わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

【絶景の連続】横浜→東京を大型客船で移動! 東京湾夜景クルーズに参加

 

2022年10月2日(日)

本日は横浜みなとみらいにやってきました。これから、ある手段を用いて東京都内へと移動していきます。

通常、横浜から東京へ向かうとなれば大多数の人が鉄道(在来線)を利用するはずです。横浜市内~東京都内は東海道線横須賀線京急線東急東横線…等、実に様々な鉄道路線で結ばれており、全国トップクラスの輸送量を誇ります。

しかし今回私がやってきているのは、横浜駅ではなくみなとみらい線日本大通り駅から程近い「横浜大さん橋」です。ここから乗れる列車などあるはずもありません。

そう、これから東京まで今回はフェリーを利用していきます。

「えっ、横浜~東京を結ぶフェリーなんてあるの?」と思われたことでしょう。

実はあるんです。

それは、東海汽船が運航する大型客船「さるびあ丸」というもの。神津島を10:30に出港し、途中式根島、新島、利島、伊豆大島でお客さんをのせて19:45に東京(竹芝桟橋)へと到着します。平日は伊豆大島~東京竹芝桟橋間をノンストップで運航しますが、土曜・休日に限り横浜(大さん橋)へも寄港するというわけで、この最後の末端区間のみを乗船可能とした夜景クルーズになっているのです。

乗船券には確かに「横浜→東京」と書かれており、まるで特急踊り子号か何かの特急券のようにも見えますが確かに東海汽船の乗船券です。等級は「2等フリー」となっており、座席や客室が割り当てられることはありませんので、当該区間を船室内で過ごすことはできません。価格は1人1,000円で、短区間とはいえ大型客船にこの価格で乗れるのも相当貴重なことだと思います。

受付を済ませ、列に並びます。ちょうど日が沈み、辺りは真っ暗です。

ちなみに今回は、首都圏を中心に活躍する鉄道系YouTuberのたぬきちKくん@tanukichik_jp)に誘ってもらい乗船します。クオリティの高い鉄道・乗り物の動画をたくさん出しているので、是非ご覧くださいませ!!

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桟橋で待っていると、遠くの方から明るい光が見えてきました!

伊豆諸島からやってきた「さるびあ丸」といよいよご対面です!!

いや~大きい。2020年に就航したまだ新しい大型客船なのでとても綺麗です。

所定の運航スケジュールでは、横浜大さん橋へは18:00に到着し10分後の18:10に出港予定だったのですが、実は横浜へ到着した時点で既に時刻は18:11頃(11分遅れ)。まぁ伊豆諸島の島々へ次々立ち寄って来てますから、このくらいの遅れはもはや誤差の範囲といったところでしょう。

まずはここまで乗船されていたお客さんが次々降りていきます。手には釣り道具やレジャーグッズ等を抱え、週末を南の島で過ごしたみなさんの旅はここで終わり。それとは対照的に、東京湾夜景クルーズはこれからいよいよ始まります。

地上へと降り、いよいよ乗船です!

長蛇の列がありましたが、どんどん大型客船の中に吸い込まれていきます。数十人どころではなく、100とか200とかそういうとんでもない数の人が乗り込んでいきます。

乗船時に乗船券の右側のピンク色の部分が切り取られます。もう片方の白い大きな券片は下船時に必要となるので、なくさないようにしましょう。

乗船するやいなや、皆が一目散に向かうのは上層階のデッキです。客室内に留まっていても景色は見えず、座席も寝台も割り当てられていませんので、狭い階段を上ってデッキへ向かいます。

何とかデッキで景色の見える場所を確保し、いよいよ横浜大さん橋を出港! 時刻は18:32頃で、約22分遅れでの出発となります。

航路はおおよそ上図の通り。京浜工業地帯や羽田空港などがあり、横浜~東京間の移動手段としては鉄道に比べ大幅に回り道であることがよく分かります。航路スケジュール上は横浜大さん橋18:10発→東京竹芝桟橋19:45着(所要時間1時間35分)となっていますが、22分の遅れをどこまで回復できるか気になるところです。

みなとみらいの夜景がどんどん遠ざかっていきます。

いや、綺麗すぎんかおい。地元民の自分ですら思わずそう呟きたくなるほどの絶景です。

みなとみらいを離れてまずやってくる絶景スポットは、横浜ベイブリッジです。大黒ふ頭本牧ふ頭を結ぶ大きな橋で、首都高速湾岸線が走っています。くぐり抜ける瞬間は一瞬ですので、シャッターチャンスを逃さないように!

