わたかわ 鉄道&旅行ブログ

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【速報】特急南紀「HC85系」運行開始! 一番列車に乗車[新宮→名古屋]

 

2023年7月1日(土)

おはようございます。本日は和歌山県にある紀勢本線新宮駅へとやってきました。

これからHC85系で運行される特急〔南紀〕の上り一番列車へと乗車していきます。

紀勢本線の名古屋~新宮・紀伊勝浦駅間を結ぶ特急〔南紀〕では、1992年より31年間に渡り「キハ85系」が使用されてきました。しかし昨日をもって定期運行を終了し、本日からは新型車両「HC85系」での運行が始まります。

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キハ85系」は、主に高山本線の特急〔ひだ〕および今回取り上げる紀勢本線の特急〔南紀〕で長らく使用されてきました。しかし車両の老朽化等に伴い、ちょうど1年前の2022年7月1日に〔ひだ〕で新型車両HC85系がデビュー。〔ひだ〕では約8ヵ月かけて順次キハ85系からHC85系へと置き換え、2023年3月のダイヤ改正以降は全ての〔ひだ〕がHC85系での運行となっています。

あの日から1年、今回はついに〔南紀〕でも同様の置き換えが行われることとなりました。ただし運行本数の多い〔ひだ〕と異なり、〔南紀〕では一夜にして全ての定期列車がHC85系へと置き換えられます。

上り一番列車となるのは、新宮6時20分発の特急〔南紀2号〕名古屋行。〔南紀〕は多くの列車がJR西日本に直通し紀伊勝浦まで運行されていますが、朝一番の上り列車および夜の最終下り列車は新宮発着となっています。

地下通路を通り3番線へ移動すると…いました! 新型車両「HC85系」です。

高山本線ではデビューから1年を迎えもはや馴染みの顔となりましたが、同じものを新宮駅で見るとまたかなり印象が異なります。

本日の〔南紀2号〕は4両編成での運行となります。前から順に1号車が自由席、2~4号車が指定席です。晩年のキハ85系と同様、〔南紀〕ではグリーン車は連結されません。

3番線ホーム上の足元には、昨日まで使用されていたキハ85系の乗車位置ステッカーがそのまま残されています。HC85系の乗車位置とは異なるようで、ステッカーの場所に並んでいてもHC85系に乗り込むことはできません。

客室内の基本的な内装は〔ひだ〕で運用されているHC85系と特に変わりません。まあしかし昨日まで運行されていたキハ85系と比べると一気に時代が進んだような印象を受けます。

デッキ部分には「ナノミュージアム」と呼ばれる展示スペースがあり、沿線地域の伝統工芸品が展示されています。飛騨地方の工芸品ではなくしっかり伊勢のものが展示されているということは、少なくともある程度は〔ひだ〕と〔南紀〕でそれぞれ運用が固定されているのかもしれません。

列車は定刻通り、6時20分に新宮駅を発車。車内には鉄道ファンの姿が目立ちますが、それでも座席が全て埋まるような混雑具合ではありません。

列車はすぐに三重県内へ入り、熊野市尾鷲…と停車。客室入口上部に設置されたディスプレイの見やすさは〔南紀〕でも健在で、ここに紀伊半島の地名が表示される光景がまた新鮮です。

本日はあいにくの天候ですが、車窓からは入り組んだ海岸線や太平洋を望むことができます。従来の車両とは異なり「ワイドビュー」という愛称はついていませんが、窓は十分に大きく、景色を楽しむ上で何ら不都合はありません。

客室内のディスプレイでは、エンジン・バッテリーの使用状況をリアルタイムで確認することができます。唸るようなエンジン音が特徴のキハ85系も良いですが、最新鋭のハイブリッド車両ならではの静粛性もまた捨てがたいものがあります。

なお指定席を予約する際の注意点として、従来のキハ85系ではA席が海側であったのに対し、HC85系ではD席が海側になっています。インターネット予約等で座席表から選ぶ際には、進行方向をよく確認しておきましょう。

多気参宮線と合流し、またその先の松阪では少しの間近鉄線と並走します。高い建物も出てきて、少しずつ名古屋へ近づいていることを実感します。

三重県の県庁所在地、に到着。紀勢本線を走行するのはここまでで、ここからしばらくは伊勢鉄道を経由します。HC85系がJR以外の路線を営業運転するのはこれが初めてとなります。

各停車駅では、横断幕や旗等を用意して盛大なお出迎えが行われていました。鈴鹿駅の横断幕は華やかな虹が描かれ、〔南紀〕への愛を感じるデザインです。

また、四日市駅では貨物のヤードの方から作業員の皆様がお手を振って出迎えてくださいました。ボードには「NEW 特急南紀」と書かれています。

木曽三川を渡り、永和駅では対向の普通列車と行き違い。こうした運転停車が生じるのも関西本線ならではです。

まもなく列車は終点の名古屋へ到着します。

進行方向左側には、昨日定期運行を終了した「キハ85系」の姿がありました!

今後団体臨時列車としての運行が数回予定されているようです。

9時42分、列車は定刻通り終点の名古屋駅に到着。折り返し10時01分発の〔南紀3号〕紀伊勝浦行として再び紀伊半島へ走っていきます。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。