わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

柳都Shu*Kuraで新津鉄道資料館へ! レンタサイクルで巡る「鉄道のまち」新津の旅【2019夏の新潟&南東北2】

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は、2019年8月のお盆に2泊3日で出かけた新潟・南東北旅行の第2弾記事となっております!

今回の記事は1日目、土合駅からのスタートです。

 

2019年8月11日(日)②

土合駅の階段を急いで駆け下り、何とか普通列車の到着数分前に下りホームに戻ってくることができました。

ここからは新潟方面に向かっていくので、まずは土合9:54発の長岡行に乗車していきます。

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越後湯沢駅で13分間停車

土合から終点の長岡までは約2時間。新潟地区でおなじみのE129系、通称”ハムタマゴ”で新潟県へと突入していきます。やはりお盆の前半ということで、車内は混雑していて、土合から乗車した際は座れませんでしたが、越後湯沢では13分間のあり、ここで少し人が入れ替わったのでその隙をついて座席をゲットすることができました。

私が新潟に来るときはだいたいいつも18きっぷなので、このハムタマゴももう飽きるほど見てきました。115系が縦横無尽に走っていた頃と比べると、もちろん旅情が薄れたかなという気がするのですが、ただ快適性はこの車両の方が高いですし、側面の方向幕も首都圏のE233系のように明るくわかりやすいですよね。E129系でも旅情を感じられるようになるくらい、繰り返し乗りたいものです。

18きっぷシーズンで特に混む夏のお盆の前半の時期なので、ほとんど列車は空くことなく終点の長岡に到着しました。時刻は11:48です。上越線はここまでなので、ここから先は引き続き在来線の信越本線へと乗り継いでいきます。

普通なら、長岡~新潟駅間で引き続きハムタマゴの各駅停車(運がよければ快速)に乗るところですが、今回はこの列車に乗車していきます!

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長岡11:51発 快速〔柳都Shu*Kura〕新潟行

そう、新潟地区でおなじみの観光列車、臨時快速〔柳都Shu*Kura〕です! 「お酒」をテーマとした観光列車で、全車指定席なので18きっぷに指定席券を別途購入することで乗車できます。

長岡駅ではわずか3分の乗り換えだったので、急いで向かいのホームに移動します。何とか乗り換えられました。

11:51、定刻通り長岡を出発。この列車は新潟行ですが、我々は途中の新津まで乗車します。

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JR東日本「のってたのしい列車」ポータルサイトの画像を元に作成

新潟県内を走る観光列車「Shu*Kura」には主に3種類あり、上越妙高十日町駅間を走る「越乃Shu*Kura」、上越妙高越後湯沢駅間を走る「ゆざわShu*Kura」、そして上越妙高新潟駅間を走る「柳都Shu*Kura」です。基本的に週末を中心とした運行ですが、日によって3つのうちどれか1種類しか運行されないため運行カレンダーを見てチェックする必要があります。我々が行った際はたまたま「柳都」の運行日で、長岡からうまく接続できるダイヤだったということになります。

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3号車は広々リクライニングシートで乗り得

列車は3両編成で、新潟方面先頭3号車が指定席、2号車がイベントスペース・カウンター、1号車は旅行商品専用車両となっています。18きっぷ+指定席券で乗車できるのは3号車のみですが、これがまぁ驚くべき広々としたシートピッチでして。座席の前後間隔がとても広いのです。足を前にピーンと伸ばせる余裕すらあります。この座席を乗車券に520円(当時)の指定席券を追加するだけで利用できるというのは、本当に乗り得列車だと思います。

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2号車は大盛況

2号車に行ってみると…大盛況でした。車内では、日本酒の飲み比べができたり、おつまみを販売していたりするようですが、今回はあまり乗車時間が長くなかったので、カウンターで「雪室珈琲ジェラート」(330円)を買って席に戻り、堪能しました。

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見渡す限りの田んぼを眺めながら美味しいジェラート

このジェラートがまたうまいんですよ~。長岡~新潟駅間の信越本線って、県内の鉄道でもわりかし主要な区間なんですが、市街地ばかりというわけでもなく、このように広大な田んぼが広がっていたりもします。1時間にも満たない乗車時間でしたが、至福のひと時を過ごすことができました。次は是非とももっと長い区間で乗車してみたいものです。

12:43、列車は新潟の一つ手前の停車駅である新津に到着。我々はここで下車します。

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「鉄道のまち」新津に到着!

