わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

高岡&氷見をめぐる! あいの風・氷見線・ぶりかにバスで行く富山県西部の旅【2020-10立山黒部アルペンきっぷ6】

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・みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は2020年10月の「立山黒部アルペンきっぷの旅」4日目の様子をご紹介します。

4日目は、アルペンきっぷのルートを少し外れて、高岡・氷見方面に出かけてきました!

前回の旅の様子は以下のリンクからご覧ください。

watakawa.hatenablog.com

 

4日目 2020年10月31日(土)

さて、旅はいよいよ4日目に突入です。ホテルリブマックス富山をチェックアウトし、富山駅へと向かいます。

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「あいの風とやま鉄道」の富山駅

旅の3日目に富山地方鉄道電鉄富山駅へとやってきているので、この先の立山黒部アルペンきっぷのルートとしてはJR高山本線で高山方面に向かうこととなります。しかしせっかく富山県にやってきたということで、今回は少しルートを外れて県西部の高岡・氷見エリアも観光していこうと思います!

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一応JRも乗り入れているが…

というわけで、まずは富山から高岡に向けて「あいの風とやま鉄道」を利用していきます。2015年の北陸新幹線開業に伴い並行在来線が経営分離されましたが、その際にJR北陸本線富山県区間に関してはこの「あいの風とやま鉄道」という第三セクターが発足し事業を引き継ぐこととなりました。そのため富山駅の在来線ホームに関してはこの”あいの風とやま鉄道”が管轄を行っているのですが、一方で富山駅から南にのびるJR西日本高山本線もこの在来線ホームを使用しているため、「あいの風のホームにJR車両が入線する」というなかなかカオスな状態となっています。

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開放的な富山駅在来線ホーム

駅構内の案内サイン等はすべてあいの風のデザインになっており、北海道の旭川駅を彷彿とさせる開放的な構造が特徴的です。もっとも、この高架ホームは新幹線開業後に供用開始したものなので、かつての特急〔はくたか〕〔北越〕や日本海縦貫線の長距離列車がこのホームに発着したことはないのですが、しかしそれでも有効長がわりかし長めに取られている印象です。

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あいの風の主力車両「521系

それでは、1番線に停車中の富山9:01発 普通 高岡行に乗車していきます。いかにもJR西日本の雰囲気が漂う車両ですが、それもそのはず、この521系というのはまさにJR西日本北陸エリアで活躍する車両と同形式のものということで、この車両は形式がそのままに、所属はあいの風になっているようです。

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四捨五入して新快速

車内は転換クロスシートが並び、アーバンネットワークの新快速車両を思わせます。おそらく設計自体は非常によく似ているのではないでしょうか。こんなところでつかの間の大阪気分を味わえるとは思いませんでした。

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高岡まではわずか18分

発車時刻が近づくにつれ車内はほぼ満席に。平日の通勤通学時間は終わっている頃でしょうから、これほど混雑するとは思いませんでしたが、私は早めに座席を確保していたのでちゃんと座れました。

9:01になり、定刻通り富山を出発。2両編成の普通列車がゆっくりと動き出します。

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複線で乗り心地もいい

富山を出ると呉羽、小杉、越中大門と停車して終点の高岡に至ります。この2都市間はあまり離れておらず、富山~高岡駅間はわずか18.8km。新幹線の新高岡駅もありますが、新幹線など使うまでもありません。今はローカル鉄道的な立ち位置ですが、そうはいっても元北陸本線ということでずっと複線で線形もよく、乗り心地が良いのを感じます。

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屋根は古いが駅名標は新しい

そして9:19に終点の高岡駅へと到着! あいの風とやま鉄道のほか、JR西日本城端線氷見線も乗り入れる県西部のターミナル駅となっています。

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高岡は今も地上駅

新幹線の新高岡駅はこの高岡駅から離れた場所にあるため、こちらは今も地上駅のままとなっていてJR時代の光景がそのまま残されています。とにかく長いホーム、そして中線もたくさんあり、貨物列車も通過できるようになっているのでしょう。今回は見つけられませんでしたが、もしかしたらホーム上にかつての在来線特急の乗車位置案内の名残もあったりするのかもしれません。

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近代的な駅舎

高岡駅の外に出てみると、駅舎はシンプルかつ近代的なデザインです。少し見づらいですが駅名の横には「あいの風とやま鉄道線」「JR線」「万葉線」と書かれています。はて万葉線とは…?

