わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

(14)山形名物の絶品冷やしラーメンを求めて東北日本海側から内陸へ【最長片道切符の旅2021】[坂町→山形]

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は最長片道切符の旅、7日目の後半の様子をお届けしていきます。

 

2021年8月9日(月)7日目②

鶴岡から乗車した特急いなほ8号は13:27に坂町へと到着。約1時間の快適なグリーン車の旅を楽しめました。

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坂町でいなほ号を下車

ここまで五能線羽越本線日本海側に面した路線を乗り継いできましたが、ここでしばらく日本海側からは離れ米坂線へと乗り換えます。

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まさかの1両

乗車するのは、坂町13:31発の米坂線 米沢行です。当然のようにJR東日本の最新気動車GV-E400系がたった1両でのワンマン運行です。

米坂線沢~町駅間90.7kmを結ぶ路線で、両端の駅でそれぞれ新幹線・特急と接続しています。途中の今泉駅山形鉄道と接続するほかに乗り換え可能な路線はなく、典型的な東北のローカルJR路線という感じがします。

坂町での乗り換え時間が非常に短かったこともあり、ギリギリに乗り込むと車内はかなりの混雑。独り身なので辛うじてロングシート部分に腰掛けることができ、定刻通り坂町を発車です。

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越後金丸

坂町を出るとまずは越後大島越後下関越後片貝越後金丸、と「越後」を冠する駅が4駅連続でやってきます。車内が混雑していたのと寝不足だったこともあり途中の区間では寝てしまいましたが、列車は気づかぬうちに新潟県から山形県へと入っていたようで「羽前椿」「羽前沼沢」等今度は「羽前」を冠する駅名が増えていきます。

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田舎というより「森の中」

米坂線は、田舎の田園風景というよりは「森の中をぬって走る」という印象が強い路線でした。もちろん民家や集落も各駅周辺にはありますが、駅間ではかなり神秘的かつ自然豊かな風景も多々見られる路線のような印象を受けました。

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山形鉄道と接続する今泉駅

途中どこかの駅で大量に乗客が降車する様子はありません。主要駅である小国や今泉でも若干名の乗車こそあれ、降りる人はほとんどいないように見えました。ちょうど夏休みということで乗客の大半は旅行客のようで、大きな荷物やスーツケースを抱えた人が多かったので、私も含めてですが米坂線の途中の駅に行く用事があるというよりは主要都市である米沢までの移動手段として利用している人が多かったのだと思います。

米坂線の本数は非常に少なく、米沢~坂町駅間の全区間を走破する列車は1日5往復しか存在しません。このうち1往復は羽越本線白新線に乗り入れて新潟~米沢駅間を直通する快速べにばな号という列車ですが、これも米坂線内は各駅に停車します。函館山線の時と同様に、普段は混雑しないものの旅行シーズンに混雑しがちなローカル線と言えそうです。

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米沢では虹が!

坂町を出てから約2時間、15:35に列車は終点の米沢へと到着です。米坂線のホームを降りると、ちょうど目の前には虹がかかっていました!

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雨の米沢駅

虹がかかっていたのでてっきり雨上がりで晴れているのかと思いましたが、駅前へ出るとまだかなりの雨が降っていました。米沢からは奥羽本線へと乗り換え山形方面を目指します。

watakawa.hatenablog.com

米沢と言えば、やっぱり「米沢牛」を思い浮かべる方も多いでしょう。私も昨年の夏に東北へ来た際はここ米沢で牛鍋をいただきました。約3,000円ということでややお値段は張りましたが、とっても美味しかったのを鮮明に覚えています。

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まさかやってないとは

今回もお金に余裕があれば米沢牛を食べたかったのですが、なかなかそれは厳しいので代わりに峠の力餅を買おうと米沢駅近くの店舗へ。峠の力餅といえば奥羽本線の峠駅にて販売していることは有名ですが、実は米沢駅前にも店舗があります。

しかし何とこの日はまさかの定休日。完全にリサーチ不足でした…。

米沢駅構内の土産物屋さん等でもこの峠の力餅は置いておらず、峠駅前の茶屋かコの米沢駅前の店舗、もしくは峠駅ホームでの立売でしか手に入れることはできません。峠駅は今回の最長片道切符のルートでは通らないため、今回は泣く泣く断念します…。

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大人しく駅に戻る

というわけで米沢駅に戻ってきました。米沢駅構内はお土産物屋さんもかなり充実していて、他にもたくさん名物はありそうなのですが、あまり浪費しても仕方ないので改札内へと入ることにします。

米沢駅奥羽本線山形新幹線米坂線の3路線が乗り入れます。まぁ3路線とは言っても山形新幹線奥羽本線の線路を使用して走る新在直通の新幹線で、扱いとしては「在来線特急」になるようです。米沢駅では新幹線専用のホームや改札口があるわけではないので、普通列車も新幹線も同じホームにやってくるという不思議な光景を見ることができます。

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719系

 

幹課金をするのも惜しいので、米沢からは16:27発の奥羽本線 山形行へと乗車していきます。集団見合い式に座席が配置された719系4両編成での運行です。定刻通り米沢を発車。

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乗り心地が良い

やはり先ほどまでの米坂線ディーゼルカーと比べると、電化された幹線ということで乗り心地はかなり良いです。新幹線が走る線路ですから保線状況も良好に維持されていたりするのでしょうか、その辺りはあまり詳しくないので分かりませんが。

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かみのやま温泉からかなり混雑

米沢を出発した頃はかなり空いていた車内ですが、かみのやま温泉からかなりの乗車があり車内は一気に混雑。ちょうど高校の下校時間にあたるようです。

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山形駅に到着!

そして米沢から50分ほど乗車し、17:17に列車は終点の山形へと到着。まだ辺りは明るいですが7日目の移動はここまでとし、青森と秋田でネットカフェ2連泊だったのでしっかり休息を取りたいと思います。

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ちゃんとしたホテル!!

この日の宿は、山形駅から歩いてすぐのところにある「ホテルクラウンヒルズ山形香澄町」です。この旅が始まって1週間が経ちましたが、ここまでで最もちゃんとしたホテルで大歓喜です! 1人1泊3,680円ということでネットカフェの約2倍、決して安くはないですがたまにはこういう贅沢もありでしょう。

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冷やし味噌ラーメン

もちろん夕食は山形名物をいただきます。「日本の食」32品目はラーメン渓流山形駅前店にて「冷やし味噌ラーメン」(1,030円)です。

夏の山形では県内各地のラーメン屋さんで「冷やしラーメン」を季節限定で提供しており、山形の名物となっています。ラーメンはアツアツのスープだからこそ美味しいのでは…?と思われるかもしれませんが、この冷やしラーメン、めちゃくちゃ美味しいんですよ!! こちらの冷やし味噌ラーメンはお店自慢の特製辛味噌が特徴で、辛さの中にも旨みがギュッと詰まっています。そして野菜がてんこ盛りなので、ここ数日の野菜不足を少しでも和らげることができそうです。具材の彩りも涼しげで、夏の山形に来たら是非とも食べていただきたい一品です! 駅東口のロータリーの目の前にあるので迷わずすぐにたどり着けると思います。

 

というわけで、今回はここまで。

次回は8日目の移動の様子をお届けしていきます。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。