わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの現役男子大学生が全国を巡る!

日本最北端の駅「稚内」からスタート! 宗谷本線特急サロベツ2号で旭川へ【2020-10鉄道最速日本縦断1】

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みなさんこんにちは! わたかわです。

いよいよ12月に突入し、最近だいぶ寒くなってきましたね…私は日中でも暖房をつけてしまうのでこれから本格的な冬の到来が思いやられます。

既にTwitterを通じてご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、今回10月15日(木)~16日(金)にかけて「#鉄道最速日本縦断2020」という企画に挑戦いたしました。

もう2ヵ月近く前の話なので、ブログ記事にするのが大変遅くなってしまい恐縮なのですが、今回から数回に分けてその過酷な旅の様子をご紹介していこうと思います。

 

#鉄道最速日本縦断2020とは?

結論から申し上げますと、JR日本最北端の駅「稚内駅」からJR日本最南端の駅「西大山駅」まで、鉄道のみを利用した最速の乗り継ぎで移動するという企画になっております。

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稚内西大山駅間は3,080km

言わずもがな日本全国に張り巡らされたJRの路線ネットワークですが、その「最北端」の駅はJR北海道・宗谷本線の終点「稚内」となっております。そして「最南端」こちらはJR九州指宿枕崎線の「西大山駅」となっております。指宿枕崎線鹿児島中央枕崎駅間を結ぶ路線ですが、線路がU字を描くように薩摩半島内を走っており、その南端部に位置する途中駅が西大山駅なのです。

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学割適用でも24,110円

今回は稚内発、西大山着の学割乗車券を作っていただき、鉄道のみを利用した最速の乗り継ぎで最北端→最南端走破を目指します。普通列車はもちろんのこと、別途特急券等を購入することで新幹線・特急の利用もOKです。飛行機や船等は利用せず、あらゆる鉄道のみを利用した最速の乗り継ぎで列島を縦断してまいります。

営業キロにして3,080km、所要時間は29時間16分ということになっております。夜行列車も活用しての移動となることから、約30時間ほぼ休みなく列車に乗り続ける企画ということになります。果たして最後まで体力はもつのか、そして無事最速乗り継ぎにて走破できるのか!? まずは15日の朝の稚内駅からです!

 

2020年10月15日(木)

さて、3,080kmの旅のスタート地点となる稚内にやってまいりました。

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日本最北端の街・稚内

時刻は午前6時過ぎ、気温は7度。まだまだ東京は20度前後あった時期ですから、いかに寒いかがわかると思います。稚内駅が日本最北端の駅であると同時に、ここ北海道稚内市は日本最北端の市町村というわけですが、その名に恥じない寒さです。もちろん真冬に比べたら暖かいのでしょうが…。

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えげつない間隔の開き方

わりかし新しめの綺麗な駅舎内に入ると、右手側に改札口が。発車標を見上げてみると、これから乗車する6:36発の特急〔サロベツ2号〕旭川が表示されています。その下を見てみると…何と次の列車は4時間後のようです。これは本当に恐ろしいことで、当然ながら6:36発の特急に乗り遅れてしまうとその時点で鉄道最速日本縦断は失敗に終わってしまうということになります。

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今回の旅のはじまりにふさわしい看板も

改札外の待合スペースからは、線路とホームがガラス張りになっていて見渡すことができます。既にこれから乗車する列車が停車しており、その線路の端には「最北端の線路」と書かれた看板が立っておりました。ここにもまさに書いてある通り、私はこれから最南端の「西大山駅」を目指すわけです。

それでは時間もあまりないので、ホームへと向かっていきます。もちろん自動改札機などなく、列車の発車時刻にあわせた有人改札ということで、西大山までの乗車券と旭川までの特急券に入鋏してもらいます。西大山という乗車券で駅員さんがどんな反応をされるか少し期待していましたが、特に表情は変わっていらっしゃらないようでした。もしかしたら見慣れていらっしゃるのかも…?

