わたかわ 鉄道&旅行ブログ

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【東急東横線】わずか350円の課金だけで渋谷~横浜を快適に移動できる列車がありました!

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は渋谷~横浜を安く快適に移動する方法についてご紹介します。

 

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地下化されて久しい東横線渋谷駅

みなさんは普段渋谷から横浜へ移動する際、何線を利用するでしょうか。おそらく多くの人が「湘南新宿ライン」または「東急東横線」を選択すると思います。

しかし実際に利用したことがある方なら分かると思いますが、この渋谷~横浜駅間は両路線とも時間帯や曜日を問わず混雑しています。湘南新宿ラインは渋谷を始発とする列車が1本もなく、そもそも着席すらも困難。東急東横線も2013年以降多くの列車が副都心線からの直通列車となり着席は困難で、仮に座れたとしても立ち客がたくさんいますから窮屈なことこの上ないでしょう。

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見慣れない「S」のロゴ

そんな時にオススメしたいのが「S-TRAIN」という列車です。これは東急東横線内を走る唯一の有料着席列車(全社指定席)で、西武40000系という車両を使用しみなとみらい線西武池袋線方面を結んでいます。ちなみに西武線~渋谷・横浜方面への運行は土休日のみで、平日は西武線豊洲方面(有楽町線)へのライナー列車として運行されています。

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S-TRAIN指定券券売機(ホーム上)

S-TRAIN座席指定券は駅構内またはホーム上の券売機にて購入することができます。ただしホーム上の券売機はICカード専用ということで注意が必要です。まさにJRの普通列車グリーン車と同じような買い方ですね。なお日時を指定して購入するため、発車間際になると発売を終了する点にも注意しましょう。

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西武の車両がみなとみらい線まで直通

座席指定券を購入してホームで待っていると、副都心線方面から列車がやってきました。渋谷10:18発〔S-TRAIN2号〕元町・中華街です。渋谷駅で東京メトロから東急へと会社が変わり、乗務員の交代が行われるためこの列車は渋谷駅に3分ほど停車します。

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2号は飯能始発

このS-TRAIN2号は西武池袋線の飯能を始発として東京メトロ副都心線東急東横線を経由し、最終的にみなとみらい線元町・中華街まで運行する驚異の4社直通列車です。もっともこの列車でなくとも「Fライナー」と呼ばれる無料の速達列車が飯能~元町・中華街駅間では多数運行されていますが、満員状態では決して快適とはいえないのが正直なところかと思います。

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各車両1ヵ所だけドアが開く

西武40000系は4ドア10両編成の車両ですが、実際にドアが開くのは各車両前寄りの1ヵ所のドアのみ。それ以外はホームドアも開きません。場所によってドアが開いてたり開いてなかったりする光景は何だか新鮮です。ただ、湘南ライナースーパービュー踊り子等とは異なり、乗車口で座席指定券の確認はしないので、当該列車に有効な座席指定券を持っていればどの乗車口からでも乗車可能です。

発車時刻となり、列車は定刻通り渋谷を発車。

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代官山の手前までは地下を走る

車内はご覧の通り、特急列車のようなクロスシートが並んでいます。この西武40000系の座席はロングシートにもクロスシートにも転換できるという、最近の私鉄で流行りのタイプが採用されています。S-TRAINとして全車指定席で運用する場合はクロスシートにしますが、無課金列車で運行する際はロングシートに直すというわけです。

車内の混雑はというと、各車両10~15名程度が利用しており、思っていたよりも盛況に見えます。4連休でお出かけする人も多いのかなという印象です。ただそれでも全く人のいない区画というのもたくさんありますから、直前に購入しようとしても「満席で座れない」ということは特に起こらないでしょう。

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リクライニングはしない

ここで少しばかり座席を見ていきます。座席は一般的なロングシートに比べると進行方向を向いていてとても快適ではありますが、その特殊な機構ゆえリクライニングできないのがやや残念なところです。また背面テーブルやインアームテーブルもありません。車内で飲食をするのはちょっと一苦労しそうです。

