わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの現役男子大学生が全国を巡る!

(30)静岡・山梨の美味しいものを食べながらお手軽富士山一周!【最長片道切符の旅2021】[横浜→新横浜]

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は最長片道切符の旅17日目の様子をお届けします。

 

2021年8月20日(金)17日目

この日のスタートは、私の地元である横浜駅から。泊まっていたカプセルホテルをギリギリでチェックアウトし、行程を進めていきます。

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Googleマップを元に作成

今回の目的地は新横浜。横浜からわずか10分程度で移動できるところを、何と静岡県山梨県を通り約11時間もかけて移動していく頭のおかしい一日となります。ただ最長片道切符に限らず首都圏発着の周遊日帰り小旅行の定番ルートでもありますので、是非参考にしていただければと思います。

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横浜からまず乗車するのは根岸線京浜東北線との直通運転を行っており、大宮~大船駅間がほぼ1つの路線として扱われるため”根岸線”という路線名はなかなか他県民から認知されていないような気がするのですが、神奈川県民(特に根岸線沿線住民)であれば、横浜~大船駅間を利用する際は「京浜東北線」ではなくきっちり「根岸線」と呼ぶ人が多い気がします。

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それでは横浜10:25発の根岸線 大船行へと乗車していきます。横浜からは早速ルーメットさん@rumet0803)にご一緒していただきます!

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横浜~大船駅間は東海道本線横須賀線等が走る戸塚経由のルートと根岸線が走る磯子経由のルートの2種類がありますが、後者の方が距離が長くなります。京浜東北線都心部ほど本数は多くなく、その代わりに貨物や石油を運ぶ列車がかなりの本数運行されています。

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10:55に終点の大船駅へと到着。ルーメットさんありがとうございました!!

大船からはいよいよ東海道本線へと乗り換え西に進みます。

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乗車するのは大船11:11発の東海道本線 熱海行。ホーム上の「グリーン車(湘南電車)」という昔ながらの表記に後ろ髪を引かれながらも、普通車で国府津へと向かいます。

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列車は藤沢、辻堂、茅ヶ崎…と湘南エリアを進んでいきます。辻堂の駅前にあるテラモなど非常に馴染みの深い場所で、こうして乗り慣れた路線や区間を最長片道切符という特殊すぎる乗車券で乗っていることが不思議でなりません。

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列車は相模川を越え、11:39に国府津駅へと到着。一気に県西までやってきました。東海道本線の車内で合流したヒヨシさん@Tetsubasa1)とともに、御殿場線へと乗り換えます。

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乗車するのは国府津11:50発の御殿場線 沼津行国府津から沼津へは東海道本線御殿場線の2通りのルートがあるため、駅の発車標にはしっかり「松田回り」と書いてあります。

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オレンジの帯を巻いた313系ということで、いよいよここ国府津からはJR東海管内に突入です!

(厳密にはまた後で少しだけJR東日本区間を移動しますが…ww)

列車は2両編成ということで、車内はかなり混雑。東海道本線に比べると本数はかなり少なく、国府津からは日中おおむね1時間に1本程度となっています。

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列車は定刻で国府津を発車し、すぐに東海道本線と分かれ内陸へと進んでいきます。

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この区間では、途中車窓左手に国府津電車区が見えてきます。ここにはJR東日本の車両が留置されており、国府津方面への定期運用がない横須賀線E217系も何本か留置されていたのには驚きました。

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松田でヒヨシさんと分かれ、私は引き続き御殿場・沼津方面へと向かっていきます。ヒヨシさんありがとうございました!!

列車は酒匂川に沿うように進んでいきます。途中何度か酒匂川を跨ぐ場面もあり、小田原市内の市街地で見る流れとはうって変わって自然豊かな景色の中を流れる様子が見て取れました。

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ご存じの方も多いと思いますが、この御殿場線こそかつての”東海道本線”でした。開業は1889年と古く、箱根の山越え区間にあたるため国府津駅で補助機関車を連結して何とか西へと進んでいたようです。

1934年に丹那トンネルの開通により熱海回りの現在のルートが東海道本線となり、御殿場線は支線のような扱いになります。かつては全線が複線化されていましたが、戦時中には不要不急路線として片側の線路が剥がされてしまい、再び複線となることはなく現在も全線が単線のままです。

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12:49頃に列車は御殿場駅へと到着。所定より5分ほどの遅れをもっての到着ですが、ここでは御殿場どまりの対向列車の入線を待ってから発車するため発車時刻は12:56のまま変更はありません。

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御殿場を過ぎると、列車は沼津に向けて南下していきます。車窓からは茶畑越しに富士山の姿を望むことができ、いよいよ静岡県にやってきたことを実感します。

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13:28に終点の沼津へと到着。入れ替わりで隣のホームからはすぐに御殿場線国府津行が発車していきました。

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沼津ではちょうどお昼時ということもあり、歩いて沼津港へと行き美味しい海鮮でも味わおうかと思っていました。しかしあいにくの雨模様ということで、駅から離れることは断念。駅周辺の屋根のある場所に留まることにしました。

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その代わり、沼津駅前のスーパーマーケットにてご当地グルメ2品をゲット。「日本の食」58品目は静岡おでん、59品目はみしまコロッケです。

「こんな真夏におでんとは何事ぞ…」と思われるかもしれませんが、静岡ではおでんがとても有名です。画像からは少し分かりにくいですが濃い色のつゆが特徴ですが、残念ながらこのスーパーでは静岡ならではの具材や魚粉はかかっていませんでした。以前別の場所で食べた時はそれらも味わえたので、今度またどこかでリベンジできたらと思います。

そしてみしまコロッケは三島馬鈴薯メークイン)を100%使った贅沢なコロッケです。とってもサクサクで美味しかった上、スーパーのお惣菜コーナーで小ロットで売っていたのでとてもありがたかったです!

