わたかわ 鉄道&旅行ブログ

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【速報】「特急湘南」運行開始! 一番列車に乗ってみた

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みなさんこんにちは! わたかわです。

ダイヤ改正速報記事の4本目は、本日早朝にデビューした首都圏の新たな通勤客向け特急「湘南号」についてです。

記念すべき運行初日の一番列車に乗車してまいりましたので、初日の賑わい(?)とともに乗車ルポをお届けしてまいります。湘南地区にお住まいで、今後通勤や用事の際に利用しようか迷っている方は是非参考になれば幸いです!

 

2021年3月15日(月)

さて、いよいよ待ちに待った特急湘南デビュー日の朝。列車の始発駅となる平塚駅にやってまいりました。

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たくさんのバスで活気づく朝6時の平塚駅

本日デビューした特急〔湘南〕は、先週金曜日まで35年間運行されてきた東海道線の「湘南ライナー」に代わる新たな東海道線着席通勤列車で、全車指定席の特急列車として運行されます。かつてのライナーと同じく湘南地区~東京都心をノンストップで結び、平日朝晩のみの運行となります。

基本的な運行区間は小田原~東京・新宿駅間となりますが、朝1本のみこの平塚始発で運行されるということで、今回はそれが湘南号として都心に到着する一番列車になるためそちらに乗車していきます。

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平塚駅にひさびさ現れた「特急」の文字

駅に入り、改札口をくぐるとさっそく発車標の3行目に「特急湘南2号」の文字が。この平塚6:25発の特急〔湘南2号〕東京行が、湘南号の一番列車となります。平塚駅にはかつて東京~静岡駅間を結ぶ特急〔東海〕という列車が停車していましたが、2007年のダイヤ改正で廃止され、それ以来(おそらく)定期特急列車は停車してきませんでした。しかし今回、事実上のライナー→特急格上げということで、平塚駅の電光掲示板に14年ぶりとなる「特急」の文字が表示された瞬間となります。

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当駅始発の列車も多い

ホームに降り、列車の入線を待ちます。2面4線の平塚駅でホームには余裕があるように見えますが、6:21発の小金井行が発車した後の同じ1番線ホームに湘南2号が入線することになります。発車時刻はわずか4分差ですから、始発列車とはいえホームでの停車時間はわずかのようです。隣の2番線には前もって6:32発の平塚始発の列車があるため、2番線も空いていないということのようです。

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ライナーの乗車位置もまだ残っている

1番線の足元を見てみると、緑色と青色の四角い「特急湘南」と書かれた乗車位置案内の近くに、先週金曜日まで使われていたライナー列車の乗車位置案内もまだ残されていました。湘南号は9両編成と14両編成での運用があり、青色乗車位置が9両編成、緑色が14両編成となります。一方で「おはようライナー新宿24号当日券」「湘南ライナー12号セット券」という文字も過去のものとなってしまいました。平塚駅普通列車でも始発列車があり、少し並べば追加料金を払わずとも着席できる列車が多いので、ライナーの時代からずっと今でも平塚に停車する着席通勤列車はわりあい少なめです。

6:21発の小金井行が発車。続けて、1番線に「特急湘南」のアナウンスが鳴り響きます。ホームの先端には多くの鉄道ファンが詰めかけていました。

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平塚駅にE257系がやってきた!

そして6:23頃に国府津方から列車が入線してまいりました!! 昨年より踊り子でデビューした東海道線仕様のE257系特急電車で、9両編成での運行となります。中央線時代は「あずさ」「かいじ」の他、「中央ライナー」「青梅ライナー」でも使われてきましたが、令和の時代は東海道線の通勤客を運ぶ役目を果たすことになりました。車両前面のヘッドマークは文字のみのシンプルな表示ではありますが、わかりやすくて良いと思います。

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側面の行先表示

側面の行先表示には、号数は表示されず、種別、列車名、号車番号、行先、座席種類が表示されます。繰り返しになりますが全車指定席で、4号車がグリーン車となっております。

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多くの鉄道ファンも詰めかけた

平塚駅から14年ぶりに特急が発車する瞬間は何とも慌ただしいものとなりましたが、これがこれから毎朝繰り広げられていくことになります。平日ではありますが、朝早くということで中高生と思しき鉄道ファンの姿も数多く見られました。朝6時過ぎにもかかわらず、ホームはかなりの賑わいです。

それでは「♪たなばたさま」の発車メロディーとともに乗り込み、いよいよ東京へ向けて発車です!

