わたかわ 鉄道&旅行ブログ

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時代の転換点に立ち会うダイヤ改正前夜。東海道線・宇都宮線・高崎線「通勤快速」ラストランを東京駅・上野駅で見送る

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みなさんこんにちは! わたかわです。

ダイヤ改正から1週間が経過しましたが、皆様新しいダイヤには慣れましたか?

今回はダイヤ改正前夜の3月12日(金)に東京都内から発車していった3路線の「通勤快速」がラストランを迎えましたので、その当時の模様をお届けしてまいります。

 

2021年3月12日(金)

さて、”ダイヤ改正イブ”のこの日、まずやってきたのは新橋駅です。これより一駅間だけではありますが、快速アクティーに乗車して東京駅へ向かいたいと思います。

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上りアクティーも運行最終日

乗車するのは、新橋21:41発の快速〔アクティー〕宇都宮行です。アクティーの通過駅は辻堂・大磯・二宮・鴨宮の4駅のみなので藤沢以北は東海道線普通列車と停車駅が変わらず、また宇都宮線内に入ると種別が「普通」に変わりますので、普通列車と比べて特に物凄く速いというわけではありません。上野東京ラインとして運行されている場合、宇都宮線東海道線直通列車ではありますが、「快速アクティー」の文字を掲げて走るのは東海道線内のみとなります。東京以北でも通過駅はありません。

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颯爽と入線

ただ、何と今回のダイヤ改正にて「快速アクティー」は日中の運行が取りやめとなり、夜に東京始発の下り列車として2本が設定されるのみとなってしまいました。すなわち「上りの快速アクティー」はこの日で見納めということになるわけです。

東京どまりのアクティーであればさらに遅い時間に設定がありますが、「宇都宮線直通のアクティー」はこの新橋21:41発がラストランとなるため、これに乗車していきます。

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わずか6年の光景

側面にもしっかり「快速アクティー」の文字が出ています。「アクティー」と「宇都宮」の文字の組み合わせは、2015年の上野東京ライン開業から6年間で見納めとなります。

さっそく乗り込みますが、車内はいつも通りの光景で、特に鉄道ファンの姿はありませんでした。まぁ「アクティー」の文字そのものが見られなくなるわけではないですからね。今改正でネタの多かった東海道線の中では「宇都宮線直通アクティー廃止」は多くの人にとってはさして大きな話題ではなかったのかもしれません。

21:44に東京駅へ到着。ここから、いよいよ本題へと入っていきます。

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この光景も最後

3路線の「通勤快速」が見納めになるということで、そのまず1本目がこの「東海道線」となります。東京駅を21:50に発車する小田原行が、東海道線の通勤快速としてはラストランということになります。

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31年の歴史に幕

東海道線(東京口)の通勤快速は、1990年春のダイヤ改正より運行を開始しました。前年に運行を開始した快速アクティーのうち、夜間の下り列車については品川~大船駅間をノンストップとすることで、主に湘南地区へ帰宅するビジネス客の利便を図ったわけです。

2015年の上野東京ライン開業後、多くの普通列車が東京駅を跨いだ直通運転となるも、この通勤快速は引き続き東京始発で運行され続けました。しかし今改正をもって再びその役割が快速アクティーに譲られることになり、31年間の歴史に幕を下ろすこととなります。

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東海道線通勤快速ラストラン

発車の2~3分前に上野方から列車が入線。当駅始発とはいえ、わずかな停車時間で発車していきます。ホーム上はかなり多くの鉄道ファンがおり、みな一様に通勤快速へカメラを向けていました。ダイヤ改正で種別が廃止されるといった事例はこれまでにも数多くありましたが、これほどまでに多くの注目を浴びた”種別の廃止”は私が見る限り初めてです。

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文字が詰まっている感じがいい

東京駅では19:50発、20:50発、21:50発の3本がありましたが、このうち19時台と20時台の便が翌日から快速アクティーでの運行となりました。

今回は乗車せず東京駅で見送るのみではありますが、先日東京~小田原駅間の全区間で乗車した際の記事がこれとは別にございますので、気になる方は是非以下のリンクからご覧ください。

watakawa.hatenablog.com

そして残る21:50発は何に置き換わるのかというと、あの寝台特急サンライズ瀬戸・出雲です。

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栄光の22:00発が終わる

現在日本に残る唯一の寝台特急であるサンライズは、1998年の運行開始以来、23年間に渡って長らく東京駅を22時ちょうどに発車するダイヤとなっていましたが、これが今改正から10分繰り上げられ21:50発となったのです。その理由は、どうやら湘南ライナーに代わり東海道線で新たに運行される特急〔湘南〕が東京駅を22:00ちょうどに発車するダイヤを組んでいるためのようで、時間をずらすためサンライズが少し早くこの東京駅を出発することとなったようです。覚えやすかった「22時ちょうど発」でなくなってしまうことは残念ですが、今後も使う機会は何度もあると思いますから、1回でも多く乗っていきたいと思います。

