みなさん、明けましておめでとうございます! わたかわです。
2021年も「わたかわ 鉄道&旅行ブログ」を宜しくお願い致します!
今回は、新年一発目ということで、本日早朝に出かけてきたばかりの「元旦旅」の様子をご紹介します。
2021年1月1日(金・祝)
さて、新年一発目、今回の旅のスタートはもちろんいつもの横浜駅からです。
お正月は家でまったりされる方、ガンガン出かける方など様々だと思うのですが、私はどちらかといえば後者でして、特に毎年元旦は日本のどこかで初日の出を見ようとスケジュールを調整しています。
2019年の元旦は新宿から銚子まで臨時特急「犬吠初日の出号」に乗車し、銚子市の犬吠埼で「日本一早い初日の出」を見届けました。また、2020年の元旦は未明に神戸から高松へ「ジャンボフェリー」の深夜便で渡り、高松から高徳線に乗り換えて香川県さぬき市の「津田の松原」という海岸で初日の出を見届けた思い出があります。
今年は新型コロナウイルスの影響で、鉄道各社の終夜運転および初日の出臨時列車の運行が取りやめとなったことで、元日未明に動けるエリアが大きく限られてしまっています。しかしその中でも、「何とか初日の出を見に行きたい!」ということで、2021年元旦の初日の出は鶴見線の海芝浦駅にて見届けることにしました。
まずは横浜駅より京浜東北線に乗車し、鶴見駅へと向かいます。ちなみに余談ですが、私は前日の大みそか夜8時頃まで横浜駅近くの某所でアルバイトがありまして、へとへとの状態で帰宅し、紅白歌合戦を見て、年越しの瞬間に立ち会って、そこから仮眠をとった上で翌朝午前6時には再び横浜駅に戻ってきているという変態っぷりです。私の頭の辞書の中に「年末年始はゆっくり過ごす」という文字はないようです。
それでは、やってきた6:11発の大宮行に乗り込みます。車内はまぁまぁ空いていて、余裕で座ることができました。ちなみにこの時既に初日の出の時刻までは1時間を切っており、新子安付近を走行中に既に東の空が明るくなってきているのがはっきりとわかりました。
6:22に鶴見駅へと到着。ここからは鶴見線に乗り換え、終点の海芝浦を目指します。
京浜東北線のホームには、白黒の「鶴見線のりかえ」の看板が。JR初期の頃に造ったような、やや古さを感じる20世紀臭いデザインです。
京浜東北線と鶴見線はどちらもJR東日本の路線ですが、乗り換え口には中間改札が設置されています。これは鶴見線内の各駅が無人駅となっており、不正乗車を防ぐためのものです。鶴見駅で運賃が分割されるというわけではなく、あくまでも運賃は通算ですが鶴見駅を経由したことをICカードや紙の乗車券が認識できるようになっています。
鶴見線の起点駅は鶴見で、ざっくりいうと京浜工業地帯を目指す路線ですが、その線路は大きく3方向に分かれます。鶴見~扇町駅間を結ぶ「本線」、途中の浅野で分岐する「海芝浦支線」、その次の安善で分岐する「大川支線」の3路線です。いくつも支線をもち、駅数もそこそこあるように見えますが、鶴見線はすべて合わせても路線の総延長が10kmにも満たないのです。駅間距離は非常に短く、平日朝晩の通勤客輸送がメインとなっています。
今回は海芝浦駅を目指すので、6:30発の列車に乗り込みます。いっちょまえに駅ナンバリングなんぞ導入されていますが、短い支線がいくつもある鶴見線でナンバリングはどこまで役に立つのか…?
鶴見線では、懐かしの205系が今も現役で運用されています。昨年10月には武蔵野線205系のラストランが大きな話題となりましたが、まだまだ神奈川県内では鶴見線、南部支線、そして相模線で205系がバリバリ活躍中ですので、乗るなら早いうちに是非!
列車は3両編成での運行で、車内はかなり混雑していました。おそらくほぼ全員が海芝浦駅での初日の出見物客かと思われます。鉄道ファンも一部にはいますが、そうでない人の方が圧倒的に多いです。まさかここまで人が多いとは…。密を避けるつもりで2021年の初日の出は海芝浦駅を選んだのですが、これは予想外でした。
座席は満席、立ち客も多数ですがぎゅうぎゅうとまではいかないくらいの混雑率で、定刻通り鶴見駅を発車。しばらく高架区間を走りますが、既に外はもうかなり明るいです。
この列車が海芝浦支線の始発列車だからということもあるのか、途中駅でも若干の乗降はありました。しかし混雑率は一切変化することがないまま、浅野駅でカーブするホームに入り、支線へ。
支線区間の駅は途中に「新芝浦」と終点の「海芝浦」の2つがありますが、その駅名からもわかる通り、この海芝浦支線が走る埋め立て地には東芝の工場があります。人工島の淵を沿うように走っており、新芝浦駅は駅の外に出られますが海芝浦駅は駅の出口が東芝の施設と直結しているため一般旅客は駅の外に出ることができません。東芝社員が利用するのはわかるとして、これが「誰でも利用できる一般的な鉄道路線」としての扱いを受けているのが不思議に思えるくらいです。
6:41に終点の海芝浦駅へと到着。広い運河に面した1面1線のホームに、大量のお客さんが放出されます。
ホームが運河に面しているため、みなさんホーム上で初日の出を眺めることになります。乗ってきた列車は15分後に折り返しの鶴見行として発車しますが、みなさんこれは見送って初日の出を見届けるということになります。
6:49頃の空の様子は上の写真の通り。既に地表近くが真っ赤に染まっています。もうご来光の瞬間までは分刻みといったところで、これでも十分景色としては綺麗なのですが、決定的瞬間を捉えるべく寒空の下、体を震わせながら待ちます。ちょうど見えている対岸の工場群は扇島で、少し視線を右にずらすと鶴見つばさ橋も見えます。工場の景色と初日の出とは、何とも豪華な組み合わせです…!