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車内はかなり余裕がある

列車は平塚を出ると茅ヶ崎、辻堂、藤沢、大船と停車し、その後は一気に横浜市川崎市を通り越して品川、そして終点の東京となります。ライナー時代と同じく、便によって微妙に停車駅が異なりますのでご注意ください。なお朝の上りは全列車が茅ヶ崎と藤沢に必ず停車します。

平塚を発車すると列車はすぐに相模川を越え、西湘エリアを抜けます。平塚発車時点では車内はかなりまだ座席に余裕があるようで、一番列車にしてはかなり静かな幕開けとなりました。通勤客も乗車していますが、どちらかといえばこの時点では鉄道ファンの方が多そうです。

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首都圏でおなじみ3色のランプ

踊り子号と湘南号の普通車には、座席上方に3色のランプが搭載されています。2015年以降順次首都圏で運用されているおなじみの着席システムで、座席の指定を受けていないお客さんは赤色のランプ(=空席)に着席することができるというものです。黄色のランプだと「まもなく座席の指定を受けたお客さんが乗車」、緑色のランプは「現在利用中」という意味になります。

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1989年以来の停車

列車は最初の停車駅である茅ヶ崎に到着。ここでは都心への通勤客と思われるお客さんがそこそこ乗車してきました。茅ヶ崎とこの後の藤沢には、1989年まで特急〔踊り子〕が停車しておりましたが、JRの特急停車はそれ以来32年ぶりということになります。

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コンセント

そしていろいろな方が紹介されている通り、このE257系リニューアル車両にはコンセントも取り付けられました。ただし窓側に1口のみということで、仮に窓側の人が使っていないとしても通路側の座席にいる人はなかなか使いにくそうです。ただ、朝の通勤途中にスマホでニュースをチェックしたりパソコンで作業をこなしたりするのにはちょうどよいですね。

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開業以来初?

続いては辻堂に停車。通称”テラモ”’(テラスモール湘南)でおなじみの辻堂は、快速アクティー湘南新宿ライン特別快速こそ通過ですが特急湘南は一部列車が停車します。1916年に開業して今年で105年になりますが、もしかしたら特急の停車は開業以来初めてなのではないでしょうか。ここでもわずかながら乗車がありました。

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湘南の新興住宅地を抜ける

列車は車窓の両側に多数の住宅地を見ながら、時速80km/h程度で東海道線を駆け抜けていきます。県外の人からすると湘南は「旅行地」「別荘地」等というイメージも強いかもしれませんが、実際には横浜・川崎にも引けを取らない膨大な人口を抱えたエリアであることは県民には周知の事実であるだけに、都心通勤客の多さを考えれば早くからライナー列車が設定されていたのも頷けます。

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小田急と激しく競合する藤沢

そして程なくすると、藤沢に停車します。途中駅からの乗車としてはこの藤沢から最も多かったように思います。先ほどの茅ヶ崎と藤沢には貨物線上に特急湘南専用ホーム(元「ライナー専用ホーム」)がありますが、この湘南2号は全区間旅客線経由となるため両駅においても旅客線ホームに停車します。藤沢といえば対都心の移動で小田急との競合が激しい区間となっておりますが、この度の特急湘南デビューにより形勢がどのように変化するのかも注目です。

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向こうにはスカレンジが

そして続けて大船に停車。こちらが湘南地区最後の停車駅となります。横須賀線ホームには新型車両E235系も停車しておりました。先週金曜日の185系踊り子号下りラストランの際にもこの大船でE235系が停車していたのを考えると、かなり目撃頻度は上がってきている気がします。

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根岸線とほぼ同時に出発

大船~品川駅間は40km近くあり、6:42に発車すると7:12に品川へ到着するまでちょうど30分間無停車となります。座席定員制であったライナーの時は朝の上り列車が湘南地区の停車駅を「乗車専用駅」、逆に東京都心の停車駅を「降車専用駅」としておりましたが、全車指定席の特急となったことでどの駅でも自由に乗り降りができるようになりました。極論を言えば「平塚→茅ヶ崎」「品川→東京」等の短区間利用もできるわけですが、しかしまぁ鉄道ファンでない一般の方でそのような乗車をする方はまずいらっしゃらないと思います(笑)。

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今後はチケットレスが主流化?

今回はえきねっとの事前予約でおさえた特急券をクレジット決済にて発券して乗車していますが、踊り子・湘南では新たにチケットレス乗車が可能となりました。チケットレスの場合は紙のきっぷよりも一律100円引きとなるようで、しかも現在はデビュー記念キャンペーンとして一律300円引きとなるようです。実際、各停車駅から乗り込んでくるお客さんが、手元のスマホを見ながら自分の座席を探す光景も見られ、湘南ライナーからかなり時代が大きく変わったなという印象を受けました。先週の湘南ライナーラストランの際や今朝の平塚駅でのホーム上のアナウンスでもしきりにチケットレスサービス開始の旨が案内されており、JRの力の入れようが見て取れます。

