わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

お得過ぎる! 京都丹後鉄道のカフェ列車「丹後あかまつ号」で舞鶴へ【2020-09京都10】

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は、2020年9月18日(金)~21日(月)で出かけた京都旅行の第10弾記事となっております。

前回は京都丹後鉄道の豪華特急車両「丹後の海」で福知山から宮津までやってきたので、今回はそれに続いて宮舞線の観光列車「丹後あかまつ」に乗車して西舞鶴方面へと向かっていきます!

前回の記事は以下のリンクから是非ご覧ください!

(京都丹後鉄道の路線ネットワーク等基本情報も以下の記事内で解説しております!)

watakawa.hatenablog.com

 

2日目 2020年9月19日(土)④

宮津駅周辺の散策を終え、駅に戻ってまいりました。

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3方向あるけど発車標は2枚だけ

さて宮津駅から続いて乗車するのは、15:37発の〔丹後あかまつ4号〕西舞鶴です!

京都丹後鉄道には「丹後くろまつ」「丹後あかまつ」「丹後あおまつ」という3種類の観光列車がありますが、サービスや価格設定、運行区間などがそれぞれ異なっています。

今回乗車する〔丹後あかまつ〕は天橋立西舞鶴駅間を1日2往復する観光列車(”カフェ列車”)で、乗車券のほかに乗車整理券550円を別途購入するだけで乗車可能です。

宮津駅の発車標を見上げてみると、線路は3方向にのびているのに発車標は2枚だけ。というのも、宮舞線宮豊線はどちらも左の発車標で表示されるようです。その2行目、赤文字で「臨時」と書かれた列車が今回の列車となります。

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みどりの窓口…的な?

宮津駅は主要駅ですから、有人窓口もしっかり設けられています。今回私は事前にネットで乗車整理券を予約し、クレジット決済を済ませた状態で当日現地での受け取りとしていたので、ここで受け取ります。ちなみに事前の予約をしていなくても、当日空席があれば乗車可能とのことですが、今回は連休中ということで全列車満席だったもようです。

さっそくホームに入り、列車を待ちます。始発駅は一つ隣の天橋立なので、この宮津駅での停車時間はわずかとなります。

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いよいよ入線!

さぁ、そしてやってきました! こちらが観光列車〔丹後あかまつ4号〕西舞鶴行です。

赤というよりもえんじ色に近い深みのある色で、何とたった1両気動車です。乗車の際に検温とアルコール消毒を済ませ、空席へと腰掛けます。座席定員制ですが指定席ではありません。

15:37に定刻通り宮津を発車。西舞鶴まで1時間弱、宮舞線の旅を楽しみます。

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さっそく記念乗車証

乗車するやいなや、さっそく記念乗車証とおしぼりがもらえます。乗車整理券がかなり大判なので、それを収納できるように記念乗車証も大判です。

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ここからも天橋立が見える

列車は宮津駅を出発すると、すぐに海岸に沿って高い所を走っていきます。ちょうど車窓左手側に湾を見渡しながら走ります。

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落ち着いた木目調の内装

車内は落ち着きのある内装で、木がふんだんに使用されたおなじみの「水戸岡デザイン」です。窓向きの座席、4人がけのテーブル席などいろいろな形状の座席がありますが、駅では「満席」と表示されていたにも関わらず1人あたりが2人分を占有できるような感じでした。おそらくコロナで乗車定員を半分程度にしているのかも…?

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景色最高では

列車は各駅に停車していきながら、うねうねと海岸沿いを走っていきます。栗田駅を出ると再び車窓左手側に海が見えてきました。今回私は左側の2人がけベンチシートに座ることができたので、海岸の絶景を目の前で堪能することができました!