ただし各区画の窓側にはコンセントが設置されており、また車内ではフリーWi-Fiも利用できます。

座り心地はというと、これは個人的な感想ですが、座面はそこそこ柔らかいものの背もたれがやや硬いかなという印象を受けました。最長運用だと元町・中華街西武秩父駅間113.8kmを2時間以上かけて走破するものもあり、この座席で2時間というのは旅慣れた人でないとややきついのでは…?という気がしました。

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東急東横線内は座席指定料金350円

さて今回の座席指定券ですが、東急東横線内のみで完結するということでお値段は1人350円となっています。30分足らずの区間でこの価格を安いと見るか高いと見るかは人それぞれだと思いますが、少なくとも私は渋谷~横浜駅間の課金額としてはかなり安いのではないかと思いました。

というのも、東急東横線で渋谷~横浜駅間を移動すると運賃は280円。座席指定券と合わせると630円となります。この区間湘南新宿ラインで移動すると運賃だけで400円、その上普通列車グリーン車を利用すると自由席にも関わらず580円(土休日)がかかります。合計すると980円で、しかも着席保証がないと考えるとだいぶ湘南新宿ラインの割高感は否めません。

もちろんS-TRAINの運行本数は極めて少ないので時間を合わせる必要はありますが、しかし逆に時間さえ合わせればこんなにリーズナブルに渋谷~横浜駅間を快適に移動できるのです。

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渋谷の次は自由が丘

そして何といっても面白いのが、S-TRAIN東急東横線内の途中停車駅が自由が丘のみなのです。渋谷を出ると次が自由が丘、その次は何と横浜まで客扱いを行いません。ただしその他の特急停車駅である中目黒、武蔵小杉、菊名では運転停車を行います。

自由が丘には10:26に到着し、発車は10:29。過密ダイヤで知られる東急東横線において、優等列車でありながら自由が丘に3分間も停車するというのはなかなかない経験のような気がします。特急との待ち合わせを行うために各駅停車が側線で数分間停車するということならあると思いますが。

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車端部はロングシート固定

また車端部を見てみると、座席は随分豪華なもののロングシートで固定された部分があります。ここにも「E席」として一応座席番号が振り分けられていますが、券売機で座席指定券を購入する際にここが割り当てられることはあるのでしょうか。私が買った際には任意の号車や座席位置を選択することはできなかったので真偽のほどは不明ですが、もし購入時に表示される座席番号が「E席」となっていたらロングシートを覚悟しておいた方がよさそうです。

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ドアボタンは東急東横線には新鮮

各ドアの部分にはドアボタンもあり、また編成内にはトイレも設置されています。東急東横線の車両には搭載されていない設備が目白押しなのもこの西武40000系の面白いところです。

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高架区間が多い

列車は武蔵小杉の運転停車の後、いよいよ横浜市へと入り高架区間を爆走していきます。高架区間と言っても特に風光明媚な車窓が広がる観光路線などではありませんので、とりわけ皆様にご紹介したいような景色があるわけではないのですが、住宅地の中をまっすぐ突き進んでいく地域密着感は東急東横線ならではという感じがします。

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菊名でも運転停車

菊名での運転停車の際は、中線のホームを使用していました。ホームで列車を待つ人が珍しそうにこちらを覗いているのが印象的でした。お客さんをのせた列車がホームで停車しているのにドアが開かないというのは、なかなか菊名で見れる光景ではないですからね。

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横浜に到着!

そして10:45に列車は定刻通り横浜に到着です!
渋谷から27分ということで所要時間は特急とほぼ同じですが、350円多く支払うことでこれほど快適な時間を過ごせるのなら安い話です。

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横浜は「降車専用」

元町・中華街行のS-TRAINは、横浜では「降車専用」となっており、みなとみらい線内のみの利用はできないようになっています。それならば発車標に発車時刻や行先等を表示せずに、単純に「降車専用」の文字のみ表示しておいた方が誤乗防止につながる気がするのですが…そうできない理由が何かあるのでしょう。

横浜は主要駅ですが、すぐ後ろに各駅停車が迫っているので足早に発車していきました。

 

ということで、今回は渋谷~横浜駅間を安く快適に移動できる「S-TRAIN」についてご紹介しました。

長距離で乗車してももちろん面白い列車ではありますが、短区間でリーズナブルに利用するというのも悪くない利用方法のような気がします。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。