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万葉線乗り場

万葉線とは、高岡市内で運行されている路面電車のことで、高岡駅の1階から発車していきます。県庁所在地でもないのに路面電車があるというのは何とも驚きですが、それだけこの高岡という街が発展しているということでしょう。

高岡では少し時間を取っているので、いろいろと観光していきます。

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富山のLRT車両にも似ている

程なくすると、列車が入線。高岡駅9:45発の越ノ潟行です。路面電車とはいいますが実際にはかなり近代的な乗り物という風に見えます。

万葉線は日中毎時4本の運行なので、地方都市の公共交通としてはかなり安定的に本数が確保されている方ではないでしょうか。

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明るい車内

定刻通り高岡駅を出発。駅前のバスロータリーを横目に、道路の真ん中へと進んでいきます。

万葉線路面電車なのでこまめに停留場がありますが、終点の越ノ潟まで乗り通すと所要時間は何と約50分もかかるなかなかの長距離路線で、均一運賃ではなく区間によって運賃が異なります。今回私は高岡駅から2つ目の「片原町」という停留場で下車したので、運賃は200円。全区間通しで乗ると400円です。ICカードは利用できません。

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路上の青い部分がホーム

片原町停留場は路上のど真ん中にあり、ホームが造れないくらい狭いので地面がただ青く塗られているだけという何とも衝撃的な構造をしています。看板は道路を挟んで反対側の歩道にあるので、青い部分で長時間待つというのではなく歩道側で待ち、列車が接近してきたら安全を確認して青い部分へ渡るのがよいのではないでしょうか。

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山町筋(土蔵造りの街並み)

高岡の魅力といえば、何といってもこの「土蔵造りの街並み」です。片原町停留場から歩いてすぐの”山町筋”という通りには、明治後期の大火の後に建築された土蔵造りの建物が並んでおり、趣ある街並みを形成しています。

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土蔵造りのまち資料館

その一角には、「土蔵造りのまち資料館」があります。入館料300円で、土蔵造りの工法や高岡の歴史をじっくり知ることができます。朝早くだったこともあり最初はお客さんが私一人だけだったので、施設の方に一つひとつ丁寧に解説していただきながら楽しむことができました。

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高岡大佛

また、その近くには高岡のシンボルでもある「高岡大佛」があります。奈良・鎌倉と並び日本三大仏の一つに数えられるということで、近くで見るとなかなかの迫力です。高岡は銅器の街でもあるということで、その技術を結集して造られました。

先ほど少しだけ万葉線に乗車しましたが、実は高岡駅から山町筋までも十分徒歩圏内であるほか、他にも高岡市内には国宝の瑞龍寺や千本格子の家並みで知られる金屋町、さらには高岡古城公園等、本当に魅力的な見どころがたくさんあります。丸一日かけてじっくり楽しめる町だと思いますから、お時間ある方は是非行かれてみてください。

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氷見線に乗車していきます

それでは高岡駅に戻り、続いては氷見線に乗車して日本海側の氷見へと向かっていきます!

ちょうどたまたま城端線では観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」の運行日だったようで、そちらに乗るべきか迷いましたが、今回は氷見線普通列車に乗車していきます。

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真っ赤なキハ40系が停車中

ホームに降りると、真っ赤なキハ40系気動車が停車中! 高岡11:12発の氷見線 氷見行です。今どき全国各地、地方の非電化ローカル線でも次第に新型気動車が導入され始めている中ですが、ここ氷見線では今でも国鉄気動車の旅を味わえます。

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貴重なボックスシート

車内はふかふかの昔懐かしいボックスシートが並びます! いやぁ~今どきこの手のボックスシートは、首都圏にはほとんどないですからね。この手の車両に乗れるのはめちゃくちゃテンションあがります。

その後列車はほぼ満席の状態で、定刻通り11:12に高岡を出発。乗客のほとんどは鉄道ファンというわけでもなさそうな観光客で、2人以上で旅行している人が多かったですね。やはり週末は県内屈指の観光路線と化すようです。