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北海道の特急といえば青い車

改めて、こちらが今回乗車する宗谷本線の特急〔サロベツ2号〕旭川行です。キハ261系4両編成のローカル特急ですが、自由席・指定席、そしてグリーン車もしっかり組み込まれています。

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明るくて見やすい行先表示器

車体側面には、フルカラーの行先表示器も設置されています。宗谷本線の特急は、旭川稚内駅間を運行する特急サロベツが1日2往復、札幌~稚内駅間を運行する特急宗谷が1日1往復の計3往復体制となっています。2017年までは「スーパー宗谷」2往復と「サロベツ」1往復の計3往復すべてが札幌~稚内駅間での運行を行っていたのですが、車両の老朽化に伴い2往復の運行区間が短縮される形で旭川発着の列車が登場しました。宗谷本線は非電化路線ですが、旭川以南は電化区間ということで電車特急の運行が可能なため、旭川駅にて電車特急に乗り換える形になります。

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柵の向こうも鉄道用地のはず

ホームの柵には「日本最北端」の味のある文字が。その柵の向こうもバラスト敷きの更地となっていますが、おそらくかつては線路が敷かれたホームだったものと思われます。稚内駅は現在1面1線の頭端式ホームで、入線してくる列車はただ逆方向に折り返して発車していくことしかできない構造ですが、かつては2線以上の線路があったはずです。

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これより先に線路はない

ホームの端には、「JR日本最北端の駅」の碑が立てられています。実はかつてこれよりも先、さらに稚内港へと線路が続いていた時代もありましたが、現在は稚内駅にて車止めが置かれ、その先へ続く線路は廃線になっています。

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2号車は赤いモケット

それではいよいよ車内に乗り込み、列車は定刻通り6:36に稚内駅を出発! 約30時間に渡る壮大な旅がついにスタートです。

今回は普通車指定席の利用ということで、2号車へ。そこそこの利用者がいるなという印象ですが、満席とは程遠いです。

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肌ざわりの良いモケット

キハ261系自体はもう20年ほど前から運用されているJR北海道の看板特急車両ですが、内装はそこまで古さを感じず、首都圏の特急のような小奇麗な印象を受けました。座席もろもろ、もしかするとどこかで一度リニューアルをされているのかも…?(違ったらすみません)

真っ赤に映えるモケットの普通座席は、ものすごく柔らかいというわけでもなく標準的な座り心地ですが、表面の肌触りがよく、その意味ではとても快適です。

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南稚内もそれなりの主要駅のはず

稚内を出ると、サロベツ2号は南稚内、豊富、幌延天塩中川音威子府、美深、名寄、士別、和寒に停車し終点の旭川へと至ります。稚内旭川駅間が259.4km(東京~浜松駅間に匹敵)ということを考えればかなり停車駅は絞られている印象ですが、本当に栄えている主要駅というのはせいぜい南稚内と名寄くらいなんじゃないかと思います(偏見ですみません)。稚内を出て数分で南稚内駅へと到着し、ここからもかなりの乗車がありました。南稚内駅は稚内駅ほどではないにしろ、駅前に市街地が形成されているようなので停車は納得です。

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北海道といえばやっぱりセイコーマート

ここで旅の成功を祈願し、北海道名物(?)のセコマ惣菜で朝ご飯とします! 稚内駅に隣接するセイコマートで、「ペペロンチーノ」「鯖の塩焼き」「ポテトサラダ」の3品を購入しました。和なのか洋なのかイタリアンなのかよくわかりませんが、とりあえず大好物を集めた感じです。ペペロンチーノはこれほどのボリュームがあって何とたったの税込118円という破格の安さ。鯖とポテトサラダも100円台前半ですから、本当にセイコマートはどれをとってもコスパ最強です。「せっかく北海道に来たのにコンビニ飯かよ」とおっしゃるかもしれませんが、私に言わせれば逆にせっかく北海道に来たのにセコマ飯を食べない理由がわかりません(笑)。

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日本とは思えない景色

南稚内を過ぎると、一気に車窓には大自然が広がるようになります。抜海、勇知などの無人駅を颯爽と通過していきながら、窓の外に続く景色は文明が到達していないんじゃないかと思ってしまいます。

もちろん宗谷本線だけじゃなくて、大自然の中を走る特急って日本全国各地にあると思うんですが、本州の大自然とはまた少し異なる印象です。だいたい田舎を走るとはいっても、ところどころにぽつりぽつりと民家があったり、遠くの方に集落が見えたりとかするわけですが、この宗谷本線ではどこまで走っても人工物が一切視界に入らないんですよね。首都圏よりも気温が低い北海道では木々や枝葉が色づいてきて、紅葉がそろそろ見頃に近づいているといったところでしょうか。

