みなさんこんにちは! わたかわです。
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
東京からスタートした旅は2日目の朝を迎え、三河安城から再開していきます。
前回の様子は、以下のリンクからご覧ください!
2日目 2020年7月23日(木)①
「ドーミーインEXPRESS三河安城」をチェックアウトし、信号を渡ればすぐに三河安城駅です。
東海道新幹線屈指のローカル駅としても知られるこの三河安城駅は、1988年に開業した比較的新しい駅ですが、その構造は少々特殊になっています。東海道新幹線と在来線(東海道本線)の駅舎が少々離れており、それぞれ独立して改札口が設けられているのです。
駅構内図を見れば、その造りは一目瞭然。新幹線と在来線が交差する付近に駅が設けられており、どうしても新幹線駅舎と在来線駅舎に距離が生じてしまうようです。そのため、両駅舎間は長い長い連絡通路で繋がっています。
上の写真は前の晩に撮影したので外が暗いですが、在来線駅舎と新幹線駅舎を結ぶ連絡通路内部の様子です。あまりにも長すぎるので、途中に休憩スペースとしてベンチが設けられています。土合駅の階段みたい(笑)。
連絡通路の途中にある案内サインには、何と初代新幹線0系のピクトグラムまで。フォントを見ても、明らかに古いものだとわかります。
そしてこちらが、在来線駅舎です。新幹線の方はホームが高架なので改札口を含め駅舎は地上にありましたが、在来線の方は逆にホームが地上なので改札口は橋上駅舎に造られています。こちらもどことなく時代を感じるデザインで、開業当時は革新的なデザインだったのかもしれませんね…。
在来線駅舎から新幹線駅舎の方向を見ると、こんな感じです。曇っていて写真が暗いですが、台形の窓がたくさん並んでいるのが新幹線のホームにあたります。その途中から枝分かれして、写真手前側に向かって緩やかな登り坂になっているのが連絡通路です。この三河安城駅での新幹線⇔在来線の乗り換え需要がどれくらいあるのかはわかりませんが、この駅で乗り換えをされるという方は是非時間に余裕を持って予定を立ててみてください。
それでは、三河安城駅の特徴をたっぷりご紹介したところで、本日1本目の列車に乗っていきます!
やってきたのは、313系4両編成の岐阜行。例によって名古屋地区なので転換クロスシートですが、祝日とはいえ名古屋方面への通勤通学やお出かけで利用する人でそこそこの混雑です。転クロということで各座席は2人がけなのですが、ソーシャルディスタンスを意識してか、2人がけの席に1人しか座っていないという状況が散見されました。まぁ立っている人にとっては快適性は下がるわけですが、やはりみなさんそれなりにコロナ対策を意識されているのかなと思います。ちょっとこういうご時世なので自分も相席するのは避けておきました。コロナ禍前であれば特に長距離鈍行での移動などで立っていると疲れが溜まるので少しでも席が空いていれば座っていましたが、今回の旅ではそういったシチュエーションでは基本的に座らないようにしています。
途中の刈谷で、後続の新快速を先に通すためしばらく停車。私が乗車している普通列車の乗客もほとんどが新快速へと乗り換えていきました。おかげで刈谷から座ることができました。
車窓は閑静な住宅街から、徐々に都会的な雰囲気に移り変わっていきます。そして7:16に、本日最初の途中下車駅である熱田駅に到着しました!
熱田駅は東海道本線の普通列車のみが停車する駅で、三河安城と同様に快速系はすべて通過します。既に名古屋市内に入っているようですが、ここからすぐの名古屋駅まではぐるっと遠回りをしていくことになります。
旅客ホームは2面4線ですが、それとは別に隅にひっそりとたたずむ人気のないホームがあります。こちらは「カートレイン発着ホーム」で、かつて東海道本線・山陽本線で運行されていた、自家用車を積み込める夜行列車「カートレイン」が使用していたものと思われます。現在はこのホームへは立ち入れないようになっていますが、私はかつて団体ツアー列車でこのホームに運転停車をする列車に乗ったことがあります。現在は、列車が入線する機会すら非常に稀なのではないでしょうか。
駅自体が幹線道路から少し奥に入ったところにあるので、駅前もとても静かです。
さてみなさん、熱田といえば何を思い浮かべますか?
やっぱり熱田神宮を思い浮かべる人は多いと思います!
ということで、こんな朝早くですが、熱田神宮を観光していきたいと思います!