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あいの風の地紋に「西日本会社線」の文字

列車は高岡を出ると越中中川、能町…の順に各駅に停車しながら、氷見まで約30分間で結びます。ICカードは利用できないので高岡駅できっぷを購入しましたが、何と驚くべきことにJR区間のみの利用にも関わらず「あいの風」の地紋で印刷されているのです。

これは簡単な話で、高岡駅自体がJRではなく「あいの風」の管轄なのでしょう。運賃自体はJRのものが適用されていますが、券面には(あいの風とやま鉄道)の文字と「西日本会社線」の文字が併記されています。何とも不思議なきっぷを手にしました。

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背後にアルプスの山並みがうっすら見える!

越中国分を過ぎると、車窓右手側には日本海が見えてきました! 見渡す限りの青い空、その向こうにはアルプスの山並みも見えます。

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雨晴海岸ぎりぎりを走る

列車は景勝地の雨晴海岸に沿って、本当にギリギリのところを走っていきます。いやぁ目の前に広がる日本海は迫力満点! 本当に今回は晴れてよかったです。コロナ対策というのもあって窓を開けて走行していて、若干寒いですがさらに気動車の旅が盛り上がります。やはり鈍行ローカル線の旅はこうでなくっちゃ。

雨晴駅前の踏切にはものすごい数の観光客が押し寄せていましたが、今回は雨晴では降りずに終点の氷見まで乗り通します。

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終点の氷見に到着!

そして11:40に終点の氷見駅へと到着! 列車は折り返し高岡行としての運用に入ります。

氷見では少しの時間滞在してグルメや温泉を満喫していきますが、その拠点となる「ひみ番屋街」は氷見駅から少し離れているので、バスで移動していきます。

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ひみ番屋街へはバスで移動

こちらの緑色のバス、行先にはしっかり「ひみ番屋街」と表示されています。発車時刻は11:48ということで列車との接続を取っているみたいです。先ほどの列車の乗客の多くがこちらのバスに乗り継ぎます。

運賃は何とたったの100円。路線バスというよりはシャトルバス的な感覚があります。12分ほどでひみ番屋街に到着です!

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ひみ番屋街に到着!

ここは「氷見漁港場外市場」であると同時に「道の駅氷見」でもあるようで、新鮮な海の幸を買ったり食べたりできるというわけです。目の前には広大な駐車場があり、主に自動車での来訪が想定されているようでした。週末ということで駐車場はほぼ満車に見えます。GoToトラベルの効果もあるのでしょう。

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番屋海鮮丼(2,200円)

たくさんお店がある中で、今回は「魚のレストラン 番屋亭」にて「番屋海鮮丼」(2,200円)を注文。カンパチ・赤鯛・鮪・サーモン・いくら・鰆・蛸・帆立・甘海老と豪華9種類の海の幸がのった贅沢な海鮮丼です!! なかなかこれだけたくさんの海鮮が一度に味わえる海鮮丼もそう多くはない気がします。さらに蟹の味噌汁も付け合わせでついており、これまた蟹の旨みがあふれ出ていて本当に美味しい! 2,200円というとランチにしては少し奮発のように感じるかもしれませんが、十分それに見合った味だと思います!

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氷見温泉郷 総湯

お腹いっぱいになった後は、「氷見温泉郷 総湯」であったまりたいと思います!

こちらはひみ番屋街のすぐ隣にある日帰り温泉施設で、大人の入館料は650円となっています。ただしLINE公式アカウントを友達追加すると何と初回限りで入館料が無料になるのです! これはなかなか太っ腹ですよね。私ももれなく友達追加して、無料で入ってきました。

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露天風呂(氷見温泉郷総湯公式HPより引用)

お風呂のレパートリーもとっても豊富で、数分浸かるだけでポカポカと温まるナトリウム泉から広々とした露天風呂まであり、これほど充実した施設が無料で楽しめるのはかなり驚きです。氷見に行かれた際は是非こちらも立ち寄ってみてください!