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沼津からは、東海道本線をさらに西へと進んでいきます。乗車するのは、沼津15:32発の東海道本線 静岡行です。

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首都圏では10両・15両が当たり前の東海道本線ですが、今回乗車するのは何とわずか3両編成。かつては多数の優等列車の発着があった沼津駅のホームに余力を残す形で停車します。今後沼津駅は高架化される計画もあるそうなので、こんな光景も今のうちかもしれません。

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列車は定刻通りに発車し、片浜、原、東田子の浦…と進んでいきます。沿線人口は決して首都圏の東海道本線区間ほど多くはないものの、ずっと安定して民家やマンション、工場等が立ち並び、見渡す限りの田園風景のようなものはあまりありません。また線形もよく、普通列車主体とはいえやはり(かつての)日本の大動脈であると実感します。

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沼津から20分ほどで富士へと到着。ここで再び乗り換えとなるため、乗ってきた列車を降ります。

この辺りでは「つけナポリタン」や「富士宮焼きそば」等美味しい麺料理がいくつもありますが、残念ながらお昼時ではないということで今回は断念。またの機会にいただきたいと思います。

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さて富士からは、いよいよ身延線へと進んでいきます。乗車するのは富士16:15発の特急〔ふじかわ9号〕甲府。終点の甲府まで一気に乗り通します。

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2番線ホームで待っていると、静岡方面からゆっくりと列車が入線してきました。静岡地区のホームライナー等でもおなじみの373系です。

f:id:watakawa:20211014005049j:plain特急ふじかわ号は静岡~甲府駅間を結ぶ列車ですが、東海道本線から身延線へと入るこの富士駅で列車の進行方向が変わるため、静岡~富士駅間では座席の向きが逆方向となっています。私は富士駅から乗車するため、ちょうど正しい向きで座ることができます。

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余裕をもって車内へ入り、定刻通りに富士を発車。終点甲府までは2時間弱の道のりです。

座席は高級感漂うワインレッドのヒョウ柄のような模様(たぶんヒョウ柄ではない)をしており、国鉄車両ほどの柔らかさはないものの贅沢感のある座り心地です。グリーン車は連結されておらず、3両中2両が自由席ということで、身延線内での短区間利用を想定した設備となっている気がします。

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また背面テーブルはないものの、そこそこ立派な大きさのインアームテーブルがついているので駅弁を食べたりするのも特に苦労はなさそうです。私はあまり使いませんがフットレストもついています。

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そんな車内でいただく「日本の食」60品目は「ようかんぱん」(237円)です。富士市の名物菓子パンのようで、改札横のベルマートで販売していました。

丸いドーナツの上に茶色くチョコのようにかかっているのがようかんで、真ん中には白いホイップクリームが詰まっています。さらにその中には小倉あんが入っており、一口で4種類の味が楽しめる、甘党には堪らない菓子パンとなっています!

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富士宮駅周辺では高架区間となっており、ちょうど世界遺産センターの大鳥居とその背後に立派な富士山を望むことができます。あいにく雲がかかっていて頂上付近は見渡せませんが、晴れていれば最高の眺めでしょう!

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列車は次第に山深い区間へと入っていきます。窓の向こうに見える高架の道路はおそらく最近話題の中部横断自動車道でしょう。今年晴れて全線開通したことで、静岡~甲府駅間では高速バスが速度と価格の両面で特急ふじかわ号よりも優位な状態にあるようです。とはいえ少なくとも現状運行本数では特急ふじかわ号が1日何と7往復も運行されており、高速バスよりも充実しているためすぐに特急が全廃となることはなさそうです。

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身延線内の途中停車駅は富士宮内船、身延、下部温泉甲斐岩間鰍沢口市川大門東花輪南甲府となっています。100kmにも満たない区間でこれほど多くの駅に停車する特急というのも珍しく、1995年まで急行列車であった面影を色濃く残していると言えそうです。

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下部温泉では静岡行の特急ふじかわ号と行き違いを行います。こんなローカル線でありながら2時間に1本も特急の運行があるというのはなかなかに興味深く、その本数の多さを実感します。

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鰍沢口あたりからは次第に甲府の都市圏(?)へと入っていき、わずかながら普通列車の本数も増えていきます。

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善光寺駅を通過すると列車は中央本線へと合流。甲府駅の一つ手前にある金手駅は身延線だけが停車する駅ですが、すぐ隣には中央本線の線路が並走しています。伊東線来宮駅と同じような造りです。

