わたかわ 鉄道&旅行ブログ

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(23)豪雨の長野を間一髪で脱出しグンマー帝国へ【最長片道切符の旅2021】[長野→高崎]

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は最長片道切符の旅の12日目の様子をお届けしていきます。

 

2021年8月14日(土)12日目

さて、最長片道切符の旅の12日目は長野からスタート。ゲストハウスのチェックアウトギリギリまで滞在し、長野駅へと向かいます。

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まるで終電後のよう

前回の記事でも少しお話した通り、ちょうどこのお盆を狙うかのように日本列島各地では大雨となり、この日も長野駅を発着する在来線は始発から全路線・全列車が終日運休という絶望的な状況になっていました。新幹線は平常通りの運行ということで、最長片道切符のルートとしてはこの先在来線ではなく新幹線で高崎方面へ移動するルートですので、とりあえず長野駅で足止めを喰らうことはなくグンマー帝国へと入国できそうです。

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北陸エリアの特急も運休

 

しかし問題は高崎よりも先のルート。前日の段階で、上越線の水上~浦佐駅間は14日(土)・15日(日)の2日間終日運休となることが決定していました。最長片道切符では、高崎まで北陸新幹線に乗車した後に上越新幹線で越後湯沢へ、その先来た道を戻るかのように上越線で水上を経由して新前橋まで戻ってくるルートとなっています。

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14日は高崎で切り上げることに

当初の予定では、14日(土)のうちに両毛線方面へと進んでいく予定でした。しかしせっかく上越新幹線で越後湯沢までルートを進めても、その先の上越線区間が土日2日間終日運休となるためルートを進めることができないということを知り、14日は計画を大幅に変更して高崎で旅を中断することにしました

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定番の野沢菜おやき

長野駅の出発までにはまだだいぶ時間に余裕があったので、駅構内で野沢菜おやき(195円)を購入。「日本の食」44品目となります。

長野を代表するご当地の味と言えばこのおやき。長野駅ビル内には出来立てのおやきを販売するお店が多数並び、味もさまざまなので見ているだけでお腹が空いてきます。お店のそばには駅ビル内で購入した飲食物をその場で食べられるようイートインスペースのようなエリアもあり、ちょうど良かったので便利に使わせていただきました。

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11番線からの発車

 

それでは改めて新幹線改札内へと入り、これより長野11:27発の〔あさま614号〕東京行へと乗車していきます。この日はこの1本だけの乗車なので、長野から高崎まで移動できる新幹線であればどれでも良かったのですが、せっかくならまだ一度も乗ったことがないあさま号にしようと思い少し待っていました。

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当駅始発なので長めに停車

 

1997年から2015年までは”長野新幹線”の終着駅であったこの長野駅も、今や金沢まで続く線路の通り道にすぎません。長野駅新幹線ホームは通常11・12番線が金沢方面、13・14番線が東京方面ですが、あさま614号は上り列車にも関わらず下り11番線ホームからの発車でした。使用車両については〔かがやき〕〔はくたか〕と同じでE7系W7系12両編成となりますが、長野始発なので発車までかなりゆとりがあります。

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いざ乗車

ドアが開き、さっそく乗車。(画像とは異なりますが)今回は5号車の自由席に乗車していきます。

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思ったよりも混雑

11:27に列車は定刻通り長野を発車。ここから東京まで、本庄早稲田以外の全ての駅に停車していきます。どうでもいいことですが座席を回転して向い合せにしていた外国人グループが車掌さんから座席を戻すよう促されていました。

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相変わらずの大雨

窓の外を見るとこの日も朝から本降りの大雨はやむ気配がなく、行楽日和とは真逆の様相を呈していますが、車内は思いのほか混んでいるようでした。雨と知ってか知らずかはさておき、お盆ということでやはり新幹線の利用客は日中としては普段より多いのかもしれません。

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軽井沢から激混みに

あまりにも快適すぎてしばらく爆睡していましたが、気づくと列車は上田や佐久平を通り過ぎて軽井沢に到着したところでした。この軽井沢からは特にかなり多くの乗車があったようで、何と私が着席していた3人がけの席は他の方との相席になりました。車内を見渡しても窓側座席は全て埋まっていたようで、通路側の一部の席でも空席は数えるほどしかないという混み具合でしたので、コロナ禍でありながらこんなにも混雑した新幹線はなかなか珍しい気がします。

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新幹線秘境駅

在来線では66.7‰の急勾配だった碓氷峠ラクラク越えて、列車はグンマー帝k…もとい群馬県へと突入。新幹線秘境駅とも揶揄される安中榛名を出発すると、次が高崎となります。

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いよいよ関東突入

12:18に列車は高崎駅へと到着。この旅では初めての関東地方となります。まだ北関東ということで私の住む神奈川県から少し距離はあるものの、何だか馴染みのある土地へ戻ってきたような安心感があります。

 

ちょうどお昼時なので、ここで高崎のご当地グルメをいただきましょう。「日本の食」45品目は、高崎パスタとなります。

実は私も今回初めて知ったのですが、高崎はパスタの街として知られています。

中でも前橋、高崎辺りの県中央部は小麦の生産が盛んなエリアになっており、小麦粉を使った「粉もの」料理は、昔から高崎市民の生活と深く結びついてきました。高崎で「パスタ料理」が、新たな粉物文化として馴染む下地があったと言えそうです。

(引用元:高崎は何故パスタの街になったのか?|FunLifeHack

高崎駅周辺にはパスタの専門店が数多く立ち並びますが、今回は駅東口を出てすぐのところにある「スパゲティ―専科はらっぱ高崎東口店」さんで、看板メニュー「赤唐辛子とにんにくのトマトソース」(1,034円)をいただきました。

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見るだけでお腹がすいてくる!

パスタには唐辛子とにんにくの効いたたっぷりのトマトソースがかけられ、中央には粉チーズがてんこもり! 高崎のパスタが全てスープパスタ状態というわけではなくたまたまこのお店がこのようなスタイルのようですが、何にしても我々の一般的なパスタのイメージとはかなり大きく異なります。見ての通りですがスープはかなり辛く、途中から汗がとまらなくなりますが、しかしそんな辛さの中にも旨みがあり、サウナの中にいるかのような大量の汗を流しながらもやみつきになる美味しさです。

もちろん全てのメニューが辛いというわけではなく、辛くないパスタも多数用意があるようですので、高崎へ行かれた際は是非足を運んでみてください!

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旅はここでいったん中断

というわけで、なおも激しく雨が降り続くこの高崎駅にていったん最長片道切符の旅は中断することにしました上越線が運転を再開するまで高崎で泊まっても良いのですが、万が一運休期間が長引いたりするとその分だけ膨大な宿代・食費がかかり効率的ではないと考え、ここで旅を中断し別途学割乗車券を購入して横浜の自宅へと戻るのがベストと判断しました。スケジュールに多少の遅れが生じてしまうことは避けられませんが、途中の区間を放棄せずに完遂を目指していきます。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。