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氷見の漁港を一望

入浴後はまだ少し時間があったので、ひみ番屋街の目の前にある「比美乃江公園」へ。広大な芝生のど真ん中には無料の展望台もあり、南側を見ると氷見の漁港を一望できます。

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山に囲まれた氷見の市街地

また、西側には氷見市街地も広がります。遠くの方には山々が連なっているのも見え、山に囲まれた地であることも容易に想像できます。繰り返しになりますが、本当に天気に恵まれたのが何よりでした!

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ぶりかにバスを待つ

それではひみ番屋街へと戻り、ここからは一気に富山市内まで戻りたいと思います!

ここまであいの風とやま鉄道とJR氷見線、そして100円のバスを乗り継いでやってきましたが、実はひみ番屋街と富山駅を直通で結ぶ「富山ぶりかにバス」という定期観光バスがあるのです!

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富山ぶりかにバスが到着!

ひみ番屋街のメインエントランス付近で待っていると、大型観光バスがやってきました! こちらが地鉄バスの運行するひみ番屋街14:00発〔富山ぶりかにバス〕富山駅前行です。大型車両ですが事前の予約等は必要なく、パッと路線バス感覚で乗ることができます。ひみ番屋街~富山駅前間の運賃は1,020円です。

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座席はロングシートと比べればだいぶ快適

さっそく乗り込みます。もちろん大型観光バスですから、座席は鈍行列車のロングシートと比べるとだいぶ旅行者向けといった様子です。しかしひみ番屋街を出発する時点での利用者は自分を含めおよそ5人程度。週末なのでもっと混むと思っていたのですが、やはりひみ番屋街に来る人の多くはマイカーやレンタカーで、という方が多いのでしょう。

14:00になり、定刻通りひみ番屋街を出発。これより途中、氷見漁港前、本町(クロスベイ新湊)、川の駅新湊、新湊きっときと市場、海王丸パークと停車して、富山駅前へと至ります。

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今度は左手に雨晴海岸

このバスの車内からも、少しの間ですが雨晴海岸の絶景を眺めることができます。今後は左手前方にアルプスの山々がそびえることになります。しばらくすると道路が線路よりも内陸に入ってしまうので、ひみ番屋街を出てから15分経過後あたりが狙い目です!

程なくしてバスは、小矢部川を越えて射水市へと入ります。新湊エリアでもいくつかの観光スポットへと停車しながら、14:40に新湊きっときと市場へと到着。ここでは5分間の休憩停車となり、乗客もバスを一時降車することができます。

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新湊きっときと市場

新湊きっときと市場はひみ番屋街と同様に新鮮な海の幸を販売したり実際に味わえたりする場外市場のような場所ですが、さすがに5分の停車時間では何もできないのでまたの機会の楽しみにとっておきたいと思います。

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海王丸新湊大橋

その後は海王丸を望みながら新湊大橋を渡り、富山駅へと向かっていきます。富山市街地へ入っていくにつれて少し渋滞が激しくなり、最終的には定刻より10分ほど遅れましたが、15:34頃に終点の富山駅前へと戻ってきました。

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富山市役所

富山駅からはようやく「立山黒部アルペンきっぷ」のルートを再開することになりますが、次に乗車する列車までまだ少し時間があるので、駅から少し路面電車に乗り富山市役所へとやってきました。

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富山市内を一望!

こちらには何と無料の展望台があり、富山市内を一望できるのです! いやぁこれは凄くないですかね。こうしてみてみるとやはり富山市中心部はかなりビルやらなにやらが林立している印象で、県庁所在地としてしっかりとした規模の都市であることがよくわかります。

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北陸新幹線が見える

東側を見ると、北陸新幹線E7系もはっきりと見えます。こうして建物が密集している中をゆっくりと新幹線が走り抜けているのを見ると、やはりこの富山という街に新幹線は来るべくして来たと強く実感しますし、出来てよかったなと思います。鉄道ファンの中には、並行在来線問題等の理由から新幹線開業を頑なに嫌う人もいるようですが、この2日間富山県を東から西へ満喫してみて、やっぱり富山県の今ほどの賑わいは北陸新幹線開業なくしては成しえなかったのだろうと思います。

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さらば富山!

それではいよいよ、たっぷり味わい尽くした富山県を後にします。いやぁ楽しかった! また来ます!

