みなさんこんにちは! わたかわです。
6月に入り、会社や学校が再開されたという方も多いのではないでしょうか。
私は大学が春学期の間完全オンライン授業となったので、当面大学へ行くことはないと思います。
「これからまた忙しい日常が戻ってくる~」という方も多いと思いますが、そんな忙しい日々の中でもスキマ時間にチラっとこのブログを開いてくれたら嬉しいです!
さて、今回からは、新シリーズ【2019夏の新潟&南東北】と題して、2019年8月11日(日)~13日(火)に出かけた旅の様子をお届けしていきたいと思います!
この旅では、主に観光列車や臨時列車を乗り継ぎながら、関東・新潟・南東北エリアを2泊3日でぐるっと一周してきました。大学の友人との2人旅です。もう1年近く前の旅なので、今では走っていない車両も出てきますが、みなさんもご自身の思い出に浸りながら楽しく読み進めていってもらえたらなと思います!
2019年8月11日(日)①
友人とは、上野駅で朝6:30に集合。この日の移動は青春18きっぷを使います。
横浜住みの自分にとって、朝6:30に上野にやってくるというのは楽なことではないのですが、どうしてもこの日、乗りたい列車がありました。それが、こちら!
上野6:50発の快速〔山の日 谷川岳号〕土合行です。上野の地平ホームから発車し、高崎線・上越線を通って谷川岳の麓の「土合駅」までを結ぶ全車指定席の臨時快速列車となります。
列車名からもわかる通り、これは8月11日が「山の日」であることにちなんで運行される、1日限定の臨時列車です。まずはこの列車に乗車して終点の土合まで行き、そこから先は普通列車を乗り継いで新潟方面に向かっていきたいと思います。
使用される車両は、651系4両編成。かつて常磐線特急〔スーパーひたち〕で活躍した車両ですね。4両編成ですから増結用の付属編成ということになります。基本編成は塗装を若干リニューアルしたりして特急〔草津〕や〔スワローあかぎ〕等で運用されていますが、付属編成現在このように臨時列車等での運用がメインになっています。
発車の10分前にドアが開き、乗車可能に。車体側面の方向幕は「臨時」表示でした。
すぐさま指定の座席へと向かいます。
そして6:50、列車は定刻通り上野を出発! まずは高崎線を進んでいきます。
この上野駅は、云わずと知れた東北・上信越・北陸方面からの「北の玄関口」。2015年の上野東京ライン開業以後、この上野駅を始発・終着とする列車は大きく減少してしまいましたが、そんな中で上野始発の(やや)長距離の列車に乗れるというのは何とも味があります。651系はJR発足後にデビューした車両ですが、もう登場から30年ほどたっているので、ところどころに古さを感じます。
首都圏にお住まいの方ならわかると思うのですが、東京都内を発着する高崎線の列車(主に上野東京ライン・湘南新宿ライン)は、基本的に高崎・前橋までとなります。高崎から先も新潟方面に線路はつながっていますが、群馬県北部に行くためには原則として高崎か新前橋で上越線への乗り換えが必要となります。しかしこの快速〔山の日 谷川岳号〕であればそうした煩わしい乗り換えも必要なく、上野から乗り換えなしで谷川岳への玄関口である土合駅まで一本で行けるのです。
車内は登山客や鉄道ファンでほぼ満席です。4両編成しかないですからね、私も友人の分を含め2席を10時打ちで獲得しましたから。
あろうことか、車内や車窓等の写真を全く撮っていなかったので、しばらく文字だけでお届けします。上野を出ると、この列車は赤羽、浦和、大宮、上尾、桶川、北本、鴻巣、熊谷、深谷、本庄、高崎、新前橋、渋川、沼田、水上、そして終点の土合に停車します。かなり多いですよね~。途中特に長時間の停車などはありません。おそらく、高崎線の快速〔アーバン〕や湘南新宿ラインの特別快速とあまり停車駅や所要時間に大差はないと思います。着席需要や直通需要に応えた列車ということでしょう。実際に乗車していても、かなりこまめに停車するなぁという感覚があります。
車内では朝食のコンビニおにぎりを食べつつ、友人としゃべりながらまったりと過ごしていました。快速といえど車両は特急車両なのでやはり快適です。今までに高崎線は普通列車で何度も乗り通していますが、E231系・E233系のイスと比べれば別次元の快適性であることは想像に難くないでしょう。
検札は深谷~本庄駅間と水上~土合駅間で合計2回回ってきました。キセル対策に抜かりがありません。特に水上~土合駅間は10分弱の区間ですから、指定席券を持たずにこの末端区間だけ乗車してもバレないだろうと考える不届き者をしっかり取り締まるためでしょうかね。ちなみに水上駅での降車客もそこそこいましたが、多くの乗客は終点の土合まで乗車するようでした。
そして上野を出てから約2時間40分、9:32に終点の土合駅へと到着です!
土合駅の狭い地下ホームに多くの乗客が溢れかえります。これまでも数々の登山向け臨時列車が上野~土合駅間で運行されていますが、651系がこの土合駅にやってくる光景はなかなか見られないでしょうからね。
土合駅は上越線の途中駅ですが、特徴は何といってもその特殊すぎる駅構造にあります。
この付近は山岳地帯を切り開いて鉄道が敷かれているため、上り線と下り線で線路が大きく離れています。土合駅のホームも上りと下りで大きく異なり、下りホームは地下深く、上りホームは地上にあります。
今回は後続の普通列車が約20分後にやってくるため、あまり隅々まで土合駅を探検することはできませんでしたが、時間の許す限り歩き回った記憶とともに、この土合駅をご紹介していきます。
下り列車を降りると、改札口までは長い長い階段が待ち受けています。その数何と486段。考えられますかね。階段の一番下から見上げても、終わりが見えないんですよ。階段の脇にはエスカレーターを設置する予定のスペースが確保されていますが、実際に設置される予定は今のところありません。また当然ながらエレベーターもなく、これは本当にバリアフリーとはかけ離れた駅だと思います。まぁこの駅を利用する人の多くが登山客だと思いますから、脚力には自信のある人ばかりかもしれませんが…。
この下りホームと改札口の行き来には、片道約10分を要すると言われています。東京駅の京葉線ホームもびっくりの遠さですが、そういうわけで後続の普通列車がやってくるまでの20分間に往復するのはギリギリというわけですが、一か八かでやってみることにしました。
この長い階段は5段ごとに踊り場のようなものがあり、1飛ばしで駆け上がっていくにしても奇数なので歩数が合わずペースを乱されます。土合駅に来るのは実は2回目なのですが、前回も同じように時間がなくかなり息を切らしながら駆け上がった記憶があります。無理をせず、休みながら上ることをオススメします。
462段の階段を駆け上がると、しばらく普通の通路があります。そしてさらにもう24段の階段があるので、それを上りきるとようやく改札口に到着です。改札口では、地元の方から水やキーホルダー、観光パンフレットなどが入った記念品をもらいました。
土合駅はまた時間のある時にもっとじっくり徹底的に探検したいと思います。
この後は9:54発の長岡行に乗車し先へと進んでいきますが、それはまた次回お届けします。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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