わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

(27)人の多さに翻弄される東京の乗り換えラッシュ【最長片道切符の旅2021】[水戸→千葉]

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は最長片道切符の旅14日目の午後の様子をお届けしていきます。

 

2021年8月17日(火)14日目②

水戸では昼食を取り、しばらくして再び駅へと戻ってきました。ここからは常磐線で都心方面へと向かっていきます。

水戸では何と、るねんゃちの謎さん@uytiroj)が駆けつけてくださいました! 雨の中お忙しいところありがとうございました。

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特急に課金します

乗車するのは、水戸12:53発の特急〔ときわ74号〕品川行です。途中の柏まで移動していきます。水戸~柏であれば普通列車でも乗り換えなしでの移動が理論上は可能ですが、体力回復のために特急課金を選択しました。

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見慣れたE657系でいよいよ首都圏へ

 

まもなくすると列車が入線。ときわ号なので一つ隣の勝田駅を始発とする列車です。今回はこのE657系の普通車に乗車します。

定刻通りに列車は水戸駅を発車。柏までの途中停車駅は友部、石岡、土浦です。

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白と黒のモノトーンデザイン

車内はシンプルな白と黒のモノトーンデザインで、清潔感があって個人的にかなり好きです。もうデビューから10年近くがたちますが、タキシードボディの651系やカラフルなデザインのE653系に代わってすっかり常磐線の顔として定着した印象があります。

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全車指定席

2015年に常磐線特急〔ひたち〕〔ときわ〕として全車指定席での運行が始まったことからも分かる通り、近年首都圏のJRでは特急の自由席をなくす動きが強まっています。全車指定席化というと割高なイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、実は全車指定席化後の特急料金は従来の指定席特急料金よりも幾分安くなっており、むしろより安く確実に座れるようになっていると言えます。

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常盤路を駆け抜ける

列車は120km/h以上の猛スピードで常盤路を駆け抜けていきます。各座席にはコンセントやフリーWi-Fiも完備されているので、余力があればこの時間を利用してブログの執筆に勤しみたいと考えていましたが、旅の疲れからか眠らないようにしているだけで精一杯でした。

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一文字なのに駅名標が長すぎる

13:46にへと到着。特急なので快速線のホームに降り立ちます。

漢字一文字の駅名なのに駅名標がめちゃくちゃ横に長いのが気になります。まさか後ろにゲートウェイなどと書き加えるつもりでしょうか。

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こっちは文字がキツキツなのよ

ここ柏から先は、いよいよ本格的に首都圏の細かい乗り換えラッシュが始まります。最長片道切符の旅においても難所の一つと言われていて、YouTubeなど見ているとどこへ行っても人が多いためになかなかカメラを回すことができず撮影に苦労される方も多いようです。

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メトロ車に乗り込む

柏から乗車するのは、13:52発の常磐線各駅停車 代々木上原。直通先の東京メトロ千代田線16000系が入線してきました。

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JR線内でメトロ車に乗る

この先の新松戸は乗換駅でありながら快速線を走る列車が1本も停車しないため、緩行線のこの列車に乗り換える必要があったというわけです。最長片道切符の旅の経路上で地下鉄車両に乗れる、何とも貴重な機会になりました。

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鉄パイプが邪魔をする(笑)

8分ほど乗車し、14:00に新松戸へと到着。こちらでは1380さん@Archives1380)にお出迎えいただきました。ありがとうございました。

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武蔵野線に乗り換え

階段を上がり、続いては武蔵野線へと乗り換えです。新松戸14:12発の武蔵野線 府中本町行に乗り込みます。武蔵野線は日中10分間隔での運行のようで、急げば1本前の14:02発に乗れた可能性もありますが、今回は行程に余裕をもって組んでいるのでそこまで急ぐ必要もありません。

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どの駅でも人が多い

驚くべきは、平日の日中にも関わらずどの駅でも多数の乗降客がいて落ち着かないということです。私自身も首都圏住みなのでこうした人の多い光景には見慣れているはずですが、やはりここまで約2週間も旅をしているとこんな当たり前の光景すらも新鮮に見えてくるものです。

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南浦和で下車

14:40に南浦和へと到着。30分弱の乗車ですがここで下車し、またまた乗り換えです。

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ちょうど南浦和始発

 

南浦和から乗車するのは、14:46発の京浜東北線 快速 蒲田行。この列車でいよいよ東京都内へと突入していきます。短時間の乗車なので座れるか座れないかはもはやどうでもいいのですが、この列車は当駅始発ということで車内は比較的空いており、座ることができました。快速とは言っても快速運転を行うのは山手線との並走区間のみなので、埼玉県内では各駅に停車します。

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荒川を渡り東京都へ…

たくさんの線路や架線柱が並ぶ光景はまさに首都圏そのもの。旅の序盤で乗車してきた地方ローカル線との圧倒的な差を見せつけられます。荒川を渡り、左へ緩やかなカーブを描くとまもなく赤羽へと到着します。

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赤羽に到着

列車は14:58に赤羽へと到着です。いよいよ東京23区内へと入りました!