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2本の列車がラストラン

東海道線の通勤快速を東京駅で見送った後は、すぐに山手線で上野駅へと移動してまいりました。こちらからは、2つの路線の通勤快速が立て続けにラストランを迎えることになります。それがこの「宇都宮線」と「高崎線」です。上野東京ライン開業以後も引き続き一定程度は上野始発の列車が残っている宇都宮線高崎線ですが、両路線の通勤快速も今改正をもって見納めとなることになりました。

宇都宮線側のラストランは上野22:20発の宇都宮行、高崎線側のラストランは22:30発の前橋行です。どちらも少し短い10両編成での運行となります。

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30年の歴史に幕

まずは上野駅15番線、宇都宮線の通勤快速が入線してきました。こちらは上野行の列車として22:08に入線し、そのまま折り返しの運用で22:20発の通勤快速ラストランに入ります。この宇都宮線の通勤快速の最大の特徴は、蓮田駅を通過するという点です。大宮~久喜駅間は20分間ノンストップでの運行となりますから、快速ラビット湘南新宿ラインの快速でさえも停車する蓮田を通過するというのはかなり貴重な列車だったように思います。上野駅からは18:19発、19:17発、20:19発、21:20発、22:20発の5本が設定されていたことを考えるとそこそこ需要があったようにも見えますが、この日のこの列車をもって1991年から30年間続けられてきた通勤快速の運行に終止符を打つことになります。

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行先は緑文字

宇都宮線の通勤快速に関して面白いのは、夜間の下り列車のみならず上り列車の運行もあった点なんですよね。通常、通勤客向けのライナーや通勤快速の類いというのは、平日朝に郊外から東京へ向かうように運行され、平日夜に東京から郊外へ向かうように運行されるというパターンがほとんどなのですが、宇都宮線の場合は平日夜の宇都宮18:41発、19:42発、20:36発の上野行3本も通勤快速として運行されていたのです。どのようなニーズをくみ取ってこのような運行がなされていたのかは謎ですが、重宝していた人にとっては今回の廃止はやや痛いかもしれませんね。

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31年の歴史に幕

そうしていると、向かい側の14番線には高崎線の通勤快速が入線してきました。こちらは回送列車として入線し、しばらくすると幕が「高崎・両毛線」となりました。高崎より先は前橋まで両毛線となるため、このような表記になっています。宇都宮線の通勤快速ラストランの後を追うように発車していく、上野22:30発の高崎線通勤快速です。

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県庁所在地の意地?

高崎線では平日の下り、上野駅を始発とする18:42発、19:41発、20:33発、21:30発、22:30発の5本が通勤快速として運行されていました。行先は高崎または前橋ということですが、何といっても興味深いのは同じ「通勤快速」でも列車によって停車駅が異なるという点です。上野18:42発、19:41発、20:33発は大宮~鴻巣駅間ノンストップで運行され、通勤快速らしい走りを見せる一方で、その後の21:30発と22:30発は上尾と桶川にも停車します。この上尾と桶川に停車する2本に関しては快速アーバンとほとんど停車駅が変わらず、それどころか尾久に停車するため快速アーバン以上に多くの駅に停車していたのです。

そんなややこしさもあってのことかわかりませんが、1990年の運行開始から続いてきた31年の歴史に幕を下ろすこととなりました。

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上野駅に並ぶ通勤快速の文字

先ほどの東京駅での東海道線通勤快速ラストランと異なり、こちらの宇都宮線高崎線上野駅での通勤快速ラストランは鉄道ファンの姿もほとんどなく、いたって平和でした。乗り納める鉄道ファンの姿もちらほらいたことにはいましたが、人で混みあうということは全く無く、約30年間の歴史に静かに幕を下ろしたのでした。

 

というわけで、今回は東海道線宇都宮線高崎線の3路線の通勤快速ラストランの模様をご紹介してまいりました。

もちろん代替となる列車は各路線で設定されるわけですが、それにしても「通勤快速の廃止」というのはある意味で一つの時代の転換点に立ち会ったような気もします。コロナ禍で急速にテレワークが広がり、東京のオフィスに出社する必要がなくなった人も少なくないでしょう。「通勤客にスポットを当てた快速列車が相次いで廃止」というのは、そんな人々の働き方の変化を映した鏡といえるかもしれません。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

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