新津駅は、酒田・秋田方面に通じる「羽越本線」の起点駅であるほか、新潟方面(信越本線)、長岡・直江津方面(信越本線)、会津若松・郡山方面(磐越西線)も乗り入れる一大ターミナル駅です。また、駅のすぐそばには「新津運輸区」もあり、昔から「鉄道のまち」として知られています。そんな新津に来たら、是非とも足を運びたい鉄道スポットが「新津鉄道資料館」。駅から少し離れているので、今回は駅前で自転車を借りていくことにします。バスもあるようなのですが、なんとこの駅前のレンタサイクルはタダで借りれるということだったので、これを使わない手はない! と思いました(笑)。

新津駅から新津鉄道資料館までは直線距離で2kmほど離れています。まだ我々は昼食を食べていなかったので、道すがらにある中華料理店「中華菜館 飛鳥」に自転車をとめて入店。

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SLの煙をイメージした「黒ゴマタンタンメンセット」(1,100円)

「鉄道のまち新津」にちなんで、SLの煙をイメージした「黒ゴマタンタンメン」と「黒ゴマプリン」のセットを注文。運ばれてきた際に黒ゴマが沈殿してしまっていて写真ではあまり黒くないのですが、底をすくってかき混ぜると真っ黒な担々麺になりました。ボリュームもあってとっても美味しい! 以前は特製のSLキーホルダーがセットになっていたようなんですが、訪問当時はやっていなかったみたいです。

お腹も満たされたところで、引き続き自転車を漕ぎ、新津鉄道資料館を目指します。夏の日差しを浴びながら、暑いですが風がとても気持ちよく感じます。

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200系新幹線&C57!

そして程なくして、新津鉄道資料館に到着! 閑静な住宅街の中にあり、この資料館も廃校になった学校を再活用して作ったように見えます。

入館料は高校生・大学生200円。中に入ると…驚きの展示が続々!

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楽しすぎる…!!

いやぁこれは本当に面白い。往年の時刻表やヘッドマーク、各種鉄道部品の展示のほか、屋外には新潟を拠点に活躍した車両も複数展示されています。これが200円で楽しめるのははっきり言って安すぎます。資料館という体だからか、ものすごく大きな施設というわけではないですが、ものすごく濃い展示物がたくさんあるので、鉄道ファンなら是非とも一度は足を運んでみてほしい場所です!

新津鉄道資料館をたっぷり楽しんだ後は、新津駅周辺をサイクリング。鉄道のまちにちなんで、駅前のアーケードの柱は国鉄特急色に塗られています。

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駅前のアーケードの柱は国鉄特急色

また、新津駅の南側には「総合車両製作所」という、鉄道車両の製造工場もありますので自転車で一周してみました。残念ながら中には立ち入れませんし、外からの写真撮影もNGとのことなので、写真はないのですが、まだお披露目されていない首都圏の通勤車両をいくつもフェンス越しに眺めることができてとても面白かったです!

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これまた貴重な車両がそろい踏み!

そして最後に、新津運輸区が一望できるポイントにやってきました。見渡してみると、キハ40形・E491系East i-E」・GV-E400系・キハ110系といった、貴重な車両が一同に会する貴重な光景が! 今思い返せば、GV-E400は当時まだ営業運転開始前だったと思いますから、これは本当に貴重な一枚です。

こうして新津駅周辺のサイクリングを終え、自転車を返却して駅に戻り、次なる列車を待つことにしました。

 

今回はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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