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そして18:03に終点の甲府駅へと到着。駅の管轄はJR東日本のため、身延線ホームの駅名標は東海のオレンジ色ながらフォーマットは東日本版となっています。

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甲府には以前頻繁に来る機会があったのですが、最近ではなかなか機会もなく久しぶりの来訪となります。最も驚いたのは、南口の山交百貨店の跡地にヨドバシカメラができていたことです。ヨドバシカメラというと大都市のターミナル駅前にあるイメージですが、人口20万人にも満たない甲府市で採算が取れるのかは気になる所です。

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ちょうど日も傾き始めたところで、ここ甲府で夕食にしたいと思います。「日本の食」61品目は山梨県を代表する郷土料理ほうとう」(1,320円)です。今回は甲府駅の駅ビル内にある「郷土料理 信玄」さんに立ち寄りました。

きしめんのような平たい麺をかぼちゃやたくさんの具材と一緒にぐつぐつと煮込んでいて、とってもボリュームがあります。ようかんぱんで胃がかなり膨れていたので食べきれるか不安でしたが、最後まで美味しくいただくことができました!

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お腹も満たされたところで駅に戻り、さらにルートを進めていきます。

甲府からは中央本線で八王子まで移動します。「また東京に戻るのかよ!」と思った皆さん。ええ私も驚きましたよ。というかこんなにぐるぐる何度も東京を出たり入ったりしてルートが重複しないのが東京の恐ろしいところ。つまりそれほどたくさんの路線が張り巡らされているということです。

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乗車するのは甲府19:42発の特急〔あずさ54号〕新宿行です。あずさ号ということで松本始発なので甲府での停車時間はわずかですが、全車指定席なので今回私もしっかり指定席特急券を購入済み。確実に座ることができます。

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あずさ54号は甲府を出ると何と私の降りる八王子までノンストップ。2013年に富士山が世界遺産に登録された際に、富士山・河口湖方面へのインバウンド需要に対応するため大月駅に停車するあずさ号が急増しましたが、一方でこのように停車しない便もまだまだ残っています。

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列車は定刻で甲府駅を発車。車内を見てみると、窓側は緑ランプ(=着席中)が多く、乗車率は半分程度といったところで、やはり金曜日の夜ということもあってかそこそこ利用者は多いように見えます。コロナ禍でありながら付属編成を組み込んだ堂々の12両編成でこれほどの乗車率とは驚くべきことです。

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中央線の特急では、先日ご紹介した通り常磐線の特急と同じような首都圏特有の着席サービスが導入されており、甲府八王子駅間の特急料金は1,020円となっています。

これを安いと見るか高いと見るかは人それぞれでしょうが、少なくとも私はこの全車指定席化は悪くないのではという気がしています。自由席を廃止したことで車掌さんの車内発券や検札の負担が大いに減り、かつての指定席の価格と比べればむしろ値下げされていることを考えれば特に割高感は感じません。またこの手の特急券には繁忙期・閑散期の価格変動もないため、通年同一価格で利用できるという意味でとても分かりやすいと思います。

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そんなあずさ号の車内でいただく「日本の食」62品目は桔梗信玄餅(2個入363円)です。山梨県の定番土産で、きなこのかかったお餅に黒蜜をかけていただきます。

カーブの多い中央本線ですから、特急と言えどそれなりに揺れます。とにかくきなこをぶちまけないように、超慎重に開封しました。

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20:35に定刻通り八王子駅へと到着。甲府駅と比べホーム上の人があまりにも多く、東京へ戻ってきたことを実感します。

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この日最後となる列車は、八王子20:46発の横浜線 東神奈川行。新横浜まで乗車していきます。

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一度でも八王子から横浜線を利用されたことがある方なら分かると思うのですが、八王子は始発駅でありながら列車の入線と同時に車内の座席がすぐにびっしり埋まります。なので確実に座りたい場合は、混雑する列車を1本見送って並ぶと良いでしょう。

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列車は定刻通りに八王子を出発。途中にはリニア中央新幹線の駅が設置される予定の橋本駅を通ります。そして実は相模原市有数のターミナル駅でもあるここ橋本が、四国を含めた今回の「最長片道切符の旅2021」総距離11716.0kmのほぼ中間地点にあたります稚内からここまででおよそ半分の距離を移動してきました。

ゴールの肥前山口まで残り半分となります。

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21:33に横浜駅へと到着。17日目の移動はここまでとなります。

この日はいったん横浜市内の自宅に戻り、土日2日間は私用を挟むため旅を中断します。再開は週明け8月23日(月)の朝、新横浜から東海道新幹線で西へと進んでいきます!

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横浜駅では、同じく鉄道系のブログをされているshesさん@shes0217)にお出迎えいただきました!

夜遅くにも関わらず本当にありがとうございました!

かなり興味深い旅行記を書かれているので、是非みなさんもご覧になってみてください。

shes0217.hatenablog.com

距離的にも日数的にも、およそ半分ということで前半戦はここまで。

18日目からはいよいよ後半戦となります。どうぞお楽しみに!

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。