ベイブリッジをくぐると船は大きく左へ舵を切り、いよいよ東京湾へと出ていきます。左手側には、大黒ふ頭と扇島を結ぶ「鶴見つばさ橋」という橋が見えてきますが、こちらはベイブリッジと異なり直接下をくぐるわけではないので、遠くから眺めることになります。週末ということもあってか、京浜工業地帯の明かりは少ないものののんびりとした時間が流れておりこれはこれで良いものです。

外の景色に気を取られていると、背後を何やら巨大な白い物体が通過。どうやら「東海汽船はこぶね課」とかいうらしいです(笑)。

東扇島付近を抜け、いよいよ羽田空港が近づいてきました。

この羽田空港付近での魅力は、何といっても次々に飛行機が離着陸する光景です!

流石は東京の空の玄関口、羽田空港。さるびあ丸が通過するわずか十数分の間にも、何機もの飛行機を見ることができました。画像では伝わりにくいかもしれませんが、あの臨場感は相当なものです!

船は次第に東京都心部へと近づいていきます。海の森公園の手前では、東京ゲートブリッジ東京スカイツリーもはっきりと見えました。

ちなみにデッキ部分のスペースは限られており、ご覧の通りの混雑具合。確実に景色のよいスポットを確保したいのであれば、横浜大さん橋の時点で少しでも前の方に並ばれておくことをオススメします。しかし船上で身動きは十分に取れるので、人の動きを見ていろいろなところから夜景を楽しむのもアリです。

やがて前方には東京タワーとレインボーブリッジがはっきりと見えてきました。これからレインボーブリッジの真下をくぐることになります。

まもなく右側にはお台場が見えてきます。目の雨にある煌びやかな建物は、東京国際クルーズターミナルです。名前の通り世界各国の船舶も入港する新しいターミナルで、船の科学館の近くにできました。

それに続いて見えてくるお台場のシンボルといえば、フジテレビ本社。レインボーブリッジをくぐる直前、後ろを振り返るとちょうどおなじみのあの球体が見えます。傍にはグランドニッコー東京やアクアシティ等もあり、お台場らしさのある華やかな景色が広がります。

そして!!! レインボーブリッジをくぐっていく!!!

奥には東京タワーもはっきりと見えます。この角度からレインボーブリッジと東京タワーの2つを同時に見ることができるのも、東京湾夜景クルーズならではです。

完全にくぐり抜けてからデッキの後ろの方へ向かうと、ちょうどレインボーブリッジ全体を写すことができます。

ベイブリッジに同じく、ライトアップされていてとっても美しい…!! やはり橋の下をくぐるタイミングが、この東京湾夜景クルーズでの一番の目玉だと思います。

最後にビルとビルの間から眺める、東京タワー。ここまで近づいてくるとさらにはっきりと大きなスケールで見えるようになります。

いよいよさるびあ丸は東京竹芝桟橋へと入港します。目の前には東京~三宅島・御蔵島八丈島を結ぶ「橘丸」の姿がありました。通常は橘丸の方がさるびあ丸よりも5分遅く19:50に入港するところ、今回はさるびあ丸の方が遅れていたため「さるびあ丸のデッキから竹芝桟橋に到着済みの橘丸を見る」という貴重な経験ができています。

20:00頃、ようやく東京竹芝桟橋へ到着。定刻よりも15分ほど遅れての到着となりましたので、若干は回復できたようです。下船の列はこれまた長蛇の列ですので、下船後の列車等での移動には時間に余裕を持っておくと安心です。

というわけで、今回は東京湾夜景クルーズの様子をご紹介しました。

週末限定、乗船料金たったの1,000円でとても楽しめる内容となっておりますので、是非利用してみてはいかがでしょうか!!

ちなみに竹芝桟橋下船後は目の前にゆりかもめ竹芝駅があるほか、徒歩数分でJR各線の浜松町駅や地下鉄各線の大門駅があります。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。