さらに乗り換えラッシュは続きます。赤羽駅では1番線から7番線へと移動します。

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最強線…ならぬ埼京線

赤羽から池袋までは埼京線を利用。15:06発の埼京線 新宿行へと乗り込みます。ちょうど隣の線路からは同形式の高崎線籠原行)の列車が発車していき、首都圏の列車本数の多さやE233系の運用範囲の広さを感じずにはいられません。

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池袋に到着

9分ほどの乗車で、15:15に池袋へと到着。人や列車の多さ・駅の賑やかさに揉まれ、ようやくニッポンの首都・東京へやってきたことを実感します。

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都会の喧騒

池袋では、SREはくたかさん@SR68123JR)にお出迎えいただき、少し時間を潰します。足踏みをせずとも次に乗車する山手線の列車はひっきりなしにやってくるのですが、せっかくなので日本一周をしているからこそあえて駅の外に出て東京ならではの都会の喧騒を味わってみたいということもあり、SREはくたかさんにもご一緒していただきました。

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都会的な接近案内

さて池袋駅構内へと戻り、続いては山手線外回り秋葉原へと向かいます。東京23区をぐるっと一周する山手線ですが、実は今回の最長片道切符の旅で山手線の列車を利用する機会は意外にもこの1回のみとなります。

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都会的な光景

池袋15:42発の山手線 上野・東京方面行へと乗り込みます。ホームドアと人の壁で入ってくる列車がほとんど見えないのも、ある意味東京らしい都会的な光景かもしれません。最長片道切符で日本各地を巡っていても、そうどこでも見られる光景ではないはずです。

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数えきれないほどの列車とすれ違う

列車は大塚や巣鴨などを通り、上野方面へと向かっていきます。駒込付近までは湘南新宿ラインの線路が並走し、分かれていったと思ったら今度は上野東京ライン京浜東北線・新幹線の高架橋が交流してきて田端へと入っていきます。線路も列車も多すぎて本当に意味が分からないです。

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上野駅

車内では、引き続きご同行いただいているSREはくたかさんとの鉄道談義に花が咲きます。ちょうど年齢も近いようで、たくさんお話できてとても充実した時間になりました。

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秋葉原に到着

20分ほど乗車し、16:02に秋葉原へと到着。総武線へと乗り換えるためここで下車します。SREはくたかさん、ありがとうございました!!

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秋葉原名物

秋葉原駅では、せっかくなのでこちらに立ち寄りました。「日本の食」51品目は総武線ホームのミルクスタンドです。

名物グルメがあるというよりはこの場所自体が秋葉原を象徴する名物スポットとなっており、様々な瓶牛乳を立ち飲みで味わえます。外は暑く喉が渇いていたので、120円のフルーツ牛乳をイッキ飲みしてエネルギー補給完了です!

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逆光www

ミルクスタンドのある5番線から6番線へと素早く移動し、秋葉原からは16:16発の総武線各駅停車 千葉行へと乗り込みます。この列車に乗車してもこの日の目的地である千葉へはたどり着けるのですが、流石に時間がかかり過ぎるので途中で快速列車へと乗り換えることにします。

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東京スカイツリーを望む

車窓には一瞬ですが、東京スカイツリーを望むことができました。じっくり時間を取って展望台まで上ってみるのも楽しいでしょうが、バタバタと乗り換える中でチラっと一瞬だけ建物の間からスカイツリーを見るのも今回の旅らしくてよいものです。

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錦糸町で快速に乗り換え

16:23に錦糸町へと到着。ここで快速列車へと乗り換えます。総武線では常磐線のように快速線緩行線の線路がそれぞれ設けられていますが、あくまでも「路線別複々線」となっており対面ホームでの相互乗り換えはできません。乗り換えにはある程度の時間の余裕が欲しいところです。

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E217系で千葉へ

快速線ホームへと移動し、16:26発の総武線快速 千葉行へと乗り込みます。だんだんと数を減らしつつあるE217系で、この時は何気なく乗りましたが、数年後にはこんな経験も貴重なものになっているかもしれません。

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西船橋も通過

快速の途中停車駅は新小岩、市川、船橋津田沼、稲毛。特筆すべきは多数の路線が乗り入れる西船橋を通過する点で、先ほど利用した常磐線新松戸駅と似ています。詳しい歴史的経緯等は分かりませんが、駅の利用者数は決して少なくないはずなので、もしかすると遠近分離を図る意図もあるのかもしれません。

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千葉に到着!

16:57に千葉へと到着。まだ外が明るい時間ですが、14日目の移動はここまでとします。

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夕方で人の多い千葉駅

 

千葉駅は都賀方面(総武本線成田線)と蘇我方面(外房線内房線)がV字で裂けるようなホームの配置をしており、懸垂式のモノレールも走るとても立派なターミナル駅です。ちょうど平日の夕方ということで帰宅時間帯に差し掛かり、駅前も多くの人が行き交います。

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カプセルホテル ザ・イン

この日は千葉駅から1kmほど歩いたところにある「カプセルホテル ザ・イン」に泊まりました。1泊1,980円とリーズナブルで、やや古さも感じられる典型的なカプセルホテルですが、館内には大浴場もあり旅の疲れを癒すことができます。

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トンかつ弁当

 

さて夕食には、千葉駅の名物駅弁である万葉軒の「トンかつ弁当」(550円)をいただきます。「日本の食」52品目となります。

蓋を開けるとご飯の上に大きなとんかつがのっているシンプルなお弁当ですが、よく見てみると隅の方に筍や佃煮など副菜がいくつか入っており、単なる「とんかつご飯」ではなくしっかり弁当の体をなしていることが分かります。とんかつは思ったよりもボリュームがあり、これで550円ならば駅弁としてはかなりリーズナブルな気がしました。

 

こうして14日目が終了。

15日目は千葉県をぐるっと一周していきますが、その模様はまた次回にしたいと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。