みなさんこんにちは! わたかわです。
今回は最長片道切符の旅30日目の前半の様子をお届けしていきます。
2021年9月4日(土)30日目①
最長片道切符の旅、30日目のスタートは広島駅から。芸備線を備中神代まで乗り通し、その先は伯備線で山陰方面へと抜けるルートになります。
おはようございます。
— わたかわ (@e235yokoso) 2021年9月3日
恐れていた事態が起こりました。 pic.twitter.com/1dPMBDtMIG
しかし目が覚めるやいなや、とんでもないハプニングに直面しました。何とまさにこれから乗車しようとしていた芸備線が前日の大雨の影響で少なくとも昼頃まで運休のようなんです。
芸備線は広島~備中神代駅間159.1キロを結ぶローカル線。しかしその運行本数は広島から遠ざかるほど減っていきます。原則として三次と備後落合で運行系統が区切られており、特に少ない備後落合~新見駅間は1日わずか3往復だけ。備後落合からの新見行は6:41発、14:38発、20:12発の3本となりますが、お昼の12時頃まで広島~備後落合駅間で運転見合わせとのことなので6:41発と14:38発には間に合わないことが確定しました。残る20:12発に間に合うように広島駅を出発するしかありません。
半日以上時間が空いてしまったのでカフェにこもってブログ進めようかとも思いましたが、せっかくなので広島観光でもしていくことにしました。この最長片道切符の旅では毎日かなり体力を消耗するため観光はあまりしないようにしていたんですが、今回は時間を有意義に使っていきます。
まずは平和記念公園と原爆ドーム周辺を歩いていきます。残念ながら平和記念資料館は臨時休館中でしたが、原爆ドームを間近で見るとやはり胸にぐっとくるものがありました。
さて、原爆ドーム前からは路面電車に乗り、続いて宮島へと向かいます。広島市内および近郊では「広島電鉄」が網の目のように張り巡らされており、観光にもとっても便利です。紙屋町の方を見渡していると、ちょうど宮島口行の列車がやってきました。
途中の広電西広島からは路面ではなく線路の上を走ることになります。
小一時間乗車し、終点の広電宮島口駅へと到着。土曜日ということもあってか列車内や駅周辺もそれなりに賑わっています。
ちょうどお昼時ということでお腹も空いてきたので、宮島口駅の目の前にある「うえの」の本店へとやってきました。
広島は美味しいものがいろいろありますが、やはりあなごめし(「日本の食」121品目)は外せませんよねぇ! 駅弁としても有名ですが、本店ではできたてをいただくことができます。
外はぱりっと、中はふっくらとしたあなごはほっぺたが落ちる絶品の一品。お値段は2,250円ということでこの旅の中では決して安くありませんが、確実にそれ以上の価値があります。お店の方もとっても優しく、私がサコッシュに付けていた赤い「ありがとう」の缶バッジを見て去り際に「いい言葉だねぇ」と褒めていただきました。
お腹も心も満たされたところで、いよいよ船に乗って宮島へと渡ります。宮島口~宮島間は「JR西日本宮島フェリー」と「宮島松大汽船」の2社が就航しており、運賃・所要時間・運行本数はどちらも同じ。ただ出港時刻はそれぞれ異なるので、タイミングの良い方に乗るのがよさそうです。乗船口もそれぞれ設けられています。
ちょうどJRの方がやってきたので、こちらに乗船していきます。運賃は180円で、Suicaでも払えるようで、下船時にタッチするだけなので簡単です。
13:10に出港。所要時間は10分程度です。船室内には3人がけの転換クロスシートが並んでいましたが、船は列車と違い基本的に常に同じ方向を向いて進むものなので、背もたれを動かす機会があるのかは気になりました。
瀬戸内海は依然として雲が多いものの、昨日よりは晴れていました。芸備線も予定通り運転を再開したとのことで、何とか今日中に備中神代方面へと抜けられそうです。
しばらくすると前方に厳島神社が見えてきます! シンボルの大鳥居は改修工事中につきあいにく見えませんが、これはこれで貴重な瞬間かもしれません。
そして宮島へと上陸!
しばらくうろうろしていきます。
島内ではあちこちで鹿さんもうろうろしています。割とでかいので近くまでやってくると怖いです(笑)。
世界遺産の厳島神社は拝観料300円。柱や梁までも美しい朱塗りで、これはなかなか感動します。境内の順路通りに進んでいきますが、かなりたくさん歩くので時間に余裕をもって入るのがよさそうです。
その後も島をぶらぶらしつつ、フェリー乗り場へと戻ってきました。島内には旅館もたくさんあるみたいなので、次に来た時は是非とも泊まってみたいです。
帰りは宮島松大汽船へと乗り込みます。こちらは転クロではなくバスのような座席でした。
船室内にはこんなサロン席のような区画もあり、空いていたので遠慮なく使わせていただきました。わずか10分の乗船時間にも関わらずこれは豪華すぎます。特別料金等は必要ありません。
宮島口にて下船し、今度はJRの方の宮島口駅から一気に広島へと帰ります。スピード的にはやはり広電よりもJRの方が速いのです。
列車に乗る前に、名物のもみじまんじゅう(「日本の食」122品目)をいただきます。生地がもっちりとしていてとっても美味しいです!
1個100円前後なので、何個でもぱくぱくいけちゃいます。
14:49発の白市行がやってきたので、これに乗車していきます。もちろん最長片道切符の経路には含まれていないので、手持ちのSuicaで乗車しています。
JRでは宮島口~広島駅間わずか30分程度。途中には広電と線路がぴったり並走する区間もありますが、広電よりもだいぶ駅間が長いこともあり所要時間は半分程度で済みます。ただ運賃は広電の方が安いので、状況次第で使い分けるのがよさそうです。
広島駅へと戻ってきました。何だか午前中からずっとのんびり遊んでいるだけという感じでしたが、これからいよいよ芸備線の旅が始まります。
その様子はまた次回お届けしていきます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。