みなさんこんにちは! わたかわです。
「鉄道最速日本縦断2020」のシリーズがまだ途中ですが、今回から「2020鉄道トレンド旅」と題し、年末特別企画をお届けしてまいります!
気づけばもう12月。今年もいろんなことがありました。
新型コロナに振り回され、世の中がずっと、どんよりしていたように思います。
しかしそんな中でも、今年一年を振り返れば、明るい鉄道ニュースがたくさんありました!
今回はそんな2020年の鉄道ニュースから、特に大きく話題になった5つのトレンドを厳選してお届けしていきます!
2020年12月8日(火)
さて、やってきたのはいつもの横浜駅。
今回はここ横浜駅から、2020年を象徴する列車の1本目、「サフィール踊り子」に乗車していきます!
特急〔サフィール踊り子〕は、2020年3月のダイヤ改正より運行を開始した伊豆方面の特急列車です。30年に渡り運行されてきた「スーパービュー踊り子」が引退し、その後継列車としてE261系が新造され〔サフィール踊り子〕として華々しくデビューしました。
伊豆への観光客向け列車として毎日運行されていますが、今までなかなか乗る機会もなく、今回ついに初乗車となります! 区間は横浜から東京まで、わずか21分間ですが存分にその雰囲気を味わっていきたいと思います。
横浜駅7番線で待っていると、さっそく入線! こちらが伊豆急下田からやってきた、横浜16:28発の特急〔サフィール踊り子2号〕東京行です。丸みを帯びた先頭車両が印象的な8両編成の特急列車です。
上り列車なので、横浜駅はほとんど降車客向けの停車ですが、周りの視線をよそに乗り込みます! わずかな停車時間ののち、ドアが閉まり発車。
サフィール踊り子には「グリーン車」「プレミアムグリーン車」「グリーン個室」の3タイプがあり、最低ランクがグリーン車という何とも恐ろしい列車です。今回はサフィールのウリの一つともいえる「プレミアムグリーン」を確保しておきました!
プレミアムグリーンは上り列車だと最後尾1号車にあたり、座席配置は何と4列でも3列でもなく2列という豪華すぎる空間の使い方。全身を包み込むようにバックシェルで覆われており、リクライニングをしても後ろの人に迷惑がかからないようになっています。
そのリクライニングですが、何と肘掛けに備え付けの操作パネルで、ボタンを押すと自動で調整してくれます。背もたれのみならずフットレストもボタン一つで起き上がってくるので、すべて動かすとかなり寛げる体勢になります。
各座席にはインアームテーブルのみ備わっており、背面テーブルはありません。インアームテーブルというとどうしてもコンパクトサイズで、大きな物は置けないイメージがありますが、プレミアムグリーンの場合はそんなこともなく、背面テーブルレベルの大きなテーブルが肘掛けから出てきます。「肘掛けからこのサイズが出てくるとは!」とかなり驚きました(笑)。
そして車両側面の窓とは別に、天井には大きな天窓もあります。残念ながらもう夕方ということで、日も短くなってきていて外が暗かったので明かりが差し込む開放感は味わえませんでしたが、それにしても鉄道車両で天窓ってなかなか珍しくないですか!?
2020年の最新車両ということで、もちろんコンセントも完備。まぁこれほど豪華特急ですからスマホで暇を潰すまでもなく、あっという間に時間が過ぎていきそうですが。
いろいろと見物しているうちに、列車はあっという間に品川に到着。車両前方に設置されているこのディスプレイもとても大きくて見やすいです。何だか新幹線みたいですね。
品川を定刻通り発車し、次が終点の東京となります。いや、まってくれ、早すぎる…。
時間はあまりありませんが、他の車両も見物してみることに。プレミアムグリーンの隣にはグリーン個室の車両が2両連結されており、各車両に4人用個室と6人用個室が2部屋ずつ備わっています。人のいない部屋を外から覗いて、少しだけ写真を撮らせていただきました。
最近では定員数確保などもあって新幹線や特急の個室は絶滅危惧種になっていますが、そんな中でも令和の時代にデビューした車両に個室が設けられたことを嬉しく思います。まぁ個室は個室でも「グリーン」個室ですから、そうやすやすと乗れるわけではなく、また特に週末などは発売開始と同時に売り切れてしまいそうですが、いつか誰かと乗る機会があれば是非乗ってみたいものです。
個室車両の通路は、どことなく寝台列車の通路のような雰囲気もありながら、しかしここにも長い天窓が取り付けられていて、イマドキな感じもあります。車両が新しいということもありますが、内装が白系統の淡い色で洗練されていてとにかく綺麗ですね。
横浜~東京駅間21分間で、特急料金・グリーン料金あわせて3,310円という究極のブルジョワ旅もまもなく終わりが近づいてきました。っていうかまず横浜~東京駅間を21分で走破するのが凄すぎます。
そしてサフィールチャイムが流れ、16:49に列車は終点の東京駅に到着。この後は回送列車となります。
先ほど記事の冒頭で「スーパービュー踊り子の後継」という言い方をしましたが、明らかにスーパービュー踊り子とは格の違う列車であると感じました。近頃は日本のどこでも豪華列車がブームですが、一般発売される列車としては、この「サフィール踊り子」は東日本で最も豪華な列車といっても過言ではないでしょう。
次は是非とも、この列車で伊豆・下田方面へ出かけたいと強く思いました!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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