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札幌までが通しの特急料金

今回乗車している特急は旭川行ですが、旭川では改札を出ずに札幌行の特急へと乗り継ぐことで、本来1列車ごとにかかるはずの特急料金が稚内~札幌駅間で通算されるという特例があります。特急券も1枚にまとめて発券されるのであたかも札幌まで乗り換えなしであるかのように見えますが、よくよく券面を見れば旭川乗換】と書いてあり、列車名も2つ、席番号も2つ印字されていますね。

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日本最北端の温泉郷

続いては豊富駅に停車。ここには日本最北端の温泉郷といわれる「豊富温泉」があるようです。何とも味のある古めかしい観光ポスターも、演出などではなく本当に昔から設置されているものなのでしょう。

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天塩川に沿って走る

幌延駅を過ぎると、列車は天塩川に沿って走ります。天塩川はかつて急なカーブを描くように流れる箇所が多数存在していたのですが、治水工事(?)によりカーブが比較的緩やかになったようです。工事の跡は地図上でも確認することができます。

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音威子府と書いて「おといねっぷ」と読む

8:38に列車は黒い駅そばで有名な「音威子府駅」に到着。残念ながら停車時間はわずかのため駅そばを味わうことはできません。

この音威子府駅がある「北海道中川郡音威子府村」は、日本一人口の少ない特急停車市町村としても知られ、また北海道内で最も人口の少ない市町村でもあります。2020年9月現在の人口は何と707人。村人全員が顔見知りでもおかしくないレベルではないでしょうか(流石にそれはないか)。

しかし鉄道においては古くから要衝とされ、かつてはこの音威子府から南稚内までを浜頓別経由で結ぶ「天北線」という路線もありました。現在でも天北線と同じルートで音威子府~浜頓別~稚内を結ぶ路線バスが走っています。また鉄道としては宗谷本線単体の駅になった今でも特急・普通列車問わずすべての列車が停車し、一部の普通列車音威子府を始発・終着とする運行体系がとられています。

ここまでで稚内を出てから約2時間が経過。かなりの時間が経過したようにも感じましたが、ここまででやっと稚内旭川の中間地点です。

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引き続き自然は豊か

音威子府を過ぎても、車窓が自然豊かであることには変わりありません。特急停車駅以外はだいたい人の気配が皆無といってよい無人駅が続きますから、駅に近づいたとて民家やら建物が増える首都圏の郊外の鉄道とはわけが違います。あいにくの曇り空ということで晴れ渡る明るい空とはいきませんでしたが、霧がかかったような幻想的な風景もまたここでしか味わえない貴重さがあります。

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ここまで来れば旭川は目の前

9:23に列車は名寄駅へと到着。宗谷本線の途中駅としてはおそらくここが最も大きな駅、最も大きな街かと思われます。人の流れも大きく、これより先は普通列車の本数も一気に増える区間となります。

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民家も遠くの方に見えてくる

もちろん名寄以南でも主要駅周辺以外では広大な風景が広がりますが、その中にもぽつぽつと民家が見えるのがわかります。抜海あたりの風景とは大違いです。

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線路がたくさん!

そして士別や和寒といった街も過ぎると、車窓右手には何やら広大な留置線が!

それまで200km以上単線だった景色が一変します。

ここはJR貨物北旭川駅というところで、新旭川~永山駅間に広大な鉄道用地が広がっています。もちろんその外にも民家や建物が比較的多く建っており、ここまでくるともう道北の大自然とはかなり異なる風景です。

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旭川市街地は高架線

新旭川駅で石北本線と合流し、高架線を進みながら旭川駅へと入線していきます。いよいよ終点はもう目の前…!

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旭川に到着!!

そして10:19、ついに列車は終点の旭川駅に到着です!

稚内からの所要時間は約3時間40分ということで、首都圏ではなかなか味わえない長時間乗車となりました。

旭川に着いたら、普通の人は「旭山動物園に~」とか考えると思いますが、最速移動を極める今回の旅では観光などしていられません。11分後に旭川駅を発車する札幌行の特急に乗り継ぎますが、その様子はまた次回ご紹介します。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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