この辺りは国鉄宮津線時代から変わらず景色の良い区間であったと思われますが、しかし一方で宮津線は採算の取れない路線であったそうです。だからこそ三セクに転換され、さらに上下分離方式まで取られて必死に路線が存続されているわけですが、こんな素晴らしい列車で素晴らしい眺め、最高じゃないですか。

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丹後由良にてしばらく停車

15:54、列車は途中の丹後由良駅に停車。ここで約14分間の停車時間が設けられています。単線のため列車の行き違いを行うようです。

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こっちは普通列車

ちょうど反対側のホームにやってきたのは、丹後あかまつ号と同じ顔をした白い車両。こちらは特に愛称などはないようで、ただの普通列車だそうです。思わず「丹後しろまつ」などという言葉が頭に浮かびましたが考えてみたらしろまつって何だよってなりますね(笑)。

宮津方面へと向かう普通列車1本、そしてレストラン列車「丹後くろまつ号」とすれ違いました。ホームで何か特段盛大なお出迎えやお見送りがあるわけではありませんが、しばしの休息となり、再び列車に乗り込んで16:08に発車です。

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由良川鉄橋からの眺め最高!

丹後由良駅を出ると、列車はすぐに由良川鉄橋を渡ります。ここが間違いなく、宮舞線で最も眺めの良い区間だと思います。柵のようなものもなくスリリングな橋の上を渡るので遮るものが何もなく、目の前に広がる絶景を存分に味わえます!

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売店もある

車内には売店もあり、お菓子や飲み物、グッズなどを豊富に取り揃えています。考えてみたら、わずか1両の車内に様々なタイプの座席と売店とトイレまでついているので本当にスペースの使い方がうまいなぁ…と思います。

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丹鉄珈琲を無料で飲む!

あまり乗車時間が長くはないのであれこれたくさん注文はできませんが、せっかくなので「丹鉄珈琲」を注文。ホットで380円、アイスで420円ですが、私は今回「海の京都周遊パス」を利用しているので、その特典として無料で丹鉄珈琲をいただくことができます!(1杯限定)

移りゆく車窓を眺めながら、香り豊かな珈琲を頂く。贅沢な時間が流れます。

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西舞鶴駅に到着!

そして列車はあっという間に終点の西舞鶴駅に到着。宮津駅から50分程度でしたが、宮豊線をたっぷり楽しむことができました! これだけ満喫できて追加料金550円は安すぎます。ただし1両なので元々座席が少ない上、コロナ対策として発売制限をかけている(と思われる)ので、ご乗車の際はお早めのご予約をオススメします!

最新情報やご予約は以下のリンクからご覧いただけます。

travel.willer.co.jp

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数々のヘッドマーク

西舞鶴駅のホームには、多数のヘッドマークも飾られていました。どれも「北近畿タンゴ鉄道」時代に運行されたイベント列車のもののようです。フェンスの向こうはJR舞鶴線のホームということで、元は同じ国鉄・JRの路線であった舞鶴線宮津線が今は完全に改札内エリアを分けられています。

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何か凄い駅舎(語彙力)

現在はJR舞鶴線と京都丹後鉄道宮舞線が乗り入れる西舞鶴駅。ガラス張りの大きな駅舎は何ともインパクトがあります。名前の通りここは「京都府舞鶴市」ですが、鉄道の駅で「舞鶴駅」という駅はなく、この西舞鶴駅と一つ隣の「東舞鶴駅」が2大主要駅ということになっています。京都から特急〔まいづる〕も東舞鶴駅まで乗り入れますが、東と西のどちらがよりメインなのかというと…やはり東舞鶴なのかなと思います。

16:27に丹後あかまつ4号がこの西舞鶴駅に到着した後、数分の接続で東舞鶴方面へ向かえる普通列車がありましたが、少し慌ただしいので1本見送ることに。少し西舞鶴駅周辺を散策していきます。

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舞鶴公園へ!

駅から少し北へ歩いた所に「舞鶴公園」がありました。ここは「田辺城」の跡地に整備された公園のようで、資料館もありましたが既に閉館時間を迎えてしまっていました。

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小学校の周りに…お城の城壁?

