みなさんこんにちは! わたかわです。
今回は、2019年8月11日~13日に出かけた新潟・南東北の旅の第4弾記事となります。
新潟のコスパ最高旅館「樋口旅館」で1泊し、今回の記事は2日目のスタートとなります。
2019年8月12日(月)①
前の晩はかなり新潟の到着が夜遅かったので、2日目はスロースタートとなります。
天気にも恵まれた2日目、まずは樋口旅館から新潟駅まで1kmちょっとをのんびり歩いていきます。日本一の大河・信濃川を渡ることもでき、新潟らしい景色が広がります。
そして新潟駅に到着。新潟駅はもう何度も来ていますが、相変わらずこの万代口側の駅舎の何とも言えない「無機質感」がたまらんのです。いつか建て替えられてしまうかもしれませんね~。
さぁ! この日まず新潟駅から乗車していく列車は、こちらです!
新潟10:11発の快速〔きらきらうえつ〕酒田行です! 2001年にデビューし主に新潟~酒田駅間を結んでいた観光列車で、残念ながら2019年秋に引退してしまい現在はもう乗ることができません。
ラストランまであと1ヵ月ほどに迫っていたので、今回はこのきらきらうえつに全区間乗っていくことにします!
新潟駅の改札内には、「ありがとうきらきらうえつ」と書かれた特設のメッセージコーナーもありました。
さてさて、高架化された在来線ホームで待っていると、ついにその姿が!
やってきました、これが485系の「きらきらうえつ」です。デビューから既に18年もの時が経過しており、また元となる485系は国鉄時代から活躍する特急車両ですから、既にかなり年季が入っているはずですが、一見その古さは感じさせません。
定刻通り、10:11に新潟駅を出発。まずは白新線を走行し、新発田からは羽越本線に入ります。途中停車駅は、豊栄、新発田、村上、桑川、勝木、府屋、鼠ヶ関、あつみ温泉、鶴岡、余目です。この区間を走る特急〔いなほ〕が通過する勝木や鼠ヶ関に停車する一方、いなほが停車する中条や坂町をきらきらうえつは通過します。
列車は4両編成で、全車指定席なのでもちろん青春18きっぷ+指定席券で乗車できます。言うまでもありませんが超・乗り得列車です。
新潟を発車してすぐの車内アナウンスで、ラストランが目前に迫っていることや、オリジナルヘッドマークの説明などが放送されました。また、豊栄を発車してまもなくすると、「乗車記念スタンプをきっぷに押したい方は車掌室へどうぞ」という旨の放送もありました。
このきらきらうえつには、2号車に「茶屋」があり、飲食物等を取り扱っています。せっかくなので、ここで「コシヒカリジェラート」(330円)を購入し、食べてみることに!
このジェラート、何とお米の粒感がしっかり味わえるんです! シャリシャリしたジェラートに、もちもちのお米が入っていて、2種類の食感がとても美味しいです。
そうこうしているうちに、列車は途中の桑川駅に到着。ここではしばらくの停車時間が設けられています。
遮るものが何もない広い海、そして青い空に映えるカラフルな車体はとても印象的です。列車外に出ることができるのでしばしのリフレッシュとなりました。
その後はのんびり過ごしつつ、お腹も空いてきたのでもう一度2号車の茶屋へ。こんなお弁当を買いました。
その名も「きらきら弁当」(1,080円)です。掛け紙にはまさに我々が今乗車している、きらきらうえつの写真があしらわれています。中を開けてみると…! 驚くべき品数の多さです。一つひとつが何かはちょっと忘れてしまったのですが、特に鮭の切り身とその隣の豚角煮がとっても美味しかったです。きらきらうえつが廃止されてしまった今でも駅で販売しているんでしょうかね…? もしまた新潟に行く機会があれば探してみたいと思います。
列車は順調に北上していきますが、鶴岡の一つ手前にある羽前大山駅ですれ違いを行う上りのいなほが遅延していたということで、きらきらうえつにも少しの遅れが発生したようでした。
しかしその後はほぼ何事もなく、12:51に終点の酒田駅に到着です!
酒田は、山形県の日本海側でも特に大きな都市で、新潟からやってくる特急〔いなほ〕の多くがこの酒田どまりとなります。普通列車も基本的に運行系統がこの酒田駅で分かれていて、秋田発着の特急〔いなほ〕を除いてはほぼ確実にこの酒田駅で乗り換えが必要となります。
ホームには、きらきらうえつオリジナルデザインの駅名標に巨大な横断幕まであり、大歓迎ムード。貴重な485系での羽越本線の旅はここまでとなり、ここからは内陸へと進んでいきます。
酒田駅では少し時間があったので、ホームに停車する列車や留置線の車両を眺めていました。
元常磐線特急〔フレッシュひたち〕で活躍したE653系や、羽越本線の主力車両であるキハ48系など、ずっと見続けても飽きない面白い光景です! 駅の脇には留置線もあるので、先ほどまで乗車していた485系きらきらうえつもそこに回送されていきました。
1時間ほどの乗り継ぎ時間をもって、続いて酒田駅から乗車していくのは、陸羽西線の快速〔最上川〕。酒田駅に乗り入れる路線は「羽越本線」のみですが、途中の余目から分岐する陸羽西線に入り、奥羽本線と交わる新庄までを結ぶ快速列車です。
酒田駅の発車標で、「上越新幹線」「山形新幹線」や「東京方面」という文字があるのが印象的でした。もちろん酒田には新幹線は来ていませんし、東京へ行くには必ず乗り換えが必要となります。なのにこれほどまでに酒田駅で新幹線や東京のアピールをしているというのは、それほどこの酒田という街は対東京で鉄道が劣勢に立たされているということなのかもしれません。
それはさておき、快速〔最上川〕はキハ110系2両編成。酒田を出ると、余目、狩川、古口、終点新庄のみとまります。他の普通列車だと70分ほどかかる距離を、50分程度で走破する列車です。
車内はなかなかに混んでおり、中にはスーツケースをもった大荷物の人もいました。新庄からは山形新幹線が東京まで乗り入れていますので、ローカル線とはいえ都市間連絡のニーズも少なからずあるように思います。
14:00、定刻通り酒田駅を発車。先ほどきらきらうえつで通った余目を通り過ぎ、陸羽西線に入ります。残念ながら猛烈な睡魔に襲われて、陸羽西線内の記憶はほとんどないのですが、気づけばあっという間に終点の新庄に到着していました。
今日はここまで。
次回は新庄から、"あの"観光列車に乗車していきます!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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