わたかわ 鉄道&旅行ブログ

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(6)アツいぞ北海道! 風が通らない非冷房「キハ150形」で室蘭本線を進む【最長片道切符の旅2021】[旭川→沼ノ端]

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は最長片道切符の旅4日目の前半の様子をお届けしていきます。

 

2021年8月6日(金)4日目①

旭川駅から少し離れたホテルを10時ギリギリでチェックアウトし、この日は遅めのスタート。目的地も札幌までと短く、ゆとりのあるスケジュールで体力回復に努めたいと思います。

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旭川~札幌を遠回り(Googleマップを元に作成)

旭川から札幌までというと、函館本線の特急1本で乗り換えなし、約1時間30分程度とあっという間の距離です。しかし「最長片道切符」ですからそう単純なルートではなく、今回は室蘭本線千歳線経由で沼ノ端という駅を通るルートで進んでいきます。

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特急だらけ

まず乗車するのは、旭川10:30発の特急〔ライラック18号〕札幌行です。この列車、実は以前にも当ブログに登場したことがあります。2020年10月に実施した「鉄道最速縦断2020」という企画で旭川から札幌までの移動で利用しました。私にとっても思い入れのある列車です。

watakawa.hatenablog.com

しかし今回はまっすぐ札幌へ行けるわけではないので、途中の岩見沢までの乗車となります。

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元は青函連絡特急

ホームに上がると、既に列車は停車していました。

この車両、どこかで見覚えがあるという方もいらっしゃるかもしれません。以前の記事でもお話しましたが、実はこの黄緑色の車両は特急ライラック号としてデビュー(愛称復活)する前の年までは青森と函館を結ぶ青函連絡特急「スーパー白鳥」として活躍していました。私自身も以前に新青森で新幹線からこの黄緑色の車両に乗り継いで北海道へ渡ったことがあり、そのイメージが強いのですが、第二の人生を今は北海道内完結の特急として歩んでいます。

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特急サロベツ2号が到着

さっそく自由席の車内へと入ります。ちょうど隣のホームには、稚内を早朝に出発してきた旭川どまりの特急〔サロベツ2号〕が入線。2017年まで宗谷本線の特急は全て札幌駅までの直通運転を行っていましたが、車両の老朽化に伴い3往復のうちこのサロベツ2号を含む2往復が旭川発着となり、旭川でこのライラック号と対面乗り換えをするという方式に変わりました。【サロベツ2号→ライラック18号】の接続はまさに昨年10月に私も経験しましたが、11分間用意されているので焦ることなく乗り換えられます。

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ホーム上に編成を表示するディスプレイも

ライラック号は789系6両編成で、自由席は札幌寄り3両または4両となっており便によって異なります。今回乗車する18号は6~4号車の計3両が自由席でした。ホーム上には編成図や乗車位置を示す大きなディスプレイが取り付けられておりなかなか近未来的で、これならば号車や列車を間違えることもなさそうです。

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ライラック」と「カムイ」ってあるよね

ちなみに旭川~札幌駅間では「ライラック」と「カムイ」という2種類の特急が運行されています。所要時間はどちらも変わらず、同じ等級の座席なら値段も一緒ですが、大きな違いとしては「ライラックにはグリーン車がある(半室)がカムイにはない」「カムイの方が編成全体に占める自由席の割合が高い」の2つです。ライラックは6両編成のうち3~4両が自由席ですが、カムイは5両編成のうち常に4両が自由席です。カムイにはグリーン車がなく、残りの1両は指定席(uシート)となっており、全席にコンセントが設置されています。ライラックにもコンセントはありますが、普通車指定席と半室グリーンが混在する1号車の窓側のみですので、きっぷを買う際には注意が必要です。

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ジュンドッグ

始発駅ということで余裕をもって乗り込み、10:30に列車は定刻通り旭川を出発。ここで少し遅めの朝ご販代わりに「日本の食」11品目として旭川B級グルメ「ジュンドッグ」(400円)をご紹介したいと思います。旭川駅の改札口横の売店でたまたま見つけ購入したもので、電子レンジで温めてもらったのでアツアツです。