舞鶴公園の向かいには小学校がありますが、建物は普通なのにその周りを取り囲う塀が城壁のような、というかほぼ城壁でびっくりしました。

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列車はどれも「東舞鶴行」

さぁそれでは駅に戻り、1駅だけですがJRに乗車して本日の宿泊地である「東舞鶴」へ向かいます。

発車標を見ると、普通、特急、普通と続きますが、行先はどれも「東舞鶴」。綾部から敦賀まで、若狭湾に沿うようにJRの線路がありますが、実は途中の「東舞鶴」を境に西側が舞鶴線、東側が小浜線というように路線名が分かれており、東舞鶴を跨いで両線を直通運転する列車はほとんどありません。

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舞鶴より先へ行くのはちょっと不便

先ほども述べた通り、次の東舞鶴までは特急〔まいづる〕も日中2時間に1本程度乗り入れており、関東で言うと銚子へ向かう特急〔しおさい〕くらいの感覚かと思われます。

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新快速みたいなやつが入線

ホームで待っていると、列車が入線してきました。この17:20発東舞鶴に乗り込みます。車両は思いのほか新しい…?ですが2両編成です。夕方ということで車内はかなり混雑していました。

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舞鶴は高架駅

そして17:27に終点の東舞鶴駅に到着。こちらは西舞鶴と比べると駅舎がやや古めですが、しかしホームが高架化されているのでこれはこれでターミナル駅の風格があります。

この時は9月で17時台でもまだ明るいので、ホテルにチェックインする前に少し舞鶴の街中を散策してみることにしました。

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舞鶴線が通っていた

ここ舞鶴の地には、かつて東舞鶴から分岐して中舞鶴へと向かう国鉄舞鶴線がありましたが、1972年に廃線となり、現在は線路後が遊歩道として整備されています。東舞鶴~中舞鶴駅間は3.4kmと短い路線でしたが、戦前の1919年に開業後、戦時中は軍需輸送を目的として大いに活用されていたようです。

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北吸駅跡地

舞鶴~中舞鶴駅間には「北吸」と呼ばれる途中駅が設けられており、駅名標(おそらく再現)もその場所に設置されていました。目の前には公園があるので、もしかするとこの公園のある辺りにかつて駅舎があったのかもしれません。

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左側の歩道が少し広い

さらにしばらく歩き進めると、一般道と並走する区間に出てきました。右側には舞鶴赤れんがパークも見えてきます。先ほどまで歩いていた道はそのまま一般道に沿う様に歩道になったわけですが、歩道にしてはやや幅が広いようにも思えます。おそらくこの広めの歩道の部分も含め、昔は線路が走っていたのでしょう(おそらく単線)。

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舞鶴赤れんがパーク

舞鶴の象徴といえばこちらの赤れんが。複数の煉瓦造りの長屋が並んでいて、中はお洒落なカフェやらお店やらが入っているようです。男子大学生の一人旅にはなかなか入りづらい…というのもあり、外観だけ見て夜の舞鶴を楽しみます。

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レストラン海望亭

さて、そろそろ外も暗くなってきたので、夕食とします。赤れんがパークからさらに少し東へ歩いた所にある「レストラン海望亭」へ。

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舞鶴海自カレー(880円)

舞鶴の名物といえば、こちらの「海自カレー」(880円)。掃海艇「のとじま」の船内で提供される野菜たっぷりのキーマカレーを手軽に味わえます。辛さはマイルドで、野菜の甘みや旨みをたっぷり味わいながらペロリと完食してしまいました。美味しかったです!

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ホテルアルスタイン

そして今夜のホテルへとチェックイン。東舞鶴駅の目の前にある「ホテルアルスタイン」さんでGoToトラベルを適用し、6,930円のところ35%OFFの1泊4,505円で宿泊させていただきました。

 

今回はここまで。次回は「丹後あおまつ号」に乗車した様子をご紹介しますのでお楽しみに!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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