JRの熱田駅からは、南に10~15分程度歩きます。というか本殿自体は直線距離で駅からかなり近いのですが、本殿の近くに門はないので、門まで回り込むために少し距離があるといった感じです。熱田神宮へのアクセスとして最も有名なのは名鉄の神宮前駅で、こちらはかなりの主要駅なので便利だと思います。
それでは、東門から入っていきます。後ろを振り返れば目の前が幹線道路なのですが、鳥居の前に来るととっても静かな空間になります。
熱田神宮の特徴は、何といっても都会の中にありながら自然豊かで静かな境内です。両側から生い茂る木々が長いトンネルを作り出し、交通量の多い幹線道路の騒がしさは全く聞こえません。ただただ虫の鳴き声だけが響き渡ります。
朝7時台とかなり早い時間ですが、境内にはそれなりの人がいます。おそらく多くは地元の方の朝の散歩とかだと思われます。
境内には、観光客向けに熱田神宮の歴史や神話を紹介する長いパネルがあります。細かく読んでいくとかなり時間がかかりますが、結構興味深かったので気になる方は是非訪れてみてください!
パネルの横を通り過ぎ、鳥居をいくつかくぐると、本殿へと到着します。
熱田神宮の本殿は、思いのほか質素な造りに見えます。というのも、どうやら本殿自体は賽銭箱の向こうにあるようで、外からは見えない位置にあるようです。本殿のすぐ近くまでは立ち寄れませんが、ここで旅の安全を祈願しておきました。
そしてこちらが、本殿の右隣りにある「神楽殿」です。見かけはこちらの方が立派な本殿のようにも見えますが、この神楽殿はどうやら10年ほど前にリニューアルされたようです。先ほどの歴史紹介パネルにて、その当時の儀式の様子等も写真つきで紹介されています。
他にも熱田神宮の境内にはさまざまな歴史的建造物がたくさんあるのですが、ちょっと今回は時間がないので割愛します。急いできた道を戻り、JR熱田駅へと向かいます。
熱田駅からは、8:06発の普通列車に乗り込み1つ隣の金山駅で下車。ここで、東海道本線から中央本線へと乗り換えます。
ところ変わってこちらは名古屋市中区にあるターミナル駅です。東海道本線、中央本線のほか、名鉄線や地下鉄名城線・名港線が乗り入れます。名鉄のホームを東海道本線と中央本線が挟み込むようになっていて、名鉄のホームをJRが呑み込むような恰好になっています(笑)。
名鉄の乗り換え改札を横目に、この駅で中央本線へと乗り換えていきます。ちらっと名鉄の発車標を見ると、あっちへもこっちへも行く複雑な路線ネットワークであることがとてもよくわかります。きっと私は何年たっても名鉄の運行体系は覚えられないことでしょう。
金山駅から乗車するのは、8:19発の快速 中津川行です。隣の名古屋駅を始発として、岐阜県の中津川まで向かう列車です。日によってはこの列車が長野県の塩尻まで延長運転され、快速〔ナイスホリデー塩尻〕となるようです。私にとって今日は連休でナイスホリデーなのですがJR的には通常運転でした(笑)。
それでは、この列車で多治見まで向かいます!
車内はかなり混雑していて、しばらく立ち乗りとなりました。
今回もまた313系の転換クロスシートで、6両編成です。名古屋近郊では4両とか6両のような短い編成の列車もそれなりに走っているようですが、これでよく捌けますよね…。首都圏なら10両未満の編成がホームに入線してきたら乗客はだいたい殺意の目を向けますから(笑)。
金山から多治見まで、途中の停車駅は鶴舞、千種、大曽根、勝川、春日井、高蔵寺です。名古屋近郊では快速もそこそこ停車駅が多いですが、高蔵寺を過ぎると一気に車窓が都会から渓谷へと切り替わります。途中には定光寺や古虎渓といった秘境駅まであるようですが快速はこの辺りをすっ飛ばし、再び都会的な風景になったところで8:51に多治見駅へと到着です!
多治見駅は、中央本線の他に太多線も乗り入れる主要駅で、名古屋~長野駅間を結ぶ特急〔しなの〕も停車します。
多治見市の玄関口に恥じない立派な橋上駅舎が設けられており、その横では新たにタワーマンションやホテルの建設も進んでいます。名古屋からも通勤圏内となっている多治見は今後さらに発展していきそうです。
ここから先は太多線へと乗車していきますが、その様子はまた次回ご紹介します。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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