わたかわ 鉄道&旅行ブログ

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(51)区間運休、バス代行、徐行運転…突破レベルが高すぎる瀬戸内海沿岸ルート【最長片道切符の旅2021】[倉敷→広島]

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は最長片道切符の旅29日目の後半の様子をお届けしていきます。

 

2021年9月3日(金)29日目②

新見から乗車した伯備線普通列車にて、倉敷駅には13:08頃に到着。これより山陽本線に乗り換え西を目指します。本日の目的地は広島です。

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しかし発車標を見てみると、何やら様子がおかしいです。本来この倉敷駅からの山陽本線下り方面の発車標には主に「福山」「糸崎」「三原」といった行先が並ぶはずですが、揃いも揃って全部笠岡行

そう、何と大雨の影響で山陽本線の笠岡~福山駅間で運転を見合わせてしまっているようなのです。下りの列車については笠岡駅での折り返し運転を行っているため、これでは福山・三原方面へ抜けることができません。

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運転再開を待っていてはいつまでも倉敷から動けない可能性があるので、とりあえず13:46発の山陽本線 笠岡行(通常は福山行)へと乗り込み先へと進みます。

黄色い車両かと思いきや、水色のラッピング車両「せとうちラッピングトレイン」がやってきました。

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2駅乗車し、13:54に新倉敷駅へと到着。すぐに運転再開する気配もないので、急ですが予定を変更しここで新幹線へと乗り換えて不通区間を飛び越えるようにワープしていくことにしました。

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幸いにも新幹線は平常通りの運行。新倉敷駅には基本的に山陽新幹線「こだま」のみが停車し、その運行本数は1時間に1本程度となっています。隣の岡山駅と比べるとものすごく多いとは言えませんが、最低限の利便性は確保されているといったところでしょうか。

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そんなわけで、新倉敷14:32発の〔こだま855号〕博多行へと乗車していきます。東海道新幹線では既に引退した500系ですが、山陽新幹線ではまだまだ活躍しています。

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車内へと入り、列車は定刻通りに新倉敷駅を発車。1駅先の福山まで乗車すればとりあえずその先は在来線も動いているはずですが、新倉敷での乗り換えで生まれたロスタイムを取り戻さなければならないので三原まで乗車していきます。

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ここでようやく一息つけたのでお昼ご飯に。たくあんサラダロール(「日本の食」116品目)をいただきます。

これは岡山に本拠地を構えるパン屋「キムラヤ」が製造・販売するご当地ソウルフードで、中にはマヨネーズで和えられた刻みたくあんがたっぷり入っています。たくあんがとってもシャキシャキしていて美味しく、食感は思いのほか葉物野菜を食べているのとそんなに変わらない気がしました。

ちなみにこのパン、何と昨晩岡山駅にてお会いしたアラレさんが様子を見かねて倉敷駅に駆けつけ差し入れてくださいました(もちろんこれ1つだけではなく他にもパンやお菓子などたくさん持ってきてくださいました)!! 本当にありがとうございます!!

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新倉敷から三原までは新幹線で3駅、自由席特急料金は1,760円です。最長片道切符の券面上は在来線経由となっているのですが、倉敷駅で駅員さんに尋ねて確認したところその経路で新幹線に乗ることも可能ということだったので、乗車券を新幹線経由で改めて買い直す必要はなく、何とか最長片道切符の一部区間の経路を放棄する形にならずに済みました。

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列車は15:06に定刻通り三原駅へと到着。新倉敷駅からはわずか30分程度で移動することができました。普通列車では1時間以上かかる距離なので「ヤッパシンカンセンダッタンジャナイスカネー」となるのも頷けます。

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三原より先、広島方面へは山陽本線ではなく呉線を利用していきます。瀬戸内海に近い場所を走る呉線山陽本線よりも距離が長いものの、三原~海田市駅間の全区間を乗り通す場合は山陽本線営業キロが適用され運賃が計算されます。

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しかしそんな呉線も、7月から8月にかけての度重なる大雨の影響で三原~竹原駅間が不通の状態となっています。一時はどうなることかと思いましたが、8月19日からは同区間で列車代行バスの運行が始まり、今回は何とか最長距離になるルート通りに旅を進めることができそうです。

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駅を出てすぐの壁沿いには「呉線代行バス待機場所」と書かれた黄色い看板があったので、ここで待つことにします。

発車時刻までには10名ほどがここに並ぶ形となりましたが、係員の方から「竹原より先で列車に乗り継がれる予定の方はいますか」と尋ねられたので挙手したところ、何と私一人だけでした。列車が動いている竹原以西の区間でも、ちょうど今日の大雨の影響で列車が徐行運転を行っているため遅れが発生している旨の連絡がありました。

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まもなくすると大型バスがやってきました。ピンク色のドット模様が描かれた、何とも派手な代行バスです。

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車内にはこれまた華やかな2+2列のリクライニングシートが並びます。まぁ柄はさておき、これは呉線普通列車よりも快適そうです。

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最終的には15名ほどの乗客が乗り込み、代行バスは15:40に三原駅前を発車。三原の市街地を抜け、国道185号線を進んでいきます。

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バスは瀬戸内海の見える区間をずっと進んでいきます。あいにく”雲一つしかない空”ではありますが、目の前にはいくつもの島々が見え、瀬戸内海らしいオーシャンビューが広がります。

