わたかわ 鉄道&旅行ブログ

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(38)”四国新幹線”で行く夏の四万十が素晴らしすぎた! 予土線で宇和島へ【最長片道切符の旅2021】[高知→宇和島]

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は最長片道切符の旅22日目の前半の模様をお届けしていきます。

 

2021年8月27日(金)22日目①

46都道府県のご当地グルメを食べながらルートを進める「最長片道切符の旅2021」は22日目に突入。この日のスタートは高知駅からです。

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まず乗車するのは高知8:20発の特急〔しまんと1号〕中村行です。香川県高松駅から高知県西部にある土佐くろしお鉄道中村駅までを4時間かけて結ぶ四国横断ロングラン特急で、今回は途中の窪川まで乗車していきます。

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ホームで待っていると、さっそく列車が入線してきました。ここ高知駅は始発駅ではなく途中停車駅に過ぎず、停車時間はわずかですので急いで乗り込みます。今では高知駅を跨いで運行される特急は希少種となってしまったのでこれも貴重な経験です。

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列車は定刻通りに高知駅を発車。この特急、何とわずか2両編成での運行となっており、そのうち1号車の一部座席のみが指定席でその他は自由席となっています。四国の特急らしく自由席主体なのは良いのですが、車内は旅行客と思しき人々でかなり混雑していました。途中駅の高知駅からでも着席できたのはある意味奇跡かもしれません。

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列車は高知の市街地を抜け、いくつものトンネルをくぐりながら南西方向へと進んでいきます。途中わずかですが海が見える区間もありました。

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高知駅から1時間少々、9:26に窪川へと到着。ここで乗り換えとなるため下車します。

土讃線はここで終点となりますが、列車はこの先土佐くろしお鉄道へと直通していきます。

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実はJRの線路はここ窪川駅でいったん途切れており、この先へと続く線路は宿毛方面えへと続く「土佐くろしお鉄道」の管轄になります。しかし一つ隣の「若井駅」まで行くとその先は線路が分岐しており、JR四国予土線宇和島方面へと旅を続けることができるのです。

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ということで、今回の「四国最長片道切符」では通過連絡運輸の規定に則り、乗車券を作成していただいております。旅の序盤で経由した「IGRいわて銀河鉄道」の盛岡~好摩駅間と同じ要領です。

ただし実際には予土線の列車が窪川駅まで乗り入れるため、あまり他社線を経由したという実感はわきにくいかもしれません。

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予土線は本数が少ないため窪川駅では1時間以上の待ち時間があったのですが、予土線のホームへ向かうと早くも列車が入線していました。窪川駅から宇和島駅まで乗車するのはこちら、「鉄道ホビートレイン」(通称”四国新幹線”)です。

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外装は0系新幹線を再現(?)したデザインが特徴的ですが、車内の座席配置はあくまでもロングシート主体です。観光列車ですがあくまでも普通列車として運行されるため普通乗車券のみで乗ることができ、市販の時刻表に運用が掲載されています。

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車端部には4席だけ転換クロスシートがあるのですが、これは何と実際に0系新幹線で使われていたものなのだそう。今でこそ特急や新幹線は快適なリクライニングシートですが、かつてはこのような転換クロスシートであったことを思うと時代の流れを感じます。我々は一番乗りで乗り込むことができたため、無事にこの特等席を確保できました。

小さなインアームテーブルもしっかりと取り出すことができますが、老朽化が激しいため不安定で、蓋のできない飲み物等を置いてしまうと大惨事を招きそうです(笑)。

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鉄道ホビートレイン」という名前の通り、車内には鉄道模型や鉄道グッズが多数展示されています。また予土線ワンマン運転のため車内には運賃表が設置されているのですが、下の方を見てみると「東京」「新横浜」「小田原」等…四国とはかけ離れた駅名ばかりが示されています。実はこれは1964年10月の開業当時の東海道新幹線の停車駅となっており、実際にはここに運賃が表示されることはありません。上半分の予土線各駅からの運賃のみが正しく表示されます。