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肩身の狭い高山本線

さて、ここから乗車するのはJR高山本線の特急ひだ号です。主に名古屋~高山駅間を結ぶ特急ひだ号ですが、一部の列車はさらに北へと乗り入れ、この富山までやってきます。今回は本日の最終目的地である高山まで乗車していきます。

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富山出発時点では3両編成

切り欠き式のホームへ向かうと、そこには3両編成のキハ85系が停車中。これが富山17:14発の特急〔ひだ20号〕名古屋行です。先頭から順に8号車が指定席、9号車が自由席、10号車がグリーン車となります。わずか3両編成にも関わらずグリーン車を組み込んでいるというのが驚きです。

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薄いグレーのモケット

今回は9号車の自由席を利用します。薄いグレーのモケットで、とにかくふっかふかです!

発車時刻よりだいぶ早くに着席したので座席は選びたい放題でしたが、最終的には自由席だと窓側の半分程度が埋まるくらいの乗車率で富山を定刻通り出発。空気輸送というほどではありませんが、どちらかといえば空いていて快適に過ごせる印象です。

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猪谷からはJR東海

富山を出ると、越中八尾、猪谷、飛騨古川、高山の順に停車していきます。猪谷を境にJR西日本からJR東海区間へと突入していきます。もうすっかり日も暮れて、窓の外は真っ暗です。

立山黒部アルペンきっぷでは、高山本線の飛騨古川~岐阜駅間も途中下車自由となります。飛騨古川に停車した後は、いよいよ高山が近づいてきました。

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高山からは一気に乗車

18:40、ついに高山駅へと到着。ここから物凄い数の人が乗車してきます。というのもこの特急ひだ20号は、どうやら名古屋行の最終の特急にあたるようで、夜まで飛騨地方に滞在した人はこの列車で名古屋方面へ帰るのだとか。ここまで3両編成で走ってきましたが、この高山で前方に1~4号車を連結して合計7両編成での運行となります。ただし高山からの増結編成にはグリーン車は組み込まれていないようです。

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高山には初上陸

初上陸となる飛騨地方、そしてもちろんこの高山駅にも初めてやってきました。高山駅舎がえらいスタイリッシュで、東京のど真ん中にありそうな私立大学のキャンパスのような風貌をしておりますが、そんなことはさておきもう夜なので観光はまた翌日に回すとして、今夜は高山で宿泊します。

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スーパーホテル飛騨・高山

今回宿泊したのは駅から歩いてすぐのところにある「スーパーホテル飛騨・高山」。週末の利用でしたが、GoToトラベル適用・1泊朝食付で4,030円でした。もちろんここに地域共通クーポンも1枚付与されますから、かなりリーズナブルといえそうです。

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まさかのロフトベッド付き

部屋に入ってみると、何と驚くべきことにロフトベッドがついていました。こんなのはなかなか見ないので、たまにはこのロフトベッドを使って寝てみようかとも思ったのですが、ロフトベッドのベッドメイクはセルフサービスということで面倒くさくなって諦めました(笑)。

そしてまだ夕食を食べていなかったので、改めて夕食を食べに出かけることにします。高山といえば飛騨牛ですが、ブランド牛ですから本格的なお店に行くと1回の食事で英世さんや樋口さんが何枚飛んでいくかわかりません。さすがにそこまで敷居が高いお店に入る勇気はなく、駅前の「七色食堂」さんに入りました。

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飛騨牛定食(1,950円)

ここは個人経営の大衆食堂的な雰囲気で、地元の方も多く利用されていそうなところなのですが、観光客に向けた飛騨牛のメニューもいくつかあります。今回私は「飛騨牛定食」(1,950円)を注文しました。

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とにかくやわらかい!

まぁ写真を見れば説明不要という気もしますが、とにかくお肉がやわらかいんですよ! タレにつけても美味しいのですが、お肉には既に味がついていますので何もつけずに食べて十分美味しかったです。高級飛騨牛専門店へ行かずとも、こんなお手頃価格で飛騨牛をたっぷり味わえるのなら大満足です!

 

というわけで、今回は主に高岡・氷見についてご紹介してまいりました!

一度の記事でかなり多くの情報を詰め込もうとするのでかなり長くなってしまいましたが、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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