わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

【人生ほぼ初名鉄】パノラマsuper展望席に乗ってみたら凄すぎた…!

 

2022年7月1日(金)

今回やってきたのは、名鉄新鵜沼駅。JR高山本線鵜沼駅に隣接しています。

今回はここ新鵜沼駅から名鉄最大のターミナル駅である名鉄名古屋まで、名鉄の看板列車「パノラマsuper」に乗車してみます。

改札口に入る前に、ちょっと面白いものをご紹介しておこうと思います。

ここ新鵜沼駅には、かつて名鉄犬山線とJR高山本線を結ぶ「鵜沼短絡線」というものがありました。上図の通り、新鵜沼駅の南側で名鉄の線路と分岐し、鵜沼駅の東側でJRの線路に合流する急カーブの線路です。

かつては特急〔北アルプス〕がこの短絡線を使用して新名古屋(現在の名鉄名古屋)~高山方面を結んでいましたが、2001年に廃止され、その跡地は道路になっています。駅自体のリニューアルも進み、この名鉄とJRに挟まれた三角地帯だけやけに道路が新しく見えるのはそのためでしょうか。

今回乗車するのは、新鵜沼11:32発の特急 豊橋。ここだけの話なんですが、実はまともに名鉄に乗るのは今回が初めてでして…とてもわくわくしています(笑)。

ホームへ上がりしばらくすると、列車が入線!

こちらが名鉄1200系、通称「パノラマsuper」です。数ある名鉄の車両の中でも唯一展望席がある車両です。

パノラマsuperは6両編成で、このうち1・2号車のみが特別車。2+2列のゆとりあるリクライニングシートが並んでいます。

3~5号車については運賃のみで乗車できる「一般車」で、転換クロスシートも備え付けられています。この列車は新鵜沼始発ですので、並んでいれば一般車であってもほぼ確実に着席できます。

そしてこちらが、1号車の先頭部分にある「展望席」です!

他の特別車よりも高い位置に座席があるハイデッカー構造となっており、最前面がガラス張りになっています。

展望席は1号車の先頭5列のみで、映画館のように後ろにいくほど少しずつ座面の位置が高くなっています。

今回は発車間際の購入ですが、最前列の座席を確保することができました!

列車は定刻通りに新鵜沼駅を発車。最前列(1号車1番A席)からの眺めはこんな感じです。

構造上柱があるのはやむを得ないところですが、それをも凌ぐほど大きな窓で見晴らしも抜群です!

途中の名鉄名古屋までの停車駅は犬山遊園、犬山、栢森、江南、岩倉のみ。

新鵜沼駅を出てすぐ、列車は木曽川に架かる犬山橋を渡ります。普段電車に乗っていて、鉄道橋をこの角度から見るってなかなかないことですよね!?!?

木曽川を渡り愛知県に入って、まもなくすると犬山駅に到着。ここは犬山線のほか小牧線広見線も乗り入れる主要駅です。

名鉄では空港アクセス列車「ミュースカイ」の全車両および「快速特急」「特急」のそれぞれ1・2号車を「特別車」として指定席車両で運行しています。乗車券のほかに特別車両券(ミューチケット)が必要で、お値段は区間に関わらず一律360円。展望席とそのほかの特別車の座席での価格差はなく、1列車に20席しかない展望車は早い者勝ちです。

1200系にコンセントやWi-Fi等はないようですが、客室上部には見やすいモニターが設置されています。背もたれのリクライニングもそれほど深く倒れるわけではありませんが、しかしたった360円で着席保証+抜群の眺めが楽しめる、と思えば安いものです。

犬山駅を発車してしばらく進むと、反対側から2200系がやってきました。あちらも一部特別車として運行されている優等種別の列車ですが、あちらには展望車はありません。

まもなくすると、列車はどっかの駅に到着です(たぶん江南駅)。窓の反射などもあり若干分かりにくいですが、ホームにいる人の目線より少し高い位置に座っていることが分かると思います。

江南駅を出てすぐの区間は高架となっています。架線柱がずっと奥の方まで続く様を一望できるのも展望席ならではの光景です。

これは…岩倉駅でしょうか?(名鉄の知識が乏しすぎて、見返してもさっぱり分からないのです…)

ここを出ると名鉄名古屋まで列車はノンストップで走り抜けます。

やっとかめでおなじみの地下鉄鶴舞線ともすれ違います。ハイデッカーの展望車両と地下鉄車両が同じ線路を走るというのは、全国的に見てもあまり多くはない気がします。

下小田井駅を通過してしばらく進むと、線路が二手に分かれます。左方向が名鉄名古屋方面、右方向は名鉄岐阜方面へと進むデルタ線になっています。

デルタ線を過ぎて庄内川をゆっくりと渡ると、遠くの方に名古屋のビル群が見えてきました。

この辺りはカーブが連続するので、特急などでもスピードを落として運行するようです。

まもなくすると新幹線やJR在来線とも並走しながら、列車は地下へと潜っていきます。この辺りまで来たら降りる支度をしておきましょう。

大勢の人が待つ、名駅(迷駅?)へ…。ちなみに見えている進行方向左側のホームは乗車ホームで、降車客は右側のホームに降りるようです。

新鵜沼を出て30分、12:02に名鉄名古屋駅へと到着。あっという間でとても楽しい30分間を過ごすことができました!

次は名鉄岐阜豊橋乗り通しや、中部国際空港等を利用する際にも特別車を利用してみたいものです。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。