わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

【コスパ最強】N700系こだま号に2+2列の自由席がありました…

 

【おことわり】

本記事は、2021年11月時点の情報および当時撮影した画像を元に執筆しています。

列車の運行時刻等、現在変更があるものについては適宜補足を入れておりますが、それ以外の箇所につきましても変更が生じている場合がございますのでご注意ください。

 

2021年11月6日(土)

今回は早朝の岡山駅へとやってきました。これから新幹線で大阪方面へと向かっていきます。

新幹線は原則として深夜帯(深夜0時~朝6時)の間は旅客列車の運行がないため、朝6時前の駅に到着してもまだその日の列車は1本も発車していません。6時前の時点で改札内へと入場することはできましたが、まだ人はまばらでお土産物屋さん等も営業していないようです。

上り方面は6:01発の東京行のぞみ号、下り方面は6:10発の広島行こだま号が岡山駅からの朝一番の始発列車となっています。

今回は23番線から発車する、岡山6:04発の〔こだま830号〕新大阪行へと乗車していきます(2022年ダイヤ改正後は岡山6:05発)。ここ岡山駅を始発として各駅に停車しながら新大阪へと向かっていく列車です。

山陽新幹線では多彩な車両が活躍していますが、この〔こだま830号〕には8両編成の(←ここ大事)N700系が充当されています。

終点新大阪まで全区間乗車はしますが、さほど混雑する時間帯というわけでもありませんので自由席に乗車することにします。

発車時刻も近いのでさっそく車内へ入ってみると…驚きの光景が!!

何とそこには、思わずグリーン車なのでは」と見紛うほど立派な座席が並んでいるではありませんか!!

8両編成で運行される〔こだま830号〕の自由席は、1~3・7・8号車。私が乗りこんだのは新大阪寄りの先頭8号車で、確かに自由席のはずです。上の画像では少し分かりにくいですが、ドア上部にもしっかり「自由席(Non-Reserved)」と表示されています。

多くの場合、新幹線の自由席といえば2+3列のシートを見慣れているという方も多いでしょう。混雑時に3人がけの真ん中(B席)のみが空いていて、座りたいけど両脇に人がいるからちょっと気まずい…なんて思いをしたことのある方もいらっしゃるかもしれません。

しかし今回のこの車両は2+2列ですから、その心配はいりません。高級感とゆとりのある座席は例え指定席であっても贅沢なものですが、それよりもさらに安く乗ることのできる自由席とあらば乗りたくないわけがありません。

主に山陽・九州新幹線〔みずほ〕〔さくら〕として活躍する、8両編成のN700系。普段は1~3号車のみが自由席となっているため、この3両は2+3列の一般的な自由席の車内となっています。しかしこだま号は他の新幹線よりも自由席が多めに設定されていることも多く、今回乗車している〔こだま830号〕では7・8号車が低料金で最強のゆとりを手に入れられる号車というわけです。

列車は定刻通りに岡山駅を発車。肘掛けには見たことない形のドリンクホルダーがありました。本来、自由席特急券で乗車する乗客が使用できるシロモノではありません。

列車はさっそく最初の停車駅である相生駅へと到着。こだま号といえば各駅で後続の〔のぞみ〕〔みずほ〕等を待避するため数分間の停車駅があることが多いですが、今回は朝早いためそれほど列車本数がなく、何と〔こだま830号〕は新大阪まで1本も後続列車に抜かされずに逃げ切ります

途中それほど乗車もなく、8両編成とはいえかなり輸送力を持て余した状態で姫路駅へと近づいていきます。画像なので伝わらないのが残念ですが、ドア上部の電光表示で「次は ○○」という文字がぬるっと上から降りてくるのがとても新鮮です。

姫路駅ではちょうど新大阪を6:00に発車した〔みずほ601号〕とすれ違いました。下りサンライズからの乗り換え列車としてちょうど良いことでも有名です。あちらも同じくN700系8両編成ですが、当然ながら7・8号車も指定席で車内はかなり混雑しているようです。

その〔みずほ601号〕が発車した後、隣のホームには700系が停車していました。多くの場合、山陽新幹線の〔こだま〕はこの700系(レールスター)や500系が使用されています。700系や500系で運行される〔こだま〕の一部にも2+2列の自由席はありますが、より高級感を感じられるのが、今回乗車しているN700系の2+2列座席なのではと感じています。

背面テーブルは木目調でこれまた高級感があり、モケットの模様とマッチしています。少なくともこれが自由席であるという実感がわきません。

姫路や西明石などからは若干名の乗車がありましたが、それでもどっと混むまではいきませんでした。土曜日だったのでこの程度ですが、平日であれば通勤需要が高い時間帯ですからもっと混んでいそうな気がします。

そして列車は最後の途中駅である新神戸駅を発車。2面2線の相対式ホームですが、頑丈なホームドアが設置されており都会らしさを感じます。

岡山駅を出てちょうど1時間、列車は7:04に終点の新大阪駅へと到着。後続の〔のぞみ86号〕にも抜かされることなく、こだま号としてはかなり所要時間の短い部類だと思います。

最後に、山陽新幹線内で運行されている〔こだま〕のうち2+2の自由席がある列車をまとめました。今回ご紹介したN700系でなくとも700系・500系でも同様に2+2の車両を自由席として運用している列車は多いですが、N700系の場合は上下1日3本ずつしかありませんので、時間を合わせて是非乗ってみてください!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。