そして、海芝浦駅で待つこと16分、ついに6:57頃、ご来光の瞬間です!
工場の合間から差し込む一筋の光、その瞬間の感動は言葉ではなかなか言い表せないものがあります。2020年は世の中が暗いばかりで「明るさ」「光」を感じる瞬間が少なかったわけですが、今この瞬間、2021年は少しでも明るい年になってほしい、いや間違いなく明るい年になる、と心のどこかで強く感じることができました。
ご来光がご来光として綺麗に見えるのはものの2~3分で、太陽はどんどん高く昇っていくため次第に周りもすっかり明るくなっていきます。
先ほども述べた通り、一般旅客は海芝浦駅の外に出ることができませんが、駅構内に公園が併設されており、元旦は初日の出客のために暗い時間から解放されていました。こちらにもかなり人が流れてきていたので、今年海芝浦駅で初日の出を見物した人は少なくとも100人以上いたと思います。
駅構内には、ICカードの簡易タッチ機があります。これを「出場→入場」の順でタッチすればOKです。まぁ実際には駅の外に出てないのに”出場”扱いになるのは何とも不思議な気がしますが。というかこれ、私のような鉄道ファンなら当然わかりますが、そうでない一般の人は意味がわかるのかな…?
なお券売機やチャージ機は設置されていないので、紙のきっぷで乗る場合は「乗車駅証明書」を取って乗車します。
しばし待っていると、折り返し鶴見行となる列車が入線してきましたのでこれに乗車します。海芝浦駅には待合室や寒さを凌げる場所がないので、おそらくほとんどの人がこれに乗り込んだと思います。どうやら鶴見線は開業90周年のようで、記念のヘッドマークが取り付けられた編成で入線してきました。
所定だと7:17発のはずのこの列車、入線が遅れたため発車も遅れ、結局3分ほど遅れ7:20頃に発車となりました。基本的に鶴見6:30発の列車でやってきた人がほぼ全員乗り込むので、混雑率は先ほどと同様かなり高い状態です。
再び十数分揺られ、鶴見駅に戻ってきました。
再び中間改札を通って乗り換えや出口へと向かうわけですが、案の定というか何というか、ほとんどの人が中間改札でエラーとなり、有人改札へと回っていました。恐らく海芝浦駅でタッチしなかったということなんでしょうね。ただこれは不正乗車を目論んでということではなくて、そもそも鶴見線各駅が無人駅であることや簡易タッチ機の存在、使い方を知らない人が多いのだと思いますから仕方のないことです。普通は海芝浦駅に着いて、カードをどこにも触れず折り返し列車に乗車することがおかしなことであるという風には気づいていただきたいところですが…。
私は一度鶴見駅を出て、松屋で新年最初の朝食を食べ、続いて曹洞宗大本山總持寺へやってきました。ここで初詣としたいと思います。
總持寺といえば、横浜市民なら一度くらいは聞いたことのある有名なお寺ですから、元旦の初詣は物凄い人になるんじゃないかと恐れていたのですが、案外そこまででもなく、まぁ普通に人は来ているがのんびり歩いても全く問題なし、三密も避けられるくらい人はぽつぽつといった様子でした。しきりに「分散参拝」が呼びかけられていたこともあって、功を奏したというところでしょうか。
もちろん感染防止対策は厳重で、境内ではマスクの着用必須や参詣順路の設定、また混雑時に使用すると思われる参詣整列位置のテープが地面に貼られていました。
おみくじの結果は「末吉」。旅行は「さしつかえない」とのことなのでありがたい限りですが、一方で恋愛については「今はまだ駄目です」ときっぱり言われてしまいました(笑)。今年で22歳になるのですが、私にもいつか春はやってくるのでしょうか…?
病気は「気を強くもてば安心」ということなので、今年は「コロナに罹るまい」という強い気持ちで生きていきたいと思います。
そうして初日の出と初詣を済ませた後は、「初風呂」ということで、今回は「ファンタジースパ・おふろの国」で新年早々ゆっくりお風呂に浸かってきました! 總持寺からだと歩いて25分くらい、鶴見駅からだと歩いて20分くらいかと思います。バスでも行けますが少し回り道をするため15~20分くらいかかり、所要時間はそこまで変わりません。
鶴見にはスーパー銭湯やサウナが数店密集しているエリアがあるらしく、この「おふろの国」もその一角にあります。入浴料は休日800円で、設備がとっても充実しており、いかにもスーパー銭湯といった様子です。ただしいい意味での設備の古さや独特の雰囲気はどこか町の銭湯にも似たものを感じ、両者のいいところをうまく合わせたコスパ最強のお風呂屋さんではないでしょうか!
元旦は朝8時から営業しているようで、私が行った際には既にかなり混雑していました。ただ浴場はかなり広いので、人が多いとはいえ寛げないということはなく、ゆっくりできました。おまけに露天風呂まであるので、私がお風呂屋さんに求める設備がほとんど揃っているといっても過言ではないでしょう。
特にサウナが有名のようなんですが、私はサウナは入らないので今回はスルーしました。
1時間以上ゆっくり寛ぎ、帰りはバスを利用します。うたた寝してたらあっという間に鶴見駅西口へと戻ってきていました。
というわけで、かなりいつもの記事よりも雑になってしまったかもしれませんが、これにて2021年の元旦旅は以上となります!
今年一年どんな年になるのか、まだ全然予想もつきませんが、少しずつでもかつての日常を取り戻していけたらと思います。
改めて、本年も当ブログをどうぞよろしくお願いします!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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