名かどうかはわかりませんが、とっても美味しく、あっという間に完食してしまいました。
食後は、友人とともにおしゃべりを楽しみます。個室といっても部屋の中に歩けるフリースペースがあるわけではないので、4人で利用すると若干窮屈な感じはありますが、しかしテーブルもあって居住性は高いです。少ない人数でも利用できるのかどうかはわかりませんが、3~4人で旅行する際は是非ともオススメしたい設備です。
岡山、広島の順で西日本の主要都市に停車していきます。あまりにも快適すぎるので途中完全に爆睡していましたが、次に気づいた時には列車は関門トンネルの中を走行していました。
そしてトンネルをでると、ついに九州へと上陸! 人生初の九州への上陸手段が、まさか新幹線の個室になるとは思ってもいませんでした。
小倉~博多駅間は思いのほか長いですが、それでも気づけば終点の博多へと到着です。姫路から2時間ちょっとで、15:27に到着。姫路から2時間ちょっとということで、所要時間・停車駅ともにほとんどのぞみと変わりません。
ということで、今回は東京から博多まで新幹線で移動、その途中に姫路から博多まではひかりレールスターの個室を利用してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ひかりレールスターで使用されている700系新幹線は、白地に青という原色の車体はもう完全に引退してしまいましたので、現在残るのはもうこのレールスター塗装のもののみとなっています。レールスターのデビューも2000年ということでもう20年が経過しているため、そう遠くないうちに引退してしまう可能性が非常に高くなっています。
姫路始発の臨時列車として運行されることが今後あるかはわかりませんが、みなさんも機会があれば是非乗ってみてください!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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