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また途中には造船工場も見え、ちょうど船が造りかけになっている様子が確認できました! これはなかなか面白かったです。他にもこの先の安芸長浜駅近くには火力発電所もあり、工業が盛んな様子を垣間見ることができます。

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途中の忠海駅からはかなりの数の高校生が乗車し、比較的空いていたバスの車内は一気に満席になりました。どうやら近くに高校があるようです。

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そして三原駅前を出てから約50分、代行バスは16:29頃にようやく竹原駅前へと到着。発表されていた時刻表よりも約7分遅れでの到着となりました。

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竹原市呉線沿線ではそれなりの規模のある街のようで、周辺の島々へと向かう航路も出ています。竹原よりも西から通学する高校生も多数いるようで、とりあえずホームで列車を待つことにします。

定刻であれば16:35発の広行があるはずですが、三原駅でも伝えられた通りダイヤの乱れが発生しているため列車はいつやってくるか分かりません。特に案内の放送や発車標等の設備がないため、ひたすらにホームで待ち続けるしかないのです(笑)。

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待つこと約30分、16:59頃にようやく列車がやってきました! この駅で折り返しとなる列車ですが、行先表示は「竹原」ではなくいつもの「三原」となっていました。もちろん三原~竹原駅間は不通となっているのでこの列車は実際は三原へは行きません。

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まもなくすると側面の行先表示器が「普通 広」へと変わり、折り返しの準備が整いました。

17:12頃に竹原駅を発車。定刻よりも何と37分遅れでの発車です。一応直後の17:13発に後続の広行というのがあるのですが、それよりは早く発車したので「大幅に遅延した16:35発の列車」という扱いで良いのでしょうか。もうしっちゃかめっちゃかすぎてどれがどれだかさっぱり分かりません。

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竹原駅を発車したは良いものの、徐行運転が続いているため列車はあまりスピードを出しません。メーターを見るとだいたい20km/hほどです。ちなみに呉線沿線では三原からずっと雨は全く降っていません。

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ここらでおやつに調布(「日本の食」117品目)をいただきます。はるばる広島まで来て京王線かと思われるかもしれませんがそうではなく、これはそういう名前の岡山県伝統の和菓子なのだそうです。カステラ生地で求肥を包んでいて、思いのほか甘さは控えめでした。

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しばらくすると大雨による徐行区間も終わり、列車は本来のスピードで走りだしました。とはいえ通常でも25km/h制限のかかっている区間があるため、もはやどこで大雨による徐行区間が終わったのか正直よく分かりませんでした(笑)。

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そして18:12頃、列車はようやく終点の広駅に到着。徐行もあって遅延は増大し、定刻より47分遅れでの到着となりました。もはや定刻とは。

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広駅は途中駅ですが、ここを境に呉線は運行系統が分かれており、大半の列車はここで乗り換えが必要となります。これより広島方面は列車の運行本数が一気に増えます。

ちょうど18:16発で広島方面へと抜ける列車があったため、これに乗り継ぎます。こちらは定刻通りの運行のようです。

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10分ほど乗車し、18:25に呉駅へと到着。本日の最終目的地は広島ですが、そこまで行ってしまうと20時が近くなり夕食難民になってしまう恐れがあったのでここで夕食とすることにしました。

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広島に来たらやっぱり食べておきたいのがお好み焼(「日本の食」118品目)。呉駅の駅ビル内にお好み焼き屋さんがあり、そちらへ入りました。どれにしようか迷いましたが、オーソドックスな豚肉玉子(860円)をチョイス。

広島のお好み焼きの特徴は、中華麺(もしくはうどん麺)を使っていること。お肉も野菜もたっぷり入っていてとってもボリュームがあり、美味しくないはずがありません!

どうにも一人ではなかなかこの手のお店は入りにくいことが多いですが、こちらのお店はおひとりさま客の私でも快く対応してくださいました。

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お腹も満たされたところで、広島へのラストスパート。呉19:47発の呉線 広島行へと乗り込みます。

この辺りまで来ると呉線も完全に都心と郊外を結ぶ通勤通学路線の様相を呈しますが、それに反して単線なのがなかなか面白いところ。海田市より先は山陽本線へと入ります。

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そして20:34にようやく終点の広島駅へと到着! 最長片道切符の旅29日目の移動はここまでとします。

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私が広島に来るのは実は7年ぶり2度目となります。前回来たのは中学生の時なのであまり当時の記憶もなく、四捨五入して初来訪みたいな感覚です。

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宿泊先までは広島駅から少し距離があるため、路面電車で移動していきます。広島電鉄ご自慢の連接車に乗り込みます。

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今夜の宿はWeBase広島。かなり新しめのドミトリーで、今回はじゃらんクーポンを利用し1泊1,200円で泊まることができました。

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夜食には稲野笹原(「日本の食」119品目)と岡山海苔天(同120品目)をいただきます。

稲野笹原は兵庫県伊丹のご当地和菓子で、うしろまえさんよりいただきました。ご紹介が遅れてしまいここ広島でようやく食べられることになったわけですが、パイ生地の中に金柑の甘露煮が入った贅沢な食感の和菓子になっています。包装も丁寧で高級感があります。

岡山海苔天はその名の通り”海苔の天ぷら”で、サクサクとした食感が楽しめます。海苔というと立体物ではなくて平面のイメージがあるので衣が多くて油っこいのかなと思っていましたがそんなことはなく、軽いのでおやつにもおつまみにもぴったりです。

 

というわけで29日目はここまで。

明日は芸備線で三次方面へと進んでいきます。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。