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大都会横浜を通過

そして列車は、県庁所在地である横浜を通過していきます。特急湘南は上りも下りも全列車が戸塚・横浜・川崎を通過するのは言うまでもありませんが、これまでの長い鉄道の歴史を見ても横浜駅を通過する特急というのは非常に稀ではないでしょうか。全くないことはないと思いますが、関西・九州方面へ向かう長距離の夜行列車さえもほぼ間違いなく停車していた駅ですからね。

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イエローハッピートレインとすれ違い

平塚の時点で4分先行していた小金井行をこの横浜で待避させ、横浜にて列車順序が入れ替わりました。時速100kmくらいに引き上げられ、より特急らしい走りを見せながら一路東京を目指します。横浜を出てすぐ、京急のイエローハッピートレインとすれ違いました。

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川崎を通過しいよいよ東京都へ

まもなく川崎を通過し、列車はいよいよ多摩川を渡って東京都へ入ります。この辺りの各駅では撮影者もそれなりにいるのかと思っていましたが、見たところ決して多くはないようです。

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まもなく品川へ

そして車窓に高いオフィスビル群が見えてきたら、いよいよ品川に到着となります。

平塚を出てから47分、7:12に品川へと到着。鉄道ファンはあまり降りないようですが、一方で通勤客の方々はかなり降車されていきました。この先東京まではノンストップとなりますので、田町~有楽町の各駅を目的地とする方もみなさんこの品川で降りられるのだと思います。

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東京でサンライズと並んだ!

そして平塚を出てから55分、7:20に定刻通り終点の東京へと到着いたしました!

東京駅では南行(下り)ホーム9番線に入り、8番線に停車中のサンライズ(東京7:08到着)とも並びました。平塚駅で貨物線を通過していくサンライズの姿があったのですが、ずっと後を追うようにこの湘南2号のダイヤが組まれているようですね。流石にサンライズを追い越したりはしないようです。

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上野方へ回送

まもなく車内点検を終えて扉が閉まり、7:27頃に上野方へ回送されていきました。

今回特急湘南に乗ってみての感想としては、当然ですがやはり185系湘南ライナーと比べると格段に快適性は増しているなと思いました。このE257系リニューアル車両も、その改造のずさんさ(?)がときどきSNSでも話題になりますが、それでも一般客からすれば国鉄時代から40年間走り続けてきた車両より断然こちらの方が居住性が高いのは言うまでもありません。ライナー時代は520円(もっと遡れば300円)のライナー券で乗れていたのが現在は1,020円の特急券になったことを考えれば大幅な値上げにも見えますが、JRも推奨するチケットレスなら今は300円引きの720円ということになりますから、そこまで大きな差額とは思わないという方も一定数いらっしゃると思います。毎日利用するのは経済的に難しいとしても、「毎週金曜日の夜だけ」という使い方や、テレワークを基本とする社会人の方が「たまの出社日だけ」という使い方をするのも十分アリだと思いました。

 

~おまけ~

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横須賀線の新橋駅

さて、続いてはところ変わって新橋駅にやってきました。先ほど乗車していた湘南2号は新橋を通過しましたが、中には新橋に停車する便もあります。

ただし新橋停車便に関しては、品川~東京駅間を東海道線でなく横須賀線経由で運行します。そのため、新橋に停車する特急湘南を見るためには横須賀線ホームで待つ必要があります。

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時刻の左に「特急」の文字は出ない

発車標には「8:10 東京 9両」の文字。これを見ただけでは特急列車であると気付きにくいですが、その下に「全車指定席の特急湘南8号です」という文字がスクロールされてきます。

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新橋駅107年ぶり特急停車の瞬間!

そして予告通り、湘南8号東京行が到着。「当駅からのご乗車であっても特急券が必要です」というアナウンスが響くホームに通勤客のみなさんが降りられました。何ということのない光景にも見えますが、実はこれ、新橋駅に107年ぶりに特急が停車した瞬間なのです!!(多分)

かつて東海道のターミナルといえば新橋でしたが、1914年に東京駅が開業したことにより、西に向かう長距離列車のターミナルが新橋から東京に変わりました。それからというもの、新橋は「鉄道のまち」であり多くのビジネスマンの日常を支える駅ではありましたが、おそらく一度も有料特急は停車してこなかったのです(都営浅草線の無料特急は停車しますが)。

 

個人的にはかなり歴史的な瞬間にも思えるのですが、ホーム上で待ち構える鉄道ファンはごくわずか。なんならこの新橋から東京まで、課金をしてわずか3分間だけ乗車しようかとすら思いましたが、流石にやめておきました(笑)。

 

東海道線の〔踊り子〕〔湘南〕に関する詳しい情報は、以下のリンクからご確認ください。

www.jreast.co.jp

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