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チキンカツが入っている

袋を開けると、何とパンではなく白いご飯が出てきました。そして一口かじると、中にはチキンカツが入っています。この中身の具材は「チキンカツ」「エビフライ」「ソーセージ」の3種類があるようで、白いご飯の部分には特に味付けはないようです。もちろんチキンカツと白いご飯が合わないわけはないので美味しいのですが、これで400円はちょっと学生にはやや割高かな…?という気もしました(笑)。「ジュンドッグを気軽に食べられるようになったら一人前の大人」というような気がします。

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ガラナ

そしてもう一つご紹介したいのがこちら。「日本の食」12品目は北海道のご当地炭酸飲料「ガラナ」です。甘さと炭酸がかなり強くパンチの効いた炭酸飲料で、道内各地で購入することができます。セイコーマートではプライベートブランドガラナが100円で販売されていましたので今回はそれを購入しました。個人的に炭酸飲料はあまり得意ではないので丸二日かけて飲み切りましたが、夏の暑い日だったのであまり時間を置かない方が良かったかもしれません。時既にお寿司ですが。

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道央の絶景

私が優雅にジュンドッグとガラナでブランチを楽しんでいる間にも、列車はぐんぐん進んでいきます。旭川を出るとこの列車は深川、滝川、砂川、美唄岩見沢と停車して終点札幌に至ります。

函館~札幌~旭川駅間を結ぶこの函館本線は道内一の主要幹線であるものの、窓の外を見れば宗谷地方や道東にも劣らない自然豊かな景色が広がっています。一日数本しか列車が来ないような北海道の奥地まで行かずとも、ここなら高頻度で特急が走っているのでお手軽に北海道らしさのある風景を楽しめます。

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留萌本線が分岐する深川駅

10:48に深川駅へと到着。留萌本線が分岐する主要駅…ですが、今や留萌本線は「本線」等と呼ぶにはあまりにも短く、また極めて本数も少ない地方ローカル線となってしまいました。2016年12月には留萌~増毛駅間が廃止され、残る深川~留萌駅間もそう先は長くないような気がします。

ただしこうした特急停車駅自体はそれなりにどこも需要があるようで、深川や滝川など途中の各駅からも若干名の乗車があり、車内は徐々に混んでいきました。

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岩見沢駅に到着!

旭川を出てから約1時間、11:29に列車は岩見沢へと到着。今回はここで下車します。次の停車駅が終点の札幌ということで、私のこの日の最終目的地でもあるのでこれを目前にして乗り換えというのは何だかもどかしさもありますが、単純に行ける場所まであえて遠回りをすることこそがこの最長片道切符の旅の真髄でもあります。

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大きなガラス張りの岩見沢駅舎

岩見沢駅の駅舎は何だかかなり新しいように見えますが、これは2000年に岩見沢駅構内で発生した漏電火災の影響で当時あった駅舎が全焼し、その後再建されたもののためだそうです。落ち着いたレンガ造りとガラス張りの外観はまるで図書館や市民センターのような公共施設っぽさがあります。

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セコマのペペロンチーノ&ザンギ

岩見沢で次の列車を待つ間、「日本の食」13品目はセイコーマートの惣菜でお昼ご飯にしたいと思います。既にご存じの方も多いと思いますが、セイコーマートというのは主に北海道内で展開されているローカルコンビニで、リーズナブルながら質の高い惣菜がとても人気です。パスタ各種は何と118円、ザンギ(3個入り)も130円ということでかなり安くお昼を済ませることができました。

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ロイズチョコレートの差し入れ!