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前置きが長くなりましたが、10:43に列車は定刻通り窪川駅を発車。ちょうど転換クロスシートからは後面展望を楽しむことができます。

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若井駅までの数分は土佐くろしお鉄道を走り、これより先は再びJR四国区間となります。険しい山の中に設けられた信号場を通り、列車は土佐くろしお鉄道と分かれさらに山奥へと進んでいきます。

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11:10に列車は途中の土佐大正へと到着します。ここでは列車の行き違いや時間調整のため何と24分間もの停車がありました。

土佐大正駅では、何と反対側のホームに「しまんトロッコ」塗装の黄色い普通列車もやってきました! この日はあいにくトロッコの運行日ではなかったのですが、トロッコ車両を連結せずに普通列車として運行されていたようで、ラッピング列車が2本並ぶ予土線らしい瞬間を楽しむことができました。

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土佐大正駅を発車し、さらに列車は進んでいきます。予土線には「しまんとグリーンライン」という愛称がつけられており、その名の通り途中何度も四万十川と交差したり並んだりする場面がありました。

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「日本最後の清流」とも呼ばれる四万十川。夏のギラギラとした太陽に照らされて、のどかな景色の中に溶け込んでいます。なかなかそういつでも乗りに来ることができるわけではない予土線ですが、こんな晴れた日に乗り通すことができて本当によかったなと実感しました。

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12:00に途中の江川崎駅へと到着です。ここでは行き違い等はありませんが、11分間の停車時間があります。

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近年は「日本一暑いまち」の一つとしても知られる高知県四万十市土佐くろしお鉄道中村駅周辺が市の中心ではありますが、この「江川崎」という地名も夏になるとテレビやネットのニュースでよく見聞きするようになりました。

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江川崎駅出発後は旅の疲れもあり心地よい日射しでうたた寝してしまいましたが、気づくと列車は近永駅に到着。ホームの向かい側にはウルトラマンのラッピングがされた真っ赤な列車が停車していました。

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まもなくすると列車は北宇和島駅へと入っていきます。ここで高松・松山方面からやってきた予讃線の線路と合流。四国最長片道切符のルートとしてはこの北宇和島予讃線に乗り換え松山方面を目指すことになっているのですが、北宇和島に停車する予讃線の列車の本数が少ないため今回は北宇和島宇和島駅間の往復運賃を別途支払い、宇和島まで行くことにします。

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窪川を出てから約3時間、13:29に終点の宇和島へと到着です!

予讃線予土線の両方ともがこの宇和島駅を終点としており、これより先に続く線路はありません。

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駅前には南国風のヤシの木的なのが生えており、駅舎のデザインもあいまって異国のリゾート地にでも来たかのような雰囲気です。

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ここで少し遅めですが、ようやくゆっくりする時間が確保できたので昼食とします。「日本の食」85品目は宇和島名物の鯛めしです! 宇和島駅前の「かどや 駅前本店」でいただきました。

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鯛めしというと愛媛県内でもいくつか種類があるようですが、宇和島の鯛めしはイラストの通り、卵の入っただし汁に鯛の身やその他の具材を入れて混ぜ、ご飯にかけていただきます。

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これが美味しくないはずがありません! だし汁の染みこんだ新鮮な鯛の身がご飯にとてもよく合い、至福のひと時です。日本一、いや世界一贅沢なTKGに違いありません。

お値段は1,881円ということで今回の旅の中の食事ではかなり奮発した方だと思いますが、間違いなく価格以上の価値があります。次にいつ宇和島を訪れるかは分かりませんが、宇和島に来たら是非ともまた味わいたい究極の逸品です。

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というわけで、22日目の前半は高知から宇和島までの旅の様子をお届けしてきました。

次回はこの後の宇和島から松山までの様子をお届けします。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。