そしてこの岩見沢駅では、フォロワーのりんごさんという方がお出迎えをしてくださいました! 暑い中にも関わらずわざわざ駅前まで足を運んでくださり、ロイズのチョコレートの差し入れまでいただいてしまいました。

お忙しい中本当にありがとうございました! チョコレートは後ほど宿泊場所に到着してから冷蔵庫で冷やして美味しくいただきました。

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同じホームから札幌方面の列車も発車するので注意

さて、岩見沢から続いて乗車していくのは12:45発の室蘭本線 苫小牧行です。「本線」とはいうものの実質的には支線のような立ち位置で、この岩見沢苫小牧駅間を走破する列車は1日わずか6往復しかありません。

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キハ150

ホームに停車中のキハ150に乗り込みます。平日の日中ですが、何と車内は超満員。 着席するのも困難なくらいで、独り身の自分は辛うじてロングシートに腰掛けることができました。どうやら地元の高校生が部活か何かで一斉に移動していたようです。

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「栗」のつく駅3連続

列車は定刻通り岩見沢を発車。車窓には函館本線に引き続きのどかな景色が広がりますが、そんな景色を楽しむ余裕もないくらいの混雑であり、何よりもこの車両には冷房がついていないのでとても暑いのです。

そしてこれは有名な話かもしれませんが、この区間には「栗」のつく駅が3連続で設置されています。岩見沢に近い方から順に「栗沢」「栗丘」「栗山」となっており、その中で最も大きな市街地が形成されているのが栗山です。大量に乗っていた高校生のほとんどもこの栗山で降りていきました。

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窓の開き方…

栗山からやっとボックスに腰掛け、改めて車内を見てみます。窓を見てみると、下から上に持ち上げて開けるキハ40系等と異なり、このキハ150形では上の部分だけがちょこっと開くのみ。キハ40系ならちょうど窓の開いた隙間が顔や首の位置にあり、風が入ってくることで涼しさを感じることができるのですが、このキハ150形の場合は窓を開けても外の風が直接自分に当たることがないので、体感温度としては窓を開けていても開けていなくてもあまり変わりません。すなわち超暑いわけです。

また窓にはカーテンやシェードもないため、日射しを遮ることもできません。

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天狗まんじゅう

やっと車内がすいてきたところで、ご紹介する「日本の食」14品目は岩見沢名物の「天狗まんじゅう」(100円)です。 赤・茶・白の3色があり、今回は白をいただきました。ふんわりとした生地に十勝産のあずきを使用したこしあんがたっぷり詰まっていて、優しい甘さでとっても美味しいです! 

なお順番が前後しますが、先ほどりんごさんよりいただいたロイズのチョコレートを「日本の食」15品目とカウントさせていただきます。

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追分駅に到着

岩見沢を出て約45分、13:32に列車は途中の追分へと到着。南千歳方面~新得方面を結ぶ石勝線と交差する乗り換え駅で、一部の石勝線特急も停車する主要な駅です。秋田県にもJR線の追分という駅がありますが、あちらは奥羽本線から男鹿線が分岐する主要駅。「追分」という言葉は古来より道が二手に分かれる場所の呼び名として広く使われていますが、この北海道の追分では二手どころではなくχの字をなすように線路が走っています。

列車によっては10分以上の停車時間を確保する追分駅ですが、今回私が乗車した列車はあまり長く停車時間を取らずに発車していきます。

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沼ノ端駅に到着

そしてさらに南へ進み、いよいよ列車は沼ノ端駅に到着です。この列車の終点は次の苫小牧ですが、苫小牧まで乗車してしまうと沼ノ端~苫小牧駅間が重複となってしまうため沼ノ端で乗り換える必要があります。ちなみにこの区間では分岐駅通過の特例に基づき、沼ノ端を通過する特急に乗車する場合であれば苫小牧~沼ノ端駅間を重複して乗車することも認められているのですが、それであっても苫小牧駅の改札口は出られない上、安くはない特急料金がかかってしまうということで今回は大人しく沼ノ端駅で乗り換えです。

 

ということで今回はここまで。

4日目の後半の様子はまた次回お届けします。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。